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2024年10月の読書メーターまとめ

黒百合お七
読んだ本
16
読んだページ
2794ページ
感想・レビュー
15
ナイス
199ナイス

2024年10月に読んだ本
16

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

黒百合お七
ああ、そういうことか。最後までちゃんと読んでアンケートに答えると、まるっと腑に落ちてすっきりします。後味は悪すぎるけど。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
15

黒百合お七
あのダイナミックなザ・キャビンカンパニーの絵で、四季折々のノスタルジックで物悲しく繊細な光景が描かれているけど、優しく見守り寄り添ってくれる夕陽の存在に心が温かくなる。その夕陽が少しづつ見えなくなっていって……からの最後の見開きのページの鮮やかさ。目が離せなくなる。各光景に添えられた詩的な文章も優しくて好き。
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黒百合お七
漱石マニアの漫画家による女子高生に転生しちゃった漱石マンガが面白くない訳ないじゃん。随所に漱石豆知識的小ネタが散りばめられてるのがたまらない。健康な身体で甘味満喫する姿に泣きそうにw そしてネットで文章発表してるようだけど、その場合「あの漱石の新作!?」扱いになるんだろうかとふと考えてしまった。先生の布良北斗評がめっちゃ気になる。彼も転生派なのかな
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黒百合お七
ネタバレ幽霊に会いたいのに見えない会えないシマくんが、そういう体質の琴葉と二人、京王線の調布から新宿まで、各駅ごとに不可思議な怪異と遭遇していく。果たしてシマくんは幽霊に会えるのか否か。……というノンシリーズのホラーかと思ったら。思いっきり恋愛ものだったし「桜上水」辺りからトーン変わってくるし。シマくんの「今日もいる」てそういう意味だったんだ。ポーンと投げ出されたまま終わり、結局どうだったかもやもやする「千歳烏山」「明大前」「笹塚」などあるけど、エピローグで佐々木るみ&青山くん登場したからどうでもよくなったw
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黒百合お七
ああ、そういうことか。最後までちゃんと読んでアンケートに答えると、まるっと腑に落ちてすっきりします。後味は悪すぎるけど。
が「ナイス!」と言っています。
黒百合お七
最近気になり追って作品読んでる作家さん達(背筋、斜線堂有紀、澤村伊智など)が参加されてるホラーアンソロで、たぶん書下ろしのその作品目当てで読んだのですが。一番強烈だったのが、平山夢明『鳥肌口碑』からの再録でした。やっぱり平山夢明最強最怖。『鳥肌口碑』読み返した方がいいような気がしてきました……。平山夢明「手びねり」「赤い手」「エレベーター」斜線堂有紀「火の手」背筋「私たちのおばけ」澤村伊智「誰にも訊けなかったから」北沢陶「十階の子」辺りがもうもうもう💦澤村伊智「お化け」はいったい
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黒百合お七
「人と人口」「宗教と政治」「文化」「歴史」「地理」など11章、100のテーマな地図から世界が見えてくる。見え方が変わってくる本。「パスポートの色」「ヘビメタバンドの数」「人とサメ、より殺されてるのはどっち?」身長の平均値とか人口比とか小数点はカンマかピリオドかとか、感嘆しつつただただ眺めているのが楽しい本でした。よく調べてる人がいるなあ。ヨーロッパの人口が意外と少ないことに驚き、ホワイトクリスマスの地域が少ないことも知れたり。しかし日本でキリスト教が急成長してるってマジですか!!
黒百合お七
2024/10/23 14:47

アイルランドでも英国でもグレートブリテンでもないマン島。気になって履歴を調べてしまった(英国王が領主とか)。「円の外側よりも内側に多くの人々が住んでいる」P.120~121の地図が印象に残ったという人がいた。アジアねえ。そして対蹠地マップ。日本の裏側はブラジルじゃなかった!!

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黒百合お七
精神世界的な物語かと思って読んだら、物理的な物語だった。「クジラがしんだら、なんになる?クジラのからだは、ふかい海の生きものたちのごちそうになる」私たちがめったに目にすることがない深海の世界での、生命の営み。一頭のクジラが、こんなに多種多様な生きものたちの命を支えているとは知らなかった。肉を食べる生きもの、骨を食べる生きもの、腐った骨を栄養に変えられる細菌がいて、その細菌を餌にする生きものがいる。鯨骨生物群集、ホネクイハナムシの存在をこの本で知りました。深海の濃藍色が静かで、でもとても豊かな絵本でした
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黒百合お七
まさに「謎解きはメッセージの中に」な短編集。冒頭の「ある女王の死」から心臓鷲掴みにされて大好きなんだけど、なんといっても「妹の夫」が抜群にいい。みんな「妹の夫」読んで、斜線堂有紀という作家の才能に震撼しよう!!ある特殊な状況下の限られた時間内で、言葉の通じない相手にいかに「妹の夫」を伝えるか、伝えられるのか。もどかしいやり取りにハラハラどきどき。そしてその顛末は。「妹の夫」で泣いた。最後の2行で泣かされた。「ワイズガイによろしく」も最後に置かれたトンチキな「ゴールデンディスクに~」もお気に入り。
黒百合お七
2024/10/14 15:33

