ネタバレ★５つ。どの話も胸にジーンときて涙がウルウルする。私は最初と最後のお話が好き。最初の話の怜花さんが最後の緊急医療相談で指示して病院を探してくれた人だよね。ぴったりの仕事が見つかって良かった。タケトリ・オキナさんは劇団ホルスの団長さんの息子さん。彼女はなっちゃんだ。繋がっていく話もたのしいけど少しずつ自分の居場所が出来てくる暖かさがこの小説の魅力だと思った。

ネタバレ★4つ。不気味で怖くて苦手でした。特になまはげは想像するだけでゾクゾクしました。辻村さん筆力あるだけに怖いの書くと本当に怖いです。ねっとりした怖さが漂って好きな人には受けると思いました。

ネタバレ★５つ。読み応えがあった。実直に生きてきた人がいきなり犯罪に巻き込まれ誘拐された子供と３年間過ごす。その３年間は内藤亮にとって生まれて初めての愛のある居場所だった。それまでは虐待されて身も心もボロボロだったから。野本夫婦は内藤亮にとっては人として生きることが出来る基礎を作った人たち。悲しかったのは亮とサヨナラした後に貴彦が消息を絶ってしまったこと。夫婦で子供を作って本当の家族として幸せになってほしかった。美術界も政治の世界のようにお金や名声のためにドロドロしてるということが理解できた。

ネタバレ★５つ。どれも面白かった。特に最後のサロン詐欺の話はチヨダコーキさんも出てきてちょっと嬉しかった。単に谷嵜レオさんになりすましたというより本人より情熱があって探求心に溢れてて本人も羨ましいと思ったのかもね。最後に紡がモーレツにレオさんを救おうとしたのは心底かれの作品を愛してたから。これから2人で生きていけたらいいなと少し望みをかけながら。才能がすごくあっても情熱がさほどなかったりするより何かにものすごく情熱をかけられることも才能かもしれないなと思った。

ネタバレ★５つ。どの話も胸にジーンときて涙がウルウルする。私は最初と最後のお話が好き。最初の話の怜花さんが最後の緊急医療相談で指示して病院を探してくれた人だよね。ぴったりの仕事が見つかって良かった。タケトリ・オキナさんは劇団ホルスの団長さんの息子さん。彼女はなっちゃんだ。繋がっていく話もたのしいけど少しずつ自分の居場所が出来てくる暖かさがこの小説の魅力だと思った。

ネタバレ★３つ。家族の関係。特に母娘の関係について。宗教がらみの団体。友人関係。初潮。異性関係。子供の時の記憶。発見された白骨死体など内容が盛りだくさん過ぎて複雑だった。辻村さん好きな作家さんだけどこれは合わなかった。結局久乃の死因が何だったのがはっきり分からなかったのが疑問に残ってもやもやします。

ネタバレ★４つと。ちょっと独特なお父さんだけど水青や清澄の名前の語源を聞いてお父さんの愛情たっぷりだと思いちょっと感激しました。水青のひらひらフリフリが嫌いな理由も分からなくはないけど女性ならいくつになっても可愛いと言われることが喜びなのに可哀想だと思った。離婚して家族はバラバラになったけど水青の結婚で父親と急接近。また家族になって一から始められるといいのになあ。70歳過ぎてから水泳を習うおばあちゃんが素敵すぎる。おばあちゃんのおかげで子供たちは素直に育ったね。