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2024年3月の読書メーターまとめ

寝落ち6段
読んだ本
13
読んだページ
3692ページ
感想・レビュー
13
ナイス
303ナイス

2024年3月に読んだ本
13

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

寝落ち6段
和菓子は、季節やそれに因む自然を取り入れる。食べておいしいだけではなく、季節の味覚や造形を大切にしている。まるで景色の一場面を切り取ったかのような見た目は、芸術だ。名前も凝っていて、中には少し頓智の効いたものもある。私は、言霊だと思っている。古来から人が言葉に込めた思いを和菓子にしていると思っている。だから、人情物には、これほど合う題材はないのではないか。主要な登場人物の名前には、植物が入っている。自然と共に生き、自然を取り入れてきた日本人の心が詰まっている、和菓子とは誇るべき文化である
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

寝落ち6段

2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2632ページ ナイス数:236ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/263421/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
13

寝落ち6段
学力の定義は難しく、かなり複合的な能力である。学校はその一部を学ぶ場であるだけで、学校で全てを学べるはずがない事は自明の理だ。自分自身が学ぼうとしなければ、学力などつくはずがない。その場として学校は必要だと思う。最大の問題は、文部科学省が学校現場の仕事を無尽蔵に増やし、教師に長時間労働を強い、子どもたちに大きな負担を課していることだと思う。2022年のPISAやこれまでの推移を見ても、学校現場や子どもたちはよくやっていると思う。必要なのは、本書でも語られる現場への権限移譲であると考える。
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寝落ち6段
新入生が入ってくる。それぞれ癖があり、長短抱えている。春季大会にむけて、昨年度の反省を生かし、個人の力を上げていく。自分たちで育つことから、後輩と育つというランクアップ。苦しい闘いを苦しく、力が足りないところは奇跡が起きず負ける姿を描く。どんな苦戦をしていくのか、楽しみ。
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寝落ち6段
和菓子は、季節やそれに因む自然を取り入れる。食べておいしいだけではなく、季節の味覚や造形を大切にしている。まるで景色の一場面を切り取ったかのような見た目は、芸術だ。名前も凝っていて、中には少し頓智の効いたものもある。私は、言霊だと思っている。古来から人が言葉に込めた思いを和菓子にしていると思っている。だから、人情物には、これほど合う題材はないのではないか。主要な登場人物の名前には、植物が入っている。自然と共に生き、自然を取り入れてきた日本人の心が詰まっている、和菓子とは誇るべき文化である
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寝落ち6段
人名は、個人を識別することから始まり、親が意味を付けるものになった。人名には歴史があり、多くの思いが積み重なって今に至る。欧米を中心とした記述だが、聖人や偉人、自然など畏敬の念が込められているのは、洋の東西を問わずだ。ある程度形式的な欧米とは違い、特に日本はなんと自由な名づけなのかと思った。自分の名前は自分でつけられない。人名を大切にするということは、その人の背景まで大切にするということ。人名への造詣は、相手を認めること。特に多様性が叫ばれる昨今、必要なのはこういうことなのではないかと思う。
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寝落ち6段
妄執というのは、全てを飲み込んでしまう。平素の頭なら、そんな馬鹿なことはしない、あるわけがないと判断できてしまうのだが、偶然を天啓と捉え、妄信し、自分の力で考えることを辞めた時、妄執という悍ましい悪魔に憑かれてしまう。特にとんでもないカリスマがいた時、人は常識を捨ててしまう。自分の力で考えることのなくなった人間は、悍ましい機械だ。瀬戸内海の孤島で起きる殺人事件。岩絵の具の肉筆画のような鮮やかで、儚い、恐ろしくも華やかな事件描写が、名作の所以なのだと感じる。
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寝落ち6段
概ね支持できる内容だ。最新のPISAテストでも日本は優秀な結果を出している。欧米の教育施策が上手くいっていないこともある。しかし、諸手を挙げて賛同してはいけない。本書でも述べられているが、飽く迄、登場するデータは選ばれたものであり、データ自体も状態の一部を切り取ったものに過ぎないということを読者は理解しないといけない。本書が最も大切にしているのは、物事を鵜吞みにせず、思い込まず、多角的多面的に比較検討することである。教育は、人格の形成を目指すもの。それを念頭に置き、全国民が考え合うことが大切だと思う。
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寝落ち6段
名前を変えられる江戸時代、本名こそが本性とは言えないけれど、名前を変えたとて、本来の自分を変えられることは無い。臆病を隠すために無頼侍、自己肯定感の低さを隠すための役者、受け入れてほしいための悪妻、下心のある世話焼き、後悔を隠す無口。自分のあるがままを認め、そう生きることを受け入れた人間だけが到達する境地があるようだ。山東京伝から始まり、鶴屋南北、烏亭焉馬、式亭三馬、根岸鎮衛、河竹黙阿弥など江戸明治を代表する作家たちが紡いだ復讐奇談。他人を害す小心者の裡にだけ現れる恐ろしい幻が、祟りなのだろう。
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寝落ち6段
由利麟太郎シリーズ。冒険活劇で、動機やトリック、人間関係よりも、スピーディーさやスリリングさを求めた作品である。だから、とてもご都合主義で、唐突に場面が転換し、超人しかでてこない。こういう時の怪人のバイタリティーはすごい。誘拐、救出、誘拐、救出を繰り返す展開が、少々冗長に感じるが、おそらく映画や漫画にした時に映えることだろう。
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寝落ち6段
焼き鳥もフライドポテトも、どちらもとてもシンプルな味付けなのに、馬鹿みたいに美味しい。作り立てのやつなんて、熱々のほくほくで、ふわふわで、部分によってはカリっと歯応えがあって。この作品は、その人の人生を料理に例えることで、前に進むことができるというテーマがある。鶏の様々な部分をシンプルに食べる焼き鳥、どこにでもある馬鈴薯を油です揚げして塩をまぶすだけのシンプルなフライドポテト。でも、どちらも途轍もなく美味しい。人生というのは、本当はそういうものなのだろうなあと感じた。
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寝落ち6段
食とは、自分が生きてきた証なのかもしれない。誰しもが食に好悪があるが、子どもの頃から食べてきた味は忘れられない。海外から帰った時の醤油や味噌、出汁の味というのは、とても安心する。美味いという感覚を超越した何かを感じる。それだけ日本の味というのは、私に沁みついているのだろう。今回は、異世界から帰れないくなった男の話。数日ではなく、何十年も日本食を食べられない。やっと食べられたのが、卵かけご飯。やはり、食というのは人生なのだと感じた。
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寝落ち6段
阿吽の呼吸という言葉がある。「あ」という間に「うん」とわかる関係のことをいう。一人の女性を囲む2人の男たちは、まさにその女神を守る狛犬のように鎮座する。阿吽たちは、互いに言いはしないが、その心内までわかりあっている。それを見守る女神も言わずもがな。この関係をプラトニックだと評することもできる。だけど、私は嫌だなあと感じた。どちらも妻帯者であるのに、片方が相手の奥さんに心を寄せている。本妻の立場は、産むことになった2号の立場は、他にもかなりの人たちがこのプラトニック・ラブの犠牲になっているとしか思えない。
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寝落ち6段
海に囲まれた町で生まれ、釣りに行っては漁船や貨物船を眺め、今でもたまにフェリーに乗って伊勢神宮に行くこともある。海洋国家の日本は、船無くしては存在しえない。多くの食料と殆どの鉱物資源を船による輸入に頼っている以上、海運について知ることはとても大事だと思う。船の歴史から今の最新鋭の技術、そして、抱える課題を解説している。特にこれからの課題である環境に配慮した船、悩める価格高騰、海難事故を防ぐ船のシステム作り、人材の育成など。私たちが幸せに暮らすためにも、船による海運を知らなければいけないとひしひし感じた。
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寝落ち6段
1970年代のアメリカを、新進気鋭の数学者だった作者が綴る。まだ第二次大戦やベトナム戦争の傷跡が残り、それでも幸せに暮らそうとする人たち。陽気で、刹那的で、効率的で、危うさもあって、それでも自由で。当時の日本社会との比較もある。途中にある人種論というか民族論では、ユダヤ人の優秀さは、教育によるものと語られる場面がある。アメリカだの、黒人だの、白人だの、そういうものは幻想なのだとわかる。あくまでも、ここに登場するアメリカは、作者の感性で見たアメリカの姿である。今のアメリカも綴ってもらいたいと思う。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/16(4307日経過)
記録初日
2012/04/02(4474日経過)
読んだ本
1604冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
454409ページ(1日平均101ページ)
感想・レビュー
1545件(投稿率96.3%)
本棚
55棚
性別
年齢
36歳
現住所
愛知県
自己紹介

