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2024年3月の読書メーターまとめ

う みの
読んだ本
4
読んだページ
1121ページ
感想・レビュー
3
ナイス
23ナイス

2024年3月に読んだ本
4

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

う みの
ろくでもない人間性の主人公が、彼を取り巻くろくでもない人々(類は友を呼ぶということだ)を徹底的にこき下ろしながら堕落してゆくお話。彼は堕落のスパイラルから脱する努力を何もしないし、嫌なことからは逃げるだけだし、それでも他人をこき下ろすことはやめない。「世の中的にやらなきゃいけないとされていること」に若い頃から折り合いをつけてやってきた自分にはまったく共感できない感じ。それに、折り合いをつけられないなら『月と六ペンス』のストリックランドみたいに自分を貫いて何事か成し遂げなさいよ、という気持ちでいっぱい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
3

う みの
ろくでもない人間性の主人公が、彼を取り巻くろくでもない人々(類は友を呼ぶということだ)を徹底的にこき下ろしながら堕落してゆくお話。彼は堕落のスパイラルから脱する努力を何もしないし、嫌なことからは逃げるだけだし、それでも他人をこき下ろすことはやめない。「世の中的にやらなきゃいけないとされていること」に若い頃から折り合いをつけてやってきた自分にはまったく共感できない感じ。それに、折り合いをつけられないなら『月と六ペンス』のストリックランドみたいに自分を貫いて何事か成し遂げなさいよ、という気持ちでいっぱい。
が「ナイス!」と言っています。
う みの
深い感銘と衝撃を受けた。後世に伝えるべき大傑作だ。一篇目の『落下水』からため息が出てしまう。なんてすごい想像力…ささやかな行為からここまで世界を広げられるのか。誰かに抑圧されているからこその反発力、現実をわかっているけれども抑えられない衝動がある。"私は咲いてみせよう"という一句の力強さ。 茨木のり子さんが『詩のこころを読む』で"じりじり地を這って登山するのが散文、離陸し宙に舞い上がるのが詩"という趣旨のことを書いていたが、表題作がまさにそれだ。言葉が急に舞い上がる。それでいて心地よい響きに包まれる感覚。
が「ナイス!」と言っています。
う みの
イズムィコ先生のロシア軍事オタクとしての面目躍如。具体的な兵器や艦隊編成から、冷戦中ソ連が目指した核抑止の何たるかを知ることができた。そして現在、特にウクライナ戦争におけるオホーツク核要塞の意義についても。 "オホーツク海の聖域はウクライナでの戦争を継続させる力を持っているのである。" 本書でもっとも重要な指摘はこれである。オホーツク海に展開させた原潜と、そこに搭載された核ミサイルの存在があればこそ、NATOはウクライナ戦争に直接参戦することができず、ロシアは優勢を確保している。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/05/21(4360日経過)
記録初日
2012/05/21(4360日経過)
読んだ本
772冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
208584ページ(1日平均47ページ)
感想・レビュー
370件(投稿率47.9%)
本棚
0棚
性別
外部サイト
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