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2025年1月の読書メーターまとめ

siomin
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2025年1月に読んだ本
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2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

siomin
馬産地の牧場と、JRAの厩舎を舞台にした競馬小説。出てくる人も馬も個性的ですね。個人的に注目したのは、競馬界のダイバーシティ。ここで出てくるのは調教師を目指す女性や、馬主の女性、牧場でヤンチャ馬を御するのも女性。元々はかなりの男社会だったのが変化しているのが表れています(事実、JRAでも初めて女性調教師が誕生した)。目立たないけれどインド人の厩務員が出てくるのもダイバーシティさを出しています。裏を返すならば日本人の厩務員が減っていることもあり、競馬界の課題も浮き彫りにしています。
siomin
2025/01/17 16:58

私は競馬をやるので、内容はスッと入ってきました。競馬では馬の死は避けられないし命は軽んじられているのは否めないが、競馬小説ではそこを取り上げられることは少ない。でも、その点にも問いかけているのは興味深い内容でした。私の経験上、気性難の馬は、買うとやらかすし、買わないと圧勝する。シルバーファーンは魅力的な馬であるのは間違いないが、こんな馬がレースに出てきたら、怖くて金を賭けることはできないなあと思います。

が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
25

siomin
身近な事象を科学的に解説した一冊。小学生向けで基本的にはマンガなので、読みやすいです。せっかくわかりやすく書いているけど、物理分野は難しい。どれだけ私は物理が苦手なのか。
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siomin
金融について書かれた著者の書籍は読んでいたけど、人生設計の本も書いていたとは。人間が管理できる時間も人間関係も有限なので、そのなかでいかに生きていくのかを説いています。著者の指摘の通り、睡眠はほんとに大事で、ケチってはいけない。また、友人関係を維持するのは友人を作るより難しく、仲が良くても結構簡単に疎遠になったりするもんだよなあというのは実感。リターンは期待値、リスクはデータのばらつき。期待値が同じ場合はリスクが小さいほうが優れており、リスクが大きくてもリターンがさらに大きければそちらのほうが優れている。
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江戸時代に活躍した数学者の評伝集。一口に数学者といっても、吉田光由のように技術者だったり、渋川春海のように囲碁棋士からの暦学者だったり、時には大名の数学者がいたり、流浪の数学者がいたり、多士済々。それだけ数学が広まっており、その魅力に取りつかれた人がいたということです。名が残っていない天才数学者もいたはずでしょうし。しかし、関孝和は今でこそ名は知られているが、本人は名誉欲が全く無いというのも興味深い。出生地がはっきりしていないそうで、江戸生まれの可能性がありそうだとしたら上毛かるたの文面が変わるそうだ!
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siomin
いまの高校生は起業を志す人がけっこういるそうで、そのための心構えを紹介した一冊。ここんところ起業についての本を読んでいたこともあるので、内容はわかりやすいし、何をすべきかが書かれてたり、実践例も載っています。やはり人と情報が集めるのが大切なのかな。ただ、規模の大きな起業例が中心なので、そこまで大きな会社を考えていないならば不向きかもしれません。また、起業してもすぐに潰れることも多いが、存続させるための方策がもっと欲しいかなとも思いました。
siomin
やっぱり、何事にも継続するというのは大きいなと思います。著者は表題のように12球団のファンクラブに20年間入会していたので、値段がいくらでどのような特典があったのかを残している資料性あふれる本となっています。私はドラゴンズファンなのでドラゴンズファンクラブには入っていますが、この年にはこの特典を選んだなあと懐かしく読んでいました。著者は2012年の会報で前監督批判の文章を書いてあったのを憤慨していましたが、私も同じ会報を読んで憤慨したので、2年ほどファンクラブを退会していたのを思い出しました。
siomin
2025/01/30 22:37

