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2024年5月の読書メーターまとめ

katokicchan
読んだ本
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読んだページ
6371ページ
感想・レビュー
15
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486ナイス

2024年5月に読んだ本
15

2024年5月のお気に入り登録
4

  • 佳蓮★道央民    良性発作性頭位めまい症治療中🤒🏥💊
  • オーウェン
  • るぅ姉
  • 空猫

2024年5月のお気に入られ登録
2

  • 佳蓮★道央民    良性発作性頭位めまい症治療中🤒🏥💊
  • オーウェン

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

katokicchan
ネタバレAudibleで聴了。5つの短編によるオムニバス。自身の失敗や曲がった心情により起きた痛みに対し、前をしっかり見ず、他責で凝り固まった語り手が、公園のカバの置物の、自身の痛い部分と同じ個所を触ることで、気の持ち方が変わり、その後の生き方が大きく変化していく個人再生の物語。いかにも本屋大賞候補作らしい癒し系小説のジャンルで多くの需要がありそう。5つの物語で良かったのは2番目とラストで、残りはありがちな内容と解決に向かうカタルシスも今一つ感で、あまり需要目的を満足させる内容ではなかったというのが個人の感想。
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

katokicchan

プルーフ本、届いたー❣️ ありがとうございます😊

プルーフ本、届いたー❣️
ありがとうございます😊
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2024年5月の感想・レビュー一覧
15

