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2022年8月の読書メーターまとめ

Millet.K
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1389ナイス

2022年8月に読んだ本
11

2022年8月のお気に入られ登録
2

  • 春一番
  • maimai

2022年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Millet.K
異形meets異形。永遠の少女・二階堂奥歯が遺したweb日記が文庫になっていた。装画はさながら蒼き迷宮の入り口。蒐集した愛しきものたちを配し、万華鏡のようでもあり、大聖堂の天井画を仰ぎ見たかのよう。いや、これは空の色。あおむしくんのお腹の中から見た蒼ではないか。読み進めるほどにいろんな意味でヤられる。案の定毒感が書けない。一つには自分がwebに毒読日記を綴った時期と重なるから。どこかですれ違っていたかもしれない。4丁目の交差点か《樹の花》か教文館の階段の踊り場かもしれなかった。毒毒度:8 おあと5632冊
Millet.K
2022/08/28 08:25

書き始めは2001年6月13日。2003年4月26日に自死を告げる。読書量が膨大すぎる。就職してから年に365冊とな!? 好むジャンルがそれほど離れてはいないのに、出てくる書名の1割もかぶらなかった。マンディアルグやウィトキンの名にニヤニヤする。P・P・リード『生存者』のエピソードを見つけ、ををっとなる。所縁のあった13人が追悼文を寄せる。最後の仕事は中野翠とだったのか。2002年秋深まる頃、装幀家・菊地信義行きつけの《樹の花》で打ち合わせたとある。

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2022年8月にナイスが最も多かったつぶやき

Millet.K

■詩人警官ダルグリッシュシリーズ毒了■《キャバレーを見届けろ》企画でパンドラの匣を開けかけあぶねえあぶねえ■イベント参加中はほぼ怪奇してない天邪鬼■夏の記憶はゼロ年代の常陸太田市。遊里跡がなかなか特定できず徘徊した■2022年7月の読書メーター 読んだ本の数:18冊 読んだページ数:5841ページ ナイス数:1899ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/200370/summary/monthly/2022/7

■詩人警官ダルグリッシュシリーズ毒了■《キャバレーを見届けろ》企画でパンドラの匣を開けかけあぶねえあぶねえ■イベント参加中はほぼ怪奇してない天邪鬼■夏の記憶はゼロ年代の常陸太田市。遊里跡がなかなか特定できず徘徊した■2022年7月の読書メーター 読んだ本の数:18冊 読んだページ数:5841ページ ナイス数:1899ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/200370/summary/monthly/2022/7
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2022年8月の感想・レビュー一覧
11

Millet.K
過去の毒読日記で発見した、ほぼ二十年前の毒了本。かつては国内作家もエッセイも少しは読んでいたのだ。真理子お姉さまの偏愛的映画論&俳優論には沢田研二の名もあり《キャバレーを見届けろ》の一部といえなくもない。ただ、愉しむにはそこそこ小池真理子の作品世界を知っていることが条件だ。『太陽と月に背いて』でランボーを演じたディカプリオの疎外者ぶりを「イノセントなふてぶてしさ」と表現。男優よりも女優を観る目の方にドキドキする。若尾文子の“獰猛な不満”を湛えた口元がエロティックとか凄すぎる。毒毒度:3 おあと5629冊
Millet.K
2022/08/31 17:30

“なのに、この人はどこかが崩れているのである。いつもどこかが崩れそうになっているのである。固くこりこりと実っていたはずの果実が、じっと眺めているうちにみるみるうちに潤いを帯び、水を満たしたかと思うと、呆気なく形を崩し、強い芳香を放ち、やがて腐り、枝からボタリと音をたてて地面に落ちていく時のように、いやらしく危ない感じがする”(デーモンの瞳 シャーロット・ランプリング P193)この表現はほぼホラーかも。そういえば小説『蔵の中』の、腐ったマンゴーの描写が凄かった。

