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2024年3月の読書メーターまとめ

AICHAN
読んだ本
10
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2903ページ
感想・レビュー
10
ナイス
494ナイス

2024年3月に読んだ本
10

2024年3月のお気に入り登録
2

  • 黒ひつじ
  • モモ杏シジミ

2024年3月のお気に入られ登録
2

  • 黒ひつじ
  • モモ杏シジミ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

AICHAN
図書館本。短編集。浅田次郎、太田和彦……堂場瞬一、馳星周、原田マハ、渡辺淳一の9人の作家による北海道に関する小説、エッセイ集。浅田次郎の「鉄道員(ぽっぽや)」、原田マハの「旅すれば、乳濃いし」、渡辺淳一の「四月の風見鶏」等が収録されている。「鉄道員」は久しぶりに読んだ。浅田さん、幽霊ものが好きだなあ。マハさんは札幌と帯広で乳製品の食べまくりエッセイ。六花亭が美術館を持っているなんて知らなかった。渡辺さんは札医大時代に遭遇した世界初の心臓移植手術の実態を暴いた「小説心臓移植」の真実を書いている。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

AICHAN

2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1738ページ ナイス数:390ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/33420/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
10

AICHAN
図書館本。短編集。浅田次郎、太田和彦……堂場瞬一、馳星周、原田マハ、渡辺淳一の9人の作家による北海道に関する小説、エッセイ集。浅田次郎の「鉄道員(ぽっぽや)」、原田マハの「旅すれば、乳濃いし」、渡辺淳一の「四月の風見鶏」等が収録されている。「鉄道員」は久しぶりに読んだ。浅田さん、幽霊ものが好きだなあ。マハさんは札幌と帯広で乳製品の食べまくりエッセイ。六花亭が美術館を持っているなんて知らなかった。渡辺さんは札医大時代に遭遇した世界初の心臓移植手術の実態を暴いた「小説心臓移植」の真実を書いている。
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AICHAN
図書館本。原田マハと、芸術家や芸術分野で活躍する33人の方との対談集。原田マハはならではの企画。対談者があまりに豪華すぎて、せっかくこれだけの大物たちと話すのだからもっと時間を取って深く突っ込んでほしかった。その著名人の多くが子どものころから本物の芸術に接してきたことを知った。子どものころから美術館に連れていくのが大事なんだなと思った。
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AICHAN
図書館本。一枚の絵との出会い、絵を通じて画家と知り合うことから何を得られるか。さまざま絵画や画家との出逢いを綴り、その都度感じたことを短い言葉で言い表している。大人はもちろん、子どもたちにも読ませたい作品だ。それにしても、世界中の有名美術品がこんなにも多く日本各地の美術館に収蔵されていることに驚いた。
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図書館本。アートにどっぷり浸かった原田マハと、小さいときから名画の模写に通い、『テルマノエ・ロマエ』を描いた漫画家で随筆家のヤマザキマリさんとの対話集。どちらも美術館が大好きで、アートたちを友達として見て接している。「大人になるまでに美術館で幸せな空気を覚えてもらえたら、きっと戦争がない世の中になりますよ」とはマハさんの発言。そういう世の中が待ち遠しい。
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AICHAN
Kindle本。再読。テレビで松山市の映像が流れたとき「坊ちゃん電車」という市電が走っているのを見て、何となく読みたくなってAmazonで買った。何十年かぶりで読んだが、いや面白かった。『吾輩は猫である』と同じく1906年の発表だから今からおよそ120年前の作品だ。なのに今読んでもても色褪せない。言文一致運動が始まって15年後の作品。見事な言文一致が完成されている。漱石は偉大だ。ちなみに『源氏物語』は文語調だが、京都人たちは口語では当時から京都弁だったと思う。『光る君へ』が標準語なのに違和感を覚える。
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AICHAN
Kindle本。『海と毒薬』の続編とも言うべき作品。読メ友の「zoro1」さんから教えていただき、すぐAmazonで買った。「九大生体解剖事件」についてはジャーナリストの手による『生体解剖―九州大学医学部事件』と、当時九大の医学生で現場を目撃した医師による『汚名“九大生体解剖事件”の真相』がある。両著の見解は微妙に食い違っているが、首謀者の軍人と軍医と九大教授以外の関係者は何も知らないまま解剖を手伝わされたという点では一致している。しかし『海と毒薬』では前もって全員が知っていたことになっている。→
AICHAN
2024/03/22 05:47

