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2024年5月の読書メーターまとめ

アマニョッキ
読んだ本
14
読んだページ
5967ページ
感想・レビュー
14
ナイス
601ナイス

2024年5月に読んだ本
14

2024年5月のお気に入られ登録
2

  • ダイキ
  • ポルコ

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アマニョッキ
ネタバレ親元を抜けだすためにもがいていた花が本当に欲しかったものは何だったのだろうか。金のために人格が変わってしまったのではなく、わかりやすく信用できるものが金だったことと、持ち前のタフさと責任感と夢占いが花を変えてしまったように思う。無害なもの同士の化学変化。トロスケが花に向けて言う「それにしても顔変わりすぎだろ」の言葉に泣けて泣けて、憑かれた者の表情を知っている身としては鳥肌ものでした。冒頭からラストまで完璧な構成もさすが。エピローグで電車の窓から差し込む光はきっと澄みきった黄色だったことでしょう。
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

アマニョッキ

渋谷怖いーいやよー

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2024年5月の感想・レビュー一覧
14

アマニョッキ
ネタバレいやはや今回の興行もたいそう結構でございました。閉鎖的な村、昼夜逆転、はめ殺しの窓、様々なヒントからなんとなく入れ替わりかな?とは思っていたけれど、まさかまさかの一人三役とは!そしてここでの『粗忽長屋』。落語好きには本当たまりませんねぇ。ラストではノラとルパンは出会っちゃうし、謎の東洋人フーはなんかおっそろしいこと考えていそうだしもうどうなっちゃうのこれ?既刊あと1冊か…死ぬまでにラスト読めるのかな俺。
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アマニョッキ
ネタバレ『大乱闘スマッシュブラザーズinロンドン~往年のヒーローヴィラン大集合~』といった装い。でもちゃっかり落語も挟んでくるから本当に楽しい。『花筏』も『鎌泥』もよく知っている根多なので、金庫の中身はなんとなく察しがついたけれど花筏作戦の真意は分からなかったなー、悔しい。これだけ文才とアイデアと知識持ち合わせていたらさぞかし書くの楽しいだろうなって純粋に思うし、作者がわくわくしながら書いているのが伝わってくる作品が面白くないわけがないですよね。早いとこ続き読みます!
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アマニョッキ
ネタバレ面白かった!裏染天馬シリーズより断然こっちが好きかも。ラノベ系京極夏彦、もしくは和洋折衷どろろといった装いのゴシックホラーなのだが、とにかく登場人物のキャラが良い。真打津軽推せるわー。時折はさまれる出来が良いのか悪いのかわからない小噺みたいなのも含めて愛らしい。そしてラストに出てきた教授ってもしや??様々な界隈で有名な方々も今後出てくるみたいで楽しみ!久しぶりに読書でワクワクしております。
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アマニョッキ
ネタバレ『もう一色選べる丼』息子がタイタツガチ勢なので、タイトルからもう笑ってしまう。わたしも子供の頃テレビがみたくて風呂に入るのが嫌いで、体洗わずすぐ上がっていたら、全く濡れていないタオルを親から突きつけられてこっぴどく怒られた記憶があるが、箸のことにまで気がまわるようなあざと彼氏とは早く別れた方がいいと思います。人間隙があるぐらいの方が可愛いよ。あと、そこはかとなく漂う百合の香はこれからもずっと続くのでしょうか?それによっては次も読むか迷うところであります。
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アマニョッキ
ネタバレアニオタ天才高校生探偵第二弾。水族館で飼育員が殺されサメにまで喰われちゃうというなんとも衝撃的な事件。フーダニット、ホワイダニット、そんなものへの挑戦はハナから諦めてぬるっと読んだわたしでもめちゃくちゃ面白かった。まさかサメにまで恨みがあるとは!作者さんの脳内すごいな。いい方向にネジぶっ飛んでて最高だな。刑事さん達がポンコツすぎるのだけが今ひとつ好きになれんのやけど、天馬のキャラを際立たせるには仕方ないのか。いやでもびっくりしたなぁ。サメなぁ。よく考えたなぁ。
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アマニョッキ
ネタバレ図書委員が返却本から見つけた栞には猛毒のトリカブトの押花が挟まれていた…果たして持ち主は誰なのか?この栞はなんのために作られたのか?作中にミルハウザーの『夜の姉妹団』が出てくるのだが、既読なのにどんな内容だっけ?とふわっとした気持ちだったのだが、櫛原奈々美の文集を読んだ瞬間にぶわっと一気に『夜の姉妹団』の(脳内)情景が蘇った。そうそう本当にこんな感じ。理路整然としているのに内側には一切触れさせないぞという意志を感じる文章に震えたのを思い出して米澤さんすげー!ってなった次第。はぁ…作家さんて化け物。
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アマニョッキ
ネタバレ遅ればせながら話題の青崎有吾さん初読みです。アニオタで変わり者の天才高校生探偵と、ワトソン的ポジションのかわいい女子と有能とは言えない警察官と…まるで金田一少年。そら人気出るでしょうよ。密室の体育館からどうやって抜け出したかは、アレをわりと何度も書いてくれているのですぐ分かったけれど、黒くてデカくてブランド物の傘だから男に絞られるってのはどうなのよー。俺も黒くデカい傘使ってるよ。でも大学生のときにこれを書いたって聞いたらもうなんの文句もありません。息子にオススメしよー。
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アマニョッキ
ネタバレわたしが太田愛さんを好きな理由のひとつに、勧善懲悪ではないところが挙げられる。語られる事件や人間関係、捜査方法などはもろ劇画調なのに、いざ巨悪を追い詰める!となるとそこは全っ然追い詰められないの。そこだけが物凄くリアル。まさに日本の縮図ここにありの気持ち。太田さん絶対にそれを描きたいんやろなって分かるところに胸をグッと掴まれます。小説でありながらルポタージュのような力強さを持つところが太田作品の魅力。イヤミスとは違う奥深い後味の悪さを今回も堪能させていただきました。
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アマニョッキ
ネタバレ前回の自分の感想に『物語の構成力が並外れて上手い。巨大折り紙でキングギドラ折っちゃうアーティストみたい』て書いてたけどわたしめっちゃいいこと言うやん!その通りやん!て再読でもなりました。初読んときから若いカップルの悲運だけがどうしても納得いかないんだけど、それ以外は全部まるっとずっと好き。もやもやしたままのラストも、まじ顔面蹴り飛ばしてやりたい政治家や企業のお偉いさんたちも、ここまで描ききれるのって並大抵のことじゃないですよね。映像化切望してるんだけどな本当に…眞島秀和さん…(しつこい)
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アマニョッキ
X上で少し前に『私の好きなデビュー作ミステリ』というハッシュタグが流行ってて、それなら絶対太田愛さんだろ!犯罪者だろ!と思っての再読です。初めて読んだ時に映像化切望って思った記憶あるけれど、MFSの凄惨さを映像にのっけるのはなかなか至難の業なのかなと思ったり。でも面白さはやっぱり折り紙付き。ほんますごい。万が一映像化の際は眞崎さんは絶対に眞島秀和さんでお願いいたします!
ねこくる
2024/05/22 12:22

