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2024年7月の読書メーターまとめ

海猫
読んだ本
11
読んだページ
3523ページ
感想・レビュー
7
ナイス
1286ナイス

2024年7月に読んだ本
11

2024年7月のお気に入り登録
6

  • 赤青黄色
  • まし
  • タマサ
  • はる
  • 二木弓いうる
  • 凛

2024年7月のお気に入られ登録
6

  • 赤青黄色
  • まし
  • 燃え尽きタコ
  • はる
  • 二木弓いうる
  • 凛

2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

海猫
タイトルが「クリスマス・イヴ」なので、7月上旬に読むのは季節外れな気もしたが楽しめた。クリスマス・イヴの夜、雪に閉ざされ孤立した別荘地での殺人鬼との対決を描く長編。洋画のB級ホラーでありそうな設定なれど、安っぽい感じはほとんどない。人死はでるが直接的なゴア描写があまりなく、犠牲者たち男女が状況に対し、理知的な判断と行動をするゆえか。なので殺人鬼との駆け引きの面白さで引っ張られる。殺人鬼がなぜに襲ってくるのか?理由はわからないがもの凄い殺意には戦慄。全編スリルとサスペンスに満ちていて、ノンストップで読める。
が「ナイス!」と言っています。

2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

海猫

2024年6月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2363ページ ナイス数:646ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/26406/summary/monthly/2024/6

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2024年7月の感想・レビュー一覧
7

海猫
空に七つの異世界が浮かび、文明は砂海に沈んだ。砂漠海賊の少女レイメイは冷凍睡眠から目覚めた忍者少年・月兎と出会う。異世界ファンタジーだが設定はかなりの凝りようで、オリジナリティーが強くSFの香りが漂う。読み進むほどに世界観は深くなり、登場人物それぞれのドラマも味あり。そんな基盤の上に展開するのは、砂の海とはいえ海賊大活劇。レイメイと月兎が互いの能力を活かし連携して戦うのは面白く、バトルシーンも工夫あり。戦った敵が仲間になるのは少年マンガ的。クライマックスは勢いあって読ませる。一冊で綺麗に完結するのも好感。
海猫
2024/07/30 22:14

ちゃんと完結しているとはいえ、続編もあり得るので期待したい。とりあえずは冒険映画一本楽しんだような満腹感あって良かったです。

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海猫
何度かドラマやアニメになっていて、水木作品でも有名どころながらどれも見たことがなく、漫画も私はこの「定本・悪魔くん」初めて読む。この本は「悪魔くん」の一番最初の貸本漫画版だそうだ。この頃の水木しげるの絵は、端正さより荒々しさが出て異様な迫力。見るだけで呪われそうな絵があり、息を呑む。物語は独特のリズムで盛り上がり、エジプトのスフィンクスが海を渡って日本に向かってくるあたりはワクワクした。だが、呆気ない打ち切りエンド。うーんこれは残念。しかし未完の名作伝奇ロマンってのはこんな感じだし、ある種の満足感はある。
海猫
2024/07/19 23:22

もしこの作品が打ち切りエンドを迎えず、構想通り進んでいたらどうだったんだろう、と想像するのは楽しいしイマジネーションが刺激される。作中、いろんな魔術が出てくるけれど、この本そのものが大判で装丁の雰囲気と相まって魔導書みたいな禍々しさがある。「悪魔くん」はこの定本以外にも、いろんなバージョンがあるようなので機会があったら読んでみたい。

