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2024年1月の読書メーターまとめ

モルク
読んだ本
18
読んだページ
5507ページ
感想・レビュー
18
ナイス
3294ナイス

2024年1月に読んだ本
18

2024年1月のお気に入り登録
3

  • お猿の妖術
  • BKK
  • whimsy

2024年1月のお気に入られ登録
4

  • オレオ
  • お猿の妖術
  • whimsy
  • 葵

2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

モルク
ホテルマンの続と書耕士遠田。仕事を通じて知り合ったふたり。風変わりな訳あり書家遠田とバディを組み代筆やをしたり、後半には遠田の暗く切ない過去、生い立ちもわかるが…。書道教室である遠田のボロ屋も親しみがありなんか懐かしい。遠田自身も魅力的である。生き生きした遠田の書も見えるようだ。そしてそこには墨の香りが。筆ペンでも墨汁でもなく、久々に墨をすってみたいと思った。
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2024年1月にナイスが最も多かったつぶやき

モルク

地震見舞いのあたたかいコメントありがとうございます!我が家は海岸から数百㍍の海抜ゼロ地帯。津波警報におののき非常持ち出し袋を背負い指定の避難所へ。この袋に何が入っていたのかの記憶が薄れている。時々確認しなければいけないことを知る。みんなありがとう2023年12月の読書メーター 読んだ本の数:22冊 読んだページ数:6744ページ ナイス数:3489ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/332547/summary/monthly/2023/12

b☆h
2024/01/03 22:12

ご無事で何よりです。まだ余震続いてるようなので、難しいかもしれませんが、リラックスする時間もとれますように…!

モルク
2024/01/04 04:50

b⭐hさん、おはようございます。コメントありがとう♪ほっとする時間に本を開いて見ましたが、チビりチビりだとどんなに評価の高い本でも頭に入らない!余震脳になっているのか、それとも年齢のせいか😢

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2024年1月の感想・レビュー一覧
18

モルク
かつて読んだまさきとしか作品とは異なる作風(私がただ読んでないだけかもしれないが)。北海道右上で離婚後自堕落な生活を送る41才の澪子のもとを東京から姉が訪れ、実家で一緒に暮らすために札幌に戻る。。そこには70を越えても強烈な個性を放つ母とともに、ずっと行方不明となっていた引きこもりの兄がいた。陰キャラの澪子をはじめ、なぜにここまでという個性の塊が揃った一家。普通の人がひとりもおらず…。一緒に生活するうちに少しずつ変化が…家族といえども所詮は他人という母の思考、そして兄ノーリーのキャラがとてもいい。
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モルク
風呂に入らなくても平気な女、迷信に極度にこだわる女、必要もないものを衝動買いする男、記念日にこだわる女、食事に菓子を食べる女、ケチな男…など、恋愛同棲中のカップル。最初は何となく見て見ぬふりをしてきたそんなことも月日がたつと鼻につく。価値観の違いをどこまで許容できるのか。私なら絶対ダメと思えるような人でも何となく許してしまってきた彼ら。無理無理、この先ずっと我慢するつもりかい。そんなカップルの話は他人だからこそおもしろい。
ショースケ
2024/01/30 15:59

面白そうです!登録させていただきまーす❣️

モルク
2024/01/30 17:40

ショースケさんも読んでみて!怒るか呆れるかはたまた失望するか、お楽しみに~😁

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モルク
子供の頃から存在を忘れられるほど影が薄かった主婦良子。小4の一人娘菜摘も母親似でイライラする。菜摘の通う小学校で知り合ったセレブのママ友に誘われ中学受験の塾へ通うが、偏差値38だった娘はぐんぐん潜在能力を伸ばしていく。それと同時にママ友の態度が豹変、良子は負けじと娘へプレッシャーをかけ始める。娘大好きだった優しいママが次第に狂気の世界へ嵌まっていく。このリアルな内容に読むのが苦しくなる。よかれと思ってやっていることは子供のため?子供に自分を反映している?わからなくもないところが苦しい。一気読みだった。
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モルク
リ・ジョンヒョン、30半ば、身長が高く男性さえ振り返り見つめるほどのイケメン。愛する女性を探している彼が、問題を抱えている人の前に突然現れ援助、援護して忽然と去っていく。本当に彼はそこにいたのかという不思議な連作短編集。韓流ドラマっぽいと思ったら「愛の不時着」のオマージュ作品だそうな。なるほど納得。こういうの結構好きかも。リ・ジョンヒョン、私のところにも来て!
けえこ
2024/02/03 11:21

前知識なしで読んだのですが、モルクさんのおかげで全てが腑に落ちました♪ リ・ジョンヒョン、私もウェルカムです(^。^)

