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2024年1月の読書メーターまとめ

Millet.K
読んだ本
12
読んだページ
3040ページ
感想・レビュー
11
ナイス
1032ナイス

2024年1月に読んだ本
12

2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Millet.K
“ことばは銃弾のようなもので、いったん撃ち放ったら、もとの銃へもどすことも、撃たなかったふりをすることもできない”(フルートと〜組曲 P202)出会いは創元『天使と宇宙船』。ご無沙汰期間を経た今は定期的に読みたい作家の一人。13作中3作既毒でも損した気分にはならない。但しアルコール分過多飲酒運転横行。呑んだくれ警官「死の警告」「殺しのプレミアショー」クライムには音楽が似合う引用作&「殺意のジャズソング」。フルコース仕立ての編集で重いデザート表題作、とびきり苦い珈琲「最終列車」。毒毒度:4 おあと5442冊
Millet.K
2024/01/22 12:03

“二杯めのカクテルを飲み、ぼくはもういくつか質問をして答えをもらい、狭心症のことはだいたいわかったと思った。その後、料理を注文した。〈アイルランズ〉はシーフードで有名だ。内陸のシーフードレストランではおそらく国内で一番の店なので、三人とも魚介類を頼んだ。ドクター・クルーガーとアムおじさんは、ロブスターと格闘した。ぼくにはそんな度胸はなかったので、舌平目を”(女が男を殺すとき P55)編者=小森収。〈オードブル〉から〈コーヒー〉まで、フルコースに見立てた並び。ハンター&ハンターもの2作は〈魚料理〉。

Millet.K
2024/01/22 12:04

“見やると、マティーニのグラスの底でマホガニーのカウンターに濡れた円を描いていた。グラスのなかでオリーブがせわしなく揺れているのを見て、ふと、あの色だ、と”(P266)“マティーニを渡された。うまい。オリーブをさっと揺らしてみると、わたしのほしい色とはちがってやや茶色がきつすぎたが”(P267)“ほとんどベルモットだ。ひどくまずい。しかし、なかのオリーブはさっきのより黒っぽく、わたしが思い描いていた色に近かった”(P276)妻を探す画家。気まずい空気の原因は? 「愛しのラム」は〈サラダ〉とな。

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2024年1月にナイスが最も多かったつぶやき

Millet.K

■毒了数が激減しているがその分濃かったはずの2023■恒例毒毒ランキング2022をアップしてないことにさっき気づいた■2024もよろしくお願いいたします■蔵出し写真:ゼロ年代の富岡にてスナックのちょいと中近東風な色柄の階段■2023年の読書メーター 読んだ本の数:145冊 読んだページ数:40967ページ ナイス数:15216ナイス ★去年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/200370/summary/yearly

■毒了数が激減しているがその分濃かったはずの2023■恒例毒毒ランキング2022をアップしてないことにさっき気づいた■2024もよろしくお願いいたします■蔵出し写真:ゼロ年代の富岡にてスナックのちょいと中近東風な色柄の階段■2023年の読書メーター 読んだ本の数:145冊 読んだページ数:40967ページ ナイス数:15216ナイス  ★去年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/200370/summary/yearly
Millet.K
2024/01/05 15:14

コットンさん、遊里にある物件の意匠はけっこう面白いですよ。本年もよろしくお願い申し上げます。

コットン
2024/01/05 16:20

そうなんですね~。Millet.Kさん、今年もよろしくお願いします。

が「ナイス!」と言っています。

2024年1月の感想・レビュー一覧
11

Millet.K
“走れ、あきらめるな、生きるんだ”(P41)父母率いる群が襲撃されはぐれてしまった若狼の苛酷な旅。1600キロを移動した実在のシンリンオオカミの生涯をもとに書かれたそうな。TLで見かけ児童書とは知らず手に取っての一気読み。武部本一郎の挿画『シートン動物記』で育ったせいで動物の絵とくに狼にはウルサイが、本作にはストーリイに沿った挿画がふんだんにあり実にすばらしい。昔さんざん読んだ『少年少女世界動物文学全集』『三匹荒野を行く』もあかね書房だった。どうかどうか紙本なくならないで。毒毒度:ー4 おあと5435冊
Millet.K
2024/02/02 11:23