この本は、各球団のファンクラブ担当者は必読だと思います。他球団のファンクラブの姿勢を学んでいただき、良いところがあったら取り入れて、各球団でファンサービスを切磋琢磨していただきたく思います。

siomin
日本、とくに地方の人口減少は如何ともしがたく、そのためローカル線は存亡の危機に立たされている。そのなかでどのように生き残るかを考えた一冊。実際のところ、少子高齢化や過疎化を食い止める方法はなく、鉄道を利用してくれる高校生や高齢者に利用してもらうために駅近くに学校や病院を設置してやっとなのかなとも思います。鉄道は固定費がべらぼうにかかるゆえ、利用者が少ないと赤字幅が大きくなる(逆をいうならば利用者が多いと黒字が大きい)というのは見落としていたし、それならばローカル線はますます厳しいなあ。
siomin
2025/01/30 22:31

国鉄美幸線や添田線の営業係数は2000を超えて大赤字路線と騒がれたようだが、現在は営業係数10000を超える路線が存在するというから、状況はそれだけ悪化している。実に恐ろしい。鉄道は基本的には同一運賃だが、この先はホテルのように需要に合わせて運賃が変動するようにしないといけないのかな。個人的には悲しいが。

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siomin
日経プレミアシリーズでもこのような切り口があるのかと感心しましたが、内容からしたら、碁盤目のほうが便利、に尽きるのかなと思います。城下町は敵の侵入を防ぐために曲がりくねった道にしておりそれが残っているところもありますが、けっこう碁盤目の城下町もあるんだなと。ヨーロッパやアメリカの例も豊富で、アメリカは確かに広大な土地には碁盤目のほうが良いだろうなと納得します。
siomin
ちょっと前のプロレスは、ほんとに謎が多く、それゆえ裏話を発掘しようという動きがたくさんあるのが面白い。この本もその一冊です。個人的には、大仁田は何回引退して何回復帰しているのかを本気で分析しているところ。引退後も1回限りで顔見世で出場することはままあるのでそれをどこまでカウントすればいいのかわからないので、結局は「わからない」という答えは、まさにプロレスだなと思います。
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siomin
翻訳書を分析し、なぜ女性は、普段では使うことがない「~だわ」などの言葉遣いを小説の中でしているのかを分析し、さらにはジェンダー論に踏み込んだ一冊。個人的には、明治前半は編集者に女性がなることが法律で禁じられていたというのは驚きましたが、それゆえ明治期には謎のジェンダー規範で翻訳がされていて、それが残っているとは。ここでは言及はないが、小説のなかでは男の登場人物は名字表記なのに、女の登場人物が名前表記であるケースが多く、ずっと不思議に思っています。このあたりもこの著者に分析していただけないかな。
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siomin
消費者金融に勤務した著者が赤裸々に業界の内情を明かした一冊。この業界の消長が見えたような気がします。「高利で借りざるを得なくなり金を返さないほうが悪い」という見る向きもありますが、内情はそうそう簡単ではない。会社が儲かるためには延々と利息を払ってもらったほうがよいわけで、さらにノルマを達成するためにさらに金を借りろと営業電話をせざるを得ない始末。著者はその後どうなったのかを知ると、なかなか難しい業界だなと感じざるをえません。
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siomin
MLB30球団の本拠地球場を紹介した一冊。ほんとにメジャーの球場は多士済々で、どこもフィールドの形はいびつで、外野手はほんとに大変だなと思います(日本のように外野が円弧状なのはドジャースタジアムくらいしかないかも)。パドレスのレフトポールは建物の一部というのは、きちんと古いものを残そうとしている姿勢が表れていて、球場も街と溶け込んでいるんだなとわかります。いつかはリグレーフィールドとPNCパークは行ってみたいなと思います。ただ、写真はアフロのものなので、文章とマッチしていない部分があったのは難点。
siomin
2025/01/24 09:46

ミニッツメイドパークのセンター後方に「タルの丘」があったが不便なので無くなったと記載があるが、フィールドの写真は2枚とも「タルの丘」が残っていた。1枚は現在のフィールドの写真にしてほしかったです。

