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2024年6月の読書メーターまとめ

buchi
読んだ本
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感想・レビュー
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ナイス
613ナイス

2024年6月に読んだ本
16

2024年6月のお気に入られ登録
1

  • ざちまる水産

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

buchi
太平洋戦争前後の日常を女中のタキちゃん目線で描く。これだけでも読み物として面白いのだけど、この時代ならではの繊細な恋愛話が加わってスリリングになる。そして全体がタキさんの回想としてノートに書き残されるという凝った作りになっている。トドメはタキさん亡き後、ノートを託された甥っ子の健史によってある事実が明らかになる、という最後まで飽きさせない見事な作品。タキさんが号泣したその理由。その真っ直ぐさ、一生懸命さ、律儀さにグッと来る。当時黒木華目当で映画を観た時の自分は全く理解出来なかった。もう一度映画も観てみたい
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2024年6月にナイスが最も多かったつぶやき

buchi

2024年5月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:3960ページ ナイス数:1307ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/315508/summary/monthly/2024/5

が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
16

buchi
このー木なんの木きになる木ー、気になりますよね。レインツリーって何でしょう?だいぶ以前にこちらでオススメ頂いた作品。想像と全く違ってそれが刺激になった。聴覚障害って聞くと確かにすぐ手話を連想しちゃうけど色んなパターンがあるんですね。あとがき解説含め勉強になりました。分かったつもりできっと分かってないので都度復習します。図書館シリーズとの絡みは面白いですね。朝ドラで前作の登場人物が出てきたー!みたいなw。それにしても有川さんの作品って青春菌多めですよね。多種多様な菌に侵されてる僕でもこの菌は強敵ですw
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buchi
そういうことかー、と思って頭に戻って読み直す。いとうせいこうさんらしい切り口。いやあんまり詳しく知らんけど。『人類滅亡の時、あっちの世界は死者で満杯になるということは無くて、生者あっての死者、死者あっての生者』という考えが物凄く腑に落ちた。僕は『思い出すことが供養になる』と教えてもらって納得している。結局亡くなった人の声が聞こえる聞こえないは人それぞれでいいと思うんだ。ホントの正解が何であれ、遺された者はまだ生きていかなきゃいけない。都合の良い解釈をしてそれを生きる糧にして生きていけば良いんじゃないかな。
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buchi
ポケット版でなかなか良き。残念なのは木肌の写真と解説がほとんど無いこと!縦スジ、横スジ、ボツボツ、木肌にも判断できる特徴はあるからね!判断材料は多いほど良い!ポケット版に望みすぎか?
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buchi
とても生臭い。『熊嵐』のようなクマ被害の話かと思ったらそうじゃなかった。生き物の生臭い生死の話。人間と距離をおいて獣のように生きる熊爪。負傷したのをきっかけにこの先どう生きるかについて考え始める。獣として生きるか人のように生きるか。そしてどう死ぬか。そこに陽子が関わる。熊爪を受け入れ、まぐわい、熊爪の遺伝子を宿した。それが望みの全てだったのか?伏線はあったもののなんという最期だろう。でも熊爪も納得し受け入れた。自然の循環。重厚な物語だったけど熊爪の子が娘だったところに要らぬ心配を抱いてしまった…
buchi
2024/06/25 13:35

