2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1738ページ ナイス数:390ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/33420/summary/monthly/2024/2
→『海と毒薬』は小説なのでそう構成したのかもしれないが、読んだ人は「これが事実だったのか」と思うだろう。そのため『海と毒薬』は多くの非難を浴びた。作者の故遠藤周作はそれでこの『悲しみの歌』を書いた。読んでみると、「九大…事件」に関わった当時の助手が30年後に東京で医院を開業しているところから始まる。彼は「九大…事件」のその後を調べる新聞記者に「(生体解剖に参加することを)断ろうと思えば断れたが断らなかった」と答えた。『海と毒薬』と同じく「前もって全員が知っていた」という前提なのだ。人間の原罪を問う作品。
→突発的に生じる抑制のきかない暴力による加害者になる危険が高いことを自覚すべき」「小説を書くというのは、黄泉国へ行くという感覚に非常に近い感じがする」「個人をもっとも大切と考える生き方が、個人をもっとも深く傷つける傾向を生み出している」「日本語の場合はリズムとか緊張感とかが音声的につくられている傾向が強いと思うのだけれど、英語の場合は論理的な構成が強いから、それはものすごく違いますよね」…等々、なるほどと思わせられる発言の連続だった。
大腸ガンで喘息でカンジダ症で花粉症で双極性障害でパニック障害でPTSDで対人恐怖症気味でムズムズ脚症候群で睡眠障害でレム睡眠行動障害で下痢型過敏性腸症候群で頚椎症で胸部と腰の神経痛持ちで手足の痺れと強ばりが常にあってリウマチ気味で偏頭痛持ちで耳炎で誇大妄想気味で被害妄想気味で自律神経失調気味で常に目が霞んでいて白内障になりかけていてメマイがあって自分の歯が数本しかなくて、ナルコレプシー(眠り発作)や睡眠時無呼吸症候群や脳梗塞になりそうっぽくて(以下省略)、超貧乏で悩み多き日々を過ごしている情けないオジサンです。
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