katokicchan
ネタバレ同乗で起こした逆走殺傷事故で独り責任を負い、20年の刑期を終え出てきたという前ぶりと帯の文句「この女、予測不能」という煽りで、当時の仲間に対するベタな復讐譚。わかりやすい背景なので、ページがさくさく進む。都合で4日に分けて読んだのがちょっとミスだったけど、一気に読むと面白さは倍増だったと思う。途中までは予測通りの展開でふ~んというところだけどね。後は読んでのお楽しみというところだろうか。先入観とは怖いものですね。あまり感想サイトは見ないで読むのが吉です(読んでもらってますが)。
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katokicchan
ネタバレ「自由研究には向かない殺人」から始まる3部作は、総括すると、すごく良いミステリだった。本作はその前日譚。軽い謎解き中編ということで、さくっと読める。懐かしのメンバーたちが仲良く推理ごっこをするだけの話だけど謎解きの質も良く、6人の性格がうまく書き分けられてる。また、1作目に、するっと繋がるのも心地よい。推理ごっこの結末もシリーズ全体のトーンとマッチしている。これを最初に読んでとなるところ、そうでなく3部作は時間もつながってるから、エピローグとして本作を読むのが一番よいと思う。それぞれ間をあけずに一気にね。
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katokicchan
ネタバレラッキーだったプルーフ本当選にて先読み。今回は4編であるが、最初の1篇が長めの短編、3篇が「紙魚の手帳」掲載なので短めの短編。6月末の新刊には書き下ろしの1篇が加わるとのことで、それが長めでバランスを取ってくると思われる。屍人荘でああなってしまった明智さんだけど、明智さんの探偵としての魅力は個人的に気になってたので、有効なスピンオフと思われ、人気作になると思われる。神紅大学ミステリ愛好会会長の明智と新入生葉村の探偵ごっこのキャンパスライフが楽しく描かれ読みやすい作品。ややラノベ寄り。 ➔コメントへ
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katokicchan
ネタバレ「冬期限定ボンボンショコラ事件」の前に、第1作は読み返せだったので20年ぶりの再読。90%ぐらい内容忘れてたのでそれだけでも読んでよかった。シリーズ化の予定は当初無かった初期作品だけど、伸び伸び感がある。読み返す理由が、「冬期」に再登場する人がいるのか、伏線があるのか、20年越しにいちごタルトが食べれるのか(さすが無理?)、単なるおさらいなのか、想像するだけでも楽しみ。まあ、写真も受信できないケータイから一気にスマホになるので、同じ時代設定でいくかも気になる。まずは最終作着手への環境が整ったということで。
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katokicchan
ネタバレ震えるほどの衝撃と深い静かな悲しみに打ちのめされ、決して哀悼を終わらせない決意、別れを告げない。大韓民国成立前夜に、韓ドラでもよく出てくる済州島でこんな歴史があったとは、少なくとも私は全く認識してなかった。 韓国においても50年近く隠蔽されていたこの事実、2003年に盧武鉉大統領が公式に謝罪し、済州島の真実の調査報告書が明らかになるまで、理解していない韓国人がほとんどだったと言う。韓国最大のトラウマと言われるジェノサイド、三十万人とも言われる死体、遺骨の隠蔽。 ➔
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katokicchan
ネタバレ本作は、同棲中の男性から突然呼び出され、ある女性との商業的行為から出来てしまった子供を引き取ってくれと依頼される女性を語り手とする葛藤と逡巡の物語。 普通だったら当然受け容れられない依頼であるし、相手の女性の利己的な思考も嫌悪を感じるが、静かな異常性のもと読者にあまり違和感を感じさせず物語をしっかり維持できるところに引き込まれた。主人公は受け容れ前提で世間体や実家への偽装も企図するが、ある結末に向けこれまで閉塞していた思考の整理が進んでいく。➔
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katokicchan
ネタバレAudibleで聴了。5つの短編によるオムニバス。自身の失敗や曲がった心情により起きた痛みに対し、前をしっかり見ず、他責で凝り固まった語り手が、公園のカバの置物の、自身の痛い部分と同じ個所を触ることで、気の持ち方が変わり、その後の生き方が大きく変化していく個人再生の物語。いかにも本屋大賞候補作らしい癒し系小説のジャンルで多くの需要がありそう。5つの物語で良かったのは2番目とラストで、残りはありがちな内容と解決に向かうカタルシスも今一つ感で、あまり需要目的を満足させる内容ではなかったというのが個人の感想。
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katokicchan
ネタバレ直接の題材になった日本のアニメは観ていないが、ガンダム、エヴァと放映時に見ていた熱狂世代として、まさに源流となる魂を受け継いだエンタメ超ロボットSFの登場でとても嬉しかった。著者は中国生まれのカナダ人。登場人物に中国の歴史上の人物名(朱元璋とか諸葛孔明とか)を散りばめ、中華明時代の絢爛たる衣装や纏足文化を盛り込んだ仮想世界を背景に、敵方巨大ロボットによる侵略への失地奪還作戦が行われる中でのパイロットたちの物語。もちろん単なるプロレスSFやスペオペ設定とは一線を画した物語に仕上げている。➔