こんなこと言ったら元も子もないけれど、きれい事言ってても結局ニンゲンは武器を使って戦うわけで『ズルい』とは言わないけれど、ズルいw

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buchi
官庁営業をやったことある身からすると『役人あるある』で懐かしかった。市町村より県、県より国の人がより異世界人だった。本書のような民間で研修するシステムが今実際あるのか知らないけど、最近の役所は以前よりも距離感が近くなった気もする。複雑な世の中で業務は増えるけど人は増えないということで役所も人不足らしい。ご苦労様です。さてこの作品。当初は登場人物が皆曲者で重い読書感だったけど、最後はなかなか気持ち良い終わり方だった。ただ途中から惣菜部門オンリーになってしまったので他の部署はどうなったか気になるところ。
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図書館本。樹木の同定に興味が出てきた。特定する手引書を探している。なかなか良い本だったけど持ち運ぶには大きい。ポケットサイズを探そう。
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芥川賞ってみんなこんな感じ?数多く読んでいるわけではないけど、芥川賞の主人公はいつもこんな独特な感じ。世の中の『普通』とズレていて完全に理解できるわけじゃないけど「あー分かる」って部分があって、たまに自分を客観的に見せられてる気がしてグサグサ来ちゃったり。グラデーションの間に線を引いて「ここから普通」って訳にはいかないから判断は人それぞれ。そもそも普通って何よ?そんな事を考えさせるのが芥川賞なんだな。最年少19歳の芥川賞受賞作品。抑えきれない衝動で蹴っちゃう背中。痛ぇな。
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buchi
表紙の『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』がカッコよくて手に取る。一体この絵はどういう状況なのか?しばし眺める。鰐鮫に襲われているのか?透明な天狗達は何者なのか?解説によると、どうやらこの絵は2つの場面が1枚に収まってるらしい。なるほど。これだから浮世絵は奥が深い。国芳は人気があるらしいけど、画風は全体的に怖い。武者絵のイメージが強い。猫もいっぱい描いてるけどちょっと怖い。そんな中でも『里すゞめねぐらの仮宿』は大好き。これは異常に可愛いw
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buchi
『ゼロ文字押しで正解』え?何それマジあり得る?そんな感じで冒頭の数ページでページをめくる手が止まらなくなった。結局ものの数時間で読み切ってしまった。これもミステリー?20年分の本屋大賞作品をランダムに読んでいる身にはとても新しい小説に感じて新鮮だった。1問ごとそれにまつわるエピソードが続き、ついに…。金儲けの話が生理的にダメなので最後は悶々としてしまったけど、そこまでの過程はとても面白かった。というかクイズってすげーな。深い!クイズは人生。ほう!ちなみにこの小説に出てくるクイズ、僕は全滅でしたw
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上巻が面白かっただけに、下巻は遊佐が活躍出来なくなってから何だか盛り下がってしまった…かと思いきや突然世の中がひっくり返る!人間のエゴがひっくり返る!そしてラストに向かってまた盛り上がる。ディストピアファンタジーの様であり、今の日本の現状と大して変わりない様でもあり。いずれにしろ政治が本気で変わらない事には物事が好転しないということか。でもそのキッカケは国民が作ることは出来る。しかし現状の投票率なんかを見てると溜息が、ね。海外の若者主導のデモなんかを見てると羨ましい気持ちにもなるのは僕だけかな?
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buchi
祝!攻殻機動隊新作アニメ制作決定!攻殻の新作まで何とか手持ちのネタで繋ぎたかったので手を出せなかった4巻の封を開けました。ここからが新章アフリカ編。とりあえず現地人の話ばっかで攻殻メンバーの活躍は無しw。相変わらず絵は可愛いですがちっとも面白くなかったですw。でも新作アニメは2年後かぁ…生きてるかな?
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buchi
太平洋戦争前後の日常を女中のタキちゃん目線で描く。これだけでも読み物として面白いのだけど、この時代ならではの繊細な恋愛話が加わってスリリングになる。そして全体がタキさんの回想としてノートに書き残されるという凝った作りになっている。トドメはタキさん亡き後、ノートを託された甥っ子の健史によってある事実が明らかになる、という最後まで飽きさせない見事な作品。タキさんが号泣したその理由。その真っ直ぐさ、一生懸命さ、律儀さにグッと来る。当時黒木華目当で映画を観た時の自分は全く理解出来なかった。もう一度映画も観てみたい
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明治維新以後、キリスト教の倫理感が導入されて日本の性に関する事柄は『隠すモノ』になってしまった。2013年に開催された大英博物館の春画展が大盛況で特に女性に好評だったらしい。本家の日本でも春画をもっとオープンなものしたいと奮闘している方々によって雑誌で特集され、のちに増補・再編集されたのがこの本。特に女性にもっと春画の面白さを知って欲しいという思いで企画されたらしい。対話形式で春画の背景や男女の喜び、性を笑いとして楽しむ文化などが語られる。映画『春の画 SHUNGA』も合わせて鑑賞。とても良かった。
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buchi
地元図書館で浮世絵関連の蔵書というと葛飾北斎と歌川国芳の名前を冠した本が圧倒的に多かった。そんな超人気絵師にガチンコ対決してるのは国芳を師匠に持つ月岡芳年。浮世絵というと江戸時代って感じだけど芳年は明治時代に入っても活躍した絵師。どっかで見たことあるなぁと思ったら社会科の教科書に載ってた近代の風刺画じゃないかと思う。漢っぽい劇画チックな作風は師匠の国芳譲りです。直助権兵衛の作品には度肝を抜れた。それでいて両者とも全く違う雰囲気の作品も描くので器用だなぁ。こうやって一人一人掘り下げて行くのは面白い。
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buchi
たまたま再放送で観たNHKの『東京前夜〜広重の暗号〜』という番組。広重の【名所江戸百景】に隠された暗号を読み解くって内容だった。あまりに面白かったので関連書籍を探して見つけたのがこの本。サイコーに面白かった。厳しい出版規制があった当時、絵師は真意を暗号化して浮世絵に描いた。【名所江戸百景】は安政に起こった幾つかの災害からの復興の祈りを込めて描かれたものだそう。その意味を知るとより一層味わい深い作品になる。面白い。この本の続編が欲しいなー。著者ほーりーさんのYouTubeも早速チャンネル登録してしまった。
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buchi
あの太田記念美術館監修!浮世絵に出てくる動物達が結集ー!動物に限らず昆虫、爬虫類、水生動物、果ては想像上の生物までと幅広い。こんな時代に案外多くの種類の舶来動物が日本に来ていたことに驚き。多くは見世物としてやって来たと思うけど餌も環境も違う中ちゃんと飼育されたのか心配になっちゃう。一方でイヌやネコのペット事情は現代人並に可愛がられていた様子でほっこりする。擬人化されたシリーズは最高!この本には少ないけど鯰絵も良いんだよなー。鰐鮫がカッコイイんだけど『讃岐院眷属をして為朝をすくう図』が無いのは残念!
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/01(4231日経過)
記録初日
2004/09/27(7280日経過)
読んだ本
436冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
117423ページ(1日平均16ページ)
感想・レビュー
358件(投稿率82.1%)
本棚
32棚
性別
血液型
B型
職業
サービス業
現住所
静岡県
自己紹介

読んだ本を記録(記憶)するために始めました。ジャンルはその時に興味があるもの。2023年の20周年の時に本屋大賞の作品を読み始めました。
2023年は42作品読了/200作品中(達成率2割)
2024年は現在78作品読了/210作品中(達成率3割)
頑張らないと毎年10冊ずつ増えて行っちゃいますよねー

【好きな作品】
星を継ぐもの
吾輩は猫である
舟を編む
天地明察
家守綺譚
鹿男あをによし
夜は短し歩けよ乙女

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