図書館でいつもより多く借りてしまい、この本が最後で期限内に読み切れるか心配だったけど読みやすくてあっと言う間に読めてしまった。なのでこの勢いで続編も借りようと画策している私だった。
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一番、自分の素が出る家の中で普段からきちんとした振る舞いや誠実な態度を心がけていれば外で必要以上に気を張らなくて良くなるし、付け焼き刃ではない魅力が引き出せる。それが社会生活や人間関係にも良い影響をもたらすのは分かる気がするし、そんな人は確かに素敵だ。だけど、クラシカルに傾倒して今のカルチャーを嘆くのは果たしてシックな行いなのだろうか?(確かに思うところはあるけれども)
毎日を機嫌よく過ごすため好きな飲み物を淹れて飲んだり、スキンケアやボディケアなどで自分を癒やし喜ばせる。子供の病気などのイレギュラーな事態が起きて、通常の家事が出来ないことに落胆せずイレギュラー仕様の最低限の家事をして休める時は休む。短時間のランチタイムも毎日の家事にも今この瞬間に集中するマインドフルネスを取り入れる。普段からきちんとした振る舞いを心がければシックが日常になる。
つい一人で食事をするとテレビか動画を見ながら食べてしまうので、それらを辞めて食事に集中してみた。音がなくてソワソワしてしまうが食事の満足度は増したように思われるからこれは習慣化したい。今の時代はなんでも暴きたがるし、プライベートなどを曝け出すことが人気や親しみやすさに繋がるけど多くを語らずミステリアスな雰囲気を出すのは大事だと思う。ミステリアスな人は確かに魅力的だし、そんな人の一部分を知れた時の喜びみたいなのも味わえる。
図書館でいつもより多く借りてしまい、この本が最後で期限内に読み切れるか心配だったけど読みやすくてあっと言う間に読めてしまった。なのでこの勢いで続編も借りようと画策している私だった。
基本的に親切なドロシーだけど、序盤に脳みそを欲しがるかかしと心臓を欲しがるブリキのきこりに対して自分がカンザスに帰れれば二人(?)が何を手に入れようがどうでもいいと心の中で呟いててびっくりした。それと、いくら臆病だからと言ってもライオンの鼻っ柱に平手打ちするドロシーが強すぎて笑ってしまった。
私のつめたい甘味の思い出は子供の頃、父親と市民プールに行った帰りにプール近くの喫茶店で食べたバニラアイス。それと母親と一緒に行ったデパ地下のジェラート屋のジェラート(何味を食べていたのか忘れてしまったのが悔やまれる)。江國さんのスイカシェイクで思い出したけど、今年は以前から気になってたカルディのスイカジュースに挑戦しよう。立川談志師匠は文章もどこか落語的。アイスクリームとチョコレートが好きなのはなんだか意外だった。手作りゼリーの話を読んだらフルーチェが食べたくなった。
文章でも甘味を求めるくらい私は生粋の甘い物好きなのだが、本書では幼少期甘い物の大半を苦手としていた人が出て来る。そんな人の食事内容を見るときっと細い人なんだろうなーと腹の肉をつまみながら思うのと同時にミルクアイス食べたいなーと脳内を砂糖に侵された甘党は思うのであった。ちなみに最近、グリコのクリームがかかったプリンを冷凍庫に入れてキンキンに冷やしたもの(凍らせない)が美味しかった。
ピッピがロウソクを吹き消す場面は子供時代の終わりを示唆するといった考察を多く見かけた。確かにそうかもしれないけど、ピッピならずっと子供の姿のまま海賊になっている可能性もゼロではないかもしれない。だってピッピだもん。でも、大人になったピッピ達も見てみたい気もする。ピッピとトミーとアンニカがどんな大人になって、三人の関係がどうなっているのかが見てみたいし「大人も悪くないじゃない」と思ってもらいたいな。
婦人服店のマネキンの片腕をもぎ取って買い取るのはいいけど(よくない)、塗り薬を含めた薬を一気飲みするのはさすがに危ないからやめてー!と止めたくなった。ピッピが自分宛てに書いた手紙で「わたし」を「わた4」などと書く発想は面白いなと思ったけどこれは日本語限定なのかな?年に一度、開かれる大市に出掛ける時、眉を炭で黒くして、唇と爪を赤い絵の具で塗り、ロングのパーティドレスに着替えたピッピのおめかしが進化(?)している。そんな市の射的場でイキってた紳士を射的の腕で圧勝したピッピの姿は痛快だった。
再会したピッピの父親に放った第一声が「大きくなったわね」のピッピに思わず笑ってしまった。そんな娘をフルネームで呼ぶ父親に似たもの親子だーと思ったのは言う迄もない。ピッピとトミーとアンニカが難破するために無人島に向かうボートに縄を繋いで馬を泳がせてる挿絵が地味に面白かった。泳がされてる馬の顔に絶妙に哀愁が漂ってるのがツボだった。心無しか心労が顔に出ているように感じる。
四人の中では断然、ジュリアンが好きだった。クルーズ船でシェフをしていた父親と一緒にエピファニーにやって来たインド人とアメリカ人のハーフだけど丁寧なイギリス英語を喋る男の子。見た目や言葉遣いでいじめっ子に目を付けられてしまうけど、それも自力で解決する心身共に強い子だが感情だけで行動しない思慮深さもある。おまけに手品の素質もある。イーサンにはダサい扱いされてたけど半ズボンにハイソックスで革鞄を持って登校するの可愛いと思うけどな。
トミーとアンニカの家で行われるコーヒーの会に招待されたピッピがいつもの三つ編みを解いてライオンの頭みたいなヘアスタイルに眉を黒くして、唇と爪を赤のクレヨンで塗り、靴に緑のリボンを巻いて精一杯のおめかしをするのが可愛いと思ってしまった。ピッピの誕生日にプレゼントをくれたトミーとアンニカにプレゼントを贈る。メチャクチャだけど、だからピッピを憎めない。
子供の頃にやっていた衛生アニメ劇場で「マドレーヌ」や「南の島のフローネ」などの中にあったけど、きちんと見た記憶のなかった「長くつ下のピッピ」を今になって昇華できた気持ちだ。
碧衣(あおい)という者です。
常に読みたい本に飢えている集中力がない遅読な本好きです。
好きな作家さんは小川洋子、恩田陸、梨木香歩、村上春樹、吉本ばなな など。
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つい一人で食事をするとテレビか動画を見ながら食べてしまうので、それらを辞めて食事に集中してみた。音がなくてソワソワしてしまうが食事の満足度は増したように思われるからこれは習慣化したい。今の時代はなんでも暴きたがるし、プライベートなどを曝け出すことが人気や親しみやすさに繋がるけど多くを語らずミステリアスな雰囲気を出すのは大事だと思う。ミステリアスな人は確かに魅力的だし、そんな人の一部分を知れた時の喜びみたいなのも味わえる。