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乗京 真知(1)朱 喜哲(1)八條忠基(1)元永 知宏(1)佐宗 邦威(1)小黒 康正(1)若松 英輔(1)ジョセフ ダーソー(1)畑中 章宏(1)中田 一郎(1)10%乗京 真知10%朱 喜哲10%八條忠基10%元永 知宏10%佐宗 邦威10%小黒 康正10%若松 英輔10%ジョセフ ダーソー10%畑中 章宏10%中田 一郎著者グラフ上位10名
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Roadblue
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昨秋、ルーブル美術館でハムラビ法典の碑を見た。罪刑法定主義、過失責任、医療過誤、製造物責任、犯罪被害者支援、弱者救済(福祉国家主義)など現代法の嚆矢となっており興味深い。今日ネガティヴに語られる「目には目を」は、ユダヤは受けた以上の仕返しを常としており、むしろ抑制を定めるものだった。婚姻時の女性の意思も一定尊重され、ユダヤのようなレビラト婚もなかった。(続く)
Roadblue

神話・説話も興味深い。「ノアの方舟」の元と見られる「アトラハーシス物語」やギルガメッシュ叙事詩が有名だが、そこには死後の世界に希望を繋ぎ永遠の生命を求める発想はない。業績を通して後世に名を残すことで満足すべきとされている。

01/08 11:46
0255文字
Roadblue
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読みっぱなしにする癖がついてしまいどうもいけない。「ドリトル先生」を通じて作者のロフティングの思想を福岡伸一先生が紹介してくれる。フェアネスの精神を持つナチュラリスト・ドリトル先生がセンス・オブ・ワンダーにより同類のロング・アローと通じ合う感動の場面。競争ではなく共生。生命とはダーウインの進化論に見られられるような決定論的、運営論的なものではなく、レジリエントで柔軟性に富むことなどが福岡先生自身の分子生物学者としてその限界を知った体験などを交えて紹介される。自然や人と出会うことで自分も変われる希望を感じた
0255文字
Roadblue
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自分の身に起こったことは何でも言語化し世に出すヤマザキマリさん。実父が早世し音楽家の母と母子家庭、留学先のイタリアで同棲、出産、新しいパートナーと海外各地で生活。世界を股にかけ短期滞在を繰返し住みついた先で猫と同居する。しかも多頭飼い。その中でもイタリアから日本に息子デルスとともに連れてきたベレンへの愛情は一しきりみたい。犬のようなわかりやすい主従関係を築くこともなく気まぐれ、自分勝手なのに、人間に取り入り、なくてはならない存在になりシンプルで過不足ない生を生きるという処世術。言い得て妙だと感心した。
0255文字
Roadblue
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ネタバレ1984年以来長年に亘りアフガニスタンで診療活動や、00年からは同国東部の干ばつ対策に尽力した日本人医師中村哲さんが19年12月4日に同行5名の現地スタッフと共に銃撃され命を落とした。その事件の真相や背景に迫る3年間の調査報道ドキュメンタリーである。犯行に及んだ9名のうち主犯格は別事件で死亡したが、殺害を首謀した共犯者残り8名は隣国パキスタンに逃亡している。クナール川の水利を巡り利害が対立する同国治安組織の関与が強く疑われるが親米ガニ政権は統治能力の弱さから米国の関与撤収と共に崩壊しタリバン政権(続く)
Roadblue

(続き)に移行し、そのタリバン政権と死亡した主犯格の所属した親タリバン組織との関係性などの事情が複雑に絡み、事件解明犯人逮捕は遅々として進まずもどかしい。余談だが、死亡した主犯格は身代金目的の誘拐を生業としていたが、なぜそのようなことになるのか。タリバンの内務省職員へタリバンの思想を直接インタビューしているがその内容はほんの一昔前の男女観や家族観と大差ないことに気付く。またタリバンのメンバーも外国とは仲良くしたいし、国の発展のため援助も切実に欲している。危険思想集団にように伝わるが意外な面もありと思った。

