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2024年5月の読書メーターまとめ

バーベナ
読んだ本
27
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感想・レビュー
27
ナイス
215ナイス

2024年5月に読んだ本
27

2024年5月のお気に入られ登録
3

  • ぽ
  • 岡崎岳
  • 蒼い猛牛

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

バーベナ
加害者と被害者。それぞれの家族の人生は続く。そうして続いていかなければ、真実は明らかにならず、美しく聡明な美令も、忍耐強く行動派の和真も産まれていないわけだし。大切なものを傷つけられるほうが、辛い。そのことがわかっていながら、人は何故子孫をつくるんだろう。強さも弱さも狡さも、恋心も、清濁併せ持っている。私の感想が鬼畜なのもそのなかのひとつ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
27

バーベナ
コロナ禍。御主人とオーストリアの山中で庭仕事に励み、自炊する暮らし。そして、Jちゃんとの会話を意味あるものにするために、ドイツ語に励む。目標と努力。日々をきちんと生きる姿っていいな。生死感をきちんと自分の言葉で語れる人は信頼できる、と思っているのだけれど、彼女もそんな人だった。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
『肥満者差別』が現代が許容する最後の差別。という言葉にハッとした。確かに、だらしなく太っている人に対して、堂々と差別的なことを連想してしまう。自分にもその言葉は跳ね返ってくるのだけれど。
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バーベナ
天才画家の辻堂環が亡くなった。彼が愛した女たちが環を回想する。二股や泥沼の話かと思いきや違った。環氏、恋多き人だけれど、どの人にも一途。見事に一直線の愛の日々。短いスパンで次へ行く。出会っちゃったら仕方がない。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
空港でのラップぐるぐる巻きの理由が分かって、その理由にも驚いた。日本っていい国だわ。
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バーベナ
友達はいないというユリ、不倫の慰謝料請求をされた美玖、離婚しそうな弓子。お酒を飲む場所でのみ繋がる3人。外部から押し付けられた価値観、自分の大切にする価値観、それがなんなのか、彼女たちと一緒に言語化しようと四苦八苦。得体の知れない闇があるユリだけれど、1本芯が通ってて好きだわ。再読だけれど、今回も読み始めるとやめられなくなった。麻薬みたいな物語。
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バーベナ
ピンクの服に戸惑う姿や、ピクニックの場面、思いがけないラスト、後半は読みながらにんまりしてしまう。ルーシーらしい人生だった。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
内気で身寄りのないルーシー。どうやって生きていくの?ドキドキしながら読む。時々、思い切りのよい決断をしてくれて好き。そして勤勉。ちょっと頑固だけれど、どんどん人生を切り開いていく。
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バーベナ
ダムってワクワクする。こんなに日本にみるべきダムがあるなんて。徳山ダムが一番身近だっただけに、いろいろ行ってみたくなる。
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バーベナ
とっても楽しそう。プチ美容を試したり、夜中のSAでココアを飲んだり。準備万端にして、乗ってみたくなりました。移動も楽みたいものね。
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バーベナ
よりよい選択を自然と促す「ナッジ」と、その逆を促す「スレッジ」。得するのは誰だ。手間がかかること、面倒なことを避けたいのが本心なのよね。たとえそれが、長期的に損になると知っていても、見ないフリをしちゃうんだ。
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バーベナ
最後の年表、小説新潮の『追悼特集』で拝見しました。再び目にできて嬉しいです。ずっと読み続けていきます。
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バーベナ
1967年から現代まで。戦争の正義を、ノストラダムスを、自然療法を、カルトを、信じていた。コロナ禍での行動も同じ。それは本当に自分の考え?信じるって、正義ってなんだろう。身近な人と解りあうために、理解しようと歩み寄る努力に、正義は不要。その正義って何。何処から来た?見たくないものから眼を逸らすために、さまざまな正義をヒトは利用する。ずっと同じことを私たちは繰り返している。でも、それでも、ささやかな希望が持てる瞬間がある。そんなことをじっと考えてしまった。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
恩田さん書くものって未来を視ている。いままでも何度も感じたけれど、これもそう。『緑色感冒』に侵された後の世界。物語はコロナ禍の数年前に発表されている。緑というのが、『ひかりごけ』の首筋を思い出してドキッとした。個人手に、思春期の頃が一番大人だったと思っているので彼らの会話がとても好き。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
理瀬にヨハン。大好なふたりに再び逢えて幸せ。ギリギリの日常、注意深さが生死を分ける。そして、装丁がホントに素敵、見ているだけで物語が溢れてくる。
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バーベナ
