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2023年11月の読書メーターまとめ

オリーブ
読んだ本
9
読んだページ
3071ページ
感想・レビュー
9
ナイス
330ナイス

2023年11月に読んだ本
9

2023年11月のお気に入られ登録
1

  • 📚Tuf

2023年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

オリーブ
ネタバレDV夫と離婚後、息子を育てるために結婚相談所に就職した平山亜紀は入会してきたクレーマーにずっと悩まされることに。一方、息子が通う小学校のクラスメート女子児童数名にはそれぞれが抱える家庭の問題があってそれらはやがて一本の黒い糸のようになって最後は亜紀の元に辿り着くことに。人は生まれながらに持ったDNAを引き継いでしまうものなのか?或いは環境がそうさせるものなのか?犯人の動機としては少し軽いような気もしたけどブラックでホラーなエンタメ小説ながらも、最後はハッピーエンドに収まります。
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2023年11月にナイスが最も多かったつぶやき

オリーブ

10月は道南旅行の函館旅行が心に残っていて、五稜郭を訪れることになっていたのだから旅行前に榎本武揚を描いた「かまさん」を読んでおけばよかったと少々後悔・・。函館山からみた夜景は美しくここが函館戦争終盤の要所だったのだと感慨深い思いがします。 2023年10月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3576ページ ナイス数:364ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/317610/summary/monthly/2023/10

10月は道南旅行の函館旅行が心に残っていて、五稜郭を訪れることになっていたのだから旅行前に榎本武揚を描いた「かまさん」を読んでおけばよかったと少々後悔・・。函館山からみた夜景は美しくここが函館戦争終盤の要所だったのだと感慨深い思いがします。
2023年10月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3576ページ ナイス数:364ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/317610/summary/monthly/2023/10
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2023年11月の感想・レビュー一覧
9

