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2024年12月の読書メーターまとめ

軍縮地球市民shinshin
読んだ本
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読んだページ
1621ページ
感想・レビュー
9
ナイス
206ナイス

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2024年12月に読んだ本
9

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

軍縮地球市民shinshin
9代将軍足利義尚は義煕と改名。しかし近江守護六角行高との戦は膠着状態。酒色に溺れた義煕は24歳で近江鈎の陣中で病没。後継者を決めないまま将軍が没したので、政務は大御所足利義政がしばらく執ることになったが、間もなく脳梗塞で死去。義煕の母・日野富子はかつて敵対していた足利義視の息子・義材を10代将軍に推す。管領細川政元は堀越公方足利政知の息子・清晃を将軍と推していた。新九郎は将軍職の争いに巻き込まれる。義政病死後、政務は日野富子が執っており義材が10代将軍に就任。この義材が美濃で育ったので人を疑うことを知らな
軍縮地球市民shinshin
2024/12/28 23:53

いまっすぐな人物として描かれている。この義材の家系と清晃(義澄)の家系がずっと足利将軍家の争いの火種になっている。

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2024年12月にナイスが最も多かったつぶやき

軍縮地球市民shinshin

2024年11月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1600ページ ナイス数:185ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/292926/summary/monthly/2024/11

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2024年12月の感想・レビュー一覧
9

軍縮地球市民shinshin
絵本だけど、小さい子ども用ではなく、ある程度年齢がいった人が読む本。19世紀後半のアメリカは公共図書館の数も少なく、特に地方の農村地帯に住む人びとは読書とは無縁の生活をしていた。ワシントン郡公共図書館の司書ミス・ティットコムは馬車を使った移動図書館を考えつく。それまでは中東でのラクダ、イギリスでのロバに本を積んで移送させたことはあったが、巡回路を定めて定期的に巡回させる移動図書館を作ったのはミス・ティットコムだという。1905年のことだった。馬車は列車と衝突して大破してしまい、2代目は自動車になった。
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軍縮地球市民shinshin
9代将軍足利義尚は義煕と改名。しかし近江守護六角行高との戦は膠着状態。酒色に溺れた義煕は24歳で近江鈎の陣中で病没。後継者を決めないまま将軍が没したので、政務は大御所足利義政がしばらく執ることになったが、間もなく脳梗塞で死去。義煕の母・日野富子はかつて敵対していた足利義視の息子・義材を10代将軍に推す。管領細川政元は堀越公方足利政知の息子・清晃を将軍と推していた。新九郎は将軍職の争いに巻き込まれる。義政病死後、政務は日野富子が執っており義材が10代将軍に就任。この義材が美濃で育ったので人を疑うことを知らな
軍縮地球市民shinshin
2024/12/28 23:53

いまっすぐな人物として描かれている。この義材の家系と清晃(義澄)の家系がずっと足利将軍家の争いの火種になっている。

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軍縮地球市民shinshin
『未完の天才 南方熊楠』から続けて読んだ。熊楠はたびたび夢中で故人と会い、そこから大きな発見を導き出したりしていたらしい。心霊現象や神仏の存在は懐疑的だった熊楠がこういう神秘体験を経験していたというのも面白い。幽体離脱体験もしていたというから驚き。
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軍縮地球市民shinshin
著者は戦国時代が専門なので、出版社から言われて書いたのだろうが、やはり内容に精細さが欠ける。教科書や辞典のような印象を持った。田沼政治や寛政改革と絡めて書いてほしかった。かといって出版史や美術史の観点から深掘りもされていないし、メディア史的な評価もさほど説明がない。あと「滝沢馬琴」という名前は明治期に使われ始めたもので、馬琴の本には「曲亭馬琴」と作者名が書かれている。戦国期が専門ならば「真田幸村」とは決して本文で使わないだろう。それと同じこと。おそらく知らなかったのではないか。今は歴史学も専門が細分化
軍縮地球市民shinshin
2024/12/19 08:46

