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2024年11月の読書メーターまとめ

ちよざと
読んだ本
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感想・レビュー
19
ナイス
83ナイス

2024年11月に読んだ本
19

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちよざと
ネタバレ今回は主人公が出張で不在のため、毒島さんの日常と彼女の推理劇の掌編という感じでした。とはいえ認知症に関する問題や、認知症によってやり取りの不和が生じる話、処方箋の捏造による薬の売買など現実にも紐付く問題が登場し、薬の問題は決して他人事ではないのだと思い知らされた話でもありました。印象深かったのはやはり最近話題の闇バイトの話です。子供たちを使い捨てにするようなやり口も、それに引きずり込まれるような窓口の簡便さも、今後解決しなくてはならない問題であると示されたような気持ちでもありました。
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2024年11月の感想・レビュー一覧
19

ちよざと
ネタバレクルーエルを失わないためにも、シャオの後を追うネイト。そして彼を助けるエイダとレフィス。二人の仲間の決着も今回の戦いでひと段落つきました。ネイトがアマデウスの力を借りず、ただクルーエルと共にいることを望んで会いに行こうと願ったからこそ、二人の詠が紡がれ、ミクヴェクスが名詠を一掃せずに今いる世界を見ていこうと思うように気持ちを改めたのでは…と、そう思えるような結末で、誰かが悲しむ終わり方でなくてよかったです。物語のラストを飾るはネイトとクルーエルの笑顔。二人が掴んだ未来に相応しい相応しい終わりだと思います。
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ちよざと
ネタバレミステリー作家志望の冴えない作家「僕」が編集者・壱子につれて行かれた先では、人を蘇らせるために怪談会を開くという現場だった。参加者がそれぞれ自分の周りにあった死に纏わる怪談を語っていくものの、僕はそれをミステリとして解釈して論破。しかし、その論破すら実は裏があり…という展開。ミステリを更に怪異が上書きしていく上に、ミステリも語り部が嘘をつく・情報をぼかしていることで誘導されている部分もあり、我ながらミスリードに悉く引っかけられた気持ちでした。
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ちよざと
ネタバレ前回が騒乱だった分、今回は街にお忍びで繰り出す姫君や女官たちといったイツメンの休息の回でした。とはいえ、事件には巻き込まれ、それを根性をモットーに解決していくスタイルは変わらず。今回は、とりわけ黄家の骨太な一面が強く表れた回でもあると思います。悪人たちは無事退治されましたが、道士疑いは晴れず、結局入れ替えは継続となってしまいましたが、皇帝の考えとは一体。思いがけず、景彰と慧月が良い仲になりつつあり、個人的にはこのペアは悪くないのでは…と思っています。
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ちよざと
ネタバレ後宮陰謀劇後半戦。あとがきにもありましたが、後半はまるで戦隊ものの集合のような団結力を見せてくれました。序盤で上巻から匂わされていた歌吹の姉の死に纏わる怪しい事件を明確になり、今まで脇役だった他の姫君にも交渉の場を持ってはっぱをかけていく展開では、慧月の強みである気の強さがいい形に働きました。慧月の人間的な強みが更に開花したようです。 締めとなる祈祷師の締め上げは、慧月の道術があってこそではあっても、姫君の「悪女」としての成長が結実した姿のように見えました。道術がばれたことが次の波乱になりそうですが…
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ちよざと
ネタバレ今回は、今まで蜜月(?)だった玲琳と慧月の喧嘩回でした。今まで仲良しというか、玲琳が何を言われても暖簾に腕押しだったので、ようやく二人が同じ目線に立って、それぞれの主張をぶつけ合える関係になったんだなあとしみじみ思いました。特に後半の慧月の言葉は、彼女の人格や考えが滲み出ていて、この人は悪女の振る舞いをしていたが、感情の出し方が下手だったのだろうな、という感想を改めて持ちました。作品の見所である陰謀劇は、今回は今まで控えていた妃たちに焦点があたり、こちらも読み応えがありました!
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ちよざと
ネタバレ南部の邑で起きた陰謀編の後半戦。前回の話ではただただ状況に巻き込まれ流されていくばかりだった玲琳・慧月ペアが、一転して悪事の核心に迫り、反撃していく。慧月は今まで表に出ていなかった彼女の強みを活かして社交に繰り出し、一方で、玲琳は不要に雲嵐を焚きつけたことで一瞬己の芯をぐらつかせかける…。最終的には悪役に対してもけりをつけて、丸く収まったものの、玲琳への不安はやや残ります。なまじっか強い分、それがどこまでが空元気と呼べるのか、自分すらも騙すような彼女の先行きが不安でもあります。
