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2025年3月の読書メーターまとめ

ビシャカナ
読んだ本
20
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感想・レビュー
16
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28ナイス

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2025年3月に読んだ本
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2025年3月のお気に入られ登録
1

  • tayata

2025年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ビシャカナ
山間の小さな小学校には窓も扉もないが170人の子どもたちが通う。斜面にへばりつくような家で、家畜と小さな畑、川に水を汲む生活。たくましく強い人々、その裏には20年以上続いたアフガニスタン戦争がある。学校も難民の避難所に使われた。イスラム原理主義とは違う世界がある。
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2025年3月にナイスが最も多かったつぶやき

ビシャカナ

2025年2月の読書メーター 読んだ本の数:21冊 読んだページ数:2738ページ ナイス数:45ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/203062/summary/monthly/2025/2

が「ナイス!」と言っています。

2025年3月の感想・レビュー一覧
16

ビシャカナ
コロナワクチンで一躍有名なったmRNAワクチンを開発したのは決して諦めない精神のカタリン・カリコだった。ハンガリーの労働者の家庭で生まれながらも科学の世界に魅了されたは科学者を志し、mRNAの研究に取り憑かれる。いくつもの国と研究所を遍歴。同業者からも見込みがないと嘲笑われても諦めず、仕事というより情熱で研究を続けた。パンデミックから人々を救い、ノーベル賞に輝いた。
ビシャカナ
コタン(村)に生まれ自然いっぱいに遊び育った萱野茂、儀式から習俗までアイヌ文化で育った最後の世代かも。自然の中で生きて神と共にあったアイヌの暮らし、時に人がアイヌをしかったり、おどしたりもする。アイヌが神を大切にするように、神もアイヌを大切にする、アイヌはと神は対等だった。アイヌにとっての主食であった鮭は、日本の法律で禁漁となり著者の父も連行された。行政は、はたらきもしないウェンペになってやしないか。
ビシャカナ
イギリス諸島の最果てのセント・キルダ島には、4000年前から人が住み独自の生活があった。木は生えず泥炭を燃料とし、崖からロープで降りて、海鳥を捕まえ卵を取り、鳥は城付にして、島民全人に公平に分けられる。イギリス本土と蒸気船で通えるようになり観光客も来るが、同時に外からの病気も来た。若い人は島を出て人口は減少、やがて島民全員が移住した。ノーマン・ジョンは最後に島で暮らした一人、島の暮らしを人々に伝えてきた。現代も無人島だが、豊かな自然は自然遺産、消滅した文化で文化遺産で世界遺産に登録され、観光地ともなった。
ビシャカナ
山間の小さな小学校には窓も扉もないが170人の子どもたちが通う。斜面にへばりつくような家で、家畜と小さな畑、川に水を汲む生活。たくましく強い人々、その裏には20年以上続いたアフガニスタン戦争がある。学校も難民の避難所に使われた。イスラム原理主義とは違う世界がある。
が「ナイス!」と言っています。
ビシャカナ
アメリカ先住民が築いた謎多き遺跡メサ・ヴェルデ、巨大な建築群には宗教の儀式や、たくさんの住居もある。研究が進んでプエブロ人の祖先であれると分かった。古代プエブロ人はトウモロコシを育てウサギを狩り、陶器やアクセサリーも作った。忽然と姿を消したようだが、木の年輪から分かった干ばつが原因かもしれない。子供向けながら考古学の用語まで解説したり分かりやすく面白い。
ビシャカナ
イケアの創業者イングヴァル・カンプラードは、農家に生まれながら、5歳の頃にはマッチを売り始めた。失語症に悩まされつつも高校を卒業、そしてセールスマンとして、手頃な価格の家具、便利なカタログ、そしてフラットパッケージでまたたくまに大企業になった。どれだけ成功しても節約して、規則正しい生活をして、毎日弁当を食べる。徹底的な合理性がイケアらしい。
ビシャカナ
「シュバルの理想宮」が絵本になっていることに驚いた。郵便配達夫として同じ景色を何年も歩き続けて遠い異世界にあるような宮殿を夢見て、周囲から白眼視されても、コツコツ石を集めて、定年退職してからも宮殿の建設を続けて33年以上かけて完成させた。今やフランスの文化財となり観光客も大勢訪れる。
ビシャカナ
三年半ぶりに旧知のコソボの家族を訪れる著者。家族は一族から独立して自分たちの家を作ろうとしていた。家ができるまではトラックの荷台で暮らして、質素な食事を食べて、折り重なるように寝る。子どもたちは元気いっぱいで自然の中で走り回る、両親も大らかで8人目の家族が出来た。“朝日ととも起き出し、はたらき、食べる。泣いて、わらって。つかれてねむる。一日一日を、精いっぱいに生きていく。”
