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2021年12月の読書メーターまとめ

しぇるぱ
読んだ本
12
読んだページ
3849ページ
感想・レビュー
12
ナイス
130ナイス

2021年12月に読んだ本
12

2021年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

しぇるぱ
中編3篇。火焔太鼓:さる藩の勤番武士の語り。太鼓を打てば鎮火する、その太鼓が焼けてしまった。太鼓の革を求めに山の中の煮え湯の沼の中に求めに行く。そこから先はむにゃむにゃむにゃ。一途の念:道端で団子を売っている小娘の語り。貧乏話しで、読み続けるのに何日もかかった。魂手形:語り手はいなせな老人、若いころのお話し。この世とあの世の間にまだ身が定まらない亡霊がいる。それを案内するお話し。これまでの巻はそれほど怖いお話はなかった。この七之巻きは怖いよ。火焔太鼓は怖くはない。魂手形は何やら怖い。一途の念は貧乏が怖い。
が「ナイス!」と言っています。

2021年12月の感想・レビュー一覧
12

しぇるぱ
越境捜査というシリーズです。こちらは警視庁のグループ、そこへ神奈川県警の刑事が紛れ込みます。タスクフォースと称しています。横浜市瀬谷に与党総務会長の息子が住んでいます。そこに同居している女性らしき死体が近所で発見されます。過去に、親戚の持ち家で死体が発見されています。二人は兄妹の関係です。与党総務会長の息子がやらかしたらしい臭いがします。警察上層部から捜査中止の圧力がかかります。このグループの目的は世のため人のため、ただし、加害者に経済的制裁を加えよう。このへんは読んでいても、いかがなものかの点なんだよね
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しぇるぱ
八神瑛子シリーズです。知らなかったが、これでシリーズ4作目なんだそうです。「地獄の犬たち」「煉獄の獅子たち」で深町秋生を発見しました。八神瑛子は組織犯罪対策課で裏を取り仕切っている。ヤクザのフロントの金庫が襲われたところからお話しが始まる。ベトナム人中国人が仕組んだのだ。当然、仕事として捜査に参加する。なんだかなぁ、二つのお話しがバラバラに進行するんですよ。どう噛み合っているんだろう。最後は無理矢理に噛み合うのだが、そんなのありぃぃ。このシリーズ、前の三作を読んでいなけりゃ楽しめない。理解がはかどらない。
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しぇるぱ
主人公は機関車運転手からロジスティック本部へ引き抜かれたベテラン。自衛隊からの依頼ということで貨物列車の臨時便を編成することになる。青森から佐賀までの行程なのだ。全行程を通して貨車に乗れと押し切られた。付き添いがいる。三峯(三菱?)輸送の社員、警察官僚、自衛隊員。積み荷は液体ということだが、揺れ具合の感触で固体の疑いがある。東日本新聞青森支局の新聞記者が異変を嗅ぎ付ける。反原発団体がいる。妨害工策に出て、電気の架線を断線する。果たして貨物列車は目的地まで到着できるか。最初は善玉と思っていたのが悪玉だったり
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しぇるぱ
東京バンドワゴンシリーズ、第16巻目です。研人のバンド、東京バンドワゴンのメンバー三人と祖父の我南人はイギリスにいます。姉の藍子とマードックさんの家庭に宿泊しています。我南人の友人のキースのスタジオでバンドの収録をします。マードックはスコットランドヤードに任意同行を命じられて、そこから行方不明になります。おおばあちゃんのサチはゴーストになっています。イギリスまで付いて行って、聞き耳を立てています。スコットランドヤードの事務官、ジュン・ヤマノウエはゴーストと通じる能力を持っています。二人は通じ合える。そこで
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しぇるぱ
東京バンドワゴンシリーズ15巻目です。毎度お馴染み家族のドタバタが続きます。前から言っていた通り、研人は高校卒業の翌日区役所に結婚届を提出しました。相手は小学校からの同級生、芽莉依、結婚式は芽莉依の大学卒業後四年後に挙式します。IT長者の藤島さんも結婚します。それはお話しが一篇語れるほどの内容なので、そこは読んでね。我南人の幼馴染の土建会社の社長、そこから持ち込まれた物件が幽霊騒動、竜頭蛇尾の結末ですが、こんな迷走ストーリーもありです。小説家の紺、盗作を告発されます。これも竜頭蛇尾、さてどう収束するのか。
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しぇるぱ
毛利尼子戦争が尼子の敗北で終わった以後のお話し。出雲の地を毛利が支配しているが、夜盗は跳梁し、尼子の残党が伏せていて、安定していない。三刀屋の村を夜盗が襲撃した。少年の小六は風花という名の馬と一緒に逃げた。吉川軍に収容された。馬が使えるということで、騎馬隊を預かることになった。一方、尼子の残党は再起を図っていた。山中幸盛がその中心なのだ。普通は山中鹿之助と呼ぶものだが、ここでは鹿之助と呼ばれるのを快からず、幸盛と名乗り呼ばせている。吉川勢も尼子勢も、武将の名前が聞き慣れない。物頭・旗頭の名前が区別できない
