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2024年10月の読書メーターまとめ

ちょうすけ
読んだ本
6
読んだページ
1908ページ
感想・レビュー
6
ナイス
41ナイス

2024年10月に読んだ本
6

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • 金華山金華

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちょうすけ
ネタバレ脱出をテーマにしたミステリ短編5編。どれも個性的で面白かった。タイトルの「脱出」から想像していたとおりのストーリーは正直言って1話目のみだった。屋上からの脱出と天文部という取り合わせ爽やかで一番すんなりと頭に入った。他の4編は少し捻りのある脱出劇で推理というよりホラー短編に近い。4話目(監禁巫女)と5話目(バイオハザード)は舞台や人物背景が特殊で、書きようによっては長編でもいける感じ。短編で発表するにはもったいない気がした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
6

ちょうすけ
ネタバレ脱出をテーマにしたミステリ短編5編。どれも個性的で面白かった。タイトルの「脱出」から想像していたとおりのストーリーは正直言って1話目のみだった。屋上からの脱出と天文部という取り合わせ爽やかで一番すんなりと頭に入った。他の4編は少し捻りのある脱出劇で推理というよりホラー短編に近い。4話目(監禁巫女)と5話目(バイオハザード)は舞台や人物背景が特殊で、書きようによっては長編でもいける感じ。短編で発表するにはもったいない気がした。
が「ナイス!」と言っています。
ちょうすけ
つまらなくは無いんだけど、イマイチ盛り上がらない。おそらくバディ物で恋愛要素が少しだけあるのに、主人公(一条風太:刑事)とサイコメトラー(井伏美潮)の恋仲が深まらないからだと思う。それなら事件ものとして読めばよいが、事件解決の突破口が美潮のサイコメトリなので、禁じ手を使われていて捜査の面白味がない。この全体的に暗くてぱっとしないが低空飛行で飛び続けている感じが若竹七海の持ち味なのかもしれない。なんだか「現実はこんなもん、ドラマティックばかりじゃないのよ。」と言われているみたい。
が「ナイス!」と言っています。
ちょうすけ
ネタバレ「知」から金を生み出すという理念の山城工科大学(YIT)は人工島の孤立空間にあり1年に10人以上の学生自殺者を出すという闇を抱えている。今回の舞台では初めて自殺ではなく殺人事件として通報され警察が動くことになる。科学は人類発展のために進歩しているが・・一部はという話。まあ序盤から「大学」対「刑事(+味方)」という構図になるが事情聴取で呼ばれた学生の秘密が開示されることで徐々に物語の真相が暴かれていくところが面白い。ただこの事件、最終的にはもみ消されてそうでモヤモヤする。あと知的作戦というより素人トリック。
が「ナイス!」と言っています。
ちょうすけ
ネタバレ待ってました続編。モキュメンタリー小説を好む私にとってこの手の小説は大好物。今回は①バラバラ殺人事件と密室②青いワンピースの少女③片野塚古墳の事件④にしうり駅の都市伝説の4編。それぞれ面白い怪談だが、呻木叫子シリーズの真骨頂は「怪談収集→実地調査→怪談の裏に潜んでいた事件の解決」の3ステップ、そして最後に怪談同士が繋がること。『残穢』で平岡夢明さんが言っていた「根っこが繋がる怪談はヤバイ」の典型的な例。ひとつ厄介なのは呻木叫子の語りの時系列が前後すること。この作品が好きすぎて呻木年表とか作りたくなる。
が「ナイス!」と言っています。
ちょうすけ
ネタバレこれは完全な『七回死んだ男/著:西澤保彦』のオマージュ。1日×7回→1時間×5回にして高校生の文化祭のフィナーレに起こる事件を解決しようとする女子高生の話。1回目で気になる男子に校舎の屋上で告白された菜月は、2回目以降も同じ事が起こると思い、どうせなら捨て回になる2~4回目で色々試行して最高の答えを5回目で決定させようとするが、なんと2回目にその男子が約束時間の少し前に屋上から転落してしまう。ちなみに物語のシステムが類似しているだけでトリックやキャラの被りは無い。高校文化祭という特別な日を存分に楽しめる。
が「ナイス!」と言っています。
ちょうすけ
ネタバレ因習の島が舞台のホラー小説。主人公の津雲佳人は新人小説家でデビュー作がヒットし有名に。すると自分の家族だという白家(つくも家)から連絡があり島に招かれる。実は佳人は唯一の家族である父親を幼い頃に亡くし天涯孤独な人生を歩んでいた。その佳人の父親の実家が佳人の小説を読み、小説の舞台が島の景色にそっくりだということから、失踪していた父親の息子だと確信したらしい。冒頭から面白げな雰囲気。『異人さん』の地下室は怖すぎる。始終不気味だが島民達の行動が何を考えているのか分からない所が一番怖い。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/20(4300日経過)
記録初日
2012/02/20(4666日経過)
読んだ本
790冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
258873ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
742件(投稿率93.9%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

ほとんどの本は最寄りの図書館で借りています。
一部、お気に入りの作家さんの作品は、購入して手元に置き、いつでも再読できるようにしています。

好きなジャンルはミステリとホラーです。
2010年あたりから発行された国内ものを好んで読んでいます。
最寄りの図書館が毎月ジャンルを決めてお勧め本を並べてくれるので、好みがハマったときはまとめて借ります。

時代小説、歴史物、恋愛物、海外ミステリーは苦手なので、ほとんど読んでいません。

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