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2025年7月の読書メーターまとめ

りっつん
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13
読んだページ
4446ページ
感想・レビュー
13
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2025年7月に読んだ本
13

2025年7月のお気に入られ登録
2

  • だてこ
  • はるか

2025年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

りっつん
ここ最近の本屋大賞はこういうタイプが多い気がする。不妊治療の末離婚に至り、酒に逃げていた40歳主人公の弟が急死。愛する弟の恋人とひょんなことから家事代行サービスのボランティアをするという流れに。柿谷美雨ならコメディタッチに痛快に、綾瀬まるならひりひりするように、小川糸なら食の描写を丁寧に・・・と、読みながら色んな作家さんが浮かんだ。ボランティアを通して41歳と28歳の二人が近づいたり離れたりする。中盤思ってもいなかった真実が分かったりして、飽きることなく読めたがラストの展開が無理がある気がする。
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2025年7月にナイスが最も多かったつぶやき

りっつん

6月は今野敏の隠蔽捜査シリーズに出会えたのが大変良かった。シリーズものの当たりは非常にテンションが上がる。読友さんに感謝。なので、おすすめシリーズものがあればどんどん教えて欲しい!!とはいうものの、私まあまぁ好みうるさいですが・・・・。 2025年6月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:5320ページ ナイス数:406ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/207723/summary/monthly/2025/6

が「ナイス!」と言っています。

2025年7月の感想・レビュー一覧
13

りっつん
年下部下との一夜の過ちで妊娠。部下の彼女、モラハラ上司、田舎の母などなど出てきて、これは最後どこに着地するのやらとわくわく。垣谷作品は、絶対にハッピーエンドで終わるってわかっているので、ハラハラというか常にわくわく。日本の戸籍制度の話は興味深かった。「家族」とは、家族の形や在り方を考えさせられる。凡庸のような考え方をできる男性が身近にいてよかった。小さい時は仲のいい姉弟でも、結婚を機に大きく関係が変わることもあり、大人になっても助け合える関係が築けるのは幸せだと思う。ラストのお母さんが良かった。
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りっつん
ここ最近の本屋大賞はこういうタイプが多い気がする。不妊治療の末離婚に至り、酒に逃げていた40歳主人公の弟が急死。愛する弟の恋人とひょんなことから家事代行サービスのボランティアをするという流れに。柿谷美雨ならコメディタッチに痛快に、綾瀬まるならひりひりするように、小川糸なら食の描写を丁寧に・・・と、読みながら色んな作家さんが浮かんだ。ボランティアを通して41歳と28歳の二人が近づいたり離れたりする。中盤思ってもいなかった真実が分かったりして、飽きることなく読めたがラストの展開が無理がある気がする。
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りっつん
さすが脚本家だけあって、ドラマを見ているよう。社会派で重いテーマが多い作家さんではあるが、ぐいぐい読ませてくれる。共謀罪で逮捕直前の青年四人の逃亡劇からスタートで、早速手に汗握る。そこから四人の出会いや、人生の転機になった笛ガ浜にある玄さんの家。視点が刑事や副社長と変わっていき、四人がどんなふうに逃亡に至ったかがよく分かる。無知だった四人が自ら学び、仲間を見つけぐんぐん成長していく様には目が潤む。様々な思惑や願いや思いがぶつかり合うラストは圧巻。日本の雇用制度の闇は深く、読後タイトルが沁みる。
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りっつん
2025年からスタートする45歳の男女4人の物語。5年毎に15歳まで遡っていくのは、4人が中学校の同級生だから。遡っていくスタイルは読みにくくはあるものの、読み進める内に「あのときのあれはこういうことか」と種明かしのような、サプライズのように感じる部分もある。寺地作品は3作目だけど、作者は職人というかアーティストのような職業を描くのが好きなイメージ。今回はジュエリーデザイナーが主人公。四人のつかず離れずの関係性は不思議でもあり、しずくの意味や、人を肯定する事の大切さはしみじみ感じるものがあった。
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りっつん
装丁が素敵。思わず部屋に飾りたくなる。マハさんの真骨頂と言えば長編アート作品だけど、短編も非常に良い。マハさんは「ままならない人生」を生きている女性が本当に上手で、今回もそういった主人公が多かった。短編の舞台が地方が多く、そこの方言が耳に心地よく響く。読んでいるだけで景色や匂いが浮かびそうになる。表題作は、不倫してる主人公が旅先で目の見えないマッサージ師から半生を聞く話。意外なラストに、こういう話も描けるのかと、作品の幅の広さに驚いた。
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りっつん
装丁が可愛く非常に好み。青山さん目当てだったがかなりの短編だって、もっとしっかり読んでみたかった。カフェというよりも「純喫茶」風のお店を舞台にした作品が多いイメージ。こういう作品は新しい作家さんの新規開拓ができるが良い。「不純喫茶まぁぶる」が入れ子構造というのか面白い作りになっていて、なんだかぐるぐるした。ダントツで行ってみたい喫茶店は「ミント邸」。ここのホットケーキがとにかく美味しそうでたまらん。「泣きたい午後~」なのかは疑問だけど、カフェではなく喫茶店に行きたくなる一冊。
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りっつん
一ページ目から一気に作品の没入できる。主人公が散々あがき、喚き、その結果ホスピスである「ライオンの家」に行きついたことがよく分かる。読み始めから確実に主人公が死ぬことが決定しているのに、優しく寛いだ気持ちになれるのは、レモンの木と海が見えるホスピスを運営している魅力的なメイド服のマドンナと、美味しい料理やお菓子を提供する狩野姉妹の存在が大きい。あぁ人生の終着点にこんな素敵な人達に会えるのはなんて幸せなんだろうと感じる。マドンナが死の瞬間はオーガズムと表現したことが興味深い。最後は涙なくしては読めない。
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りっつん
シリーズを追うごとにマイルドになっていく竜崎。今回は有名な小説家の誘拐事件。この事件をきっかけに知り合った小説家梅林と一緒に(?)事件を追うことに。普段は原理原則と言っているのに今回は勝手が違う。小説家の世界も垣間見れて、この事件は「書く人」なら納得できるのかなと・・・。とうとう最新刊まで読んでしまい、相変わらず竜崎の元職場である大森署が恋しいと思っていたら、大森署の新署長藍川が主人公のシリーズの存在を知り、早速図書館で予約。わくわくだわ。
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りっつん
隠蔽捜査のスピンオフ。大森署時代・神奈川県警に異動になってからの両方の話が読めた。竜崎家それぞれがメインで描かれていた話も良かったけど、やはり大森署!大森署メンバーは今でも迷ったら竜崎に助言を求め、それによって絡まった紐がとけるように解決していくのが最高。竜崎イズムが引き継がれてほしい。それにしてもどうした野間崎。すっかりキャラが崩壊してる気がするが、それほど新署長の藍本は魅力的なのか・・。ぜひ新署長を迎えた大森署をメインに一冊書いてほしい!と、シリーズ読者は全力で願っているはず。短編ではもったいない。
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りっつん
神奈川県警の刑事部長になったのが前作、今作は米軍がらみを思わせる事件。神奈川県警ならではの地域色がよくでててある意味新鮮だわ。相も変わらず腹の内が読めない本部長と参事官ではあるが、今回はNCISも登場したゆえにまたもや横やりというか外野がうるさい。米軍がらみに思えた公園での刺殺事件の真相が、神奈川県警に新しく赴任してきた竜崎との同期とも関わりがあったりして、竜崎が珍しく「政治」的なやりとりなんかもしていた。同じ警察でも東京都と神奈川で部署名など違い、結構勉強にもなる。
紫
2025/07/12 13:46

