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2024年4月の読書メーターまとめ

桃カステラ
読んだ本
38
読んだページ
7370ページ
感想・レビュー
18
ナイス
58ナイス

2024年4月に読んだ本
38

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

桃カステラ
「白い満月」川端康成/「壁の染み」ヴァージニア・ウルフ/「途上にて」尾崎翠
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
18

桃カステラ
2007年発行。読むあたわず自ずから書くあたわず白内障の日々の深まり▲手さぐりにフェルトペンありなお吾に表現という残るよろこび▲麻酔など打たねど手術のまを過ぐる水晶体破砕の静けさのうち▲夜ざくらの集い人の乏しきに卓濡れてゆくいつとしもなく▲地を這いて歩む如くに生きて来し地を這う人に無告の想念▲床の上に止まるひかりの温もりに過ぐる夢あり一生まぼろし▲絶対の「無」を救済に思うとし一切の人間の限界に立つ▲その戦争に一兵の怒りとし秘めしなべて一生自らの文学に曵く/難しい。読み直したいが普通に買える歌集がない。
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桃カステラ
最高だなこの漫画。自分にもこんな場所がひとつでもあれば。(あぁ、こんなタワイナイことが気ィ狂うほど楽しいってどーよ、俺・・・)p.61
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桃カステラ
「白い満月」川端康成/「壁の染み」ヴァージニア・ウルフ/「途上にて」尾崎翠
が「ナイス!」と言っています。
桃カステラ
すばらしい。鳥嶋氏はドラゴンボールはフリーザまでと言っていたが最後の最後まで面白かった。前章にない要素を加えてさらに面白くするという言うだけなら簡単だが実際は困難なことを完璧に成し遂げている。大人になって読んだほうがいろいろ楽しめる。
桃カステラ
過去と立場を反転させた電話ボックス回が秀逸。
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桃カステラ
2010年。バカミス。
桃カステラ
2012年。バカミス。
桃カステラ
2020年発行。▲傘立てと自転車用の空気入れ、さびしさをそのあたりに捨てる▲夜行バスがとても大きく見えたのをおぼえているよ石蕗の花▲絶妙な日陰にうまく収まってかに道楽のかにを見上げる▲コーヒーを受け取ってから席に着くまでに九月の空気にふれる▲食欲が意外となくてコンビニのサラダチキンを目に持てあます▲人生にまるで興味がなさそうなあなたは鳥の鳴き真似をする▲放課後はほとんど美術室にいてひかりのような一年だった▲ロッテリアあたりで休むこの冬はなにもないまま終わってくれた
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桃カステラ
2016年発行。▲僕という仄かに青い現象を見つけた方はおしえて下さい▲旅に来て思う存分無口なり悪漢のごと朝市をゆく▲「溜息?」ときみは問いけり日を浴びた髪の薫りを肩ごしに吸う▲ああワカメうどんの汁にほどけゆく おんなもおとこも抱かずに今日も▲「ちゃんとする」ということよくは解らねど靴を磨けり日曜ごとに▲551の豚まん並んで頬ばって別れようって 今いわなくたって▲渡りする鳥の小さき脳にある大空の海図われにもありや▲満ち足りたくらしは冷えて真夜二時テレビショッピングなお見続ける
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桃カステラ
応募総数658篇。第六回笹井宏之賞大賞「名札の裏」白野/五十首連作の一首目▲夏 きっと父とあなたを引き裂いたおれの前科に名前が欲しい
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桃カステラ
私が長年学んだ哲学も宗教も、或いは詩も文学も、要するに空事であって、究極の真実を今の今私はこの遺骸から教わっているのであるか。(p.252「今年の初夏」) 「入江のほとり」は読んでて息が詰まりそう、なんでこんな小説書くのこの人…
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桃カステラ
バークリー初めて読んだけどすごい!笑。完全にだまされた。これは忘れられない。
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桃カステラ
コミックエッセイではなく文章だった。
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桃カステラ
2007年発行▲部屋じゅうの空気がふいに翳りつつ母のなかへと逆流はじむ▲片恋の水路しずかに進みゆきはるか花ある密林に逢え▲惚れぬくという現象をありありと識らせて冥しイルカの躰▲もしかして君のトーテムは鰐ですか入れてくださいこの角砂糖▲海視てもきみを想わず一握のゼムクリップにきみを想えり▲改札機の外がわに棲みうたがいて熱き牛乳飲む日々つづく▲日が短くなったね(なったね)自転車のライト、御先祖さまはいないね▲電話なるテニスコートをとりかこむ魚や獣や鎮魂歌たち▲洋梨のなかに洋梨棲みつづけナイフちかづく瞬刻ありぬ
桃カステラ
2024/04/27 12:35