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katokicchan
ネタバレレーエンデの独立を目指す物語第2巻。新たな時代の新たな革命の物語。最終の5巻(現在未刊)に至るまで、独立を目指す革命は全て失敗する筋立てかもしれない。ストーリーは重苦しいけれど、主役級登場人物は、革命への純粋な志を捨てず、文章は明るく力強いく勇気を与えてくれる。前巻で疑ってしまったラノベ的作風も大変読みやすく、ページターナーで長さも忘れ集中できる。物語は前作より凄惨さを増し、革命は成功寸前でお約束のように衆愚的に失敗するが、その種は巻かれ、強い意志は伝播される。 ➔コメントへ
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katokicchan
ネタバレロング➔Wrongです。タイムリープというガジェットを使ったミステリ&家族小説。息子が刺殺事件を起こした日から目覚めると前日の朝になり、また翌日には殺人事件の前々日の朝に。母はどんどん時間を遡っていく。母は息子の犯罪を止められるか? タイムリープの果てに浮き彫りになった真実とは? いかにも一気読みさせるような設定で、集中して読むことができた。まあ、事件解明に必要な重要情報が入手可能な日に限って遡って跳んでいくというご都合設定があり、これを許せるかどうかがこの作品の好き嫌いになると思う。 ➔
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katokicchan
ネタバレ読んでない人は注意してください。 下巻は、波乱に富んだ箱根駅伝の激走と中継のドラマ。まるまる1冊が、往路復路の全10区間のドラマに充てられる。10区間走るだけの世界がこれほど盛り上がり感情移入できるとは思わなかった。充分満足できる内容だが、それぞれの視点に要る不穏分子(むかつくやつ)は最後までむかつくままで反省がみられない。なので半沢のような勧善懲悪を期待する向きはちょっと溜飲が下がらない不満があるかもしれない。 ➔コメントへ 以下ネタバレです。
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katokicchan
ネタバレAudibleにて聴了。新刊単行本2冊なのと、やはり映像にしやすい池井戸作品ということで、耳で聞くのがとても合う。特にウォーキングでの利用が多い私の場合は、散歩したり遅歩きの人を速足で抜いたりで、駅伝の醍醐味を味わえる(嘘)でなかなか気持ちもアガル。GWでの毎日歩きはあっという間の楽しい時間だった。 本作は2視点で構成され、1つは選手側、もう1つは中継TV局側。上巻は箱根駅伝直前までの様子が描かれる。➔コメントへ 読んでない人は注意してください
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katokicchan
ネタバレ最高の和製ファンタジーと銘打てるシリーズはそれほど多くないと思っている。守り人や十二国記、オーリエラント、八咫烏が大好きなのだが、個人的にこれらに並ぶシリーズなのか疑って、読むかどうか迷ってた。最初の地図や登場人物画からしてラノベっぽく、何より「ファンタジーにおいて」ラノベ甘々ストーリーは嫌いだったから(ラノベ自体が嫌いではない)。とは言いながら、全5巻のうち4巻まで出て周囲の評判もそこそこよいことから気になっていたところ、GWの電子書籍安売りフェアで格安なのをいいことに3冊を入手した次第。➔コメントへ
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katokicchan
ネタバレ前作から17年ぶりの新作。昨秋すっかり中身も忘れもう出ないと思ってたのにびっくり。過去の全ノベルスサイコロ枕本は既に手許に無く、この厚さは弱った手首に悪いしと思い、邪道だけど電子書籍で読んだ。その結果、このシリーズを読むには自分的に電子書籍がいいと思い、GWの半額ポイントフェアもあり、全シリーズ買い戻すかとも一瞬迷ったけどまだ買っていない笑。この本は最初の出だしに上手く入り込むと後は延々惰性で読めていくのだが、今回は、最初の源頼政の伝承の異本読解が面倒だったので着手に時間がかかった。➔コメントへ
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katokicchan
ネタバレハリー・マッコイのシリーズ2作目。 前作で警察小説の枠を飛び越え、アウトロー的な動きをしっかりしていくマッコイが、パラノイア的な犯人と対峙する物語、ロボトミー手術の話も出てきて、常識や倫理も飛び越え始めた。そして、マッコイの古き過去に絡んだエピソードに至って、彼が完全に人としての道を踏み外すに至り、このシリーズはこれからどう展開するのだろうと不安と共にわくわくする。最後の1行は染みわたった。このシリーズの読み方はちょっとわかってきたと思う。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/08(3813日経過)
記録初日
1970/01/01(19891日経過)
読んだ本
571冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
212649ページ(1日平均10ページ)
感想・レビュー
461件(投稿率80.7%)
本棚
2棚
性別
血液型
A型
職業
役員・管理職
現住所
岐阜県
自己紹介