「ゴールデンレコード収集物選定会議予選委員会」読み終えて”御竈門玖水”をググってしまった。彼は何もの?「雌雄七色」はその順に読めば腑に落ちるのか。でも紫が最後って言われてるし

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黒百合お七
ネタバレ私、『七人の鬼ごっこ』を読まずに三津田さんの新刊だからとこの本を読んでしまったけど、もしかしたら『七人の鬼ごっこ』を先に読んだ方がよかったかもしれない。摩館市シリーズというか、垂麻家シリーズとして続きそう。「ハーメルンの笛吹き」の伝承を扱い、過去の幼女連続失踪の謎と現在の連続殺人の謎を追う。納得できる形で犯人は特定されたものの、ラジオおばさんちの二階には誰がいるのか、貴奈子ちゃんが見つかったのかどうか明かされず、すっきりしない。もやもやが残る。「七人」「六人」と人数減ってるところも。早く完結編をー
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黒百合お七
「月」テーマにした絵本を探して、検索でヒットした絵本。「うきわなのに月なの?」疑問に思ったけど読んで疑問氷解。中学年か高学年の秋の読み聞かせで読んでみたい。
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黒百合お七
今昔物語にそのものずばりの話があるのではなくて、今昔物語から5つぐらいの滑稽譚を元にして絵本化したもの、らしい。いくら美味でも食べると踊り出す毒キノコと食用キノコを交換し、食べて踊り出しちゃう権大納言さまの食いしん坊ぶりが愉快。それにしても陰陽師、こんなところでも最強とは(笑)。
黒百合お七
2024/10/14 14:58

「金峰山別当、食毒茸不酔語」「尼共、入山食茸舞語」あたり読んでみたい

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黒百合お七
”発掘!未完のSFマンガ「サムが死んでいた」”楽しみに読んだら、すげえいいところで「続きは2025年初夏刊行予定の「萩尾望都スケッチ画集(仮)」で!!」でがっかり。買います買って読みますとも。あの詩集「少年よ」の表紙の少年がエドガーだったこと、アシさんたちの鼎談から意図的に絵柄を変えた期があったことなど興味深い話がいっぱい知れました。『残酷な神が支配する』あたりから離れてしまったんだけど『残酷~』はもちろん『バルバラ異界』などちゃんと読み直したい。
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黒百合お七
ネタバレ変な怪談を聞いて以来、突如怪異に襲われ始めたカレン。あれこれ対策するも万策尽きた彼女が藁をもすがる思いで頼ったのが「あしや超常現象調査」の晴子と越野。彼らが登場してから俄然物語が(不謹慎ながら)面白くなってくる。なんとなく「リング」を連想。令和の時代的にブラッシュアップするとこうなるのかなって。あれこれ情報量多くて盛り沢山なのに、どれも漏れなく作品に生かしてて最後の最後まで先の展開が分からない極上のエンタメ作品になってるのがスゴい。デビュー作なんて嘘みたい。ぜひ「あしや超常現象調査」シリーズ化を!!
が「ナイス!」と言っています。
黒百合お七
桜庭さんの探偵小説だーで、楽しく読了。「名探偵とは?」メタ的な探偵小説であり、人生半ば50歳にしてぴかぴか輝いてた青春時代を回顧する自分探し小説だったり、今日的社会問題をあれこれ盛り込んだ桜庭さんらしさを感じる小説だったりと盛りだくさん。自分のことを透明人間みたい、いるのにいない人間みたいと感じてる夕暮さんに共感。自立するさまに胸熱。これから先、また風さんとの人生が交錯することがあるのか、期待して待ちたいところ。
黒百合お七
2024/10/03 11:00

桜庭さんてもしかして刀剣乱舞をプレイされてる!?「わがままジュリエット」と目にするたびにあの歌声が脳内リピートするんですけどwww

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黒百合お七
ネタバレモキュメンタリーホラーを期待して読んだのに、まさにタイトルのまんま。ひりひり痛くて切ない青春小説だった。高校に残る怖ろしい都市伝説的言い伝えを丹念に拾い集めて考察すると、立ち現れてきたのは実は……て、都市伝説の成り立ちの過程を見てるかのようで、アプローチが面白くて、興味深くもあった。友人の自死をそうやって永遠に留めるのか。胸熱。しかし何気に表紙イラストでネタバラシもしてるね。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/05/26(6025日経過)
記録初日
2004/05/12(7500日経過)
読んだ本
1651冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
371344ページ(1日平均49ページ)
感想・レビュー
1458件(投稿率88.3%)
本棚
15棚
性別
現住所
栃木県
外部サイト
URL/ブログ
https://booklog.jp/users/naoko99/
自己紹介

七生子あらため黒百合お七です。

2024年もよろしくお願いします。


いま追いかけて読んでる作家さんは
西崎憲、高原英理、芦花公園、澤村伊智など

幻想、怪奇、恐怖、FT小説が大好きです。
読み聞かせ始めたせいで、絵本多め。



2023年読んだ本で好きな作品

斜線堂有紀『本の背骨が最後に残る』
高原英理『詩歌探偵フラヌール』

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