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2024年3月の読書メーターまとめ

dr2006
読んだ本
9
読んだページ
2834ページ
感想・レビュー
9
ナイス
936ナイス

2024年3月に読んだ本
9

2024年3月のお気に入られ登録
2

  • 白ねこ師匠
  • 軟水

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

dr2006
巻末に高校生オカエリが主人公の漫画で収録されているが、本編のオカエリはTVドラマの安藤サクラさんで脳内再生される⒲今回の旅先は北海道だ。道産子の自分は札幌や小樽に土地勘+αがあるので、ストーリーに取り込まれるのが早かった。今回の依頼人は北海道から東京に出てきてビジネスで大成功した人だ。依頼人と同様オカエリの故郷も北海道だが、意地を張り家族との苦いわだかまりを抱え、実家を出てから一度も帰省出来ていない。オカエリはそんな自らの事情がブレーキとなって、旅の代理を躊躇してしまうが…。続編期待♥さて帰省しよっかな!
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

dr2006

今月は、フィクションとは思えない原田マハ「奇跡の人」、理解が及ばない恐怖芦沢央「火のないところに煙は」、大好きなシリーズ三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」が良かった。 2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:3057ページ ナイス数:1090ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/302048/summary/monthly/2024/2

白銀の月
2024/03/01 20:02

僕も読メを始める前に「奇跡の人」読みました。僕もてっきり実話かと思って読んでいました。ホントに力のある作品ですよね。「奇跡の人」を読んで原田マハさんにハマっていました。

