無理をしなくていい、でも、自分のいる場所は気持ちよくありたい、それは自分が気持ちよくいるために、という筆者のらしさが心地よかった。若い頃は、無理したこともあって、正直に語ってくれているのも、脱力して読めて好きかな良きかな。筆者の如く生きるには、人それぞれスキルの違いがあるので、全て自分に受け入れられるわけではなく、あなたにはその才能があるからできていること、と妬まないわけではないですが、そういう風に妬む自分も私自身が受け入れればいいだけ。整理収納のノウハウではなく、その根幹となる価値観のエッセイでした。

目の前にあるモノからではなく、奥にしまった見えないモノを抜くことから片付け始めろ、というのは「ごもっとも」と納得。そうです、そうです、片付かずにその辺に散らかっているモノって、使ったばかりだから出ているので、捨てないモノだから、結局、「ところてん式片付け」でモノを移動させるだけで、モノが減らないのね。片付け本の中では、私の身の丈にあったヒット作でした。ただ、抜いたモノをどう処理・処分したかを、私は知りたいのだ！　こう売るといいよ、これは捨てるしかない、ここに送るといい、などのノウハウを教えて欲しい。

無理をしなくていい、でも、自分のいる場所は気持ちよくありたい、それは自分が気持ちよくいるために、という筆者のらしさが心地よかった。若い頃は、無理したこともあって、正直に語ってくれているのも、脱力して読めて好きかな良きかな。筆者の如く生きるには、人それぞれスキルの違いがあるので、全て自分に受け入れられるわけではなく、あなたにはその才能があるからできていること、と妬まないわけではないですが、そういう風に妬む自分も私自身が受け入れればいいだけ。整理収納のノウハウではなく、その根幹となる価値観のエッセイでした。