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siomin
江戸時代の裏話を紹介した一冊。版元が版元だから「教科書には載らない~」とタイトルにはあるが、実際には時代劇で培われたイメージは実際とは異なるということが正確でしょう(奉行所の話や、忠臣蔵の話など)。個人的には、江戸時代の出産の話が他書ではあまり読んだ記憶がないので興味深いです。当時の医療技術や栄養状態では母子ともに健康で出産できる確率は低く、そのうえ出産は座った状態で行い、さらに出産後数日は妊婦は寝てはいけないというのは、かなり恐ろしい。そのなかでも帝王切開を行い成功した事例があるというのは素晴らしい。
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siomin
投資信託の実態を説明した一冊。投資信託を買っておけば投資会社が運用して資産を増やせると思われているが、実際は玉石混交、というか石だらけのようです。まあ、投資信託商品があるのは、手数料収入を得たいからが第一義ですからねえ。あの手この手の宣伝文句で金を集めようとしていますが、うまい話には裏があるのは言うまでもない。投資信託で運用したいならば、しっかりと分析しないといけませんね。うまい話はなかなかないものです。
siomin
俳句の本なのか、生き物の本なのか、古文の本なのか、いろいろな楽しみ方ができます。生き物が登場する有名な短歌俳句を紹介しつつ、生き物の解説をしています。松尾芭蕉は自然を観察しつつ革新的な俳句を詠んでいたとは驚き。古典では風景を見るだけでなく聞くことを重視していたそうで、「梅に鶯」とは言うものの実際に梅に来る鳥はメジロだそうで、平安時代ではコオロギとキリギリス、スズムシとマツムシは今と逆というのは面白い。
siomin
中学生向けに作られた、法学入門書。日常の生活でいかに法が関わっているかがわかります。法をきちんと知ることで、困りごとを解決できますし、自らが良くないことをするのを避けることができる。さらにいうならば、学校という組織が運営されるには「法」があるので、それをきちんと知っておくのも重要なのかと思います。最初に漫画があるので、わかりやすい内容になっているから、中学生はもちろん、大人でも満足いくかと思います。
siomin
馬産地の牧場と、JRAの厩舎を舞台にした競馬小説。出てくる人も馬も個性的ですね。個人的に注目したのは、競馬界のダイバーシティ。ここで出てくるのは調教師を目指す女性や、馬主の女性、牧場でヤンチャ馬を御するのも女性。元々はかなりの男社会だったのが変化しているのが表れています(事実、JRAでも初めて女性調教師が誕生した)。目立たないけれどインド人の厩務員が出てくるのもダイバーシティさを出しています。裏を返すならば日本人の厩務員が減っていることもあり、競馬界の課題も浮き彫りにしています。
siomin
2025/01/17 16:58

私は競馬をやるので、内容はスッと入ってきました。競馬では馬の死は避けられないし命は軽んじられているのは否めないが、競馬小説ではそこを取り上げられることは少ない。でも、その点にも問いかけているのは興味深い内容でした。私の経験上、気性難の馬は、買うとやらかすし、買わないと圧勝する。シルバーファーンは魅力的な馬であるのは間違いないが、こんな馬がレースに出てきたら、怖くて金を賭けることはできないなあと思います。

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徹頭徹尾特徴的な甲虫をたくさん紹介しているので、じつに美しい。よくぞこれだけ集めて撮影できたものです。虫好きならば楽しめるし、ダメな人にとってはかなりきつい本だと思います。
siomin
金融商品の広告を題材に、どこに落とし穴があるのかを解説した一冊。当たり前ですが、金融機関は消費者を豊かにしてほしいから商品を出しているのではなく、自らが儲かりたいから商品を売っているのを忘れてはいけませんね。書籍自体は2005年刊行だが、内容自体は今でも通ずるところがあり、逆に今のほうが投資の必要性が高まっているので、金融商品のどこに気を付ければよいのかを知っておくのは非常に重要だと思われます。できたら、こういう商品はおススメというのがあればよかったなと思います。
siomin
2025/01/17 16:45

