“クラウチ・エンドを歩いて、食事に出かけた。キプロス人のやっているギリシャ料理店があるのだ。ひと夏ギリシャですごして、帰ってきた夜に何もギリシャ料理を食べなくてもと、きっと誰もが” “タラモサラダ、ブドウの葉の包み煮(ドルマ)、ギリシャふうソーセージ、スヴラキ”(P103)恋人アンドレアスが里帰りから帰還し、いつもの習慣でギリシア料理店へ。ギリシャソーセージはスパイスが決め手らしい。スヴラキは肉の串焼き。料理で読んでいる場合ではない、いろんな仕掛けがありすぎて天国のようでもあり地獄でもあり(笑)
“テレビドラマの『名探偵ポワロ』や『バーナビー警部』も、見のがした回などひとつもない”(P37)“『バーナビー警部』なんて、原作は七冊しかないのに、そこから百四話も作り出したんだから”(P158)『バーナビー警部』へのこだわりが異常と思ったらホロヴィッツがシリーズ当初脚本家だったとは。『バーナビー警部』はGMマリエット『ミステリ作家の嵐の一夜』で“人が熊手で突き刺されたり脱穀機かなにかにひかれたり”と紹介されている。ちなみに第12話の熊手で殺される青年役オーランド・ブルーム。脚本ホロヴィッツ。
“卵がふたつ、ベーコン、ソーセージ、トマトに揚げ焼きしたパン”(P46)“毎週火曜には魚を売るワゴン車も来る。だが、何かちょっとでも風変わりなもの、たとえばオリーブ・オイルや料理研究家エリザベス・デイヴィッドの本に登場するような地中海料理の材料がほしいとなれば、バースまで買いに出るしか”(P47)葬儀の朝。朝食を含め各戸の諸事情をかいま見てニヤつける。骨董品店を営むジョニー・ホワイトヘッドは完璧なイングリッシュ・ブレックファスト。妻ジェマは三角トースト1枚&紅茶で済ませるもよう。名前がいちいちなんだかなー
“お気に入りのソブラニーのタバコーー黒い紙で巻かれ、吸い口の部分が金色の”(P87)ピュントがくゆらすのはもちろんブラックロシアンだ。カクテルではない。 “パディントン駅三時五十分発の列車でたまたま隣に乗りあわせた人物がすでに死んでいることを、この青年はずっと気づかずにいたのだ”(P205)この部分はクリスティがまだ一巡目の初心者にもわかりやすい〜人物造形に関していえば、画家の妻が実務に長けた人物というのもクリスティふうだ。
“妹にメールしたのは午後二時半で、しかもきょうは近所の園芸店で働く日だったというのに、モロッコ風チキンの蒸し焼きにひよこ豆、アーモンドとクスクスを添え、冷やしたロゼ・ワインまで”(P159)スーザン実妹ケイティも再登場。一個人として妻として母として完璧な人生を送ってきたケイティに、何か隠しごとがありそうだ。庭木の一本が枯れかけているし、そもそもメールに打ち間違いが3箇所もあったではないか。心配ごとゆえのタイプミス3箇所ってクリスティ『ヒッコリー・ロードの殺人』の秘書ミス・レモンのエピみたいだ。
“いまだ配給制なのに、母親がどうやってこんな菓子を作れるのか、ときどきエリックはいぶかしく思うことがあった。だが、フィリスという人間は、そんなご時世の都合にかまわず、つねに自分のやりたいようにやる。すっかり姿を消していた白パンがようやく初めて店頭に並んだときには、買いもの袋ふたつをいっぱいにして” “母親は週末の準備に忙しい。デヴィルド・エッグ、乾燥エンドウ豆のスープ、鶏肉のクリーム煮” “朝食には燻製ニシンとオートミール粥。夕食にはトム・コリンズの”(P322)いよいよ作中作へ。
■図書館長♂茶トラの命と引き換えに結局クロアチア戦も捨てることになったスマン。でもおかげさまでかなり状態が改善されております■懸念は12月第2週だった全日本が今回2023年1月開催という点。呑みすぎキケン。図書館長の調子次第で弾丸になるかも。■2022年12月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2913ページ ナイス数:1575ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/200370/summary/monthly/2022/12
明けましておめでとうございます。茶トラちゃん、元気そうで良かった。しぐれ煮とピクルスを作りまして、美味しく頂いております😊よいお正月になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします😊
■数冊の本にヤられまくったせいで毒了数激減、その分濃かった2022。恒例毒毒ランキングはもちょっとあとで〜2023もよろしくお願いいたします。全日本選手権が1月開催ということで正月気分一切なし■2022年の読書メーター 読んだ本の数:177冊 読んだページ数:61796ページ ナイス数:18540ナイス ★2022年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/200370/summary/yearly/2022
■並行宇宙シーズンイン=わが往くは泥の大会■運転席側の窓にちょーニガテな羽ばたきものが。優しくお引き取りいただこうとしたら、はらっと落下。と同時にシャキーンと開翅。羊たちの沈黙のヤツには及ばぬが人面?宇宙人?えっぐい意匠をご覧じろ【エビガラスズメ】■2023年10月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:2497ページ ナイス数:884ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/200370/summary/monthly/2023/10
■完全プライベートな弾丸遠征。帰途、隣席男性MacBookAirを立ち上げ寝落ち。画面は欧文。学会帰り?画面にご本人の名までデカデカ表示の謎アピール。こちとらチャラけた格好だから気を抜いたのか■某人気スポット十年前撮影。悪天候後の強烈な陽ざしが狙い目■2023年9月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2777ページ ナイス数:951ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/200370/summary/monthly/2023/9
コットンさん、いやいやいや、カラーだから綺麗に見えてるのかもです。ちなみに『第三の男』のあのシーンはウイーンの墓地だったかと思いますが、樹木はユリノキ? コチラはメタセコイアです。
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予約200人超えとは!その分蔵書数もおおいのかしら。滋賀は以前少しですが住んでいました。平和堂懐かしい😁
Shintaroさんも惚れたか〜その後の成瀬あかり史も読みたいですよね! canaconaさん、自分は早く予約したので1ヶ月で配本されました。蔵書数は今のところ3冊。人気なのでそのうち各館揃えていくのかもしれません。滋賀県、バードマンやら自転車やらでよく行きました。近江牛食べてないし、名所観光できていないのが今となっては心残りではあります。