 ナイスやお気に入り、ありがとうございます。

 小4の頃に出会った「ファーブル昆虫記」
 連日、学校の図書室に通った。これが私の読書歴の原点。
 中学生の頃は、江戸川乱歩や横溝正史、アガサ・クリスティーといったミステリーを読み耽った。
 高校生では、滝沢馬琴「南総里見八犬伝」で古典の力を思い知った。
 大学生では、ロマン・ローランや島崎藤村、トルストイ等に触れた。
 社会人になって、ジャンルを問わず手に取るようになった。

 読書は、楽しい。

 読書メーターは、地域、年齢、職業問わず、多くの人の多くの感想を拝見でき、時には驚き、感銘することのできる場だと思います。大変楽しいし、為になります。
 感想は極力書くことにしています。255字制限を守って、書くことにしています。とりとめのないものです。

 これからも続けていき、多くの世界を知り、自分の世界を豊かなものにしていきたい。そして、誰か一人でも読書の良さに触れてくれるようになればとも思います。

「人生で影響を受けた本100冊」というイベントに参加中
https://bookmeter.com/events/7335
私自身の「人生で影響を受けた本100冊」をまとめようと思います。
https://bookmeter.com/users/263421/bookcases/11547506?sort=book_count&order=desc
 まだ未登録の本があったり、幼少期の本もあったりするので、蔵書をまとめつつ、本棚に登録していこうと思っています。
シリーズ物は初巻のみの登録です。

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