白パンに指嚙まれいることもなく白パンちぎるひとり晩餐▲君という冬にむかいて珈琲を飲みいる夏のひるさがりかな▲風うけた白いシーツよさかさまのあなたの顔よすぐ近くあれ▲桃は鍵もたぬものなりひそやかに舌の上へ迎えるものなり▲キャリアウーマンのわが姉きょうもゆらゆらとたらちねの母のなかに出入りす▲素足にて夜のしずけさに昇りゆく階段はふと葡萄のごとし▲海終るところにかがみ青年は犬の鎖を解きはなちたり▲ボシュロムのレンズ広告、メニコンのレンズ広告、初雪ふれり▲気まぐれな座敷童がわらってる「為替と株の動きです」

桃カステラ
2024/04/27 12:46

亜米利加はあ目りか(彼は知っていた)布、布、布、布、いつまでの風▲みずからを誰もが《われ》と重いつつこの世の埃吸いこみている▲ICHIROのバット潜める谷ふかく乱れ飛ぶべきましろき蝶ら▲劫初より携帯電話あるごとしハイビスカスの色を信じる▲それはちがうそれはちがうと唐辛子あかあか軒に吊りさがりいる▲ポストの朱あんばらんすに立ちながら冥府との時差測りつづける▲スカートへもう天(おおぞら)がやって来たなんと風の強い日だろう▲海(わたつみ)へ指輪はめむとするごとくさみしきことを君もなしいる

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桃カステラ
部屋にころがってたからよんでみた、「私の批評」町屋良平。第48回川端康成文学賞。
桃カステラ
93年に出たアンソロジー「バイトの達人」所収の「午後の最後の芝生」が春樹初体験。文学はほとんど読んでなかったけどこの気だるさはずっと記憶に残ってた。(やれやれ。/僕はほんとうにやれやれと思った。/十四、五年前といえば、僕が芝生を刈っていたころじゃないか。/p.130)
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桃カステラ
2023年発行。▲息子十九「プロフェッショナル」出演の打診をすれば秒で断る▲言葉から言葉つむがずテーブルにアボカドの種芽吹くのを待つ▲電球を換えてもらった ダンボール捨ててもらった いい秋だった▲ローソンに点滴の人 右奥にかつらとスリッパコーナーがある▲角あわせ夏のおりがみ折るようにスイカを冷やす麦茶を沸かす▲ダイソーの迷路に息子見つければイメージよりも大きかりけり▲ヒロインがグイと飲みほす韓国の酒の度数が気になっている▲最初からハムハムしおり唇を合わせるだけのキスは少なし
桃カステラ
2024/04/04 15:24

▲お決まりの広告のカタチくどいほど登場人物レクサスに乗る▲二人に一人は癌の時代と聞きながらならないほうと思っておりぬ▲卵かけご飯か鯛茶かオムレツか豊かに迷い朝が始まる▲夏休み初日の朝は納豆に卵を落とすような幸せ▲コンビニへ食パン買いにいくことが親孝行となる春の道▲愚痴、不満、悲観、諦念、母からのマイナスイオンたっぷり浴びる▲一人暮らし始めたばかりの子の部屋の冷蔵庫にて冷える缶詰▲英検の結果出る日を尋ねれば「二年後くらい」と答える息子▲しっかりと飯を食わせるだけの日々 息子のお下がりTシャツを着て

が「ナイス!」と言っています。
桃カステラ
近江瞬、阿波野巧也、永井祐、あの風プロジェクト、谷川由里子、工藤玲音、鈴木晴香、三田三郎、枡野浩一、川﨑あんな、柳原恵津子、佐クマサトシ、田中有芽子、北山あさひ
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/09/10(5365日経過)
記録初日
2009/09/10(5365日経過)
読んだ本
3738冊(1日平均0.70冊)
読んだページ
945390ページ(1日平均176ページ)
感想・レビュー
535件(投稿率14.3%)
本棚
10棚
職業
その他
現住所
その他
自己紹介

読み終わったら行きます。

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