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2024年10月の読書メーターまとめ

みじんこ
読んだ本
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読んだページ
4150ページ
感想・レビュー
14
ナイス
129ナイス

2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入り登録
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  • ふみあき
  • 碓氷優佳💓

2024年10月のお気に入られ登録
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  • ふみあき

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みじんこ
ネタバレ霧島透子の最後の歌詞の意図、美織へのメッセージで彼女も救われたと思える。アニメ化されたらどんな曲になるだろう。これで全て解決したかと思いきや、世界は戻らず咲太とともに困惑。これまでの舞台の振り返りのような感覚にもなりつつ、理央の「問題の解き方は、それだけじゃないと思うけど」が的を射ていた。最終章は皆大人になっていくなあと思うとともに、咲太先生は有言実行だったといえる。美織にもいつか巡り会えるか。アニメ版の増井監督も最後に書いていたが、最終巻ながら続きが気になるのでエピローグとしてもう一巻くらい読みたい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

みじんこ

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:30冊 読んだページ数:7968ページ ナイス数:201ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/337037/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
14

みじんこ
ネタバレ文章が上手くどれも情景が浮かんでくるようだった。「餓鬼の田」結局誰にも救われず、一生このままだろうか。「フーグ」まさかそことはと思わされるラスト。やはり「受け容れる」しかなかったのか。しかし「持って生まれた宿命」はどうしようもなさが残る。「白鳥の歌」妙にオーディオの話に詳しい著者。コクシジオイデス症自体は実在するようだ。歌声は聴いてみたくもあるが、その背景を知ると怖さもある。「こっくりさん」どんな「アドバイス」が下りてくるのか緊張感があるとともに、明かされる真相は唸らせる。景色の美しさの描写も光る。
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みじんこ
豪快な祖母たちを中心に、様々な人たちとの交流や海兵隊経験も通じて「自分ではどうしようもない」というヒルビリーのマインドから「未来に希望を持っている」という良い方向に変わったと思う。無気力な彼らと自分は違うという意識もありつつ、奥底の負の面・価値観とも向き合っている複雑な感情がある。しかし、15章の最後の判断は確実に抜け出せていると思った。政府や社会のせいにするのはやめ、自分たちで問題を解決する必要があるという主張の一方、現在ではトランピアンで次期副大統領候補にまでなっているのは「変わった」といえるか。
みじんこ
2024/10/24 12:49

なるほどありがとうございます。それでようやく疑問に思っていた点が理解できました。自分で変えていこうという点、根本は変わっていない+具体的な手段が政治家なのですね。