オリーブ
ネタバレ関東大震災時、朝鮮人に対する差別意識が蔓延する中起こった皮肉な悲劇。特別非情な人が起こした訳でなく普通の人が起こした事件で当時の歴史的背景において帝国日本の思想に支配されていたように感じた。今も当時と同じく「同調圧力」は歴然とあるしあの時に福田村に私がいたらNOと言えただろうか。著者はともすれば「自虐史観だ」と批判されることを覚悟の上この歴史の汚点を放置しておけず地元民が語りたがらず隠したかった真実を取材しなければこれからも悲劇は繰り返されてしまうと感じたようだ。実際、私はこの本によって初めて知った訳だし
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オリーブ
ネタバレDV夫と離婚後、息子を育てるために結婚相談所に就職した平山亜紀は入会してきたクレーマーにずっと悩まされることに。一方、息子が通う小学校のクラスメート女子児童数名にはそれぞれが抱える家庭の問題があってそれらはやがて一本の黒い糸のようになって最後は亜紀の元に辿り着くことに。人は生まれながらに持ったDNAを引き継いでしまうものなのか?或いは環境がそうさせるものなのか?犯人の動機としては少し軽いような気もしたけどブラックでホラーなエンタメ小説ながらも、最後はハッピーエンドに収まります。
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オリーブ
ネタバレ新しい世では世襲による権力者ではなく実力ある人物を入れ札(選挙)によって決めるという自由と平等の共和制を目指していた榎本たち。それを実現する為には資源豊かな蝦夷地で外国に認められる自治権の取得を得ることを目標に新政府軍と戦う必要があった。新政府軍を津軽海峡から蝦夷地へと上陸させまいとしていた榎本軍だったが彼らの命でもあった「開陽丸」の崩壊が彼らの士気を奪っていくことに。地図で辿りながら読んでいくと段々と五稜郭に迫ってくる彼らの焦りが感じられるようだった。函館戦争後の榎本の心にも迫って欲しかったかな。
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オリーブ
ネタバレ旧幕府軍も決して一枚岩ではなく榎本が勝に対して抱く苛立ちの気持ちに共感してしまう箇所が多々あり。榎本が勢い込んでいる時に限ってそれを阻害する勝・・という構図。そしていよいよ江戸に踏み入れてきた薩長軍のあまりのつけあがり方に怒りを抱く勝は慶喜の復帰と共に徳川の再興を望むようになるがオランダ留学経験のある榎本の頭の中ではもうそんな情けない主君と徳川家の存続など眼中になくヨーロッパ各地と比べても遜色ない魅力ある未開の蝦夷地へと向かっていく。
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オリーブ
ネタバレ父からの影響で技能職への学びに傾いていった武揚こと釜次郎。その技術知識を見込まれ蝦夷地への視察へと誘われそこでアイヌ人への差別意識満々の松前藩の言動に嫌悪を抱き蝦夷地の魅力を知ろうともしてない幕府に対して冷ややかな目を向ける釜次郎。一方、刻々と開国へと向かう日本において彼は海軍を重視し最先端の工業技術の必要性を感じ憧れのオランダ留学の一員に。到着後、日本での過激な攘夷行動がオランダで知り渡り偏見の目線の中、不安になる釜次郎一行だったが得た技術知識、そしてオランダで造船した「開陽丸」と共に帰国の途へ。
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オリーブ
ネタバレ優しさと愛情を持つ父の伊佐次は彼に似て素直な息子、平蔵を育てながら気の毒な境遇の士郎のことも実子同様に育てていた。しかし、士郎は悪党だった父に育てられていたためか卑怯で捻くれた性格を持っていた。やがて酷な運命により離れ離れになった二人が再会。お互いが相手に持つ嫉妬、罪悪感の中、意外な真実が明かされ「人は生まれ変われる」ことに気づく。攘夷思想と開国で揺れる幕末歴史小説の要素に加えて環境がよくも悪くも人の心を左右するというお互いに屈託を抱えた二人の男の物語で現代にも通じるようでもあり清々しい結末だった。
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オリーブ
ネタバレ同じ受刑者でも生に執着する者、生を拒否する者、認知症で既に犯した罪悪すら理解出来なくなっている者など様々な状況の彼ら。「自分たちは誰を助けているのだろうか、本当に助ける価値があるのだろうか」という矯正医官が抱える葛藤。気の毒な生い立ち故に犯罪者になった彼らの一方でそれでも立派に生きている人もいるという相反する堂々巡りの思考の中「それでも誰かがやらなければならない仕事」が矯正医官だと語る。しかし、自分たちが助けた命が出所後に誰かの命を奪った時、果たして正しかったのかという究極の問題にぶち当たる。
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オリーブ
ネタバレここ最近注目されるようになった<ヤングケアラー>。昔は精神科へのハードルが高く私の両親も気づけてなかっただろし私自身も自分がヤングケアラーだったことに気づいたのは結構な年齢になってから。子供の頃に母の愚痴を聞かされて続けていた私はカウンセラーに「アナタは子供だったのにお母さんのカウンセラーの役目をしていたのね」と言われた時はとても驚いた。家庭内でトラブルがあっても誰にも相談できず学校で失敗したり落ち着かない上に教師に叱られたり。かと言って自分から発信出来ないので気づかれにくいのでこういう漫画の存在は有難い
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オリーブ
ネタバレ壮絶な教育虐待を受けている高志の家庭は今年読んだ本の中でもショックだった『母という呪縛 娘という牢獄』に共通する虐待の様相で何度も胸が苦しくなる場面があった。一方、同じクラスにいるネグレクトに加えてヤングケアラーの家庭にいる愛瑠嘉。<虐待>という共通点で繋がっていた二人が計画した親への「復讐」とは?更に高志への嫌がらせをしている人物は一体誰?不穏な空気の中、しかし、意外にもハッピーエンドだったのはその異常性に気づいてなかった二人がお互い違う種類の「虐待」だったからこそ客観的に指摘し合えたからなのだろう。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/05(4219日経過)
記録初日
2013/02/05(4219日経過)
読んだ本
2326冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
604624ページ(1日平均143ページ)
感想・レビュー
2233件(投稿率96.0%)
本棚
10棚
性別
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
http://ameblo.jp/gnymr432/
自己紹介

自分では決して出来ない体験が出来たり
感動の涙を流したり、ハラハラドキドキしたり
こんな素敵な『本』と言う出会いが出来て
私はラッキー!って感じです^^
もっともっと私を幸せにしてくれる
そんな本に出会えたらな~
そして色んな種類の本を皆さんから
教えて頂けたらな~と思います。

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