近未来のイギリス。仕事にも就かず、両親が残した家で漫然と暮らしていたベンの庭に突然、壊れかけたレトロなロボット、タングが現れる。妻エイミーに離婚を言い渡された後、彼は修理先を求めてタングと旅に出る。子供のように可愛らしいタングと人生の迷いの中にいるベンの悲喜こもごもの珍道中が面白い。魅力的な人物が次々と登場し、二人の絆も強まっていく。二人はついに天才だが狂った製作者ボリンジャーと出会うが…タングによってベンもエイミーも変わっていき、タング自身も成長していく。今話題のAIを題材にした心温まるファンタジー。

近未来のイギリス。仕事にも就かず、両親が残した家で漫然と暮らしていたベンの庭に突然、壊れかけたレトロなロボット、タングが現れる。妻エイミーに離婚を言い渡された後、彼は修理先を求めてタングと旅に出る。子供のように可愛らしいタングと人生の迷いの中にいるベンの悲喜こもごもの珍道中が面白い。魅力的な人物が次々と登場し、二人の絆も強まっていく。二人はついに天才だが狂った製作者ボリンジャーと出会うが…タングによってベンもエイミーも変わっていき、タング自身も成長していく。今話題のAIを題材にした心温まるファンタジー。

第一集を読んでからかなり時間が経っていて、読み進むうちに三歩の職場の先輩達や友人達のことを思い出した。彼女は普通の女の子の概念から少しずれているかもしれないが、やっぱり現代っ子なのだと思う。そして人並み以上の感性を持っている。今回は新しくできた後輩、お隣さん、うるさい女友達、彼女に好意を抱いた合コンの男性、文房具店のお婆さんと小さい女の子、彼女の両親や双子の弟、怖い先輩の結婚・妊娠・退職などのエピソードを楽しく読んだ。なんだかんだ言っても周りの人達は三歩が好きなのだ。特に合コンの男性との今後が楽しみだ。