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2024年11月の読書メーターまとめ

やっす
読んだ本
4
読んだページ
1488ページ
感想・レビュー
4
ナイス
60ナイス

2024年11月に読んだ本
4

2024年11月のお気に入り登録
1

  • Kircheis

2024年11月のお気に入られ登録
2

  • 中原れい
  • Kircheis

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やっす
有栖川有栖デビュー35周年を記念したアンソロジー。どれもこれもが、先達への敬意と、その作品への愛を感じさせる好編揃い。『縄、綱、ロープ』収録作中で最も完成度が高いと思う。ロジックはもちろん、最後のちょっとしたオチまで完璧。『ブラックミラー』何ともキレのあるアリバイ崩しもの。火村が相棒の不在を嘆いているのも微笑ましい。『有栖川有栖嫌いの謎』題名は不敬だが、謎はきっちり理詰めで解き、飄々とお祝いメッセージまで折り込まれていて最後はほっこり。その他の作品も、それぞれの持ち味が出ていて楽しめる。うん、満足。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
4

やっす
名探偵オーウェン・バーンズシリーズ第一作。偏執的なまでに、クラシカルな探偵小説の道具立てを盛り込んだ、気合いの入った作品・・なんだけど、ちょっと空回りしちゃった感じがやっぱりアルテだなぁと。wラスト一行から、殺人の過程を想像すると、何とシュールなことか。付属の短編『怪狼フェンリル』もアルテにしては捻りも何もない平凡な作品で、最初に出た『あやかしの裏通り』が、本編・短編とも非常に出来が良かっただけに、その後は肩透かしな作品が続いている印象が拭えない。大事に積んである他作品に期待かな。
が「ナイス!」と言っています。
やっす
ジョン・ロードの初期を代表する作品との事だが、正直なところ、言われている程ではないかなと。事件の内容には、結構ワクワクできたし、作者の狙いというか仕掛けも悪くないとは思うけど、犯人が早々に明かされてしまい、以降は倒叙ミステリみたくなってしまうのと、ある程度ミステリを読みなれた読者なら、全部ではなくともトリックや真相に見当がついてしまうだろう点が辛い。まるっきり面白くなかった訳ではないので、これに懲りずに翻訳が続いてくれるといいなぁと思います。何だかんだで、ジョン・ロード好きなので。
が「ナイス!」と言っています。
やっす
有栖川有栖デビュー35周年を記念したアンソロジー。どれもこれもが、先達への敬意と、その作品への愛を感じさせる好編揃い。『縄、綱、ロープ』収録作中で最も完成度が高いと思う。ロジックはもちろん、最後のちょっとしたオチまで完璧。『ブラックミラー』何ともキレのあるアリバイ崩しもの。火村が相棒の不在を嘆いているのも微笑ましい。『有栖川有栖嫌いの謎』題名は不敬だが、謎はきっちり理詰めで解き、飄々とお祝いメッセージまで折り込まれていて最後はほっこり。その他の作品も、それぞれの持ち味が出ていて楽しめる。うん、満足。
が「ナイス!」と言っています。
やっす
実に柄刀さんらしい、重厚な長編ミステリだった。クイーンの国名シリーズを下敷きにした、柄刀版国名シリーズの唯一の長編、そしてかの大傑作を冠した作品ともなればその期待値は跳ね上がるというもの。結論から言えば、本家の傑作度には及ばなかったというのが正直な印象。手掛かりの信憑性をロジックで詰めていくところとかは実に見事なんだけど、その果てに導かれた真相が、個人的にあまり好きになれないタイプのものだったのがその理由。推理の過程が物凄く良いだけに、非常に惜しいと思ってしまう作品。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/07/25(4165日経過)
記録初日
2013/06/25(4195日経過)
読んだ本
512冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
181620ページ(1日平均43ページ)
感想・レビュー
494件(投稿率96.5%)
本棚
5棚
性別
血液型
A型
職業
販売系
外部サイト
自己紹介

一時期色々あって読書から離れてしまったが、最近にわかに本格ミステリ熱が再燃し、ぼちぼち読み始めました。無理なくゆる~くやっていきます。本格ミステリ偏愛者にして、解決編の傍点の連打に興奮してしまうド変態。現在追っかけている作家は、青崎有吾、大山誠一郎、今村昌弘、北山猛邦。海外ミステリは黄金期のクラシックスタイルのミステリが主食です。

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