ネタバレ様子のおかしい立花こと乙女。アンは深刻に悩むけれど、桜井さんの捉え方が痛快。そうか乙女も違う道に進むのか。やっぱり読みやすい作品。

ネタバレ表紙が将臣？となりましたが納得。激動の巻。サジット、将臣。美しくも儚い男達だった。この作品を読んで須賀しのぶさんの「芙蓉千里」シリーズを読みたくなった。

ネタバレ結婚相手の将臣を追いてサジットと駆け落ちした湖都。そのふたりは輝いているけれど、サジットに負けない想いを持ち病を抱え先が短いからと悪役に徹し送り出す将臣が素敵。

ネタバレそれぞれの道へと進む手代や番頭を快く送りた出す青陽堂の女将などが温かい。タイトルから勝手に完結するのかと思いましたが、まだ続きそうで嬉しい。

ネタバレ薬膳師の董胡が大活躍な巻。誰がどこまで事情を把握しているのか、こんがらがってくる。朱璃姫は良い人そうだけれど、どう今後絡んでくるのか楽しみ。

ネタバレ「芝居」がテーマの今作。芝居が得意な梨艶と皇太子礼駿。短編を先に読んだので、あの人はこういう結末を迎えたんだと答え合わせのようで楽しめた。礼駿のその後が描かれるという新作も怖いようなわくわくする様な。

ネタバレ専業主婦のあやの減っていかない冷蔵庫の作り置きのシーン。孤独が迫ってきて泣いてしまった。夫は冷たいけれど、息子がそっと気にかけている姿に少しホッとした。そして、もう一人の主人公けいと（表紙）。婚約者の耀司の変貌が怖すぎる。支配しようとしてくる、感情で振り回すなどどうしてこの人と？と思ってしまう。ノンバイナリーというジェンダーアイデンティティを描く作品。

ネタバレ戦前、戦中、戦後が描かれる家族のお話。教師を務める悌子の先輩教師・吉川先生の穏やかさに何度も救われた。権蔵との家庭が予想していた以上に愉快で読んでいてホッとできました。特にご近所から悌子が虐待を疑われた秘密の特訓が可笑しい。面白かった。

ネタバレ婚家を飛び出し、大学時代の先輩北條を頼り家庭教師をすることになった美月。美月が暮らした婚家…いい人が一人もいない。辛すぎる。家庭教師先の、海外に居る母親。そういうことだったのね。

ネタバレ父親より年上の全さんと、父を亡くした大学生の藤子。ふたりの形のない関係よりも、友人の里見と話している藤子の絶妙な距離感がほっとできて好きでした。里見君はよく献血していたから、発覚したのかな。悲しい。

ネタバレ面白い。延明が仇の正体を知り、桃花への気持ちの変化を恐れる。皇帝の伯母が不審死、続く関係者の死。今回も血生臭い。検死の知識がある人物が絡んできますが、桃花の兄弟の可能性もあるのか。合間に挟まれる延明と桃花の食事シーンが好きです。