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2023年10月の読書メーターまとめ

Millet.K
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11
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2497ページ
感想・レビュー
10
ナイス
884ナイス

2023年10月に読んだ本
11

2023年10月のお気に入り登録
1

  • ジョージ

2023年10月のお気に入られ登録
1

  • ジョージ

2023年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Millet.K
“ゴーストライター急募! 年収1万ドル。ちょろい仕事。毎月ちょっとタイプを打つだけ。でも忘れるなよ、こんなクソを一生つづけられるやつはいない”(P260)『私が選ぶ国書刊行会の3冊』にて2票獲得。杉江松恋「とんでもないメタフィクション」中原昌也「破滅的」とな。締切のストレス下にある自称エセ作家。ポルノを仕上げるはずが人生を呪い、やり直せぬ過去と妄想でタイプ用紙が埋まる。書いては破るも一章ジャスト25頁におさまる悲しい性…DEWの普通小説にして人間怖えぇ小説家怖えぇ〜なホラー!? 毒毒度:4 おあと5470
Millet.K
2023/10/26 15:12

“ほとんどの場合、書き直しはいっさいしない。早い話、あまりに内容がひどすぎて自分でも読み直す気にならないのだ”(P33)“ただ流されていただけで、人生の舵をとってる人間は誰もいなかった。ぼくはいちばん楽な潮流に乗って”(P68)“生まれてからずっと、すごく底の浅い人生を送ってきた”(P290)“失敗は、そもそも大学を卒業したこと”(P297)第一志望を貫き通せない、何かをやりきったことがない、赤いバスを待っていたはずが先に来た青いバスに乗っちゃうような人生を送ってきた者にはイタすぎる文言でひたすら呪われる

Millet.K
2023/10/26 15:13

“残念なことに、このタイプライターは活字がパイカだ。ぼくがいつも使っているのはエリートだから、ワード数のカウントがややこしくなる”(P296)“見本帳を開くと、さまざまなフォント(活字体)で、この文章がずらっと印刷されているのだ(日本では、写研の見本帳の「愛のあるユニークで豊かな書体」という例文が有名である)”(P312訳注より)時折ツボる。パイカ懐かしすぎる。訳注にもツボる。確かに写研の例文は覚えているが、今世紀に入ってから写研の見本帳って見たことがない。

が「ナイス!」と言っています。

2023年10月にナイスが最も多かったつぶやき

Millet.K

■完全プライベートな弾丸遠征。帰途、隣席男性MacBookAirを立ち上げ寝落ち。画面は欧文。学会帰り?画面にご本人の名までデカデカ表示の謎アピール。こちとらチャラけた格好だから気を抜いたのか■某人気スポット十年前撮影。悪天候後の強烈な陽ざしが狙い目■2023年9月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2777ページ ナイス数:951ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/200370/summary/monthly/2023/9

■完全プライベートな弾丸遠征。帰途、隣席男性MacBookAirを立ち上げ寝落ち。画面は欧文。学会帰り?画面にご本人の名までデカデカ表示の謎アピール。こちとらチャラけた格好だから気を抜いたのか■某人気スポット十年前撮影。悪天候後の強烈な陽ざしが狙い目■2023年9月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2777ページ ナイス数:951ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/200370/summary/monthly/2023/9
コットン
2023/10/02 12:19

第三の男のラストより綺麗ですね。

Millet.K
2023/10/02 15:27

コットンさん、いやいやいや、カラーだから綺麗に見えてるのかもです。ちなみに『第三の男』のあのシーンはウイーンの墓地だったかと思いますが、樹木はユリノキ? コチラはメタセコイアです。