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ちよざと
ネタバレ今回は南領で行う豊穣祭編。後宮を出て外に行く玲琳と主催としてひやひやしている慧月。二人が入れ替わりを経て少しずつ成長しつつ、友愛を育んでいるのが微笑ましい反面、殿下との駆け引きもあって安心できないのがこの話の面白い所です。窮状の邑に拉致された慧月(玲琳)は、今回もタフネス精神を全開にしましたが、知らない人から悪意とは何かを身をもって知る一幕にもなりました。なんてことのないように振る舞う彼女にも弱さがあり、決して最強ではないのが分かる展開でもありました。陰謀劇の続きが楽しみです。
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ちよざと
ネタバレ1巻から続く陰謀の後半戦。それにしても、前半から輝く皇后様の人柄の強さよ。彼女と朱貴妃は、メインどころの二人とはまた異なる形で惹きつけられる妃同士の友愛であり、大人になってしまったが故に取り返しのつかない形で捻れた人間模様でもありました。慧月が玲琳への謝罪と自身の心情を吐露したのも個人的に良いと思える展開でした。玲琳にも少し抜けた所があり、それがある意味彼女の欠点でもあるのだろうと思います。人間味の強い慧月も、やや周囲からの感情に鈍感な玲琳も互いを補って成長していくのだろうと思わせる終幕でした。
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ちよざと
ネタバレ後宮の寵姫と、嫌われ者の姫候補の魂が入れ替わってしまった!? 誰にも信じてもらえずにあわやピンチかと思いきや、胡蝶と謳われた娘は嫋やかどころか、メンタル鋼の自活意欲に満ち溢れた人物だった、というコメディタッチを交えつつ、後宮の女同士の衝突を描いて行く物語。ヒロインである玲琳の鋼っぷりが重くなりそうな空気を快活に払拭し、それでいて自分が懐に入れたものを傷つけるのは絶対に許さない。そんな彼女にも微かに弱さもあり、程よく人間味を楽しみつつ、話の広がりを楽しめました。漫画を知ってるのでこの先も楽しみです
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ちよざと
ネタバレ夏休み後半戦でいよいよパティの実家に向かう話と、夏休み終了後のパティの弟が亡命した港湾国に向かうために、まずは外交からアプローチしていく話。パティは自分の状況を知ることになりましたが、過去に戻っても彼女が良い未来に繋げていけると思えるように奮闘するミーアは、多少怠惰であっても悪人ではないのだろうと思えます。小心者でもそのために人を追い落とさないのがミーアの良い所なのでしょうし、孤児たちに言うように、多少は嫌なことをしてしまっても、絶対に嫌なことはしないようにする、というのが彼女の人柄なのだと思いました。
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ちよざと
ネタバレ達也の大学生活の裏側である、文弥たちの話。今回は七草家の双子たちも絡んできた物語でしたが、相手が少し大きな裏社会の相手ぐらいだったら動じないところも、今まで通りという感じでした。速やかに異常事態を解決していく物語という意味では、魔法科高校の劣等生らしい話かと思います。 文弥と香澄にいわゆるフラグが立ったような感じもしますが、これはこの後発展するのだろうか。性格的に文弥が彼女に惹かれる方が考えにくいのだが…。
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ちよざと
ネタバレ怪盗シリーズ最終作。妹が飾る表紙の意味は、今まで幼児退行していたふらのが記憶を取り戻し、父を怪盗と知って殺した己を顧みて自主的に沈む刑務所の中で罰を迎えようというものだった。兄でもあり本当の怪盗でもある道足の結論の一つである、望む罰を与えない、自由に罰を選ばないことこそが罰という論は言葉遊びのようで膝をうつものがあった。加害者の償いとは何かを考えるものでもある。ウルトラ探偵は最後まで残った謎をばっさばっさと切っていった。まさか結婚するとは思わなかったが…!
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ちよざと
ネタバレ悪役令嬢として転生したエミに押しのけられる形で残っていた、本来の悪役令嬢。善人のエミが悪人が転生した聖女にやりこめられ絶望し、選手交代。本来の悪役令嬢が悪役としてエミを虐げた者や、聖女に騙されたおろか者たちを徹底的に追い詰め後悔させ、エミが愛した幸せなレミリア像を貫き通していくという異色の悪役令嬢もの。元が短編なだけあって、話はかなり速やかに進んでいくし、エミリアの独白がメインなのでストーリーとして基本の「場面」というものがほぼない。さっと物語を駆け抜けるという意味では良い表現方法であったと思いながら読了
