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2024年7月の読書メーターまとめ

オリーブ
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感想・レビュー
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ナイス
491ナイス

2024年7月に読んだ本
15

2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

オリーブ
ネタバレ伊良部先生、ぶっ飛んでいるトンデモ精神科医だし助手の看護師、マユミさんはすぐにお注射しちゃうし。伊良部先生のような荒療治というかギリアウト・・いや、かなりアウトじゃないか?と思えるような療法の方が本人の為にはいいのかも?だとすると伊良部先生って名医?!人間社会の中で生きていると何かに支配されて恥をかきたくない自分のプライドとの戦いを続けその内、一体自分は何と戦っているのかさえ分からなくなりそれから逃れることが難しい生き物というのがテーマと感じた。表題「コメンテーター」が一番、皮肉が効いてて痛快で面白かった
が「ナイス!」と言っています。

2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

オリーブ

新札をゲット!まぁこれから珍しくもなくなるだろうけど 私的には千円札の裏側が北斎の「神奈川沖波裏」なのが嬉しいのです😆

新札をゲット!まぁこれから珍しくもなくなるだろうけど 私的には千円札の裏側が北斎の「神奈川沖波裏」なのが嬉しいのです😆
が「ナイス!」と言っています。

2024年7月の感想・レビュー一覧
15

オリーブ
ネタバレ「なにわ」という呼称の漢字には浪速、難波があるが「魚庭」由来説が一番有力だとか。大阪にとって淀川の重要性について何度も強調されていた。秀吉が町割り、河川の整備をしたことは有名だが疫病対策に苦心した下水は太閤下水と呼ばれ現在暗渠の形である小学校に遺されているんだそう。八軒家浜からの水上バスに乗って歴史を感じたい。清盛が福原・・つまり現在の神戸へと遷都を考えていた理由を少しだけ理解出来たかも。
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オリーブ
ネタバレ注目度が低い「学生連合」はテレビに映ることさえあまりないのに小説だからと言ってあまりな上位でゴールしたら興醒めだな~と思いながら読んでいたけど各選手それぞれが背負っている期待、不安、諦め、失望に押しつぶされそうなプレッシャーとの戦い、そして各区最後に毎回胸が熱くなる場面が用意されていてとても良かった!選手以外では皆に煙たがられている辛島アナウンサーのここぞという時の冷静さ。見放し戦線離脱した北野コーチの横浜駅給水ポイントでの言葉。この二人の熱い思いに拍手と感謝!「歴史に残らない歴史」まさにこの一言に尽きる
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オリーブ
ネタバレ大学間の順位争いにしか注目してなかったけど学生連合って 正式な順位としての記録が残らないんだ。そんな中このチームの監督が目指す目標の高さにリアリティがない、荒唐無稽だとふてくされるメンバーも。一方、テレビ局内での箱根駅伝に寄せる想いの強さと冷静に重ねる事前取材の難しさ。「箱根駅伝」が関東の学生に限っての競争でそれに特別感を持たせていることへの疑問と全国区にすべきじゃないかという指摘・・・など私を含めそれほど興味がない人たちが感じている問題点が挙げられているのが印象的。いよいよ本番が始まる下巻へ。
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オリーブ
ネタバレ今回の再読で気づいたことは大輔と同い年の俊平という存在で二人はそれぞれに違った複雑な家庭環境に育ちながらこうも対照的だったんだなと。その差はありきたりだけど愛情を貰えたかどうかなのだろう。それにしても孤独な妄想の中で偽物のこの世界から大輔自身が作りだした幸福の世界へと辿り着く為の手段が哀しすぎる。誰でも幸せを求めるのは当たり前だけど大輔の周囲の大人達も傷ついているから他の人間への信頼が持てずまた思いやれず皆が他者を傷つけながら自分にしか思いがいかなかったことが引き起こした哀しく厳しい連鎖の物語だった。