09/26 00:07
0255文字
Roadblue
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著書の若松英輔さんの本は初めてではない。やや苦手である。やはり、今回も改めて感じたことだが貝汁の身に砂が残っている時のガリッとした舌触りに似た読後感である。イエスキリストやキリスト教の教えを説明する時に分かりやすくと腐心しているのは理解するが、例えが安直すぎるように感じる。その違和感の手がかりが今回読むにあたって偶然だが、若松の師がインカルキュレーションを多用する人であることを知り、謎が解けた。言の葉は言霊であり「読書百篇意自ずから通ず」ということもある。あくまでも身近な例えに走らず原典に忠実でありたい。
0255文字
Roadblue
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題名は原題のままで良かった。世相や風俗を交える米国お得意のスポーツドキュメンタリー。新興球団ヤンキースは第一次大戦後の狂乱の時代の寵児となるベーブルースとルーゲーリックを擁し、ベーブとは性格好対照な寡黙で精密な安打製造機でありスラッガー・ディマジオの時代に常勝軍団となる。本書中ではNY単身生活時代のいかがわしい取巻きとの交流、56試合連続安打達成の緊迫振りや晩年の怪我との格闘などが詳述される。引退後のモンローとの出会いと別れや最晩年は地元の英雄となった人生が描かれている。(続く)
Roadblue

(続き)話中に黒人初の大リーガーもブルックリン・ドジャーズであったり、1920年代初めの第一次大戦後の復興期に爆発的に普及したラジオの中継により一躍ベースボールが”愛されキャラ”ベーブルース擁するヤンキースを中心に国民的スポーツとして熱狂的に受け入れられたことや、そのベーブルースは、豪快な三振でも大人気だったことなど、興味深いエピソードがあった。思えば高度成長期の読売の長嶋茂雄が帽子をあみだに被ったり、帽子を飛ばす三振の仕方など狂乱の時代のベーブルースの仕草の模倣なんだな、と気づかされた。(続く)ま

08/13 17:38
Roadblue

(続き)また、第二次大戦中の1回目の離婚後の傷心のディマジオの徴兵に纏わるエピソードでは各軍の将校は徴兵にあたり自軍のレクレーションで野球やフットボールチームの強化にも奔走していた様子もあり、かたや日本では澤村栄治や島清一の徴兵による悲劇的な戦死が語られるのとは残酷な好対照であることも印象深かった。

08/13 17:39
0255文字
Roadblue
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ネタバレ懐かしい。あの選手は今どこで何をしているのか気になり、ググってみたり、ブライアントの近況を伝えるYoutubeに寄り道したり、押入れの岩隈のボブルヘッド人形を引っ張りだしてきたり。本当に楽しめた。惜しむらくは標題に偽りあり。礒部と探るとあるが、「近鉄魂」とは故西本幸雄が注入したものと目し、元近鉄の選手監督のインタビューからその「近鉄魂」の本質とは、を浮き彫りにしようとした本ではないか。チームの団結力。猛練習で培った強打。最後まで諦めない。大逆転に次ぐ大逆転。今どきのビジネスライクな大谷らに示してやりたい。
Roadblue

またいくつかの点で正確ではない。近鉄最後の現役選手は岩隈ではなく、近鉄からオリックスに振り分けられ、後にヤクルトに移籍した坂口智隆だろう。また当時藤井寺に住んでいたのは金村と栗橋の二人だけでなく梨田も住んでいたはずだ。それにしても近鉄はどうして後味のわるい終わり方をしたのか。確かに当時パルケエスパーニャとバッファローズで100億の赤字を出していたと記憶するが、本業収益は阪急電鉄より近鉄のほうが良かった。阪急は沿線開発が得意で補ってはいたが、やはりブレーブスと宝塚歌劇団で同じように赤字を出していた。残念だ。

06/27 22:05
0255文字
Roadblue
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2回読んだ。相反する考えが対立する考えを止揚する概念の追求により終局的、普遍的な真理に到達するという考えをやめて、その絶え間ない対話を繰返すことが重要だと説く。公私首尾一貫した概念の追求もやめる。呈示された一つの言葉を疑い、再記述(言い換え)により、共通理解を促す言葉の襞を作り「終局の語彙」を見出し、尚も疑う「リベラル・アイロニスト」たれと説く。そして連帯すべきは共通単一の善のもとではなく、最も「避けねばならない最悪(残酷さ)」であるとする。公共的なリベラリズムと私的なアイロニズム、私的には刺さった。
0255文字

読んだ本
374

読んでる本
2

積読本
9

読みたい本
491

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/10/13(4553日経過)
記録初日
2012/10/13(4553日経過)
読んだ本
374冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
95702ページ(1日平均21ページ)
感想・レビュー
325件(投稿率86.9%)
本棚
3棚
性別
自己紹介

読んだ本の備忘録として、また気の合う人とネットを通じて交流できればと思い読書メーターに登録しました。
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