アマニョッキさん、ナイスありがとうございます。 太田愛さんの作品はぜひ映像化してほしいですよね!

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アマニョッキ
皮肉のきいた児童文学ミステリー。私が読んだのは再販ではなく1989年に出た方で、途中挿絵も入ってまさに児童文学。なのにすこぶるえぐい。あの時代ってわりとなんでもありだったよね。そういえば『かもとりごんべえ』もあまり救いようのない話だし。
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アマニョッキ
ネタバレ太田愛さんの描く社会派ミステリーはどうしていつもこんなに熱いのだろう。警視庁の組対、公安、政治家、マスコミ、彼らが必死で追いかける自動車メーカー非正規社員4人。4人は一体何をしたのか。何をしようとしているのか。組体の薮下と小坂が朱鷺子の文庫で4人の足跡と思考を追うシーンが一番好き。太田さんの素晴らしさがここに詰まっていると思う。人間としての矜恃…ああ泣いちゃう。参考文献の多さも圧巻です。
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アマニョッキ
うーん…人間の描き方があまり好きではなかったです。
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アマニョッキ
ネタバレ親元を抜けだすためにもがいていた花が本当に欲しかったものは何だったのだろうか。金のために人格が変わってしまったのではなく、わかりやすく信用できるものが金だったことと、持ち前のタフさと責任感と夢占いが花を変えてしまったように思う。無害なもの同士の化学変化。トロスケが花に向けて言う「それにしても顔変わりすぎだろ」の言葉に泣けて泣けて、憑かれた者の表情を知っている身としては鳥肌ものでした。冒頭からラストまで完璧な構成もさすが。エピローグで電車の窓から差し込む光はきっと澄みきった黄色だったことでしょう。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/14(4183日経過)
記録初日
2012/12/10(4218日経過)
読んだ本
1786冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
527464ページ(1日平均125ページ)
感想・レビュー
1766件(投稿率98.9%)
本棚
12棚
性別
血液型
O型
職業
事務系
現住所
福岡県
外部サイト
自己紹介

はじめまして。
アマニョッキと申します。
2019/7/20、ついに念願の長嶋有さん読書会を行うことができました!夢って叶うものなんですね。

小説メイン、たまに漫画。
とにかく長嶋有さんが大好きでエンタメより純文学を好む傾向。
漫画も小説も日常系が好きです。
ずっと読んでいきたいと思う作家さんは
朝井リョウさん、吉田修一さん、平野啓一郎さん、町屋良平さん、滝口悠生さん、遠野遥さん、川上弘美さん、小川洋子さん、西川美和さん、藤野可織さん、宇佐見りんさん、などなど。
最近は韓国文学にも興味があり年に4~5冊ペースで読んでいます。

読書以外に映画や演劇も好きです。
珈琲とお酒が好きです。
ラーメンズとバカリズムが好きです。
Hey! Say! JUMP と SnowMan 推してます。
前髪は短いのがポリシーです。


とっても人見知りですが、仲良くなると本領発揮します。
最近は読友さんも増えて嬉しいかぎりです。

読書メーターを通じて、たくさんの方の読書体験を垣間見させていただき、ときに共有させていただくことがささやかな楽しみです。

みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

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