“父さんはぼくたちに一度も羊を食べさせなかった”(P47)“何でもおかまいなしのコヨーテたちが残したこんなものを食べるほど落ちぶれるぐらいなら、今より空腹でいたほうが”(P70)“一口ごとに力がみなぎってくるのが分かる。皮を剥ぎ、肉をのみこむ。赤いものがあごを伝う” “肉が残っている。その中に寝転がりたくなるほどいい匂い”(P102)コヨーテから横取りした肉はやめ、車に轢かれた鹿を食べた。巻末資料によれば野生の狼は親に教わった獲物を捕食、家畜を襲うのはやむをえぬ場合のみ。カラスと協力する狩りが興味深い。

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Millet.K
図書館にて児童書の展示から一冊だけ。ざわつく心を鎮めてくれそうな絵本をセレクト。新美南吉+挿絵は黒井健。いろんな挿絵で出版されているけれど、このきつねのフォルムがいちばん好き。『ごんぎつね』は悲しすぎてあかん、本作なら安心して読める。それでも途中から「はじめてのおつかい」状態になっちゃうあたりは少しひやひやする。かあさんぎつねどーした急に!? 子ぎつねは間違った方の手を出したけど安心してくださいお金は本物。まっとうな商いをしてもらえてめでたしめでたし。おあと5436冊
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Millet.K
“現実の苛酷さ、不条理さを、熟知するからこそ幻想は飛躍する”(『蝶を飼う男』P283)辺境、彗星につづく3館目は〈天涯〉とな。いつもながら好みの造本色遣い&装幀装画が佳き。ブックガイドというよりも独書日記のような味わいで脱線道草もお約束。例によって読むべき本ばかり。但し稀覯本だらけの〈辺境〉に比べ、最新刊の紹介が増えたように思う。コロナ禍さらにウクライナ侵攻。毒書にさす現実の影が濃い、濃すぎる。創作「焚書類聚」に慄き「針」のコワ哀しさに涙する。既毒は『方形の円』『蝶を飼う男』。毒毒度:6 おあと5437冊
Millet.K
2024/02/01 10:13

“この稿を書き始めた今日は、2022年12月9日です” “中世に回帰したような2028年、身分ある人々は律儀に名前+父称で呼び合っています。二日酔いの朝の恒例メニュー、クワスとウォッカとキャベツの漬け汁を飲んで祈禱してジャグジーに入ってから、壁の〈ニュース・バブル〉に「ニュースを!」と命じる”(P288)ソローキン『親衛隊士の日』は至近未来における架空ロシアを描く。2006年発表、2013年ハードカヴァーで邦訳刊行。2022年2月ウクライナ侵攻。訳者提案に編集者が速やかに応じ2022年9月文庫化なる。

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Millet.K
“人々は異形を目にすると、すぐ騒ぎ出す”(天使3 P137)『就眠儀式』を読みたく思い此処へ辿りつく。或る時は吸血鬼、また或る時は天使の形りで現れる美しき誘惑者、永遠の廿歳。そして儚き夭折者たち。耽美にして浪漫、目眩く悦楽の綴織画、綺羅綺羅しく響くチェンバロの楽音…かような本には前世紀に逢いたかったが、如何せん国書は高嶺の花。ならば図書館に恃む機転を働かせればよかりしものを…後悔先に立たず。装幀の素晴らしさはいわずもがな、菊地秀行、加門七海、南條竹則、高原英理…栞の内容も佳き。毒毒度:6 おあと5438冊
Millet.K
2024/01/30 10:06