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2023年10月の感想・レビュー一覧
10

Millet.K
“天と地の表情があっという間に変わっていく時間”(ダーレス「ロスト・ヴァレー行き夜行列車」P405)闇は滅びず。旧き佳きものが新たに読める新紀元社まいどGJ。ミステリに登場する魔術は得手とは言い辛いがこのジャンルならすべて良し。遠すぎた四マイル「五月祭前夜」六マイルも遠すぎた「真夜中の礼拝」七マイルは遠すぎたデ・ラ・メア。呪文ベンスン、邪悪との死闘ウェイクフィールド。長めでも読ませるオカルト探偵物Mローレンス。とくに音楽描写が◎ブラヴァツギー、日常がひっくり返る引用作も大好物。毒毒度:5 おあと5468冊
Millet.K
2023/10/30 10:26

“居心地のよい部屋も用意するし、こう見えて私の料理の腕はまんざらでもないよ”(クラーク・アシュトン・スミス「魔術師の復活」P240)“夕食は雇い主の手料理で、安食堂に飽きていた私には歓迎すべきものだった。カーンビイ自身、緊張がほぐれてきたようだった。食後にソーテルヌ・ワインを嗜むうちに、彼は饒舌になり”(P243)語り手は秘書に応募した。アラビア語に明るい点が評価され、面談即決。今日からでも住み込みでと言われ・・・

Millet.K
2023/10/30 10:27

“もう死ぬほど腹が減っていた。ハムサンドは乾いてパンの端がめくれていたがまだ充分に食べられるし、ありがたいことに、ペノイヤー用にチーズやトマト、ビスケットが数枚に林檎が二、三個、それに上品なフルーツケーキも数個入っていたので、二分としないうちに、僕らはいそいそと”(P370)“今回はきみに同行してもらう必要はないから、空腹でいなくともよいが、赤身の肉と煙草と酒には指一本触れないように、いいね?”(P372)マージョリー・ローレンス「蟹座と月の事件」はオカルト探偵連作。ペノイヤーと弟子ジェリーが黒魔術と闘う

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Millet.K
図書館にて。愛馬デイジーの出産を見守る女性とにゃんこ。装画のやさしいタッチが好ましく手に取った。絵本は心を鎮める。さ、また毒を吸収しようっと。おあと5469冊
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Millet.K
“ゴーストライター急募! 年収1万ドル。ちょろい仕事。毎月ちょっとタイプを打つだけ。でも忘れるなよ、こんなクソを一生つづけられるやつはいない”(P260)『私が選ぶ国書刊行会の3冊』にて2票獲得。杉江松恋「とんでもないメタフィクション」中原昌也「破滅的」とな。締切のストレス下にある自称エセ作家。ポルノを仕上げるはずが人生を呪い、やり直せぬ過去と妄想でタイプ用紙が埋まる。書いては破るも一章ジャスト25頁におさまる悲しい性…DEWの普通小説にして人間怖えぇ小説家怖えぇ〜なホラー!? 毒毒度:4 おあと5470
Millet.K
2023/10/26 15:12

“ほとんどの場合、書き直しはいっさいしない。早い話、あまりに内容がひどすぎて自分でも読み直す気にならないのだ”(P33)“ただ流されていただけで、人生の舵をとってる人間は誰もいなかった。ぼくはいちばん楽な潮流に乗って”(P68)“生まれてからずっと、すごく底の浅い人生を送ってきた”(P290)“失敗は、そもそも大学を卒業したこと”(P297)第一志望を貫き通せない、何かをやりきったことがない、赤いバスを待っていたはずが先に来た青いバスに乗っちゃうような人生を送ってきた者にはイタすぎる文言でひたすら呪われる

Millet.K
2023/10/26 15:13

“残念なことに、このタイプライターは活字がパイカだ。ぼくがいつも使っているのはエリートだから、ワード数のカウントがややこしくなる”(P296)“見本帳を開くと、さまざまなフォント(活字体)で、この文章がずらっと印刷されているのだ(日本では、写研の見本帳の「愛のあるユニークで豊かな書体」という例文が有名である)”(P312訳注より)時折ツボる。パイカ懐かしすぎる。訳注にもツボる。確かに写研の例文は覚えているが、今世紀に入ってから写研の見本帳って見たことがない。