野鳥の庭
2024/10/24 21:52

255字ギリギリでお伝えできるか自信がなかったけれど、意を汲んでくださってありがとうございます。

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みじんこ
コアメッセージやストーリーとファクトの組み込み等、良い/悪い例文や実例も紹介されておりためになった。発声に関して紹介されていた腹式呼吸の練習はやろうと思う。フィラーを減らすことと間の取り方は、自分でも相当意識しないと難しいと思った。「音声と動作の意識は自分の思う3倍以上」する方がよいという点は印象深く、確かに聞き手側の感覚からすると実は意外と伝わっていないのかと納得。本書の内容は必要な際に読み返して取り入れたいし、逆に自分が聞き手側になった際も、この人の話し方は何が上手いのか考えながら聞いてみたい。
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みじんこ
佐々木閑氏の著書を複数読んでから手に取ったため理解はしやすかった。「ドゥッカ」の内包する意味からあえて単純な「苦」としないのは納得。意識と物質、火の譬えの捉え方は分かりやすかった。利己的な渇望をなくすことは難しい。瞑想の具体的な方法・呼吸への集中の重要性も述べられておりやってみたくなる。精神的発展を前提としつつも、釈迦が経済的福利の意義も説いていたのは意外だった。最後は本書が書かれた冷戦期の世界情勢も踏まえ、アショーカ王の例も引き平和の実現の必要性が説かれるが、今まさに読み返されるべきだろう。
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みじんこ
日銀をおさえ公定歩合を上げさせない等の方法による高度経済成長実現の一方で、経済一辺倒ではない・外交も改憲なしでできる防衛政策もしっかりやることをやっていたということが分かった。実は前半生が不遇なのも初めて知る。伊藤昌哉の「鎮魂歌」の「あなたは日本の国民に自信をあたえ、すすむべき方向を示されました」がまさしくその通りと思えた。働けばしっかり給料が上がる、今も求められている、実現されるべき希望の一つであろう。出版時期的に仕方ないのかもしれないが、政府のコロナ対策批判との結びつけはなくてもよかった。
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みじんこ
「アイドル」という言葉から想起される「未熟」等の共通イメージが様々な人によって作られる総体としてのイメージであるという点は確かに。自分もアイドルをよく知らなくても勝手なイメージとして持っていたと思う。「「恋愛禁止」とは、正確には「異性愛禁止」なのである」との指摘はその通りで、無意識的に異性愛こそがマジョリティであるという考え方(様々な無意識的バイアスは本書でたびたび気づかされた)はあると思う。「わたしの一番かわいいところ」の誰かとの比較ではない誰もがハッピーになれる歌詞、なぜ流行ったのかが理解できた。
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みじんこ
著者の語り口のおかげで読み物として面白かった。日本の政党政治の始まりから安倍内閣の途中まで、自民党内での抗争の歴史がよく分かった。「経済成長は実は安全保障政策」、かつての選挙制度から派閥として参議院を抑える重要性、三木武夫の立ち回りのうまさ(最後は除く)、郵政解散の先例をイギリス憲法危機に求める等は勉強になった。田中闇将軍より竹下のやり方のほうが恐ろしいと感じた。全体的に見て小泉には高評価な印象。現在では派閥は形式上ほぼなくなっていても、結局その力学、権力争いはまだかつてと同様働いているのだとも思える。
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みじんこ
ネタバレ霧島透子の最後の歌詞の意図、美織へのメッセージで彼女も救われたと思える。アニメ化されたらどんな曲になるだろう。これで全て解決したかと思いきや、世界は戻らず咲太とともに困惑。これまでの舞台の振り返りのような感覚にもなりつつ、理央の「問題の解き方は、それだけじゃないと思うけど」が的を射ていた。最終章は皆大人になっていくなあと思うとともに、咲太先生は有言実行だったといえる。美織にもいつか巡り会えるか。アニメ版の増井監督も最後に書いていたが、最終巻ながら続きが気になるのでエピローグとしてもう一巻くらい読みたい。
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みじんこ
仏法僧、歴史の授業で言葉として習いはしたが正しく理解していなかった。韻文と散文どちらが古態の経典か、仏伝作者の意図は何か等、学問・研究的内容も盛り込まれており興味深く読んだ(全ての話を理解できたとは思わない)。無我の概念は難しいが、車の喩え等によりだいぶ分かりやすかった。宗教における性行為の禁止についての宮崎氏の私見は面白かった。佐々木氏の言うように、仏教が苦に取りつかれた時の病院的存在であることも同意する。自分の中の苦の構造がクリアになるだけでも気は楽になる。本書で引用等されている関連書も読んでみる。
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みじんこ
ネタバレ「大導寺信輔の半生」「薄暗い記憶」を述べており、少し共感できる部分もあった。「玄鶴山房」息苦しさ・寒々しさが閉じ込められていた。「蜃気楼」海岸のやや不気味な時間の雰囲気は感じられた。「河童」不思議な価値観の世界で、子供に生まれてくるか否か問う場面は印象深い。「或阿呆の一生」又吉直樹の『火花』の由来になっている項では強い生命の動きを感じた。様々な名前が挙げられ知識人としての側面もうかがえる。「歯車」精神的に参っている様子が伝わってくる。閃輝暗点という病気だそうだが、突然この状態になるとすると恐怖でしかない。
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みじんこ
2部の身近な生活における人口減少社会の未来、スーパーが減っていること等は自分も実感している。人口減少は悲惨な悪循環をもたらしていることも分かり、著者の言うように弥縫策では将来的に破綻するだろう。出生数の回復を待ってはいられない状況にあるのもその通りと思えた。解決策としての企業の戦略・量的成長から質的成長への転換はAIの活用等も含めれば効率的に進むだろう。提唱される「生活圏」概念と人口集積地作り促進は面白いが、道路を作ったり人を集める方法は理想ではあっても本当に取り組まれる・合意が得られるとは思えない。
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みじんこ
インドの地理的環境やカーストほか当時のバラモン教が浸透していた世界観等も説明され、仏教とその考え方がどのようにして生まれたのかコンパクトにまとまっていた。あまり馴染みのない当時の風景もややイメージしやすくなった。瞑想が「あらゆる創造活動のベースに存在」しているという話は言われてみればと思えた。我々も「瞑想」を色々な場面で行っている。「修業をスムーズに進めることが重要」との観点から托鉢等の生活の指針が理解できた。出家僧団とオウム真理教の違いも述べられており、あの集団がなぜ失敗したのかもわかった。
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みじんこ
「諸行無常の世界にいながら、「永遠に続く幸せ」を追い求めるところに不幸のおおもとがある」はその通りだろう。そもそものカルマの意味するところ・働きをよく理解できていなかったので勉強にもなった。著者の造語であるネットカルマはまさに今猛威をふるっており、説明を読めば読むほどかつての時代の業よりも危険なものに肥大化していると思う。乗り越えるのは難しいが、著者のような考えの人が増えると良いと思う。いくつか紹介されているブッダの言葉、「自分を救えるのは自分自身である」は本質であり、その他の言葉も普遍性があるのに驚く。
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みじんこ
装丁がおしゃれである。366日分、聖句とともにどういった心持ちで神に祈るべきなのかが祈りの言葉とともに述べられている。ひとまず通読し、信徒はどういった世界で生きているのかが浮かび上がってきた。謙遜、信頼、試練、献身等、続けて読んでいくと一連のテーマのようなものが感じられる。しかし、言うは易く行うは難しである。早く結果が欲しいところだが、すぐに聞き届けられなくとも粘り強く祈るのは難しいと思える。そこもまた、神への心からの信頼の気持ちが必要となるだろう。ふと開きたくなった日にまた開いてみたい。
ミカママ
2024/10/02 23:58

