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2024年5月の読書メーターまとめ

修一朗
読んだ本
6
読んだページ
2040ページ
感想・レビュー
6
ナイス
1361ナイス

2024年5月に読んだ本
6

2024年5月のお気に入り登録
1

  • 白玉堂餡子

2024年5月のお気に入られ登録
3

  • なみ
  • くらげかも
  • 一条かおる

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

修一朗
バブルに乗って贅沢を享受していた人たちも転落が始まったらあっという間だ。じゃぁ地道に生きていたらよかったかというとそういう結末でもない。一部の逃げられた人以外は眺めていただけの人だってヒドイ目にあった。このあと強烈な就職氷河期になったので水矢子のようなひどい目にあった人も多かったのだ。投資ジャーナル事件をモデルにしているしNTTについてもほぼ事実を踏襲しているし,桐野夏生さんも当時お金を回してバブルで儲けている人を傍目で見ていいなぁと思っていた方だそう。桐野さんは改めてあの時代に対して怒りを表明したのだ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

修一朗

まさか地元がドラマの舞台になるなんてねぇ。読本数は4月に入ってやや持ち直し。今までバタバタしてたのが落ち着いてきたってことだね。原尞さんに加えて横関大さんと長らく積んでた本に手が出せました。「地球行商人」,海外勤務のリアル載ってます。一応自分もその一人だったってことで,お勧めです。2024年4月の読書メーター 読本数:9冊 3634ページ ★本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/317112/summary/monthly/2024/4

まさか地元がドラマの舞台になるなんてねぇ。読本数は4月に入ってやや持ち直し。今までバタバタしてたのが落ち着いてきたってことだね。原尞さんに加えて横関大さんと長らく積んでた本に手が出せました。「地球行商人」,海外勤務のリアル載ってます。一応自分もその一人だったってことで,お勧めです。2024年4月の読書メーター 読本数:9冊 3634ページ ★本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/317112/summary/monthly/2024/4
はる
2024/05/01 17:20

初めて&突然のコメントすみません。地球行商人の味の素で働いている主人公、私の知人です!黒木亮さんの本何度もその知人から勧められましたが、この地球行商人以外は読めておらず…。思わず知った顔を見つけコメントいたしました^ ^

修一朗
2024/05/01 19:16

お知り合いなんですね!人格者です。私は技術屋ですが,海外赴任が長かったので登場人物の中に同じ職場だったり同期が結構います。

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
6

修一朗
同時期に唐に渡り、通訳付きの公費で天台宗を仕入れた最澄と自力で恵果と対面し密教を譲り受けた空海とは対照的だ。密教の相伝は書物由来でなく面授するものというのが空海の考えだった。空海は真言宗を根付かせるという目的で活動しつつも,嵯峨天皇と友人だったり奈良仏教界から頼りにされたりと世俗とのつながりを重視していた。薬子の変をはじめとして桓武-平城-嵯峨と続いた平安時代初期の政変や,橘逸勢・藤原葛野麻呂・阿刀大足,と空海の近しい人との関わりについても詳しく書かれていて勉強になった。時間かかったけど,面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
修一朗
お大師様の生涯が司馬氏の主観を通して描かれる。天才なんだけれどもありがちな狂気や悲壮感はなく,世俗や政治を否定せず人を味方にできる闊達な人。お大師様の人となりはきっとこうだったんだろうと思わされる。上巻は密教を志して入唐するまで。当時の遣唐使がいかに命がけだったか。それにしてもお大師様の漢文が下船許可の決め手になったとか唐人以上の唐語の使い手だったとか5カ月で梵語をマスターしてしまったとか信じられない天才ぶりだ。密教が当時こんなインターナショナルだったなんて。国際都市長安の繁栄ぶりも楽しい。下巻へ。
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修一朗
伊良部先生14年ぶりの第4作だって。コロナの時期は人との関係を断たれたことで心の不調を訴える人が多いのだ。症状はパニック障害,対人恐怖症,閉所恐怖症,依存症とまぁ伊良部先生が得意な分野だ。伊良部先生は,’人の目気にせず,楽に生きなさいよ’,で今回も患者さんを直すのだ。バカボンパパだもんね。お気に入りの順番;1)ラジオ体操第二,2)うっかり億万長者,3)コメンテーター,4)パレード,5)ピアノ・レッスン
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修一朗
短編集だけれども全くもって沢崎はそのままだ。少年からの依頼だろうが娘の父親からの間違い電話だろうがスタイルは変わりなく,「タフでなければ…,優しくなければ…」のマーロウスタイルだ。頑固でやせ我慢で減らず口。6篇あってどれもよかった。一貫していい人が珍しく登場した「選ばれる男」がお気に入り。お気に入り順;①選ばれる男,②少年の見た男,③子供を失った男,④イニシャルMの男,⑤240号室の男,⑥歩道橋の男
が「ナイス!」と言っています。
修一朗
バブルに乗って贅沢を享受していた人たちも転落が始まったらあっという間だ。じゃぁ地道に生きていたらよかったかというとそういう結末でもない。一部の逃げられた人以外は眺めていただけの人だってヒドイ目にあった。このあと強烈な就職氷河期になったので水矢子のようなひどい目にあった人も多かったのだ。投資ジャーナル事件をモデルにしているしNTTについてもほぼ事実を踏襲しているし,桐野夏生さんも当時お金を回してバブルで儲けている人を傍目で見ていいなぁと思っていた方だそう。桐野さんは改めてあの時代に対して怒りを表明したのだ。
が「ナイス!」と言っています。
修一朗
バブル経済の狂騒と絶頂,転落がたっぷり詰まったお話。望月なんて全くもって自分と同世代なんだな。当時の同級生たちは当理系文系関係なしに金融に就職していた。同級生たちは山〇証券,日本〇業銀行,三〇銀行,にこぞって行ったのだ。全部なくなったけども。自分はその狂騒をはたから見ていたクチ。土地も株も値上がりしていくばかりで持たざるこっち側としては何が好景気だと思っていた。マハラジャなるものに入ってみようとあの手この手で入場しようとしたなぁ。別にいい思い出でもない。下巻へ
tomo
2024/05/18 07:30

「マハラジャ」! って、世代的にはとても懐かしいですね。

修一朗
2024/05/21 23:41

おや、同世代! たぶん、マハラジャは1回だけ行ってます。。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/04(4461日経過)
記録初日
2013/01/02(4494日経過)
読んだ本
1656冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
581913ページ(1日平均129ページ)
感想・レビュー
1651件(投稿率99.7%)
本棚
46棚
性別
現住所
神奈川県
自己紹介

以前は歴史小説ばかり読んでいましたが,2014年1月からいろんな本を読むようになりました。読メの皆さんのコメントを拝見しては新しい作家さんにトライし、おかげさまですごく幅が広がりました。素晴らしいレビューを書く方がいらっしゃるのでいつも感心しながら拝見しています。思わずコメント入れちゃいますが,ご容赦下さい。

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