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2024年3月の読書メーターまとめ

mawaji
読んだ本
7
読んだページ
1920ページ
感想・レビュー
7
ナイス
97ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

mawaji
吝嗇でかなり胡散臭い叔父と、そのちょいワル叔父に振り回される姪のデコボココンビによって繰り広げられる「覚醒する女たち」の物語は既視感を覚えつつ読み始めたところ「名もなき町の殺人」に続く2作目だったのでした。連作仕立ての6編の短編はいつも通りの安定の面白さでサクサク読みつつも「相続人を宿す女」のようにシリアスで日本の臓器移植の法的な現状の縛りに問題提起するようなストーリーや「続・リノベの女」のような高齢化社会にありがちな話題が散りばめられて一気読みでした。続編の希望が叶ってよかったです。続々編も期待シマス。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

mawaji

今年は紫式部関係の本が増えそうな予感。2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1485ページ ナイス数:83ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/39064/summary/monthly/2024/2

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

mawaji
吝嗇でかなり胡散臭い叔父と、そのちょいワル叔父に振り回される姪のデコボココンビによって繰り広げられる「覚醒する女たち」の物語は既視感を覚えつつ読み始めたところ「名もなき町の殺人」に続く2作目だったのでした。連作仕立ての6編の短編はいつも通りの安定の面白さでサクサク読みつつも「相続人を宿す女」のようにシリアスで日本の臓器移植の法的な現状の縛りに問題提起するようなストーリーや「続・リノベの女」のような高齢化社会にありがちな話題が散りばめられて一気読みでした。続編の希望が叶ってよかったです。続々編も期待シマス。
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mawaji
今年の大河ドラマを面白く観ていて「藤原兼家」というワードに反応して手に取りました。権勢の獲得に死力をつくす公卿たちの生態がよくわかります。寛和の変などであれほど画策しても摂関は儚くも4年目で終わり、確執のあった道兼も「七日の関白」とあだ名されたり、今後のドラマ鑑賞の参考になります。梶原景時と北条政子も大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を思い起こしながら読みました。「インテリで猜疑心が強く自分の所属している権力者しか信じることのできない官僚のような忠誠心」を中村獅童はとてもよく演じていたのだなあと感じ入りました。
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mawaji
大河ドラマの登場人物把握のために購入。前編ということですが通読してみて人物相関関係が掴めてきて今後の視聴にもかなり参考になると思いました。撮影セットやロケの裏話、衣装の紹介から紫式部や源氏物語のゆかりの地の情報などなかなか盛りだくさん。19回までのあらすじもつい堪えきれずに読んでしまいましたが、史実を押さえながらも脚本家大石静さんのオリジナルのストーリー展開で進んでいくまひろと道長のこれからに期待が膨らみます。後編・完結編同時ご予約キャンペーン中とのことでさっそく申し込みました。特製一筆箋届くのが楽しみ。
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mawaji
20代の頃の「サラダ記念日」、アラフォー世代の「プーさんの鼻」を経て還暦となった「アボカドの種」で著者の短歌集を読むのは3作目。「プーさんの鼻」の赤裸々な歌にちょっとドキドキした覚えがありますが、流石に本作は落ち着いて読めました。とはいっても決して老け込んだわけではなくて、むしろ若々しくてまだまだ現役!っていった感じです。闘病生活をうかがわせる歌、生き物の命を詠む歌、子から問われてひるむ親の姿、ツイッターやマルハラを取り上げたような歌などに共感しつつも言葉を自在に操るテクニックに驚嘆しながら鑑賞しました。
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mawaji
大河ドラマ「光る君へ」で早々に亡くなってしまった直秀の喪失感に苛まれていたところ、SNS上で「袴垂」というキーワードとともに本書のタイトルを頻繁に目にするようになったため思わず手に取りました。大河では感受性豊かだった若き日のまひろと三郎に多大なる影響を与えた直秀ですが、こちらは道長と倫子の人生に関わってくる保輔の秘密の人生が解き明かされていく(…のか?)という活劇とロマンとサスペンスの物語でした。奔放な和泉式部やかなり地味な紫式部がとてもリアリティがあるように感じられました。大河見てる人にオススメします。
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mawaji
Xスペース「『#光る君へ』どう見てる?」でたらればさんが勧めていたので手に取りました。紫式部自身のひとり語りという体で源氏物語が描かれた時代背景や人物月旦が率直に描かれていて、もちろん著者や先人たちの膨大な研究資料の裏付けもあって、とてもリアリティのある内容にたいへん興味深く読みました。今後大河ドラマを鑑賞するにあたってとても参考になりました。命が消えてしまっても残された人の記憶の中で人は生き続ける、その形見のために作った歌や物語の意味を熱く語る紫式部の心意気が伝わる終章はほんとうに感動的ですらあります。
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mawaji
大河ドラマ「光る君へ」毎回楽しく観てますが、その時代背景を知るべく参考文献としてとっつきやすいタイトルの本書を手に取りました。読めば読むほどに源氏物語の奥深さが伝わってきてとても面白く読みました。「男と女か関わると、女に苦悩が生まれ、結婚しない女、結婚を拒む女、結婚しても出家する女が、エラいというか理想とされているふしがある」「人はわかり合えない時もある」という記述は今の時代の少子化や炎上するSNSに通じるところがあるように思われ、千年の時を超えて紫式部のメッセージが伝わってきてたいへん参考になりました。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/11/05(5313日経過)
記録初日
1985/06/06(14231日経過)
読んだ本
2318冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
617856ページ(1日平均43ページ)
感想・レビュー
2142件(投稿率92.4%)
本棚
24棚
性別
年齢
64歳
血液型
B型
職業
専門職
現住所
千葉県
外部サイト
URL/ブログ
http://twitter.com/awaji9
自己紹介

☆今年の一冊
令和5年 木内 昇:かたばみ
令和4年 カズオ・イシグロ:日の名残り
令和3年 松田青子:自分で名付ける
令和2年 ヘレン・E・フィッシャー:愛はなぜ終わるのか
令和元年 中島京子:夢見る帝国図書館
平成30年 浅田次郎:壬生義士伝
平成29年 ユヴァル・ノア・ハラリ:サピエンス全史
平成28年 マーク・ルイソン:ザ・ビートルズ史
平成27年 井上靖:北の海
平成26年 木内 昇:櫛挽道守
平成25年 ジャレド・ダイアモンド:人間の性はなぜ奇妙に進化したのか
平成24年 冲方 丁:光圀伝
平成23年 浅田次郎:一刀斎夢録
平成22年 藤谷治:船に乗れ!
平成21年 森見登美彦:恋文の技術
平成20年 小川洋子:ミーナの行進

NHKの「まちかど情報室」を見てこのサイトを知り、平成21年11月5日登録。
とりあえず、今までの読書備忘録として使用中。
小、中、高と図書館から本を借りたこと無し。
大学生の頃、椎名誠あたりをきっかけに一時期読書習慣あり。
仕事を始めてから仕事以外の本はまたぱったり読まなくなった。
2年前くらい、子どものお受験をきっかけに椎名誠の「岳物語」を再読し、模試会場待合室のシーンとした講堂で「くっくっくっ」と笑いをこらえるのに必死になり、周囲のご父兄より怪しがられつつ第二期読書習慣へ突入中。
♪命はひとつ 人生は1回、あぁ、今までの長いブランクが悔やまれますが、とりあえず今の読書ライフを楽しんでいます。

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