「俺たちの」学生連合ランナー達と、テレビ局の箱根駅伝が始まった。最初に駅伝コース図が買いてあるのが良い。実際の大学名、監督、選手など、実名で出てくるところも面白い。新人甲斐監督への批判、学生連合チームへの問題提起、バッシング。区間エントリーの発表で上巻は終わる。これから面白くなる予感、下巻に期待。連合チームは、寄せ集めのチームではない。

「俺たちの」学生連合ランナー達と、テレビ局の箱根駅伝が始まった。最初に駅伝コース図が買いてあるのが良い。実際の大学名、監督、選手など、実名で出てくるところも面白い。新人甲斐監督への批判、学生連合チームへの問題提起、バッシング。区間エントリーの発表で上巻は終わる。これから面白くなる予感、下巻に期待。連合チームは、寄せ集めのチームではない。

赤城ミワの物語。「無事に行きなさい」はアンソロ「2周目の恋」で既読のため再読。ダムの底に沈んだ谷。虐げられてきたアイヌ民族。ミワの背中にはその証の彫り物がある。ミワほど勇気があり、奔放であり、潔く、そして友達を大事にする人物を知らない。ミワに憧れ、身を削るような読書だった。私を守るのは私自身。久しぶりの桜木紫乃さん、良かった。

芥川賞。迫力あったわ！私もたまに山へ行くので、芦屋川〜ロックガーデン〜風吹岩〜雨ヶ峠〜山頂〜有馬は王道ですね😅　生と死の狭間でバリ(バリエーションルート)に取り憑かれる2人の主人公。波多くんの妻なら、心配で堪らないな。渓谷、崖、岸壁、滝、草むら、蔓、藪。何のために登る？ランニングハイみたいな快感？生活は街。一時的に忘れるため？生きてる実感を味わいたくて？バリの迫力が凄くて、ページを捲る手が止まらなかった。仕事と山岳を上手く絡めて書かれている。妻鹿さんが、元気で、そしてどこがでバリやってますように。

まずタイトルが面白い。しんがりとは、戦国武将が、しんがりを務めるのしんがりのこと。BAILAで10年も連載されてるなんてすごいですね。今回も笑わせていただきました。追記がまた面白い。のっけから…に比べて迫力不足に感じるのは、迫力慣れしてしまっているからかもしれませんねぇ〜。しをんさん、部屋にいっぱいグリーンがあって、ちゃんと育ててるんですってね。見習わなくちゃ。

めちゃくちゃパワハラな営業課長の土方(週2回の飲み強要など)と、ハラスメント担当の人事部の新米、雨宮目線で物語は進む。土方の人格がすごくて、いっそ潔いほど。家庭でもしかり。離婚届を突きつけられても仕方あるまい。雨宮もいい人然としているけれど、彼女に言わせると、見て見ぬふりや、自覚ない加害者ぶりは、否めない。(旅行中生理になった彼女にピル飲んどけよは相当酷い) 1年レスでプロポーズってのもちょっと…ってなるが、人には色々あるのだろう。気づかず人を傷つけてることってあるよなと、自分を省みる読書だった。

表紙の女の子の目力の強さよ。辛い辛い第二次世界大戦、太平洋戦争、無条件降伏。ＧHＱのもと民主化が進み、独立国家に。安保条約や、高度経済成長や、東京オリンピック。オイルショックにバブル経済、阪神淡路大震災に、サリン、東日本大地震まで。戦後80年も経ってないのに、ホント色んなことがあったと思います。今でも戦闘やってるしね。いろんな問題抱えてるけど、この先は明るい未来がやってくるといいと思います。