しているので、仕方が無いのかもしれないが。

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軍縮地球市民shinshin
2025年大河ドラマの便乗企画本。著者は寛政改革で博士号を取得した安藤優一郎氏。蔦屋重三郎は江戸吉原で生まれ、家業は茶屋であったが義兄の援助で吉原のガイドブックを出版販売する店を開業、その後さまざまな作家の本を送り出して一代で大出版社に成長させ、浮世絵の出版にも乗り出す。世は田沼意次の時代で、規制緩和を行って自由に経済活動ができていた。時代と相まって急成長したのだろう。しかし天明の大飢饉、浅間山の噴火による大凶作による米価高騰で怒った江戸市民は米問屋の打ちこわしを頻繁に起こす。江戸町奉行も手出しができない
軍縮地球市民shinshin
2024/12/14 09:58

いのかどことなく通り一遍だが、田沼政治や寛政改革の記述は良かった。歴史学の人なので江戸初期から幕府は出版取締令を出していたという理解で、これが国文学者とは違うなと思った。田沼意次は低い身分の下級武士から老中まで上り詰めた人物で、大正時代以降歴史学では再評価が進んでいるが、世間ではいまだに賄賂政治家というイメージが強い。最近の研究では寛政改革も経済政策も意外と田沼政治を踏襲していたことが分かっているらしい。田沼の息子、意知を刺殺した旗本の佐野善左衛門(切腹処分になる)を江戸市民は「世直し大明神」ともてはや

軍縮地球市民shinshin
2024/12/14 10:00

し、墓参り客が絶えず、寺の門前には線香や花を売る店が出現、挙句の果てには墓にかける水まで売り出す者もいたという。犯罪者をもてはやす風潮はこのように昔からあったということが良くわかる事例。

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軍縮地球市民shinshin
「戦争と図書館」というテーマのシンポジウムの記録集。冒頭の山口真也沖縄国際大学教授の「はじめに」によると、世界はウクライナ戦争やイスラエルのガザ侵攻などのように戦争が多発しており、図書館も被害を受けているので80年前の日本が起こした戦争を振り返って教訓とすると書いてある。ウクライナではロシア軍侵攻によって図書館も甚大な被害を受けているが、対するウクライナの図書館もロシア語の書籍やロシア関係図書を廃棄処分にしているとふれており「中立」さをアピールしたものとなっている。しかし「中立」を徹底するならば本書で扱
軍縮地球市民shinshin
2024/12/08 11:14

っている太平洋戦争も日本国内の「思想統制」ばかりではなく、アメリカ側の対応もふれなければフェアではないだろう。日系人は強制収容所に収容され図書館利用が強制的に排除されていたのだ。気仙沼図書館長だった菅野青顔を最後に取り上げているが、憲兵やGHQに対して図書没収を拒否したことは「気骨がある」のかもしれないが好きな本は『聖書』と『資本論』というのを聞き、「いかにも」戦中戦後すぐの「知識人」だなと思った。欧米諸国へのあこがれと資本主義へのそこはかとない抵抗なんだろう。相反する思想の本を同居させているのがなんとも

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軍縮地球市民shinshin
ネタバレ1338年、石津の戦いが開戦。あぁこれで顕家卿が……と思っていたら今巻ではまだ大丈夫だった。花将軍と呼ばれた顕家なので戦の最中でも風流を忘れず雅だった。
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軍縮地球市民shinshin
博物学者・南方熊楠の知られざる一面を描いた新書で結構面白い。プライドが高く、そして合理主義者で神仏や妖怪を信じていないというのが驚きだった。著者は長年にわたって熊楠を研究しているだけあって情報量が圧倒的に多い。熊楠は学者としては研究を完成させる(=論文や本にまとめる)ということは興味が薄かったということがわかった。そのくせ論文を書くとなると英文で書いて海外の学術雑誌に投稿して国内は相手にしていないというポーズをとるというのもなんだかにくらしい。
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軍縮地球市民shinshin
前作で批判があったのか、前よりは読みやすい印象。国会図書館のデジタルコレクションが格段に使いやすくなり、戦前の本ならば本文検索までできるようになったのは調べ物には便利。あと知らない機能も国会図書館はいろいろ制作していたことも本書で分かった。国会図書館には所謂エロ本も多く所蔵されているが、その理由が今はくだらない本でも時が経てば「文化遺産」になる、ということらしい。2000年以降はアダルトビデオやゲームソフトも収集しているというから驚きだ。さすがにAVは館内視聴はできないだろう(本書に言及はない)。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/12/10(4427日経過)
記録初日
2013/08/17(4177日経過)
読んだ本
1400冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
346140ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
1400件(投稿率100.0%)
本棚
17棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
自己紹介

歴史学徒。

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