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Millet.K
“いまでも、あのうねるようなイントロを聴くと、沢田の酷薄な美貌が薄闇の中から浮かび上がってくる。恐ろしく投げやりなくせに少女の肌みたいに傷つきやすく、女に何も期待していないのに顔だけは花がほころぶように微笑っていて、だけど目だけは決して微笑っていない” “どこまでも堕ちていく人間の、気が遠くなるような悦楽の歌”(時の過ぎゆくままに)『八本脚の蝶』を再毒しつつ自分の毒読日記をふり返る。2003年5月3日、おあと9066冊とある。最後に聴きたい歌は? その時でも答えられるかどうか。毒毒度:4 おあと5630冊
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Millet.K
とどまれ、あれ、の残響。生き延びるための書物だったのに。おあと5631冊
Millet.K
2022/08/31 13:37

“忘れないために、思い出すために、蘇らせるために、必要な四冊の本”(2003年4月3日) ■金子千佳『遅刻者』https://bookmeter.com/books/4822717 ■アニー・ディラート『アメリカン・チャイルドフッド』https://bookmeter.com/books/490819 ■木地雅映子『氷の海のガレオン』https://bookmeter.com/books/572622 ■古川日出男『アビシニアン』https://bookmeter.com/books/485151

Millet.K
2022/08/31 13:42

子どもの頃、声に出さなくても本が読めるということを発見、それまでの3倍速で咀嚼していったという。見落としていた。森博嗣『すべてはFになる』〜『有限と微小のパン』までシリーズひっくるめて恋愛ものベスト15の一つだ。11冊増えても共毒本は1割。自分のおあと10000冊は1999年7月23日『すべてはFになる』から始まった。2001年6月13日の毒読記録はなく、6月10日グイン・サーガ・クロニクルを手にほくほくしている。そうだった。当時、時速150頁でいけるグイン・サーガは大事なバロメーターだったのだ…

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Millet.K
異形meets異形。永遠の少女・二階堂奥歯が遺したweb日記が文庫になっていた。装画はさながら蒼き迷宮の入り口。蒐集した愛しきものたちを配し、万華鏡のようでもあり、大聖堂の天井画を仰ぎ見たかのよう。いや、これは空の色。あおむしくんのお腹の中から見た蒼ではないか。読み進めるほどにいろんな意味でヤられる。案の定毒感が書けない。一つには自分がwebに毒読日記を綴った時期と重なるから。どこかですれ違っていたかもしれない。4丁目の交差点か《樹の花》か教文館の階段の踊り場かもしれなかった。毒毒度:8 おあと5632冊
Millet.K
2022/08/28 08:25

書き始めは2001年6月13日。2003年4月26日に自死を告げる。読書量が膨大すぎる。就職してから年に365冊とな!? 好むジャンルがそれほど離れてはいないのに、出てくる書名の1割もかぶらなかった。マンディアルグやウィトキンの名にニヤニヤする。P・P・リード『生存者』のエピソードを見つけ、ををっとなる。所縁のあった13人が追悼文を寄せる。最後の仕事は中野翠とだったのか。2002年秋深まる頃、装幀家・菊地信義行きつけの《樹の花》で打ち合わせたとある。

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Millet.K
“目を覚まして、パトリシア”(P304)子ども二人、犬のラグタグ、認知症の義母の世話に日々追われる主人公。精神科医の夫は家で起きることに関心なし。読書会は高尚すぎて息抜きにならない。犯罪実録モノ毒書会に乗り換え、魅力的な隣人男性を招いたが…映画『ロストボーイ』ノリのホラーコメディと思ったら大間違い。捻くれまくった吸血鬼もの?いや吸血鬼は象徴にすぎないのだ。覚醒にこれほどまでの代償を払わねばならないとは。53冊の関連文献が興味深い。【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の三・和洋折衷〉毒毒度:5 おあと5633冊
Millet.K
2022/08/20 20:46

