ハケンアニメのように情熱迸るお仕事小説のようであり、色んな男女関係、夫婦のあり方を考えさせられる。 前作は読んでないが、激しい物語の後日譚というのが隅々に散りばめられ、ゆったりとした時の流れに身を委ねたくなる。

同じ日に生まれた二人の数奇な運命。 ケインは父親を失いながらも持ち前の才覚から父の銀行を継いで大恐慌に立ち向かう。 アベルは生まれたときから色んな人に助けられながらしぶとく生き残り、努力でホテルの支配人まで上り詰める。 才能ある二人の運命が交差して、勘違いから憎しみを募らせていく。 昔読んだと思うのだが、新鮮に楽しめる。

最近はハードボイルドはコナリーで十分と思っていたが、ブロックはやはり格別。 スカダーの初期から終盤までの遷移を楽しむことが出来、巻末の新作は過去の登場人物を多く登場させ、総集編のよう。 会話だけでニューヨークの雰囲気が濃く伝わってきて、暗くずっしりとした雰囲気に浸ることができる。 バーニーとスカダーで光と闇を描いたブロック、時々読み返したくなる

ブロックのエイレングラフ弁護士ものを集めた短編集。 裏を読んでいくとじわじわと怖さがわいてくるが、爽快感もある。 2000年代の作品もテイストは変わっておらず、パターンは繰り返され、面白さが増している

密室ミステリー、こんなオチがあるとは！ちょっと切ない結末に昭和の香り

ハケンアニメのように情熱迸るお仕事小説のようであり、色んな男女関係、夫婦のあり方を考えさせられる。 前作は読んでないが、激しい物語の後日譚というのが隅々に散りばめられ、ゆったりとした時の流れに身を委ねたくなる。

事件の裏で組織の暗躍が有ったり、最新の技術で明かされた事実が古い法の元で悉く認められなかったり、逆境の中で一発逆転をねらう展開にはらはらし通し。 ボッシュもハラーも今後どうなって行くのか、世代交代してしまうのか、楽しみだ