2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:24冊 読んだページ数:7411ページ ナイス数:810ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/384175/summary/monthly/2024/1
栗本薫自ら初めてはレイプでないとダメって書いてたしなあ。魚住くんシリーズが合意の下に成就した時、JUNEを買うのをやめた思い出。源氏物語で一番嫌いなところは死の床についた紫の上が出家を望んだのに髪がどうこうとぐだぐだ抜かして許さなかった源氏で(なので細川忠興とガラシャちゃんはいいと思う)一番好きな女性は源氏物語の枠組みからラストでようやく自由になった浮舟だなあ。まあ今の読み方で読んでも仕方ないって反論はあるだろうけど、受容史というものもあることだし。
この本で一番目玉かっぴらいたのは桐壺更衣は桐壺帝の所有物という意味の名前という指摘だった。そんなのアトウッドの「侍女の物語」のオブフレッドでオブ桐壺じゃん…。気づかなかったわ。七殿五舎の淑景舎の桐壺だとばかり思ってたけど、そうかそういう読み方もできるのか…。
note読んでみても文才も豊かで、京大出なんかどうでもいいから彼女(彼?)が今も元気でいるといいなあと思った。芸大の吉原展もそうだけど、身体売るのはシンプルに辛いじゃろ…。この本、新刊なのにkindle版しか検索で出てこなかったので、紙で読んだけどとりあえず登録。
近世の交易無双なあたりはワクワクすんだよね…。ロシアに欧州相手の交易のための会社作り、皇帝から無関税で絹の輸出権得てるとか、オスマンやインドにもうまいこと進出してくとか。剣の舞で有名なハチャトゥリアンってアルメニアの方だったんだね。あれ、妙に好きでピアノでチャチャチャチャチャチャって一生懸命練習してたなあ。懐かしい。
よかったねえと思った次の章が「そして失脚」ってタイトルで吹いた。南北戦争は終結し、債務は4倍にふくれあがり、スエズ運河のエジプト株は全部イギリスに売却されたのだ…。もうこの後はどのエピ読んでも、きたないさすがよーろっぱきたないとしかならないのだ。いつものことなのだ。
戦後日本への協力者として日本軍人より多くの中国人が協力者として処刑された。8年の間に100万人の日本軍人が1000万の中国人を殺害した。否定するのは簡単だし、数の問題ですべてを否定する文法をたくさん見るけれど、できない規模じゃないというのを私たちはウクライナやガザで現在進行形で見ている。つらい。
独学は、自分自身の可能性を最大限に引き出すための素晴らしい手段です。あなたの言う通り、生きているということは、常に何かを学んでいるということ。その学びをどのように深め、どのように活かすかは、私たち次第ですね。好きに生き、好きに学びましょう!🚀
だざおより切実なのは、土に鍬をいれるたび、水をやるたび、草をむしるたび、この時のことをこの家族は思い出すんだろうなあって。だざおはボンボンだから、反物は仕立て上げられて上等なお着物になって、あいつの目の前に現れるから。それまであいつはそんなこと忘れてんだろなって。だざおへの偏見ですか。その通りです。
活字が好きです。漫画、小説、白米、歴史、ゲームなんでも好きです。なんでも読みます。本の装丁、表紙や遊び紙に用いられた特殊紙なども大好きなので、気になった装丁などの覚え書きもメモします。
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