昨年出た伊良部シリーズ最新刊。　相変わらずの破天荒ぶりが笑えますが、同時に肩の力も抜けます。　日々ストレスを感じている人は怪しげな自己啓発セミナーや本を読むのではなくこのシリーズを読むべきです。　伊良部がヘリコプターを操縦するシーンは高須クリニックのCMがフラッシュバックして高須院長で脳内再生しちまいました。　マユミちゃんは15年前の釈由美子が正解だと思うんだけど、余貴美子があまりにもキョーレツだったので混乱しながらの読了となりました(笑)★４

昨年出た伊良部シリーズ最新刊。　相変わらずの破天荒ぶりが笑えますが、同時に肩の力も抜けます。　日々ストレスを感じている人は怪しげな自己啓発セミナーや本を読むのではなくこのシリーズを読むべきです。　伊良部がヘリコプターを操縦するシーンは高須クリニックのCMがフラッシュバックして高須院長で脳内再生しちまいました。　マユミちゃんは15年前の釈由美子が正解だと思うんだけど、余貴美子があまりにもキョーレツだったので混乱しながらの読了となりました(笑)★４

『私のことならほっといて』にドはまりしたので、女のR-18文学賞大賞受賞作を含んだ本書を読んでみました。　40代後半の女性たちを主人公に据えた連作で、それぞれの結婚、性、仕事、依存が描かれます。ここでは『残欠』の評判が良いようですが『熊沢亜理紗、公園で・・』が好きです。私も公園でへらべったくなりました。　同居を断ったら殴る西村賢太ファンの男『結婚について・・』　増田明美と浅田真央どちらが葬儀担当に適任か『熊沢亜理紗、』　なぜか東北弁なのか・・『べしみ』など小ワザのキレも抜群で益々好きになりました。★4.5

やり投げ選手を目指し代用教員となった主人公とその家族の戦中から高度成長期までを描きます。著者の作品は『漂砂のうたう』や『櫛挽道守』のような読者を選ぶいぶし銀のような小説もあれば『球道恋々』『笑い三年、泣き三月。』など朝の連ドラのように楽しめるものもあります。どちらかと言えば本作は後者。作中のキャラクター達とともに泣き笑いをしながらの560頁は至福のひとことに尽きます。主人公と同時期に教員をされていた方が「後悔するのは教え子を戦場に導いてしまったことです」とため息交じりに話されていたのを思い出しました。★５

【Prime Reading】高校の図書室を舞台にした読書オタク向けギャグ漫画。　読んだこととがないけど読破したっぽい雰囲気を醸し出す。ちょっと前のベストセラーを読みまくる。サンリオSF文庫を中心にSFについて熱く語る。読書オタクのツボを押さえたそれぞれのキャラが立ちまくっています。　とにかく面白いので全巻揃えようと思います。★４

北欧ミステリーの極北(のような気がする）エーレンデュル捜査官シリーズ７作目。　喉を切り裂かれた男には薬物で女性を酩酊しレイプするという別の顔が・・。７作目にして主役エーレンデュルの出番はなくチームの女性警官エリンボルクが捜査に携わりますが、作品を覆う重苦しさや昏さに変化はなくファンを裏切りません。　ミステリーとしての展開の面白さもありますが、それ以上に登場人物それぞれのドラマが滋味深く読みゴタエがあります。　さらに今回はアイスランドの家庭料理の描写が多く、おまけ的な楽しみもありました。★4.5