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海猫
駒形の岡っ引・念仏の弥八、もと同心で隠居の稲生外記、霊感の鋭い盲目の美少女・涙の3人は摩訶不思議な難大事件に立ち向かう。全7話からなる連作時代長編。あとがきによると「捕物帳のスタイルで、怪奇小説を書く」趣向のもので、話数を追うごとに怪奇性が強くなる。怪異の描写は怪談を得意とした著者ならではの迫力。首なし地蔵と雪女の話が特に恐ろしくゾクッとした。最終話において展開が一大伝奇大戦となり、スケールアップ。結末は強引に畳んだ気がしないでもないが、一冊で捕物帳、怪談、伝奇と三要素楽しめた。あと、けっこうエロいよね。
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海猫
昭和25年晩夏。バケモノ姫こと御首茉莉花の家庭教師となった塩沢磊一は、彼女の変貌の理由を知るために交流を重ねる。時を同じくして少女の連続失踪事件が発生し…。エグいグロ場面から始まるので(しかもイラストあり)、最初はキツさに引いたが、猟奇ミステリーとしてしっかりした内容で面白かった。テーマ性が強く、「マイノリティーは自分の中の怪物と如何に折り合いをつけるべきか?」という問いかけには打たれるし、示唆に富む。癖の強い文章ながらも終盤はビシバシと決まって小気味良い。茉莉花がバケモノなりに変容していく過程が魅力的。
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海猫
小学生のカナは一枚のポストカードがきっかけで「阿修羅」と名乗る魔法使いと出会う。そこから時空を超えた戦いが始まる。タイトルや表紙から予想した内容とはまるで違う展開にびっくり。文章そのものは児童文学だが、設定や世界観が凝った作り込み。20年ほど前に刊行された本なれど、今どきのライトノベルやアニメのファンタジー作品に通じる感覚がある。クライマックスは新宿上空で魔法対魔法の大バトル。描写が濃いし終わったと思えばさらに押しが来てパワフル。著者は魔法や魔法使いを描写するのが楽しくてしかたがないんだろうなあ、きっと。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
タイトルが「クリスマス・イヴ」なので、7月上旬に読むのは季節外れな気もしたが楽しめた。クリスマス・イヴの夜、雪に閉ざされ孤立した別荘地での殺人鬼との対決を描く長編。洋画のB級ホラーでありそうな設定なれど、安っぽい感じはほとんどない。人死はでるが直接的なゴア描写があまりなく、犠牲者たち男女が状況に対し、理知的な判断と行動をするゆえか。なので殺人鬼との駆け引きの面白さで引っ張られる。殺人鬼がなぜに襲ってくるのか?理由はわからないがもの凄い殺意には戦慄。全編スリルとサスペンスに満ちていて、ノンストップで読める。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
猿が襲いかかってくる動物パニック小説。表紙は恐ろしげなイラストがあるものの、猿は可笑しみあるイメージがあって果たして脅威な存在なのだろうかと思いつつ読んでみた。中盤から怒涛の猿パニックで一気読み。俊敏で興奮状態、引っ掻いてくるわ噛みついてくるわ力が強いわで、なんと人肉を食らう。痛々しい描写が生々しく倒しても倒しても次々と別の個体が襲い来るので徒労感が凄まじい。サバイバル的に逃げ回る場面が続くが終盤、高校生と女子大生と老婆の3人になってからは大反撃。ここのパートは上がるのでもっと分量があったら良かったかも。
海猫
2024/07/31 09:32

読んでみたら作中でも表紙に負けない勢いで猿が怖かったです。群れで数が多いのが恐ろしい。

Norikazu  Ando
2024/07/31 11:40

あえて海猫さんの書評は見ていないのですが、それなら読んでみたい

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/07/10(5621日経過)
記録初日
2009/07/10(5621日経過)
読んだ本
2855冊(1日平均0.51冊)
読んだページ
670277ページ(1日平均119ページ)
感想・レビュー
2588件(投稿率90.6%)
本棚
4棚
性別
血液型
A型
現住所
大阪府
自己紹介

気分が変わりやすいので読む本のジャンルがころころ変わります。
テンションの上下も激しいので急にたくさん読んだり止まったりします。
コミュニケーションに飢えておりますのでナイスなりコメントとなりメッセージなりあると喜びます。

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