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ビシャカナ
「まことの幸せ」という理想を求め、教師となり百姓となり石灰売りにもなるが、協会はつぶれ病気になり、現実に打ちのめされ、それでも童話の世界で「まことの幸せ」を追い求めた宮沢賢治“わたしは、そういうきれいなたべものややきものをすきです これらのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道路線やらで、虹や月あかりからもらってきたのです。(…)ほんとうにもう、どうしてもこんなことがあるようでしかたないということを わたしはそのとおり書いたまでです”
ビシャカナ
幼い頃から文学に親しんだ与謝野晶子は、女性は慎み深くあるべきという時代に、妻子ある身の与謝野鉄幹と恋愛して結婚し、大胆に女性らしさを詩にして、戦争に湧く中でも反戦を詩にして天皇を詩にも登場させた。詩を通して女性の社会進出と人間らしく生きることを主張した。十三人の子どもを生んで十一人を育て上げ、家計を支えながら『源氏物語』の現代語訳を震災で一度は失くしても成し遂げる。鉄幹の「妻をめとらば才たけて みめうるはしくなさけある」という詩そのものだ
ビシャカナ
第二次世界大戦前に渡米して学生をしていた著者は、戦争が始まるとドイツやイタリア人共ども警察に捕まり、交換船で日本に戻った。戦時下日本で戦役に就いたが病気で除隊、そしてアメリカの空襲に襲われる。それでもアメリカを憎むことはなかった。そしてアメリカでは外人、戦中日本でも日本人の中で自身を外人と感じて、今も日本人であっても地球上のさまざまな外人の中にいる外人と感じている。佐々木マキの豊かな色使いと極端なデフォルメの画風が複雑な人生と考え方をより際立たせる。
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ビシャカナ
インドネシアのレンバタ島には、銛一本で鯨を突く、400年の伝統ある捕鯨の村ラマレラがある。ガスも水道もないが自然の恵み豊かで自給自足、マンタやサメを捕まえるのは当たり前、釘を使わない木製の船を操り、そして村民総出で協力してクジラ漁をする。クジラ肉は村民全員に行き渡るように決まりがあり、山の民との交易品にもなる。現代において原始的な漁業とコミュニティが生きており、鯨取りを夢見る次世代の少年がいることにも驚いた。グローバリゼーションの世界で、この小宇宙が続くことを願う。
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ビシャカナ
フィル・ナイトは、運動の才能に恵まれて陸上選手として活躍、そして走る喜びから、最高のスポーツシューズをビジネスにする夢を抱いた。そしてオニツカタイガーという日本企業と、会社もないのに口約束で契約を結んで、全米各地を車のトランクにシューズを詰め込んで売り始めた。会社を設立してからは、印象的なブランドマークのデザイン、シューズ改造オタクのバウワーマンと組んでシューズの開発、そしてスポーツ選手への売り込みで、ナイキは世界企業となった。ナイキのキャッチコピー「Just Do It(さあ、やろうぜ」そのものだ。
ビシャカナ
とても小柄だが力強いスピーチで労働者の権利を求め、労働者にとってはまさに母のような存在、だがアメリカで最も危険な女性とまで新聞に書かれるほどに資本家には疎まれた。マザー・ジョーンズ。児童労働をなくすため、子どもたちに教育の権利を求めて、大統領の別荘地まで160キロを200人で行進。テントを張って夜を越し、何千人にも演説して、最後まで残ったのは30人、そして大統領にも会えなかった。それでも意義があった、人々の注目を集めて児童労働を禁じる法律に繋がった。今もなお世界中に児童労働が残るのを思えばその意義は深い。
ビシャカナ
ゲイを公表して初めて公職についたハーヴェイ・ミルクと、アーティストのギルバート・ベイカーによって、セクシャルマイノリティが社会の一員として誇りを持てるように、希望のシンボルとして生み出されたレインボーフラッグは、今や当たり前に世界中で旗めいている。多様性だけではない希望やプライドの意味も忘れてはいけない。
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ビシャカナ
インド人の父とジャマイカ人の母のもと、ベビーカーの頃から公民権運動に参加、祖父母も人権活動家であるように、まさに正義のために戦う一家に生まれ育ったカマラ・ハリス。学生時代から政治活動まっしぐら。地方検事から副大統領まで、様々な黒人女性初を成し遂げる。インテリの家庭ながら習い事や教会、カナダへの移住など通して様々な環境を経ており、多様な生い立ちもありまさに多様性の象徴。順当に大統領になっていればどうなったか、ドナルド・トランプが大統領再就任からの騒動を思うと考えざるを得ない。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/03/28(4770日経過)
記録初日
2012/04/20(4747日経過)
読んだ本
3051冊(1日平均0.64冊)
読んだページ
487259ページ(1日平均102ページ)
感想・レビュー
2519件(投稿率82.6%)
本棚
16棚
性別
自己紹介

月に二十冊読むのが目標

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