“パーティーはリビングからダイニングへと広がり、そこでテーブルを囲んでくるくるまわっていた。テーブルの上には小型のハムビスケット、チーズストロー、ピメントチーズのサンドイッチ、明日の朝手づかずで捨てられるだろうクリュディテ”(P142)“墓地の脇での葬礼が済むと、グレイスが家を解放して、山のようなキッシュやハムビスケット、キティのキャセロールにスリックのアンブロシア、そしてみんなが持ち寄った冷製肉の大皿”(P154)クリュディテは生野菜サラダ、アンブロシアはフルーツサラダ。アメリカ南部料理らしさいっぱい。

Millet.K
2022/08/20 20:47

“これは吸血鬼についての本でもある。吸血鬼とは、あの象徴的な、アメリカにおけるさまよう男の典型だ”(著者による註記 P6)吸血鬼が象徴しているのはコリン・ウィルソン的アウトサイダー(漂泊者)だと思うのだが、著者があげている関連文献でも、特殊翻訳家・柳下毅一郎による「実録殺人マニアのための読書会」でも、コリン・ウィルソンに一切触れられていないのは不思議。53冊の関連文献のうち邦訳があるのは34冊。うち既毒12冊。個人的にマーチ『悪い種子』既毒はハナタカです。倫理学のTEXTだった『冷血』読み直そうっと。

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Millet.K
“わたしにはすてきな親戚がたくさんいる”(P409)行って親戚の容疑を晴らしなさい。一人ではダメあの白マントヒヒを連れてね…待ってましたぁ〜お気に入りシリーズの最新刊。ぬぁんとリディア母の命でミシシッピ・デルタへ飛ぶ二人。南部特有の確執、白でも黒でもない中国系移民、ペーパーサン、生き残るための連携、1927年大洪水。調べるほどに親戚は増え謎が解けないもどかしさ。かなり都合良くまとめちゃった不満は残るものの、長年のファンには最終頁に特典が!? 次作、次々作の邦訳を待つただ待つ。毒毒度:ー4 おあと5634冊
るい
2023/07/30 08:33

Millet.Kさん、こんにちは。車、お詳しいのですね。そんな楽しみ方ができるなんて羨ましいです。新刊がでましたが、もうお読みになられたでしょうね。私は、今日、読み始めるところです。😊

Millet.K
2023/07/30 20:18

Rui Satoさん、コメントありがとうございます。クルマは詳しくはないですがスポーツカーとオープンカーが好きなものでついつい・・・最新刊はこれからですよ〜再来月くらいになりますでしょうか。

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Millet.K
“わたくしは、意地悪をしたい。わたくしを裏切った何かに、文句が言いたい。いま見ているとはちがう夢を見たい”(あとがき)アンソロジイ『ガール・イン・ザ・ダーク』で数十年ぶり再会。連作「趣味は殺人」の第3話「トゲのある花束」が収録されたオリジナルがコチラ。童話作家のイメージとは違うブラックな立原えりかが読める。少女が抱く可憐で残酷な敵意。これぞまさにゴシックではないか。新書館のこのシリーズには宇野亜喜良の装画&挿絵がぴったり。どうせ書影が汚かろうと思いきや意外にも極上につき登録〜毒毒度:ー3 おあと5635冊
Millet.K
2022/08/17 12:14

サイン本なのはただの偶然。収穫の記憶としては商業施設火災で水濡れした(あるいは水濡れを免れた)本の処分市みたいな状況だったかと。この作家との出会いはさらに遡り子供の頃、母親が百貨店の新古本市で収穫してきた『ちいさい妖精のちいさいギター』。収録作「星へ行ったピエロ」を、アコースティックギター&朗読で演ったことがある。そんなふうに一冊の本との出会いや、書店で本と目が合った時の気持ち、本にまつわる記憶がよみがえってくるのは悪くない。