→『海と毒薬』は小説なのでそう構成したのかもしれないが、読んだ人は「これが事実だったのか」と思うだろう。そのため『海と毒薬』は多くの非難を浴びた。作者の故遠藤周作はそれでこの『悲しみの歌』を書いた。読んでみると、「九大…事件」に関わった当時の助手が30年後に東京で医院を開業しているところから始まる。彼は「九大…事件」のその後を調べる新聞記者に「(生体解剖に参加することを)断ろうと思えば断れたが断らなかった」と答えた。『海と毒薬』と同じく「前もって全員が知っていた」という前提なのだ。人間の原罪を問う作品。

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AICHAN
Kindle本。知らない語彙や意味を間違って使っていた語彙もあると思って期待して読んだのだが、知らない語彙や意味を間違って使っていた語彙は、外来語以外ほとんどなかった。買って損した。
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AICHAN
Kindle本。再読。村上春樹は長編を描くとき、深層心理まで深く降りていって、そこから生まれる感情やら何やらから物語を紡いでいくらしい。河合隼雄との対談ではそのことについて触れられていたなと思い出し、また読みたくなってAmazonで買った。故故河合隼雄は心理療法家。「現代の青年に覆いかぶさっている重荷は、簡単にその内容を捉えにくいものであるし、何かに対する反抗などという形で、すぐに表現できるようなものではない」「日本人は、自分の内にあるこの暴力を意識化し、それを適切に表現する方法を見出すことに努めないと→
AICHAN
2024/03/14 12:09

→突発的に生じる抑制のきかない暴力による加害者になる危険が高いことを自覚すべき」「小説を書くというのは、黄泉国へ行くという感覚に非常に近い感じがする」「個人をもっとも大切と考える生き方が、個人をもっとも深く傷つける傾向を生み出している」「日本語の場合はリズムとか緊張感とかが音声的につくられている傾向が強いと思うのだけれど、英語の場合は論理的な構成が強いから、それはものすごく違いますよね」…等々、なるほどと思わせられる発言の連続だった。

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AICHAN
短編集。短編集。「女は遊べ物語」「北ノ政所」「侍大将の胸毛」「胡桃に酒」「一夜官女」「駿河御前」を収録。他の短編集で読んだものばかりだった。でも、どれも久しぶりに読んだので新鮮だった。「女は遊べ物語」「侍大将の胸毛」「一夜官女」では司馬さんの女性観が垣間見えて興味深い。「駿河御前」は秀吉の異父妹の旭の物語。この女性ほど運命に翻弄された哀しい人はいないのではないか。
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AICHAN
再読。長宗我部盛親の物語。父・元親は土佐から興り四国全土を手中にしかけたが、中央で秀吉が台頭して土佐一国に封じ込められる。関ヶ原の少し前に元親は死に、家督を継いだ盛親は成り行きで西軍に属し、敗軍となり土佐一国取り潰しに遭う。盛親は京都に隠棲し密かに生計を立てていた。大坂の陣が始まると盛親は大坂城に招き入れられ、徳川軍と戦う。しかし盛親は刑死したとされる。その家臣たちの長曾我部侍たちが討幕に働いた一因は、盛親の怨念が幕末になって沸騰したことにあるだろう。前段が司馬さんらしくもなくしょうもない話で残念だった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/09/26(5392日経過)
記録初日
2000/01/01(8948日経過)
読んだ本
6514冊(1日平均0.73冊)
読んだページ
2010870ページ(1日平均224ページ)
感想・レビュー
2063件(投稿率31.7%)
本棚
0棚
性別
年齢
66歳
血液型
A型
URL/ブログ
https://ameblo.jp/aichanzw
自己紹介

大腸ガンで喘息でカンジダ症で花粉症で双極性障害でパニック障害でPTSDで対人恐怖症気味でムズムズ脚症候群で睡眠障害でレム睡眠行動障害で下痢型過敏性腸症候群で頚椎症で胸部と腰の神経痛持ちで手足の痺れと強ばりが常にあってリウマチ気味で偏頭痛持ちで耳炎で誇大妄想気味で被害妄想気味で自律神経失調気味で常に目が霞んでいて白内障になりかけていてメマイがあって自分の歯が数本しかなくて、ナルコレプシー(眠り発作)や睡眠時無呼吸症候群や脳梗塞になりそうっぽくて(以下省略)、超貧乏で悩み多き日々を過ごしている情けないオジサンです。

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