“その日から眩暈と酩酊感は日を追つて深まり、それまで安住してゐた世界から徐々に隔てられてゆくやうな、自分では統御しがたい不可思議な気分の日が続きました。五日目を過ぎた頃には赤唐辛子をふんだんに使つた特異な匈牙利料理やトカイ酒の味にも馴れ”(樅の木の下で P32)父の仕事の関係で維納に暮らす私。ベルヴェデーレ宮の庭園で美青年ヘルベルトと出逢い交遊を重ねる。トランシルヴァニアへ誘われるが…吸血鬼小説集『就眠儀式』の1編。旧仮名づかいだが、読みにくさは感じない。

Millet.K
2024/01/30 10:07

“爵は生の牛肉と生野菜以外のものは食べようとしない。萵苣・和蘭芹・和蘭三葉・独活・甘藍・水田芥子・菊萵苣・馬歯莧・蕃茄・胡瓜・花椰菜・洋唐辛子・廿日大根…などから玉葱・大蒜・茗荷・浅葱・紫蘇・浜防風・蓼に至るまで、生のまゝで食べられさうな野菜を” “柘榴の無い日が続かうものなら、爵の機嫌は悪くなるばかり”(天使2 P128)美大生・百合男の部屋に入り込んできた翼あるもの。爵と名づけるが、兎に角嗜好が難しい。理由はわからぬがお気に入りの柘榴を、百合男は探し回らねばならない。

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Millet.K
ネタバレ“生そのものが突飛だし、死はそれ以上に突飛だよ”(焼け死んだ魔女 P41)自称二千歳のオカルト探偵モノ第3集。魔女、狂信者、セイレーン、悪魔がらみの事象かと思いきやじつは本格。動機が金・情欲・愛というじつに人間臭い犯罪だったりする。既毒2篇も犯人像忘却のおかげでネタバレず読めた。但しどちらも動機はフツー。引用作は「死者の村」事件から数年後に再会した設定。ロックスターがEVから忽然と消える「黄泉の国への早道」は動機がショボいけど、サイモン・アーク+ロックコンサートが新鮮といえる。毒毒度:3 おあと5439冊
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Millet.K
異世界でざわついた心を絵本で鎮めよう。岸田衿子&中谷千代子という、東京美術学校同級生コンビが手がけた絵本である。幼少期親しんだ月刊こどものともで、この黄金コンビによる『もりのでんしゃ』は大のお気に入り。数十年後の今もオリジナル版を手元に残しているほどなのだ。とにかく中谷さん描くところの動物が大大大好き。孤高のライオンが歳をとり孤立しかけている。大事な卵をすべて失ってしまったという訴えを灰色の鳥から聞いたライオンは…衿子さんのおはなしは「老い」に希望をもたらしてくれる。おあと5440冊
Millet.K
2024/01/29 13:54

(20240129memo) 『絵本作家のアトリエ 2』福音館書店母の友編集部 長新太、堀内誠一、中谷千代子、中川宗弥、マーシャ・ブラウン、薮内正幸、なかのひろたか、安野光雅など画家12人にインタビュー。創作現場の写真多数。 https://bookmeter.com/books/5727065

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Millet.K
“駆けろ、逃げろ、駆けるのだ、生き残りし幻想よ”(ババウ P13)初毒なのにこの懐かしさはおそらく主題が好みのど真ん中だから。失われた時間、老い、孤独、閉塞感、疎外、漂泊そして死…これらは没後五十年だろうが生誕百二十年が来ようが古びぬ。語り口はニュースを読むように淡々と。表題作と「孤独」にシクシク、動物死ぬのはあかん。怖るべき因果の連鎖「ブーメラン」絶望が喚ぶ阿鼻叫喚「チャネレントラ」。「セソストリ通りでは別の名で」「パーティー医者」「塔」「診療所にて」「書記たち」も大好物。毒毒度:5 おあと5441冊
Millet.K
2024/01/22 15:31