ついに最新刊まで行ったね! 警察の階級とか部署名に詳しくなるよね〜 ニュースで警察の謝罪会見とか見ると、この人はキャリアだから出世コースから外れるのかな、とか思っちゃう(笑)

りっつん
2025/07/12 15:19

大森署が恋しい!って思ってたら 藍川署長が主人公のシリーズあるね!早速読むよ。ほんと警察関係に詳しくなるw

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りっつん
神奈川県警の刑事部長になったシリーズ8弾。神奈川県警だけあって、前回までと事件の質や毛色ががらりと変わる。今回の事件の被害者は中国人。横浜中華街があり、華僑の人も多く、外交的なことや公安など絡み「犯人を捕まえる」以外の政治的な問題も浮上。最初は様子見でおとなしくしていた竜崎も徐々に本領発揮。それにしても神奈川県警メンバーは癖の強い人が多く、参事官の阿久津や本部長の佐藤をはじめとした「腹のうちが読めない」メンバー達が今後竜崎とどのように距離を縮めていくのか興味深い。
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りっつん
とうとう恐れていた事が・・・・!!竜崎の異動が決まり、大森署を去ることに。大森署長としての最後の事件はサイバーテロ事件と、リンチ殺人事件。最後の最後に大森署に警察官らしくない(戸高とは違った意味でらしくない)人物がいることが発覚。今後も違ったところでまた出てきて欲しい。原理原則の竜崎も今回は普段より感傷的になっていて、人間臭さを感じた。署長としての最後の日が描かれたところは涙腺が・・・・!!竜崎嫁の冴子の言う通り、大森署に来て竜崎は人間として成長した。次はまさかの神奈川県の刑事部長。波乱の予感しかしない!
が「ナイス!」と言っています。
りっつん
ユニークはコラボ作品。青山さんと言えばミニチュア作品の装丁。そのミニチュア作家田中さんが作った作品からインスピレーションを得て青山さんが作品を描き、その作品を読み田中さんがまた作品を作る。手紙の往復書簡のようだわ。ぐるぐるめが愛称の遊園地に来ている家族、サラリーマン、友達たちのほっこりする話。ぐるぐるっていえばうずまき・・・「鎌倉うずまき案内所」も連想させるよう。「木曜日はココア」の登場人物が出てきたりと、他の作品との繋がりも感じさせる作品なので、他のも読んだうえで読むとより楽しめるはず!
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/04/10(5001日経過)
記録初日
2012/04/08(5003日経過)
読んだ本
1434冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
391263ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
643件(投稿率44.8%)
本棚
1棚
性別
自己紹介

滋賀生まれ、結婚と同時に名古屋→カナダ🇨🇦3年半→ベトナム🇻🇳6年弱→北海道🐄いまここ

久しぶりの日本生活!
読むぞー

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