この本で批判されていた金融商品、私も買っていた。単に金利が高いというだけで飛びついてはいけませんね…。

siomin
お馴染みのシリーズ。いちおう学生向けの書籍?なのだろうが、身内を失った哀しみや生と死の葛藤など、十代にはピンと来ないであろう話が目立った。まあ、国語のテストで出題されそうな分量だから、このようなテーマで出されても困らないように思考を深めておいたほうがよいというならば、その通りだと思う。「たどりつけない星」はドイツの小咄なのかな。北朝鮮あたりにも同じ小咄がありそうな気がする。
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siomin
中国の歴史を通史的に紹介した一冊。世界史の教科書だと各国史は細切れになるけど、それを通して読むというのもいいものですね。中国史は様々な王朝が誕生しては消えていく歴史だし、他民族が侵攻したり支配したり、実に落ち着かない。どうしても政治に関する記述が多くなるけど、古代王朝の時代も毛沢東の時代も、権力をめぐる暗闘はいつの時代にも変わらないのかな。
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siomin
今は家に居ながらにして昭和のプロレスを体感できるいい時代だが、とはいえ昔のプロレスは謎が多い。その謎を解き明かそうというから、読んでいて実に面白い。プロレス雑誌の元編集長が解説しているし、データも明示されているので、説得力があります。スタンハンセンは実に義理堅いというのは実に惹かれました。
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siomin
「世界一」かわからないけど、確かに会計の基本を知るにはちょうど良いかと思います。任天堂や日本マクドナルドといった有名企業の財務諸表を見ながら説明するなど具体例も豊富だし、そういえば昔に少し勉強したなあと思い出しながら読んでいたら、身につくと思います。
siomin
短編集なんだけど、その短編が微妙に関連していたりするので、読んでいて不思議な気がします。クスッと笑える話もあれば、後味が悪い話もあったりして、いろいろ楽しめると思います。「人気暴落」が面白かったかな。
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siomin
元刑事が刑事ドラマを視聴して感想を述べるという、なかなか面白い設定です。ドラマゆえに誇張したりする部分もあるものの、忠実なところは忠実なんだなと思います。俳優が出るためにどうしても顔が隠れるシーンはできませんよね。取り調べ中にカツ丼を提供することはまず無いそうで、いったいなんで取り調べ=カツ丼となったんだろう。あと、刑事は名家に婿養子に入るケースが多いそうで、やはり身内に警察がいると安心なのかなあと思われます。
siomin
2025/01/10 22:16

私も仕事柄出版社を舞台にしたドラマや漫画は気になるけど、間違いなく言えるのは、ドラマのなかの編集部はなんであんなにきれいなんだろう。あんなにきれいなオフィスと机周りの出版社なんて、一度も見たことがない。

が「ナイス!」と言っています。
siomin
世界の危険地帯を訪ね歩いた著者による、旅行指南書。まあ、普通の旅行者では危険なところは避けたほうがいいだろうから参考にならない場合が多いだろうが、読み物としては面白い。スラムは住んでいる人より外部からやってくる人のほうが危険だとか、警察は時には裏社会を牛耳っているので警察に賄賂を渡すのも方策だとか、驚きも多い。ドラッグの記述はあるが、あくまでも注意喚起ということで。まあ、旅行に出かけるからには無事に戻ることが大事なので、気を付けて出かけましょう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/11/05(4493日経過)
記録初日
2014/01/05(4067日経過)
読んだ本
1685冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
454645ページ(1日平均111ページ)
感想・レビュー
1603件(投稿率95.1%)
本棚
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性別
年齢
47歳
血液型
O型
職業
クリエイター系
現住所
東京都
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