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オリーブ
ネタバレ乱れ切った生活を続ける母の元から離れた場所で過ごす大輔は父親が起こした事件を知らず妹を守るために嫌悪している大人にならなければならないという思いに駆られる。一方、被害者の娘、真裕子の方も大きな傷を抱え続け自分を痛めつけるような生活を送っている。相対するようで似通った感情でこの7年間を生きてきた二人が交互に描かれていてどちらも自分が起こした訳ではないあの事件によって屈折した思いを抱えて生きてこざるをえなかった苦しさを感じる。この後の下巻、結末を知っているだけに辛さはあるが引き続き読んでいく。
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オリーブ
ネタバレ裁判とは加害者を主人公に罪を天秤にかけた勝負を決めるゲームのようでその”主人公”以外はいないも同然に置き去りにされている虚しさ。前回読んだ時には香織の計算高い所や母親であることを忘れた言動に嫌悪感があったが今回は私だって香織の立場ならそうなるだろうなと。幸せになる為に結婚して子どもを産んで育ていただけなのに!自分だって被害者じゃないか!そんな香織の叫びが終始聞こえてくるようだった。背後にいる加害者以外の人間全てが”被害者”であることを突きつけたこの本。まさに”風紋”というタイトルの秀逸さに胸が苦しくなる。
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オリーブ
ネタバレ初めて読んだ時には気付かなかったがここまで読み手を登場人物に同化させ不安にさせイライラさせる心理描写が詳細に描かれていたかと改めて 著者の筆の力に脱帽。ある日突然、何の前触れもなく家族が殺され自分が被害者家族になるなんて。一方、将来の不安なんて全く感じたことがなく世の中の事件なんて他人事だったのにある日突然、自分が加害者家族になるなんて。双方、怒り、後悔、動揺そして、人の不幸は蜜の味とばかりのマスコミを含む野次馬根性の世間から追い詰められる恐怖。再読なので結末は知っているが最後まで見届ける義務を感じる本。
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オリーブ
ネタバレ伊良部先生、ぶっ飛んでいるトンデモ精神科医だし助手の看護師、マユミさんはすぐにお注射しちゃうし。伊良部先生のような荒療治というかギリアウト・・いや、かなりアウトじゃないか?と思えるような療法の方が本人の為にはいいのかも?だとすると伊良部先生って名医?!人間社会の中で生きていると何かに支配されて恥をかきたくない自分のプライドとの戦いを続けその内、一体自分は何と戦っているのかさえ分からなくなりそれから逃れることが難しい生き物というのがテーマと感じた。表題「コメンテーター」が一番、皮肉が効いてて痛快で面白かった
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オリーブ
ネタバレ神保町が舞台で古本といい、好きな題材なのに何故か途中から飽きてきた。登場人物の名前もキャラも独特過ぎでちょっと狙いすぎなのでは?一応、誰でもウエルカム的な雰囲気は出しているが登場人物が身内で固められて部外者が入り込みにくい印象。客もこだわりが強そうだったり逆に気弱だったりと両極端で共感出来そうな人物がいなかった。ちょっとマニアックな本と神保町の食べ物屋さんの紹介を小説に絡て・・という感じ?ほっこり小説の類なんだろうけど綺麗にまとめられて現実味が感じられなくて。こういうのがどうも合わない今日この頃。
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オリーブ
ネタバレ幕末明治時期の西洋人による日本人に対する評価は礼儀正しく相手を慮った秩序ある行動に感心した高評価に日本人としては嬉しかった。創意工夫を凝らしたシンプルな内装の家、清潔志向の銭湯通い、識字率の高さ。対価を求めない親切心。自他ともに求める厳しさの背景にある幼い頃から教え込まれる”武士道”の精神。それが今、来日する外国人が日本人の良さとして認めることに繋がっているなら嬉しく誇りに思えるので続けていきたい。西洋人の目に奇妙に映った美意識の違い、服装、髪型、お辞儀作法を自国に伝える為の解説には笑ったけど。
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オリーブ