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ちよざと
ネタバレ今回は疫病を収束させる話と、軍医として戦場に赴いたエリーゼが野戦病院の状況を改善したり、敵の罠である伝染病患者の捕虜交換からの感染蔓延を防ぐ話。後半は敵の参謀がやや私情交じりの作戦でエリーゼの前に攻め入り、エリーゼは相手の命と医療従事者の命を天秤にかけて交渉に赴くという引きでした。メインの一つである恋愛物語よりも、個人的には医療の改革に挑む彼女の物語に注目していました。 展開はさくさくですが、その分、エリーゼが活躍して褒め称える人々の構図がテンプレ化してしまっている感はちょっとありました。
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ちよざと
ネタバレコロセウムでの戦いの終幕。クルーエルが近づくことによってミクヴェクスとの拒絶反応が過熱化し発生しようとしてる大災害に、クルーエルは自分が消滅することで事態の沈静化を図る。自己犠牲に見える終わり方ではあったが、ネイトは諦めずに彼女と再び出会うための決意を固めていく。1巻の頃はまだ幼くクルーエルに助けられてばかりだったネイトが、クルーエルが消滅しても彼女を諦めずに追い続ける主人公に育っていくのがひしひしと伝わる回でした。カインツの虹色もまた一歩前進した、大きな変化が伝わる巻でした。
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ちよざと
ネタバレ匂わされていた世界と名詠式の秘密に迫る回。名詠生物の還る場所や、アマリリスの正体、クルーエルとは何か、アマデウスとミクヴェクスとは何かなどの事実が次々明らかになっていきます。与えられる情報量は膨大ですが、それらに対する登場人物たちの答えと態度は明確であり、名詠式をよりよい形で使われるように願う者、一方でそれによって失われるものを守ろうとする者との対立が明確になります。クルーエルがどれだけ不安に思おうとネイトは彼女を守る気持ちを揺るがずに持っているので、きっと良い答えに行き着くと信じて読み進められました。
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ちよざと
ネタバレ凱旋都市エンジュで開かれるコロセウムに参加し、そこで披露されるエッグの中身でもあるミクヴァ鱗片に接触する。隠された任務により集ったいつものメンバーは、ミクヴァ鱗片が齎す混沌とした名詠生物たちを目にすることに。 今まで弱腰な部分もあったネイトがより一層自ら前に出た場面でもあり、同時にクルーエルがより自覚的に己の力に向き合って戦いの場に躍り出た場面でもありました。彼女も守られているだけの少女ではなくなっていることが分かってきた回でもあり、名詠の謎にも迫る回となりました。門の向こうは果たして何があるのか。
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ちよざと
ネタバレ今回は学園の短編集。そして空白と夜色の謎について迫る新章の序章に触れる物語。学園ものは、今までシビアな展開が続いていた分、ほっと気が緩められるお話が詰まっていました。後半は今まで灰色名詠の使い手の暗躍で影が薄くなっていたシャオの影が強く見える物語でした。どうやら、名詠式について人々が忘れてしまった謎があるようですが、それが一体何に起因するものか、についてはこれから明かされていくことになりそうです。さらっと明かされている、この世界に国がなくて都市国家だけになっているのがちょっと意外でした。
が「ナイス!」と言っています。
ちよざと
ネタバレ今回は主人公が出張で不在のため、毒島さんの日常と彼女の推理劇の掌編という感じでした。とはいえ認知症に関する問題や、認知症によってやり取りの不和が生じる話、処方箋の捏造による薬の売買など現実にも紐付く問題が登場し、薬の問題は決して他人事ではないのだと思い知らされた話でもありました。印象深かったのはやはり最近話題の闇バイトの話です。子供たちを使い捨てにするようなやり口も、それに引きずり込まれるような窓口の簡便さも、今後解決しなくてはならない問題であると示されたような気持ちでもありました。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/11/25(4482日経過)
記録初日
2012/11/24(4483日経過)
読んだ本
2479冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
743086ページ(1日平均165ページ)
感想・レビュー
2000件(投稿率80.7%)
本棚
2棚
性別
血液型
A型
外部サイト
自己紹介

基本的にライトノベルと漫画をよく読んでます。
ライトノベルでも重厚な世界観と、詳細なキャラクター設定が練られているものが特に好きです。

ファンタジー大好き人間です。

おすすめのライトノベルなどありましたらぜひ教えていただけたらと。

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