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Millet.K
“おまえは絶対にあきらめない。それと嘘をつかない”(P19)殺人の前科があるサムから風変わりな依頼「俺が連続殺人鬼だと証明してくれ!」アンソロジイ→短編集→長編へと理想の交際に進展、愛おしいシリーズの最新作。取り巻きともどもクセ強N.Y.アートシーンが生々しい。真相は早々に察知。実は二人が男女関係にないのも好きなポイントの一つだった。関係に変化はあったが、二人のやりとり+N.Y.という街の表情は変わらず愉しめる。三十年近く経ち二人が歳をとらないのも却って自然。次作が待ち遠しい。毒毒度:4 おあと5471冊
Millet.K
2023/10/23 13:15

“お洒落なマレーシア料理よ” “ぼくはあの店に行くほどクールじゃない” “ええ。でもわたしがクールだから大丈夫”(P37)“スイカの漬物とクリスピーポーク、バナナの葉に載せて焼いたエイをふたりで分けることにした。リディアはすでにサンペレグリノを頼んでいて、半分くらい空に”(P56)リディアが選んだハドソン・ストリートの〈ザ・ファッティ・クラブ〉で昼食だ。ビルの飲み物はシンハービール。隣席のご婦人が連れているテリアにおねだりされたビルは、こっそりポークを分けてやる。

Millet.K
2023/10/23 13:16

“母親がティーポットと小さな茶碗を四個、盆に載せて持ってきた。全員が腰を下ろし、リディアが母親、サム、わたし、自分と順に茶を注ぐ。リディアがデリケートな小さな茶碗を持つ様子をサムは食い入るように眺め、寸分違わず真似をした。リディアと同じ仕草で茶を飲んで茶碗を置き、わたしたちの誰ひとりとして座ったことのない、くたびれた椅子を指した” “あれはすごく大切なんだろうね”(P364)サムをリディア母に会わせるとはなんとステキな思いつき。お茶は心を鎮める。ミセス・チンは普段通り飾らぬ人柄で接し、機転を利かす。

が「ナイス!」と言っています。
Millet.K
“切望していたと言えば、静かに本が読みたいということだけ”(ターンヘルム P437)毒不足を補うべく再々毒。新たな物語に入り辛いときは、慣れ親しんだ処で遊ぶのだ。好事家的精神が成した怪奇小説たちを好事家が編み好事家が読む…なんとも幸せ。墓を愛した少年、陽気なる魂、喉切り農場、列車、旅行時計、ターンへルムなどはもはや別格。何度読み直しても飽きがこないどころか、今回「フローレンス・フラナリー」をさらに興味深く読む。妻の死にも向き合えない夫がなあ。「岩のひきだし」「花嫁」の普遍性も印象に残った。おあと5472冊
Millet.K
2023/10/26 11:06

イベント【オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Horror読書会’23(10月1日~10月31日)】1冊目。

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Millet.K
「40周年」小冊子を手にしたのがつい先日、はや「50周年」とな。1984年2月17日付朝日新聞2面掲載全5段広告を切り抜き、分不相応と躊躇ううちに、コチラの魂が盛りを逸した感がある。相変わらずバルトルシャイティス度が高め。山尾悠子度も高め。今回は《後藤明生コレクション》度が高い。DEW『さらば、シェヘラザード』が気になる。どこからも求められてはいないが「私が選ぶ国書刊行会の3冊」は以下の通り。『幻想文学大事典』『ラスト・ストーリーズ』『銀の仮面』。魂よ、異形であれ、孤高たれ。毒毒度:6 おあと5473冊
燃えつきた棒
2023/11/01 23:40

最寄りの図書館にはありませんでしたが、なるほどそういう手があるんですね!

Millet.K
2023/11/01 23:53

さっそく、最寄りの図書館のサービスデスクへGo! 申込書も、書名などわかる範囲で書けばOK!

