・故人ヒロインは生きてるとぶっちぎりで勝ってしまうから故人にするしかないとか、後付で幸せな日常を盛った場合に亡くなるまでに確かに幸せな日々はあった、と見るか、こんな日々の後で亡くなるのが確定しているのどっちで見るべきかという故人ヒロインに抱えている感傷を再確認できました。やっぱつれぇわ… >人の心ないんか!? ←あんただよ!!
大方再婚する話を先に聞いたかしたからフったんだろうし、真面目さが裏目に出た感じだろうか。ラブコメとはいえ、最初から勝ち確定してるヒロインがいるせいで敗北も確定してるせいでこれ以降バックボーンが描写されてもでも報われんし…とノイズになってしまうのがキツい。良くも悪くも"いい"性格をルナがしているので間違いなくフった事情にも勘づいてそうなのがな…
麻友に怜佳が自身の抱えてきた感情を吐露するシーンだが、テンプレだが王道でありその点は良い。そこから恋愛感情にまで発展させるのもまああるある展開なので良いが、その決着の付け方が非常にあっさりしているのがどうも納得いかなかった。百合はNot for me勢ではあるが、1Pで終わらせて良い感情なのか?「親友でいてね」は自覚のある傲慢だったので良いが…麻友にもう少し重く感じさせても良かったのではないか?どうも怜佳に対する感情が弱く感じた。まあ彼氏できるかどうかの瀬戸際やしのぉ…
ラノベはヒロインが可愛いかどうかで評価している身としては最初は(ひ、姫だ…)にしか感じなかったヨミカが中盤以降は完全におかんと化した点で萌えた(死語)ので良しとする。(あれ、もしかして良い子か?)と印象が転換していくのがロミオの手のひらで踊らされている感があっていい。まあ作中で惚れただの言う関係になりそうな空気は一切無かったんですが…。本筋には関係ないから流したんだろうけど、この世界観でエルフと人間が結婚するのってどうなんだろ?獣医でそれらしい夫婦が出た気はするんだけど。
基本的に語彙が小学生でラノベ率高めの雑食なことで有名。ミステリだろうがSFだろうがキャラ読みすること、なぜツンデレはツンツンするのか?の応えを求めて臨床心理学の書籍を読むことに定評があり、「ツンデレはヤンデレに進化するべき」を座右の銘として、ニッチな範囲であるものの精力的に活動を行っている。
民明書房刊「ツンデレはなぜ素直になれないのか~心理学で読み解く『素直』とは~」より著者プロフィールを抜粋
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