“私たちはゆったりとテーブルにつき、クリームソースを使ったみごとなカンネッローニ料理とシャトー・ヌフ・デュ・パブのグラスを前にしていた。真上から照らすシャンデリアの光がルッチフレーディの左の頬に刻まれた深い傷跡を浮かびあがらせ、どことなくフランク・シナトラに似た”(P74)“美味いねえ、このノガン料理は”(P79)名医の死をめぐり、驚愕の事実が発覚…そんなつもりはさらさらなかったが、お気に入りの1篇「セソストリ通りでは別の名で」が料理で読めてしまって困るぅ。

Millet.K
2024/01/22 15:32

“厚紙の皿の上には、ミートボール、いや、小さなパイがひとつ、載っていた。それとも、クリームかパテに包まれたミートボールと言ったほうがいいか。上にかかったバターがいかにも優美な渦巻きを描き、キャビアを思わせる黒っぽいものが”(P203)“表面は、こんがりと焼けた牛肉の色合いをしている。縁は高く、パテかもしれない銀灰色のものですっかり覆われている。その上には、キャビアかもしれない黒い斑点と渦巻き状のバター”(P208)年金暮らしの教授が書斎の書物机で見つけた小箱の中身は…「ミートボール」も料理で読めて困るのだ

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Millet.K
“ことばは銃弾のようなもので、いったん撃ち放ったら、もとの銃へもどすことも、撃たなかったふりをすることもできない”(フルートと〜組曲 P202)出会いは創元『天使と宇宙船』。ご無沙汰期間を経た今は定期的に読みたい作家の一人。13作中3作既毒でも損した気分にはならない。但しアルコール分過多飲酒運転横行。呑んだくれ警官「死の警告」「殺しのプレミアショー」クライムには音楽が似合う引用作&「殺意のジャズソング」。フルコース仕立ての編集で重いデザート表題作、とびきり苦い珈琲「最終列車」。毒毒度:4 おあと5442冊
Millet.K
2024/01/22 12:03

“二杯めのカクテルを飲み、ぼくはもういくつか質問をして答えをもらい、狭心症のことはだいたいわかったと思った。その後、料理を注文した。〈アイルランズ〉はシーフードで有名だ。内陸のシーフードレストランではおそらく国内で一番の店なので、三人とも魚介類を頼んだ。ドクター・クルーガーとアムおじさんは、ロブスターと格闘した。ぼくにはそんな度胸はなかったので、舌平目を”(女が男を殺すとき P55)編者=小森収。〈オードブル〉から〈コーヒー〉まで、フルコースに見立てた並び。ハンター&ハンターもの2作は〈魚料理〉。

Millet.K
2024/01/22 12:04

“見やると、マティーニのグラスの底でマホガニーのカウンターに濡れた円を描いていた。グラスのなかでオリーブがせわしなく揺れているのを見て、ふと、あの色だ、と”(P266)“マティーニを渡された。うまい。オリーブをさっと揺らしてみると、わたしのほしい色とはちがってやや茶色がきつすぎたが”(P267)“ほとんどベルモットだ。ひどくまずい。しかし、なかのオリーブはさっきのより黒っぽく、わたしが思い描いていた色に近かった”(P276)妻を探す画家。気まずい空気の原因は? 「愛しのラム」は〈サラダ〉とな。

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Millet.K
農家のめ牛がミルクを出さなくなり、子育て中のかあさん猫を悩ませる。こねこにおいしいミルクをあげたい〜かあさん猫の思いは切実。犬の助言で月へミルクをもらいに行くことに。ぶた、ニワトリ、子牛。賛同者が増えるがそれぞれの理由で脱落。かあさん猫だけがひたすら月をめざす。ところが高い木のてっぺんに登ってみても月には手が届かない。そうこうするうち月はどこかに隠れてしまい…努力してこそが辛抱。こねこ4匹をどうやって新居に連れて行けたのとか、牛乳飲んで大丈夫?とか疑問は残るが、苦労が無駄にならず佳き。おあと5444冊
が「ナイス!」と言っています。
Millet.K
“わたしは満ち足りているけど、不要なものがひとつある、それは自分の心”(リスカ P034)アンソロジイ『ガール・イン・ザ・ダーク』の編著者による9短篇。ビブリオミステリイ「正四面体の華」幻の詩人を求めて「縞模様の時間」意外やトマソン案件「隙間の心」など。思弁小説と呼んでよいのだろうか。少女、青い石、自死、廃工場、祝か呪か、心飛ぶ、魂喰らう。ゆるっと連作めいた創り、ありそうでなさそうな巧妙に名づけられた人物たち。引用作の成瀬美礼とはおおいにヤバい。読み手の状況によっては猛毒注意。毒毒度:6 おあと5445冊
Millet.K
2024/01/20 18:05