Millet.K
2022/08/17 12:17

当時、都内でも新書館のFor Ladiesシリーズを置く書店はけっして多くなかったもよう。「紀伊国屋書店のFor Ladiesの前で」というのがオシャレな待ち合わせ場所だったらしい。わが家の書棚には伊藤杏里、岸田理生、萩尾望都、竹内健、もちろん寺山修司。For Ladiesといえば宇野亜喜良のカバー装画が多いが、竹内健『世界でいちばん残酷な話』の装画=藤本蒼とは不二本蒼生画伯の本名。

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Millet.K
“名指しては駄目だ”(ブラックウッド「柳」P88)まず怪奇紳士15人の紹介頁にワクワク。呑んだくれ二題インゴルズビー伝説〜エイクマンの異界幻想まで未毒既毒問わず垂涎しまくれる。骨董古書古屋敷教会など小道具大道具は英国怪奇のお約束。スパニエルはじめワンニャン愛らしくも悍ましいのもお約束。そもそも中州でキャンプあっかーん引用作。幽霊の出ない幽霊屋敷話が上手いオニオンズ期待通り。エイクマンに絵画『イギリスの見納め』が添えられるも佳き哉。【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の三・和洋折衷〉毒毒度:5 おあと5636冊
Millet.K
2022/08/14 13:08

“次の瞬間、ぼくもヒューもごく普通の鏡を見ていることに気がつき、サイラスがほふっと軽い音を立てて暖炉前に敷物の上に跳びおりた”(F・F・ベンスン「チッペンデールの鏡」P32)怪奇はそっちのけ?猫のサイラス大王かわええ〜サイラスの身に何も起こらなくてホッとする。ちなみにM・R・ジェイムズ「ポインター氏の日記帳」とウェイクフィールド「中古車」に出てくるスパニエルも大丈夫だから安心してくれ皆の衆。コッパー「灰色の家」のは邪悪だがな・・・

Millet.K
2022/08/14 13:09

“食事の後、二人は音楽室に入り、それぞれの演奏を聞いたり、合奏したり、二台のピアノで連弾したりした。合間にメイドがコーヒーとロクムを持ってきて、二人のあいだのテーブルに”(エイクマン「眺望」P259)静養のためイングランドを離れた主人公。船上で美女に誘われ「入江荘」に落ち着く。不死なる者の名は口に出せないと彼女は言い…ロクムというトルコ菓子はコメントで何度か話題になった例のターキッシュ・ディライトですな。音楽室にはピアノが二台ある設定。二台使えば合奏、連弾ならピアノ一台では? 原文ではどこにかかってる?

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Millet.K
“世界というのは自分が思っているよりずっと正常なのだ”(獣 P9)残酷耽美可憐を合言葉とする不穏文学大集合。引用作〜〆の「ファイナルガール」まで、世界に対峙する少女を堪能した。皆川博子&小川洋子はさすが〜立原えりかは初出が新書館、宇野亜喜良挿画の1篇だ。「ひなちゃん」はキュートな幽霊話。作中セリフにもあるハードボイルドでSFでホラーでFTで最強かも。「八本脚の蝶」の作者をもっと知りたい。水の匂いが大濱普美子を思わせる「満ちる部屋」も◎。【日本の夏は、やっぱり怪談】〈和洋折衷編〉毒毒度:4 おあと5637冊
Millet.K
2022/08/10 14:04

“一冊の書物のなかで、わたしは何十年、ときには何百年を過ごし、恋を知り、闘争を知り、復讐を、苦悩を、裏切りを”(皆川博子「想ひ出すなよ」P41)“蓋に綺麗な絵のついたハイカラな缶からチョコレートを出してくれることもあった。色とりどりの銀紙に包まれたチョコレートは、たいそう贅沢な香りを放っていた。わたしは紙の皺を丁寧にのばして、とっておいた”(P46)隣家の離れに住むエダは大人の本をたくさん持っていた。祥子の従姉と聞いたのに、祥子の父の囲い者だと宮子はいう。わたしは宮子を激しく憎み…