モルク
2024/02/03 11:27

けえこさん、キャー仲間~😁感性が同じっていいな、これからもよろしく☺

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モルク
ポルノ女優の化粧師をしている主人公。森のなかに佇む古いがモダンな感じの邸宅に祖母とふたりで暮らしている。そこでの生活と仕事現場、時々泊まるカプセルホテルがたんたんと描かれている。著者の経歴からいってAV撮影現場ってこんな感じなのだろうと思う。120ページほどの短い作品。だが読むのに結構苦戦する。そうか、芥川賞候補…なるほど。私は芥川賞の方の作品とは相性が悪いらしい。
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モルク
10代から女優をしている沙良。若い頃に貯めていたかせぎを母や親戚に根こそぎくいものにされ摂食障害に。その治療も一人でやった。テレビマンの夫と結婚したが孤独は癒されることはない。そんなとき知り合った柏木。謎は多いがわかりあえる気がする。しっくりくる関係。付かず離れずだが彼を求める沙良。でもそんな日々が長く続く筈もない。彼なしでも自分と向き合える、その後の彼女はもう孤独ではない。繊細であり余韻の残るストーリー。
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モルク
夫婦の年齢を合わせると180歳。夫婦のなれそめ、妻の姉の家に居候した新婚時代、会社を興し家も新築と家族の歴史が刻まれる。が、3人の息子たちは50歳近いがいずれも未婚、長男は引きこもり、次男はゲイ、三男は親に借金まみれで親に金の無心をするはで問題だらけ、さらに妻が認知症の気配で夫の浮気を疑うと追い打ちをかける。主人公のじいさんは散歩をしながら喫茶店やレストランで洋食をがっつり食べる。それがじいさんの至福の時間。普通でない家庭の普通の時間をコミカルに描く。今を楽しむじいさん。それっていいね。
mazda
2024/01/24 05:38

面白そうですね。読みたい本に入れさせていただきます。

モルク
2024/01/24 07:18

mazdaさん、おはようございます。是非読んでみてください。続編もあるので私はそれも読んでみます!

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モルク
ホテルマンの続と書耕士遠田。仕事を通じて知り合ったふたり。風変わりな訳あり書家遠田とバディを組み代筆やをしたり、後半には遠田の暗く切ない過去、生い立ちもわかるが…。書道教室である遠田のボロ屋も親しみがありなんか懐かしい。遠田自身も魅力的である。生き生きした遠田の書も見えるようだ。そしてそこには墨の香りが。筆ペンでも墨汁でもなく、久々に墨をすってみたいと思った。
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モルク
科学者山ノ内が発明した石油を生成する細菌ぺトロバブを巡り、それを脅威に感じる産油国はその細菌を奪い取り山ノ内を抹殺しようと刺客を送る。しかし、ぺトロバブは生物、猿や人間をも石油に変えてしまい血液体液により感染するという恐ろしいものだった。石油に変化する物が現れたら世界情勢は大幅に変化するだろう。様々な利権が絡みそのハードルは高い。が、圧力をかける政治家、その裏の人物がいやらしい。
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モルク
二児同時誘拐、一人はすぐに見つかり、もう一人4歳児だった男児は3年後に突然祖父母宅のベルを押した。それから30年、空白の3年間の真相を新聞記者門田が追う。その子供亮は写実画家となっていた。そこを糸口として美術会を取り巻く(美術会に限らずあらゆる世界に蔓延る)闇を垣間見えながら或家族にスポットがあたる。偶然預かった子供、それがあの子亮だった。亮も夫婦になつき家族としての愛が生まれる。でもこの子は返さなければならない子、決断の時が迫る。別れの時の切なさ胸に迫る。門田の気持ちにも胸が熱くなる。素晴らしい作品だ。
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モルク
白麗高校三部作の完結編。卒業から7年、3年6組の担任の葬式に集まった同級生たち。当時クラスで担任が起こした事件の謎と波紋、いじめやスクールカースト。いじめた側の心理といじめられた側の忘れられないトラウマの格差などを交えながら話は進む。そこに山に登っている男ふたり。どう繋がるかは予測できるが、この二人の未来に希望がもてる。学生時代のいろいろな感情が思い起こされこみあげるものがある。
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モルク
「〇〇ちゃんママ」「〇〇君ママ」と呼び会う幼稚園児のママ友たち。子供の送迎でバス停に集まるエロいブロガーママ、シングルマザーの女医、スピリチュアルに嵌まるママ、モデル出身の美人ママなど5人の母親たちがそれぞれの章の主人公。裕福で時間もあり幸せそうに見えてもそれぞれに闇を抱えているが、お互いに表面的には取り繕いランチを共にする仲。6千円もするランチを食べるなんて生活、特に子供が幼稚園の頃は考えられなかった。都会は違うのかな?私はとても仲間にはなれない。挨拶だけの仲、お付き合いはごめんこうむりたい。
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モルク
松本清張、新田次郎、加藤薫、森村誠一の大御所四人による山岳ミステリーアンソロジー。さすがでした。山岳それも遭難を扱っておりその筆力は圧倒的。実際にその場にいるような臨場感。加藤氏は初読みだったが魅せられた。選者の馳星周氏の極限状態を描くのにこれほど適した舞台装置はない。荒れ狂う自然のなか心の奥の深い闇を描いた作品というコンセプトに最適な4編。時代が古いがそれを感じさせぬほど圧倒され魅了された。
mike
2024/01/13 06:08