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Millet.K
“レースやるならまず貯金”(P224)“明らかに戦闘力の劣るマシーンでどうやったら勝てるか”(P267)『F1走る魂』副読本として書棚から引っ張り出したら面白すぎ。まさに〈レース徹学〉。1982年刊行。1986年免許取った帰り道に収穫した。1972年『生沢徹のデッドヒート』を読んだときはレーサーになりたかったのに何の弾みかロードレーサーに乗り紆余曲折。TETSUとの接点が1989鈴鹿八耐程度しかないのが残念。こちらがロード引退してからTETSUがMTBダウンヒラーになってオドロイたものだ。おあと5474冊
Millet.K
2023/10/07 12:14

内容と写真が合致しない箇所があるのは残念。P179キャプション「68年7月世界メーカー選手権ワトキンス・グレン耐久レース」とあるが、写真は1967年BOAC500マイルレースに、ポルシェワークスのリザーブ・ドライバーとして呼ばれ、910試乗中の時のものでは? G・ヒルが一台壊し、TETSUは本戦出場できなかったが、翌1968年ワトキンス・グレンには908で出場。予選4位、決勝はポルシェ続々トラブルの中、生沢組の一台だけが6位入賞を果たす。

が「ナイス!」と言っています。
Millet.K
“3方向を崖で囲まれた、湧水がつくったスリバチ状の窪地。学術的な用語ではない”(P13)スリバチとはなんぞや? 面白げな表題にひかれ図書館借り出し。ああなるほど「谷津」「谷戸」のこと〜武蔵野線が抜ける切り通しの深さにギョッとしたものだがあれがまさにそうなのだな。地図には本文では触れられていないビュースポットも記載され、まち歩き用にもイロイロ使えそう。少々期待と違うのは、下総台地の西側・東葛方面の異常な充実ぶりに対し、東側が千葉市止まりな点。『千葉凸凹地図』も気になる。おあと5475冊
が「ナイス!」と言っています。
Millet.K
“王道、白シャツ×デニム”(P15)“デニム オン デニム”(P30)10月1日スタート、3月31日までのコーディネート・ダイアリー。ファッションの秋のはずなのに、実生活ではまだまだ半袖から離れられそうにない。年々衣替えがしづらくなり、菊池さんのステキな十月のコーディネートも現実的には暑いかも。10/13と11/04のデニムコーディネートが好き。鮮やかなブルーニットにベージュのカシミヤストール、ブリーチデニムを合わせた11/11も好き。1〜3月のパンツスタイルは性別関係なしじゃないかな。おあと5476冊
が「ナイス!」と言っています。
Millet.K
“何でもないんだけど、すごく好き”(P70)4月1日〜9月30日までのコーディネート・ダイアリー。元々はシゴト本だったけど、季節の変わり目に必ず手に取りたくなる。とくに6月最終週〜7月のブルー&ブルーコーディネートが好きすぎてもう〜笑。シャツ&パンツ、T×デニム、+ハット使い。5月のヴィンテージジーンズ、ダメージデニムでのエレガントな着こなし。ここでも帽子が大活躍。こんなん、ずーっと見てられるがな。自分が言っても説得力皆無でしかないが、刊行から十年近く経ってても古臭くないのだ。おあと5477冊
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/03/21(4642日経過)
記録初日
2004/04/04(7550日経過)
読んだ本
3594冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
1222937ページ(1日平均161ページ)
感想・レビュー
3143件(投稿率87.5%)
本棚
20棚
自己紹介

海外ホラー、ミステリ、SF主食の異形読み。
1999年「死ぬまでに10000冊の毒書」を宣言、
年間250冊を読みすすめるも途中7年の沈黙。
2012年、読メ登録とともに復活を果たす。
短編好き。アンソロジストに憧れを抱く。
紙本主義。装丁など本の佇まいにこだわる。
版ヅラやノンブル位置にキビシイ「組版警察」
密林のドイヒー画像が許せぬ「書影警察」
プラクティス好き「試走警察」

三一書房『サイコミステリーベスト100』を
2019年6月、30年がかりでコンプリート。
2020年11月「おあと6000冊」達成。
2023年3月プロフィール更新。

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