Millet.K
2022/08/10 14:05

“バニラアイスクリームの中に、オレンジや水色やピンクや黄色をした小さな氷の破片が混ざっている。パッケージがまた魅力的で、赤ちゃんの頭がすっぽり入りそうな円柱のアルミ缶に、星型の銀紙が貼りつけてある。ショーケース脇の冷蔵庫に並んでいるが、もちろん食べたことはないし、実物を間近で見たこともない”(小川洋子「美少女コンテスト」P128)母の宝物は私の赤ちゃんコンクール優勝時の新聞の切抜き。今度は美少女コンテストに出ることになった。嫌がる私に、ご褒美としてあのアイスクリーム“星空のしずく”を買ってくれるという…

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Millet.K
“おまえは選ばないといけない”(もののあはれ P121)リリカルシニカルヒストリカル好みのSFどまんなかケン・リュウだったら間違いない〜かてて加えてべストと聞いて読まない選択あるわけない〜映画『Arc』公開記念編纂とのことだがあえて映像抜き、泣く気満々で臨む。はたして箸休めナシ滂沱し続けるすばらしさ。産まれたこと生き延びること。望まずに生まれ死ぬるのも人間。家族として人として人類として、一つひとつの選択、一つひとつの決断がしみた。折り紙は一枚の紙にも戻れるし別の形にもなれる。毒毒度:6 おあと5638冊
Millet.K
2022/08/21 10:45

ー10から+10まであるよー! 2021毒毒ランキングには9もあるぜ!

みみみ
2022/08/21 13:34

9?それはびっくり。怖いもの見たさで探してみるわ!

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Millet.K
アンソロ爺アシモフ+生涯編集1298冊だが当時はひよっこグリーンバーグ+ウォーのトリオ編集。【日本の夏は、やっぱり怪談】参加の方は経緯をご存知かと。既毒とはホント面目ない〜当の大捜索案件「デトワイラー・ボーイ」は、異形の哀しみを描くハードボイルド。初期C&Pを髣髴とさせる饒舌スレスレ一人称。作者早逝が惜しまれてならぬ。他所者+変わり者コンビが真相に迫る「グリーン・カー」。密室モノ「アーム」は母狩りやオーガンレッガーてな不穏ワードが唆る。シマックとテンはSFならではのシニカルさ。毒毒度:4 おあと5639冊
Millet.K
2022/08/06 08:33

アイザック・アシモフ(1920-1992)、マーティン・H・グリーンバーグ(1941-2011)、チャールズ・G・ウォー(1943-)。アシモフせんせえが絡むこの手のアンソロジイは、背も表紙も「アシモフ他編」表記が多い。90年代になるとアンソロジイの多くが「キング他」となる。 初毒レビュはコチラ→ https://bookmeter.com/reviews/43984198

Millet.K
2022/08/06 08:34

“そいつは背が高く、痩せていましたが、筋肉質で、イングランド風のハンサムな顔だちでした”(イプスウィッチの瓶 P109)オカルト探偵・ダーシー卿の容姿を描写している箇所だが、イングランド風イケメンってどんな感じかわからん。第7代ウェストミンスター公爵、ヒュー・リチャード・ルイ・グローヴナーとか?

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/03/21(4643日経過)
記録初日
2004/04/04(7551日経過)
読んだ本
3595冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
1223417ページ(1日平均162ページ)
感想・レビュー
3143件(投稿率87.4%)
本棚
20棚
自己紹介

海外ホラー、ミステリ、SF主食の異形読み。
1999年「死ぬまでに10000冊の毒書」を宣言、
年間250冊を読みすすめるも途中7年の沈黙。
2012年、読メ登録とともに復活を果たす。
短編好き。アンソロジストに憧れを抱く。
紙本主義。装丁など本の佇まいにこだわる。
版ヅラやノンブル位置にキビシイ「組版警察」
密林のドイヒー画像が許せぬ「書影警察」
プラクティス好き「試走警察」

三一書房『サイコミステリーベスト100』を
2019年6月、30年がかりでコンプリート。
2020年11月「おあと6000冊」達成。
2023年3月プロフィール更新。

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