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2024年11月の読書メーターまとめ

みなみ
読んだ本
12
読んだページ
2983ページ
感想・レビュー
12
ナイス
215ナイス

2024年11月に読んだ本
12

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みなみ
KindleUnlimitedで読了。直木賞。鴨川ホルモーが変過ぎて挫折して以来敬遠していたのだが、こちらはとてもフィットして面白かった。女子駅伝(都大路)と野球。ピンチランナーでアンカーを走る方向音痴な1年生。表題作は8月の早朝の京都で草野球をやらされる羽目になった失恋直後の主人公。メンバーが集まらず飛び入りを集うのだが、その飛び入りのメンバーの正体とは?しんみりとして、京都という立地が大きく作用して、しかし土地の魅力を売りにするだけでなく、お話もキャラクターも個性的で魅力的である。
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2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

みなみ

神保町の古本市に行った。お昼は海南鶏飯にした!

神保町の古本市に行った。お昼は海南鶏飯にした!
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2024年11月の感想・レビュー一覧
12

みなみ
家にあった本をお供に電車に乗った。引っ越し前で殆どの本を段ボールに入れてしまって、残った数少ない本の中の一冊だった。家族がどこかで手に入れてきたのだろう、自分で買った本ではない。余命わずかな彼女と主人公の「僕」の青春小説だ。主人公の過剰な自意識がいかにも若者らしい。言葉をこねくりまわすことで、自分が何者かであることを探るかのような。本当はもっとシンプルであることに、主人公は最後に気づいたかのように号泣する。そこに至る仕掛けは見事だ。ヒットしただけのことはある。
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みなみ
アンリミ。引っ越しを控えているので読んでみたが、想像を絶するコレクターぶりで参考にはならなかった(笑)他の感想でも見るけどお金があるからこんなに買えるんだよね。規模は小さいけど似たようなことはやるので気持ちはわかる。家の収納にしまっておいて結局開けなかった物がでてきたりするから。銀座でお茶を買いたかったけど19時までしか開いてなくてガッカリするエピソード、テンパってなければ閉店時間を調べたり気づいたりすると思うんで、やはりギリギリはよくないと思った……
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みなみ
アンリミ。(文中敬称略)高野秀行がトルコで未確認生物ジャナワールを探して探検する。旅の仲間はいつものカメラマン森清に加えてトルコに留学予定の大学生・末澤。トルコの大学教授へのインタビューから始まって聞き込み調査、現地調査、そして衝撃の結末。面白おかしくいつもの珍道中で、テンポよく読み終わった。高野秀行の情熱と行動力は本当にすごいといつも感じる。どれを読んでもおもしろい。
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みなみ
日本人の小説家青山千鶴子が戦前の台湾に渡り、鉄道で旅してグルメを愉しむ「台湾漫遊録」を描く。秘書兼通訳として千鶴子をサポートするのが台湾人の王千鶴。食い道楽で裏表のない千鶴子は千鶴をことのほか気に入るが、千鶴は千鶴子になかなか本心を見せようとしない。読んでいくと、千鶴が千鶴子のなにに怒っているのか分かる。だが千鶴子は気づかない(そこに悪意はないのだが)結論はこうなったがこれは致し方ないと感じる。ライトノベル調のキャラクター立ての千鶴がおもしろく、わかりやすい完璧超人といえばそうだがたいへん魅力的だ。
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みなみ
アンリミ。史記の概略を取り扱うだけでなく、甲骨文字を推測で読んでみる等内容の濃い授業。そこにある自然の恵みをいただく狩猟や漁業と違い、農業は見通しをたてなければできない。だから人類が進化したという話がたいへん興味深かった。秦と漢は法の在り方による対比。また編年体ではなく紀伝体で歴史を描くことで見えてくる重層的な構造を編み出した司馬遷はやはり傑出しているのだな……
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みなみ
