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2024年4月の読書メーターまとめ

タケゾウ
読んだ本
4
読んだページ
1985ページ
感想・レビュー
4
ナイス
19ナイス

2024年4月に読んだ本
4

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

タケゾウ
「歴史」は一人の偉大な指導者が創られるのではなく、 無数の名も無き民衆の手によって創られる、というのが主題。 野口悠紀雄氏が度々引用している、 「ナポレオンの天才的な命令は、一つのして実行されなかったし、 実行されるはずもも無かった。 現実の戦争は個々の兵士の瞬間毎の判断によって決まるのだから。」 という記述が印象深い。 559人に上ると言われる。 登場人物の生命の躍動がひしひしと伝わる。 歴史を創るのは一人の天才ではなく、 無数の無名の人々によるという主張が、 人間の生命の尊さを感じさせる一冊になる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
4

タケゾウ
トルストイの「戦争と平和」に 「ナポレオンの天才的な命令は、一つとして実行されなかったし、実行されるはずも無かった。」 という一節がある。 交戦中の司令部と前線の情報伝達は完全には出来ないため、現場の人間が瞬時の判断で行動せざるを得ない。 戦場という極限状態の中で指導達は何を考え、何を想ったのか、 刻一刻と状況が変わる戦場の中で瞬間毎の判断を強いられる指導者たちの人間模様、心理状態を、 まるでその場に居合わせたかの如く克明に描いた、戦場のリアルな姿を知る事が出来る貴重な一冊になる。
が「ナイス!」と言っています。
タケゾウ
「気候」は「食料」の出来不出来を左右する重要な要因であり、 また、遙か古代においては氷河期が恐竜を死滅させた歴史あったことを踏まえると、 「歴史」における「気候」の影響に焦点が当てられていなかったことが不思議に感じるほどである。 地震、気象、気温において未来の予測の研究の重大さは広く認知されている。 地球科学において「過去は未来を読み解く為の鍵」と言われ 変化に対応する上でも、未来を予測する上でも、 気候の「過去」を紐解くことは重要なのではないかと本著を読んで感じさせられた。
が「ナイス!」と言っています。
タケゾウ
「聖地奪還」という観点からすると十字軍は、 それを撃退したアラブ側が「勝者」で、失敗したヨーロッパ側が「敗者」であった。 ところが後日の歴史の中心をつかさどるのは「敗者」であるはずのヨーロッパ側であった。 アラブ側は以前からある種の「疾患」を抱えており、 両者の明暗において「十字軍」はきっかけに過ぎなかったと説く。その歴史を紐解くて行くと勝者とは敗者とは何か、また国家の根幹とは何なのか、という根源的な問いかけに行き当たる。 「歴史」とは何とも皮肉な結末を生むのか、そんな一抹の想いを抱かせる一冊になる。
が「ナイス!」と言っています。
タケゾウ
「歴史」は一人の偉大な指導者が創られるのではなく、 無数の名も無き民衆の手によって創られる、というのが主題。 野口悠紀雄氏が度々引用している、 「ナポレオンの天才的な命令は、一つのして実行されなかったし、 実行されるはずもも無かった。 現実の戦争は個々の兵士の瞬間毎の判断によって決まるのだから。」 という記述が印象深い。 559人に上ると言われる。 登場人物の生命の躍動がひしひしと伝わる。 歴史を創るのは一人の天才ではなく、 無数の無名の人々によるという主張が、 人間の生命の尊さを感じさせる一冊になる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/12/18(3799日経過)
記録初日
2023/10/13(213日経過)
読んだ本
69冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
22492ページ(1日平均105ページ)
感想・レビュー
69件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

時代が変わっても色あせない、古典を中心に読んでいます。

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