独自の世界観を持つ天才肌の成瀬あかりを中心に進む連作短編集。ひたむきな姿勢でトリッキーな挑戦を続ける成瀬になにをやらかしてくれるんだろうという期待感が湧いてくる。バカばっかりやってた学生時代を思い出すな。「たくさん種を蒔いてひとつでも花が咲けばいい」って考え方はとても重要だと思う。自分の人生にも取り入れたい。

独自の世界観を持つ天才肌の成瀬あかりを中心に進む連作短編集。ひたむきな姿勢でトリッキーな挑戦を続ける成瀬になにをやらかしてくれるんだろうという期待感が湧いてくる。バカばっかりやってた学生時代を思い出すな。「たくさん種を蒔いてひとつでも花が咲けばいい」って考え方はとても重要だと思う。自分の人生にも取り入れたい。

世界金融危機の際に大きな利益をあげた投資家たちを書くノンフィクション。作中で扱われる金融商品は理解するのが難しいんだけど内容はなかなかエキサイティング。執念とリサーチ力がないと軽々しく逆張りするもんじゃないなと思い知らされる。

四天王寺の五重塔と、それを歴代に渡って建てて修繕してきた金剛組にフォーカスしながら色んな時代を巡る歴史ファンタジー。普段なんとなく目にするお寺や神社なんかも、本当にたくさんの人たちの想いの上に今日まで支えられて成り立っているのを再認識する。時間あるときにまたゆっくりお参りしてみたいな。

ドラマから。ドラマ版と比較すると幾分かおとなしめな印象。ドラマ版での追加や改変は絶妙な具合だったんだな。先の展開がわかってても、石洋との契約を巡ってのシーンはハラハラして面白い。

決算短信ばっか見てて有価証券報告書はあんまり読んだことなかったけど、実際見てみたら結構色んな情報が豊富だ。ただ「15分で本質をつかむ」にはそれなりの修行が必要だわ。

今村翔吾先生による、歴史小説を読むメリットや名著ガイドを綴った一冊。僕もたまに歴史小説は読むんだけど、読む前になんか敷居の高さや取っ付きにくさみたいなのは感じるんよね。本の中で熱を持って名著をリストアップしてくれているので、その中の興味の湧いた分野からトライしてみようかな。

歌人芸人さんのちょっと悲しくてシュールな日常を短歌にした歌集＆エッセイ。ありありと情景が目に浮かぶものから、意外と人生の真髄をついてそうなものまで。31文字で繰り広げられる世界は思ってたより多彩。着眼点に独特のセンスを感じる。