すごい面々ですね。山には登りませんがこの本にはとても興味が湧いてきました。もらっていきます。

モルク
2024/01/13 11:31

mikeさん、今はケーブルカー、ゴンドラ、リフトなどで結構高い標高まで軽装で行けるようになりましたが、携帯もなく最新の気象情報も手に入らない時代に巧妙に企まれた悪意。私もトレッキング程で登山はしないのですが、その息づかいを感じるほどでした。おすすめです!

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モルク
久々のホラー。高校時代の彼女小夜子が故郷へいったまま音信不通となり彼女のルームメートと探しに行く主人公。23年に1度行われる祭祀の巫女となった彼女。因習深い閉ざされた村で次々と起こる怪奇殺人。想像通りに進むが、中盤からは急展開。なぜ過去の人物がフルネームで出てくるのか、そして叙述トリックにより惑わされ、さらにエピソードでの予想外の結末。進むごとに驚愕。ラストまで楽しめた。
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モルク
ポーランド生まれのユダヤ人バーナードが実際に見、経験したこと、出会った人のことを記憶をたどり書き記す。第二次大戦前ポーランドのラドムで生まれ育ちユダヤ人ということで偏見はあったが平穏な日々を過ごしていた。だが大戦の勃発によりナチスに占領され、ゲットーへ。その後6つの強制収容所を経て生き延びた著者が何度も死を覚悟したホロコーストの記憶、多くの人をまじえたエピソードが描かれ、時にはお互いの立場を超えた友情、そして結局越えられなかった恋など様々な観点から心を捕まれる。実体験ならではの重みに揺さぶられた。
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モルク
中学時代の新聞部員四人と今は作家の元顧問教師による京都を舞台とする連作短編集。大人になった四人であるが、中学の時付き合っていた陽介と綾、距離と共に自然消滅したが10年経っても彼を想う綾。卒業してから交際を始めた司法浪人を重ねる歌義にまり惠は他の男と婚約する。そんな四人の恋物語と、様々な顔を見せる京都に次々と事件が起こる。ちょっぴり切なくミステリーが絡む。四季折々の京都にほっこり。
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モルク
「兄の終い」に出てきた孤独死していた兄、共稼ぎであまり夫婦仲のよくない両親との昔日、同居はしていないが認知症の義母の介護、双子の息子たち、愛犬との日々を語るエッセイ集。日々のエピソードをユーモア溢れる文章で綴り、実際はとっても大変なことなのにストンと胸の中に落ちてきて共感できる。それぞれの章に本の紹介があり、未読の本も多くこれもまた参考になる。
が「ナイス!」と言っています。
モルク
地震の片づけの合間合間に読んだので内容が頭に入ってこず、感想が書けない。とても好きな作風だったので必ず再読します!
がらくたどん
2024/01/05 17:42

弟が富山で幸い身体はまったく問題ありませんでしたがいろいろあれこれ面倒な模様です(@_@)お片づけ、大変ですね。お疲れが出ませんようにm(__)mノンストップな爆走ミステリーでしたね♪

モルク
2024/01/05 18:07

がらくたどんさん、爆走ミステリーは一気読みがベストですね!

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/03/14(4253日経過)
記録初日
2009/11/16(5467日経過)
読んだ本
3998冊(1日平均0.73冊)
読んだページ
1247370ページ(1日平均228ページ)
感想・レビュー
3229件(投稿率80.8%)
本棚
1棚
性別
血液型
O型
現住所
新潟県
自己紹介

読書メーターに登録したのは2013年3月ですが、ノートに記録してあったものをもとにつけています。図書館で借りるのがほとんどなので、主たる目的は同じものを何回も借りることを防ぐためです。記憶があいまいだったり、思い違いをしているといけないので、感想は登録後のものに限っています。

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