remonさんコメントありがとうございます。前世紀、本はすべて購入。ゼロ年代は新刊7割、古本3割ぐらい。2017年ごろから図書館も利用しています。蔵書が1万冊以上はあるので、再毒を愉しみつつ過ごす予定です。

remon
2024/01/20 18:38

そうなんですね。みなさん、次々に読んでいらっしゃるので、どうしてるのかなあと思っていました。ありがとうございました。

が「ナイス!」と言っています。
Millet.K
“放浪者であり、探索者だ”(真鍮の街 P119)悪魔を捜し求める、自称・齢二千のオカルト探偵モノ第2集。奇っ怪じつは本格。旅の道連れは自称・三流ワトスンの語り手。発表年1955〜2008の間に人も時代も変われどサイモン・アークだけはブレないようだ。ちょいと扇情的な表題に加え、謎のヴァリエーションが豊かなせいか、続けて読んでも意外と飽きがこない。ノヴェッラな引用作には語り手の元カノ?が登場。「宇宙からの復讐者」には架空のアポロ19号が飛ぶ。2010年刊行。北見隆の装幀装画も佳き。毒毒度:4 おあと5446冊
Millet.K
2024/01/09 12:24

“いかなる基準に照らしても変わった人物で、背が高く、がっしりとした体格と気高い風貌”(過去のない男 P12)“現世の人間でないことは明らか” “究極の悪、悪魔そのものを捜し求めている” “言ってみれば、世界でもっとも正気な人間”(P13)“いろいろと旅をしています”(真鍮の街 P145)“いとも不可解な謎をほのめかす例の低く深い声”(死を招く喇叭 P327)サイモン・アークとは何者か? ふだん黒いスーツ姿だが、第1集「悪魔撲滅教団」での、白のスポーツシャツ+ブルーのスラックスというスタイルは貴重。

Millet.K
2024/01/09 12:25

“スパイスの効いた東インド料理は、少なくともしばらくのあいだ腹を満たしてくれた” “ディナーのあと、アメリカのソフトドリンクを飲みながらくつろいでいると”(P274)“祝宴は始まっていて、わたしたちは牛肉や豚肉、米をたらふく食べ、地元で醸造したアルコール飲料で流し込んだ”(P281)マダガスカルを舞台にした「吸血鬼に向かない血」の一場面。「墓場荒らしの悪鬼」のクラブでのディナー場面にはステーキとコーヒーだけ登場。この事件簿が料理で読めないのはよーくわかった。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/03/21(4641日経過)
記録初日
2004/04/04(7549日経過)
読んだ本
3594冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
1222937ページ(1日平均161ページ)
感想・レビュー
3143件(投稿率87.5%)
本棚
20棚
自己紹介

海外ホラー、ミステリ、SF主食の異形読み。
1999年「死ぬまでに10000冊の毒書」を宣言、
年間250冊を読みすすめるも途中7年の沈黙。
2012年、読メ登録とともに復活を果たす。
短編好き。アンソロジストに憧れを抱く。
紙本主義。装丁など本の佇まいにこだわる。
版ヅラやノンブル位置にキビシイ「組版警察」
密林のドイヒー画像が許せぬ「書影警察」
プラクティス好き「試走警察」

三一書房『サイコミステリーベスト100』を
2019年6月、30年がかりでコンプリート。
2020年11月「おあと6000冊」達成。
2023年3月プロフィール更新。

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