「戦時の音楽」というタイトルだが全てが音楽モチーフなわけでもなく、広く芸術全般。印象に残ったのは「これ以上ひどい思い」「リトルフォーク奇跡の数年間」「ブリーフケース」「惜しまれつつ世を去った人々の博物館」かな。全体的に喪失の悲しみと不条理がテーマになっていると感じた。
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みなみ
KindleUnlimitedで読了。直木賞。鴨川ホルモーが変過ぎて挫折して以来敬遠していたのだが、こちらはとてもフィットして面白かった。女子駅伝(都大路)と野球。ピンチランナーでアンカーを走る方向音痴な1年生。表題作は8月の早朝の京都で草野球をやらされる羽目になった失恋直後の主人公。メンバーが集まらず飛び入りを集うのだが、その飛び入りのメンバーの正体とは?しんみりとして、京都という立地が大きく作用して、しかし土地の魅力を売りにするだけでなく、お話もキャラクターも個性的で魅力的である。
が「ナイス!」と言っています。
みなみ
KindleUnlimitedで読了。講談社選書メチエがアンリミにいっぱい入っていた時に借りた1冊。なのでどういう人物かよくわからず読み始めた(!)杉田定一は衆議院議員を何期も務め衆議院議長にもなっている。地租軽減運動に携わり、欧州に留学し見識を広め、同じ志を持つ妻の鈴と結婚。弟とのトラブルから傷害事件を起こすが、地元のために尽力した政治家だった。著者は杉田一家を、定一を経済的に支えた父の仙十郎から紹介していく。定一の評価は厳しめで、妻の鈴を取り上げて彼女をおおいに評価している。
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みなみ
能楽師による平家物語の解説。番組での語りを書籍化しているので読みやすく内容もわかりやすく面白い。「声に出して読む」「聞く」ことを重視して語調の変化によるリズム感を解説するなど、古典の訳本では出て来ない発想がありたいへん興味深い。言葉の素晴らしさもピックアップしてくれる。安徳天皇入水の場面で小さい天皇が手を合わせるさまの表現が素晴らしいって書かれると言わんとするところはわかるけどそういう見方になるんだ……って思ってしまった(^_^;)アンリミテッド。
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みなみ
1793年のストックホルムで、酷く損壊された遺体が発見され、カルデルはヴィンケと一緒に殺人事件の捜査をすることに。カルデルは戦争で片腕を失っており、ヴィンケは結核にかかっている。このふたりが事件を解決する章の間に、他の人物視点による章が挿入される。4章立てのうち3章めが、史料を駆使して人々の暗黒の生活を描いている。事件は陰惨過ぎていやーな読後感。
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みなみ
著作は知っているが食エッセイで先に読んでしまった。函館のラッキーピエロは行ったことがあるので、どんな感じかエッセイで伝わってくるのが良かった。ミートソースとホワイトソースのかかったポテトが濃厚すぎて注文しなかったのだが、その濃厚さも伝わってくる。食べ物の印象や食べた場所の空気感がわかるのが良い。タイトルどおり「弾丸メシ」なのだ。堂場さんの小説を読むときは食べ物にも注目したい。
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みなみ
周囲がいい人じゃないのはいつものことだけど、いつも貶められているゴーシュも別にそんないい人じゃなくて最初は動物に当たり散らしている。しかしゴーシュも次々と現れる動物に対して次第に穏やかになっていく。最後は良い感じに弾けたのだが、そんなにクリアなハピエンでもなく余韻が残るのが賢治らしい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/05/14(4607日経過)
記録初日
2011/06/01(4955日経過)
読んだ本
2849冊(1日平均0.57冊)
読んだページ
534804ページ(1日平均107ページ)
感想・レビュー
2737件(投稿率96.1%)
本棚
36棚
性別
血液型
A型
自己紹介

近現代史を中心に歴史もの多め。過去に読み聞かせ活動をしていたので絵本も好きです。翻訳物のヤングアダルト、歴史小説、新書、ノンフィクション、事件ものルポ、教育・福祉関係など色々、たまにBL小説も。

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