dr2006
2024/03/01 20:50

白銀の月さん、コメントありがとうございます。 原田マハさんは抽斗が多い作家さんですよね?中でも「奇跡の人」はとても興味深く面白かったです。

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2024年3月の感想・レビュー一覧
9

dr2006
主人公が作者本人で自らの出版物や家族の話など現実を語っている。それはエッセイじゃないの?と思いきや、タイムマシンでやってきた人間型ロボットが圧倒的なテクノロジーで世界中の武力紛争を制圧し、起きるはずの災害やテロも未然に防いでゆくというドSFだ。歴史の改ざんは多くのパラレルワールドを生む。作者好みの姿をしたアンドロイドは28年後の自分からのメッセージを携えてきた。そこに書かれた未来とは…。過去に出版されたSFが予見した未来と今とを突き合わせた時、そのGAPにモヤモヤするのは自分だけだろうか。このまま下巻へ。
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dr2006
倫理道徳的に安心する小説なら巷に溢れてる。一方、吉田修一の作品は、社会通念という曖昧な「善」に隠され取り上げられない現代社会の問題を浮彫にしてくれる。まるで血生臭い人の内臓を尖った刃物で抉り「これでいいのか?」と脅されている様で、ダメージ必至のくせに読みたくなるのだ。高齢者介護施設で起きた殺人事件を発端に、国家権力の腐敗、インモラルな男女関係、人体実験、政治的な圧力、犯人のでっち上げといった汚れた領域へ落ちてゆくストーリーが秀逸。それにしてもこんな厳しい作品が映画化されていたとは凄い。🎬是非観たいな。
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dr2006
これこそ小説の醍醐味だ!緻密でハードボイルドな作品を堪能できた。仕事明けのバーテンダー島村は、陽の当たる公園で芝生に身体を横たえ、止められないウイスキーを飲む。そこへ見知らぬ少女が話しかけてきた。「手がぶるぶる震えてる。寒いの?」彼は答える「確かにそうだ。でも寒くない」そんな言葉を交わした数分後、新宿中央公園で爆弾テロ事件が起きた。少女はそこへ向かったはずだ。情景描写が巧みで登場人物が映える。一つ一つの文が短いためスピード感があって引き込まれた。作者は亡くなっているので新刊は出ないが、他の作品も読みたい。
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dr2006
巻末に高校生オカエリが主人公の漫画で収録されているが、本編のオカエリはTVドラマの安藤サクラさんで脳内再生される⒲今回の旅先は北海道だ。道産子の自分は札幌や小樽に土地勘+αがあるので、ストーリーに取り込まれるのが早かった。今回の依頼人は北海道から東京に出てきてビジネスで大成功した人だ。依頼人と同様オカエリの故郷も北海道だが、意地を張り家族との苦いわだかまりを抱え、実家を出てから一度も帰省出来ていない。オカエリはそんな自らの事情がブレーキとなって、旅の代理を躊躇してしまうが…。続編期待♥さて帰省しよっかな!
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dr2006
中刷り全面広告の様な煽り文句に覆われた装丁はポプラ文庫らしからぬ。ポプラの優しくて安心する系の作品ラインナップからはかけ離れていると思うが、ポプラ社小説新人賞を受賞している。目を背けたくなる設定に対し、起承転結の落差が大きく切れ味も良いので、怒涛の面白さとか編集者驚嘆等の派手な宣伝文句も許容だ。主人公の広一は自分が普通ではないと分かっていたが、偶に抑えられず早口で自己アピールをしてしまう為クラスの中で浮いている。あんな秘密を隠しているのに…、担任の二木が「生徒の標準」へ媚びる様な接し方に反感を持っていた。
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dr2006
第四弾は文化祭を狙ったミステリー。文化祭は皆で協力して準備するのが楽しんだよね~♩その準備も大詰め夏休み後半のある朝、ペンギンに似たイラストと一文が描かれた貼り紙が様々の部室に貼られた。主人公葉山は美術部。彼の部室にもそれは貼られた。犯人は誰?何の目的だろう?葉山のミステリーの触手が蠢く…。柳瀬先輩との接近♥、伊神先輩の妹の翠も再登場し賑やかだ。葉山は何気にモテるなぁ。自分は軽音楽部だった。学校にライブに丁度良い広さのハウスがあったので、期間中はフェスばりタイムテーブルで多くのバンドがライブ演奏してた🎸
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dr2006
とても面白かった。このシリーズが現時点で第7弾まで出版されている理由を見くびっていた。短編の登場人物と何気ないストーリーが、前・後編を通して流れる大きなストーリーの伏線になっている。例えば前編<卒業式編>の「猫に与えるべからず」の猫と謎のお姉さんの話や、本編の合間の断章が、後編の本作<新学期編>で見事に回収されているからだ。新学期、2年になった主人公の葉山は一人で帰路駅へ向かう途中、怪しい男につけられているという👓女子(装丁イラスト)を助け、知り合いになる。♥恋の予感?出来過ぎな出逢い方の真相とは…。
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dr2006
市立高校シリーズ、途中の巻から読んでしまったそそっかしさを棚に上げ、約6年間の放置。満を持して💦第二弾かな?本作、さよならの次にくる<卒業式編>を読んだ⒲コミカルな日常系ミステリーはライトな読む口で心地よい⤴先輩伊神の推理力の凄さに対し、巻き込まれ体質の主人公葉山のへなちょこ推理がこっちのレベルにはあっていて、なんだかほっこりする。基本短編だけど、ちゃんと時が流れるシリーズのようなので、葉山の推理力の成長は勿論、演劇部の柳瀬先輩との恋の行方も気になってきた。続けて同タイトルの<新学期編>を読もうと思う。
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dr2006
芥川賞にしては長め。読み終えた直後、両方の意味で使う「えぐい」という言葉が浮かんだ。剣呑な展開の先に安心を期待していたが、結局フィナーレは読者の想像に任され不穏なまま、挽回のグランドには着地しない。自業自得によって全てを失った主人公が不運を言い訳にするあたりが、内向的な私小説を思わせる筆致だ。その絶妙な危うさが受賞の証憑だろうか。舞台の一つが作者の出身地山形県であることでリアルさを醸す一方、記号化された一部の登場人物が正論を引き出す役を演じていた。関係ないけど、作者の配偶者が川上未映子とは知らなかった⒲
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/05(4130日経過)
記録初日
2012/11/05(4191日経過)
読んだ本
1382冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
464130ページ(1日平均110ページ)
感想・レビュー
1382件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
職業
事務系
外部サイト
URL/ブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/midi2006dr/
自己紹介

 「無性に活字が読みたくなる時がある。」なんていうちょっと恥ずかしいフレーズで読書メーターを始めたけど、ついに(プロフ更新時点:2023年7月で)、1300冊読了。今や「常に活字が読みたい」状態です。 読メに接する態度として、レビュー(感想)は読んだ本全て100%書くこと、あくまで自分の「感想」を書き、書評にならないように頑張ります。読んで良かったと思えることがその本への最大のナイスだと思っています。

 北海道生まれ北海道育ち、社会人になってから転勤が多く、今は青森県です。もともと読書は嫌いではなかったけど、特に小説の読書のモチベーションが上がったのは、読書メーターに出会った為です。SNSとしても居心地が良くお気に入りです♪お気に入りに登録させていただいている読メユーザーの皆さんの感想を拝見して、もっともっと読書の幅を広げていきたいです。そして、読み終えて、自分が「感想」を書くことでこの読メという偉大な情報ソースを濃~くしていきたいと思います(笑)

 読み終えた後、手放さず手元に置いておきたい本は、再読し、将来に違う感想や影響を受ける可能性があると思える本です。そんな本は自分のレビューに滲み出ていると思います。というわけでどんどん本が増えて困っています!積読も山程あるのにね(汗)

2023年7月11日更新。dr2006
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