ネタバレ定子との美しい想い出を聞かされる彰子は道長の娘であることに劣等感を抱き続けそれを誰にも打ち明けることも出来ず胸に秘めながら苦しむ姿が切ない。一方、定子も兄のせいで罪悪感を感じ没落していく過程で自分は単なる繋ぎでしかないことを自覚せざるをえず。男子誕生を使命として入内した定子、彰子なのに男子を産むことが後々災いをもたらす恐怖に苛まれるという皮肉。それもこれも醜い政争が絡んでおり一条天皇、定子、彰子、そして道長でさえ地位があるからこそ、自分の存在価値があるという思い込みの哀しさに誰もが支配されているようだった
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オリーブ
ネタバレ全体的には土方に比べて新選組の局長ながら地味な近藤勇に沿っている印象。新選組では楽観的傾向の近藤が強盗を撃退した子供時代の冷静なエピソードが意外だった。二人の出会いのきっかけ、新選組の成り立ちの過程など歴史の偶然という不思議さ。他、新選組の人物について詳しく解説。あんなに喜び勇んで意気揚々と誇りをもって幕府の為に働こうとしていた近藤の最期が切なすぎる。教科書では勝者の目線で語られがちな歴史を敗者の目線で振り返ると全く違ったものが見えてくる。ユーモラスな表現、イラストにより多少悲惨さは薄れているのが救いかな
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オリーブ
ネタバレ幕府の為に命をかけて戦っていたのにトップの慶喜が大坂から江戸へ逃亡。それでも幕府の為にと戦い続けていたのに慶喜を含む旧幕府方にとって新選組が重荷に感じるようになったというのは怒りというか切ないというか。明治になってから慶喜が哀憐の涙を流したというのがせめてもの救いだけど。さむらい道を教え込まれていた新選組の志士たちが時代の変遷乗れずいつの間にか逆賊へとなるなんて。段々と減っていく新選組の中、土方は函館で死に場所を探していたようにしか思えず先に逝ってしまった友、近藤や沖田を振り返る最期のシーンは胸を衝く。
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オリーブ
ネタバレ再読。緩み切った徳川幕府に対して武士ではない土方が怒りのような気概でもっと武士であれ!という気概が溢れて自分達が作った”局中法度”に縛られ過ぎて時に残忍な行動に出ていき段々と孤立していく様相へ。やがて池田屋事件により名声を挙げていく新選組なのに幕府からは思った程の評価がされず不満を感じていくようになり幕府の配下というより大名、そして天下をとるということが目標になっていくように。こうなるとまるで戦国武士のよう。それが彼の格好良さなんだろうけど、ひしひしと土方のプライドの高さに息苦しさを感じる時もある。下巻へ
が「ナイス!」と言っています。
オリーブ
ネタバレ上巻に続く後半の印象的な宿場を。<新居宿>安政2年(1855年)に改築された旅籠紀伊国屋は江戸時代の建物としては唯一残っているんだそう。<御油宿>連子格子の古い家屋。「東海道中膝栗毛」の松並木に纏わる話はまさに広重が描いている飯盛女に引っ張られている弥次喜多さんそのもの。<岡崎宿>13年間も住んでいたのにあの時は歴史など何の興味もなかったので家康が生まれた岡崎城にも行かなかったことがことが悔やまれる。各地、資料館、復元本陣、重要伝統的建造物群保存地区、登録有形文化財指定建物など地元の方々の努力に感謝です!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/05(4302日経過)
記録初日
2013/02/05(4302日経過)
読んだ本
2357冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
613453ページ(1日平均142ページ)
感想・レビュー
2264件(投稿率96.1%)
本棚
10棚
性別
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
http://ameblo.jp/gnymr432/
自己紹介

自分では決して出来ない体験が出来たり
感動の涙を流したり、ハラハラドキドキしたり
こんな素敵な『本』と言う出会いが出来て
私はラッキー!って感じです^^
もっともっと私を幸せにしてくれる
そんな本に出会えたらな~
そして色んな種類の本を皆さんから
教えて頂けたらな~と思います。

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