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しぇるぱ
スポーツものであり新聞記者ものでもある。なんぼ堂場瞬一でも新聞記者ものはあまり読む気がしないものだ。東日新聞の記者永尾は野球賭博を暴くスクープをものにした。あれから17年後、元ピッチャー竹藤は殺人犯として法廷にいる。犯行を認めているから長期の懲役はまぬかれない。不自然なものを感じて、プロ野球界について調べ始めた。中学球児を高校に斡旋する、高校球児をプロ野球に斡旋するブローカーの存在が分かってくる。ブローカーの存在がこの殺人事件の芯になることなのだ。非常に現実感の薄い設定だが、スポーツではありうることなのか
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しぇるぱ
東京バンドワゴンシリーズ、14作目ともなると、先々の展開が見えてきます。「男はつらいよ」フーテンの寅と同じ味わいです。同じスタイルを貫きます。登場人物が多すぎて、一旦整理を試みています。同居していた大山かずみが老人ホームに入居しに行きます。高齢なので退場して行く配慮なのかもしれません。前作・前々作では幼な子だった、かんな・鈴花も小学生になりました。退場していく者もあり、活躍の中心に出ていく者もあり。青の母親である池沢百合枝も、最後の映画を主演して引退しました。今はまだ前段階、次は研人の時代がやってきます。
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しぇるぱ
前作「長兵衛天眼帳」で、目明しの依頼で事件の謎を解く「安楽椅子探偵」という設定だなと感じていました。違った、今作では、目明しとは関わりなくいろんなことが持ち込まれる。長兵衛は村田屋というめがね商の旦那なのだ。なんで相談事や関り事が持ち込まれるか、人柄なのでしょうね。深川商人や職人のあれこれ自慢が鼻について、山本一力はこれっきりにしようと固く心に決めるのだが、ついつい、また手にとってしまう。がってんでさ。これが山本一力マーク、他の作家ではあまり見ないフレーズなんです。山本一力では随所にちりばめられています。
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しぇるぱ
前作・剣樹抄を受けての作品です。前作を読んでいなけりゃなんのことだか分からない。了助というこわっぱ、徳川光圀、まだ年若く世子という存在。ふたりの間には、親愛と緊張があります。対立軸は極楽組、火付け盗賊の一味です。柳生の三男が僧として助っ人に介入してくる。これは善玉です。筆者の筆致は冴え冴えとしていて、誰を推しているわけでもない、誰を憎んでいるわけでもない。読むほうも冷静で、感情移入する相手もいない。一応の完結、続篇があるのだろうか。了助のこの先、光圀のこの先、両者無関係でのお話しが始まるなら、それも歓迎。
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しぇるぱ
中編3篇。火焔太鼓:さる藩の勤番武士の語り。太鼓を打てば鎮火する、その太鼓が焼けてしまった。太鼓の革を求めに山の中の煮え湯の沼の中に求めに行く。そこから先はむにゃむにゃむにゃ。一途の念:道端で団子を売っている小娘の語り。貧乏話しで、読み続けるのに何日もかかった。魂手形:語り手はいなせな老人、若いころのお話し。この世とあの世の間にまだ身が定まらない亡霊がいる。それを案内するお話し。これまでの巻はそれほど怖いお話はなかった。この七之巻きは怖いよ。火焔太鼓は怖くはない。魂手形は何やら怖い。一途の念は貧乏が怖い。
が「ナイス!」と言っています。
しぇるぱ
題名と中身とは何の関係もありません。著者の悪い癖です。堀内信也と伊達誠一はヒラヤマ総業の下で働いています。もともとは大阪府警のマルボー、シノギがばれて退職したのだ。堺泉北ニュータウンで落札物件に占有者がいる。その排除に行った。排除は簡単だったが、こいつらの前歴がおもろい。韓国から金塊密輸で懲役食らっている。これはシノギになるで。金主を探そうや。小倉、下関、名古屋、半グレとヤジルシばっかりの中をかき分けて金の延べ板にたどり着きます。どうやって。そこは読まんかい。黒川博行のええとこはそこにあるんやないかい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/11/02(5562日経過)
記録初日
2009/11/02(5562日経過)
読んだ本
1690冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
553036ページ(1日平均99ページ)
感想・レビュー
1661件(投稿率98.3%)
本棚
0棚
性別
URL/ブログ
http://sherpaland.net/
自己紹介

行間の詰まった本は苦手です。
パラパラとページをめくって、ページが白いか黒いかで、その本を読むかパスするかが決まります。
ページが白いか黒いかとは、漢字が多いか少ないかということ、改行せずに、どこまでも続く長いセンテンスも嫌いですね。

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