エッセイからの流れで。恋三部作の1作目。1969~70年学生運動や三島由紀夫の切腹があった頃。舞台は仙台。女子高生の響子が落ちた恋。その相手には宿命的な秘匿があった。キリキリするほど好きでどうしようもない恋、それを追体験する。彼等の言葉の遣い方が、断片的なナイフのように美しい。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
車窓から空の鳥籠をみて(著者のエッセイより)からの長い旅。いままだ、終わった気がしない。ラストにあれ?!と感じることがあったけれど、真実は虚構の中に。人との出会い関係性ってなんて奥行きがあるんだろう。そして解った、理解できたと感じた後の幻滅から始まる、奥深さ。こんな本を読んでしまうと、私は物語を読むこと、期待することを止められない。と改めて思う。
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バーベナ
言葉がそのままストレートに入ってくる。今回は「製品の売れ行き」にドキッとする。ひとは見たいものしかみない。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
美しく性に開放的なミノリとカイは幼馴染。正直に秘密を分け合う誓いを立て、守り続ける。カイが描く女性はミノリに似ている。ミノリの奔放さはいっそのこと純潔。彼女は賢く、注意深い。例えば、ミノリとカイの性差が逆だったなら、それほど心には残らないかも。心に特別な存在がいる相手と暮らすのは辛い。ミノリにかけられた呪いは解けないまま。やっぱり、心を許せる相手と出会えるのは奇跡。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
性を、欲望を、タブー視しないとこんなに豊かな世界がひろがっているのかと思う。知らない間に押し付けられた、受け入れてしまった価値観をほぐす。私はどう思うのか、どうしたいのか。自分の欲望に正直になるのは、道を外すようだけれど、ハッピーエンド。そして、口外しないだけで幸せな家庭も多くある。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
見事にストーリーを忘れていて新鮮。荒木の逮捕に驚く。タイトルは『心の平静不動なる状態』という意味。その状態を得たいがために、バランスを取るために、極端に陰と陽を動く人々。由衣はあえてその状態を作っているのか。傍にいるなら、心が凍っていると思うかもしれない。でも、ただ『今』しか信じていないだけ。形があることは全て奇跡だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
著者のかげしたさんは、多くの人をフラットな視点で見つめてきた方という感じがする。ひとりひとりが生きることの意味、使命に気が付いたら、それだけでいいよ、と肯定してくれるみたい。読み返すたびに発見がある。多分、自分の立ち位置が変わると、心にストンと受け取れる言葉が変わるのだと思う。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
タイトルに惹かれた。招待する日のご飯と、普段のご飯を実直に教えてくれる。これこれ、こういうことが知りたかったのよ、と読みながら愉しい気持ちになった。例えば、一枚のお皿を使いまわす。前菜の汚れはパンでお皿を掃除して、メインを盛り付け、ナイフもパんで拭う。とても合理的。時間の感覚や、不倫事情、トイレ問題までサービス満点でした。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
加害者と被害者。それぞれの家族の人生は続く。そうして続いていかなければ、真実は明らかにならず、美しく聡明な美令も、忍耐強く行動派の和真も産まれていないわけだし。大切なものを傷つけられるほうが、辛い。そのことがわかっていながら、人は何故子孫をつくるんだろう。強さも弱さも狡さも、恋心も、清濁併せ持っている。私の感想が鬼畜なのもそのなかのひとつ。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
『母』であること『娘』のままでいること。母に褒められることだけを望みに生きる娘。本人が望むように人生は創られていく、その残酷なまでの道筋がこれでもかと提示される。親子でもこれほどまでに、視ているものが違うのかと。読みながら、ここにも、ここにも、自分が居る、と感じて客観的に読めなくなる瞬間が何度もあった。没頭した。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
起業のイメージが変わった。スピード感が全く違う。売却をゴールに、逆算していく感じ。社長だけが得をするのではなく、幹部にも株を渡して、ケーキ(利益)を大きくしていく。そして、これから更に伸びそうなときに売る。こんな世界があるのね。そして、ニセコの話(中国人が上海に売る)は彼だったんだと知った。起業したい人も、そうでない人にも、固定概念が変わるという意味でおススメ。
が「ナイス!」と言っています。
バーベナ
著者は、大人になってから養女となった明美さん。本当に「母ちゃん」を愛していたことが伝わってくる。「血縁ときいただけで裸足でにげだしたくなる」と、仰っていた秀子さんに、晩年、こんな縁が舞い込むなんて。どんな環境であっても、腐らず健やかに生きるかどうかは、本人次第なのだと悟る。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/07/29(5457日経過)
記録初日
2009/07/29(5457日経過)
読んだ本
3521冊(1日平均0.65冊)
読んだページ
1006266ページ(1日平均184ページ)
感想・レビュー
3521件(投稿率100.0%)
本棚
2棚
性別
血液型
A型
現住所
神奈川県
URL/ブログ
http://ameblo.jp/babena/
自己紹介

同じ本を何度も読むのが好きです。

なんとなく毎年読み返す本、不思議と10年ごとに読み返す本・・・。
それぞれに味わい深く、幸せな時間です。

でも、放っておくと同じ本ばかり読んでいるので、新しい本と出会うきっかけにはじめました。


読書はとても個人的な楽しみだと思いますが、美味しい飲み物を前にしての読書会にも憧れます。






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