毎度古書にまつわるミステリーは勿論のこと、この巧みな設定をいつから作者は考えていたのだろう、と感嘆する。 まだまだ続いて欲しいな。

これまた凄いところで終わってしまった。 もう嫌な予感しかない。 読み手側としては薄々感じてはいたけれど、まさかこんな展開になるなんて。 結早まらないで！

毎度あきないの知恵に感心する。 幸の知恵＝作者の知恵　なんだろうから凄いなあ。 今回は最後の最後に智蔵の名前が出てきて良かった。 幸はもう誰かと添うことはないのかしら？ これからは色恋は結におまかせかしら。

思えば前巻で智蔵が、江戸は女名前禁止ではない、という話をした時に、ああこの先2人で江戸に行き幸が店主になるのだろうな、そうしたら智蔵はどうするのかなあ？なんてのんきに思っていた。切ない。 今巻は今後の伏線となるだろうエピソードなのか色々と細かい出来事があり慌しかった印象。

もうお願いだから幸にこれ以上の試練が起きませんように、と祈らずにいられない今巻。 次を読むのが怖い。

ようやくこの巻では未来のあるワクワクした終わり方に。 とはいえ、必ずと言っていい程に悲しい別れはあるのですが。

毎度古書にまつわるミステリーは勿論のこと、この巧みな設定をいつから作者は考えていたのだろう、と感嘆する。 まだまだ続いて欲しいな。