読みたいにいただきます。もう少し手に取りやすい価格になったら【小声で】

みじんこ
2024/10/03 01:17

おお〜!寝る前などに手に取るのが良いと思います。お値段は…装丁のぶんですね

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/03/26(4265日経過)
記録初日
2013/03/23(4268日経過)
読んだ本
1585冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
368128ページ(1日平均86ページ)
感想・レビュー
1326件(投稿率83.7%)
本棚
4棚
性別
年齢
30歳
血液型
A型
職業
その他
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

某大で国文学を専攻していました。修士。歴史(主に日本の中世、近現代、中国史)関係、古典文学、政治の本を読みます。
小説も面白そうなのを見つけて読んでます。いわゆる名作にも触れたい。
今は勢いに乗ってなんでも読める!という時とうーん今は中々ページが進まない、という時があります。完全に気分次第。

よく読む&読んでいきたい作家:西村賢太、佐藤友哉、嶽本野ばら、小林泰三、平山夢明

漫画は水瀬いのりさんが出演しているアニメの原作も多いです。
最近読んだ本の感想は必ず投稿しようと思います。
皆さん、いつもナイスをありがとうございます。
何かありましたらTwitterでもどうぞ。

個体として自らの本能のまま生きていくミジンコでいい、プラナリアでいい、そちらの方が寄り添いあってしか生きられない人間よりも、遥かに生物として自立していると思うのです。  嶽本野ばら『下妻物語』より。

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