読書メーターは6年ぶりの復活。
この間、仕事が忙しくなったり、海外赴任してたり、帰国後に家を建て替えて蔵書を大量に処分したり色々ありました。読書スタイルも大きく変わってます。電子書籍中心にもなりました。
➔ 2020年にフランスより帰国後、中断していた読書記録は2022年よりブクログで行ってきました。2024年からは併用しようと思いますので、その間、ブクログに記載した内容を転記しました。読了日が全部24/01/09になってますが、ご容赦ください。


小学校4年頃から本が好きになり、出会いは「だれも知らない小さな国」「次郎物語第1部」。ほどなく9つ上の従兄の本棚から星新一「マイ国家」をもらい、いわゆるSF者の道をまっしぐら。国内作家はもとより、ハヤカワ文庫SF、サンリオSF文庫は通しで揃え(後年です)、大学はSF研究会でSF映画の監督を経験(アオイホノオのエピソードにかぶってる時代)。

社会人になってからミステリや普通小説など違う分野もよく読むようになりました。そういう遍歴なので、この齢になって世界文学やマジックリアリズムの世界に浸かろうとしているこの頃。

世界の思想も手がついていないところで先年、40年前に出てた中公版「世界の名著」66冊をヤフオク等で揃えたけど、じっくり思想に耽る前にもっと読まねばならぬ小説やマンガがありすぎて、まだまだ大いなる助走中。

そんなこんななので、読書傾向は雑食系で節操がありません。

好きな本
好きな小説のなかで、大切に思ってる本や追っかけてるシリーズを書いてみました。 今回10数年ぶりに更新してみましたが増えた(-_-;)。周りに本好きの方が少ないので、いろいろ絡んでくれると嬉しいです。
ところで、この歳になって身に沁みて感じたというか真剣に考えなきゃいけないことは、読了後10年、20年経つと本の内容、酷いときにはメインの流れさえも忘れてしまっているということです。これは、自分の読み方が再読をあまりしないことに因るものなんだろうけど、今後ともこのスタイルでいいのか。もう本を買うのを止めて、溜まった積読本はもとより、大好きだとした本を再読する時間に充ててもいいのかと考えてしまう。読み直すことによって評価が大きく変わるかもだし、個人的に大きな問題だと思っています。

(作家の五十音順的に並んでます。)

浅田次郎 蒼穹の昴~兵諫 プリズンホテル 壬生義士伝
マシャード・ジ・アシス ブラス・クーバスの死後の回想
チヌア・アチェベ 崩れゆく絆
阿部智里 八咫烏シリーズ
アンナ・カヴァン 氷
池上永一 風車祭(カジマヤー)
伊坂幸太郎 ゴールデンスランバー グラスホッパーからの殺し屋シリーズ
乾石智子 オーリエラントの魔道士シリーズ
岩本隆男 星虫
アンディ・ウィアー 火星の人 プロジェクト・ヘイル・メアリー
ジョン・ウィリアムズ ストーナー
コニー・ウィリス ドゥームズデイ・ブック、ブラックアウト、オールクリア、航路
K.ヴォネガット 猫のゆりかご タイタンの妖
R.D.ウィングフィールド フロスト警部シリーズ
宇佐見りん かか 推し燃ゆ
P.G.ウッドハウス ジーヴスシリーズ
ジョージ・エリオット ミドル・マーチ
大山淳子 猫弁シリーズ
小野不由美 屍鬼 十二国記シリーズ
恩田 陸 光の帝国 蜜蜂と遠雷
梶尾真治 地球はプレインヨーグルト クロノス・ジョウンターの伝説
加納朋子 ささらさや てるてるあした、はるひのの、はる
川上弘美 センセイの鞄
茅田砂胡 デルフィニア戦記
ダニエル・キイス アルジャーノンに花束を
北村 薫 スキップ
スティーブン・キング 11/22/63
M.W.クレイブン ワシントン・ポーシリーズ
エドワード・ケアリー アイアマンガー三部作
佐藤亜紀 スイングしなけりゃ意味がない 喜べ、幸いなる魂よ
佐藤さとる 誰も知らない小さな国
篠田節子 ゴサインタン 弥勒
下村湖人 次郎物語第1部
ダン・シモンズ ハイペリオン4部作
小路幸也 東京バンドワゴンシリーズ
ネヴィル・シュート 渚にて
菅浩江 永遠の森-博物館惑星
エリザベス・ストラウト オリーブ・キタリッジの生活
高田 郁 みをつくし料理砧、商い正傳 金と銀
筒井康隆 虚航船団  脱走と追跡のサンバ
津村記久子 水車小屋のネネ 
ジェフリー・ディーヴァー リンカーン・ライムシリーズ
J.ティプトリーJr. たった一つの冴えたやりかた
シャナ・デリオン ワニの町に来たスパイシリーズ
アンソニー・ドーア すべての見えない光
ドストエフスキー カラマーゾフの兄弟
ホセ・ドノソ 別荘
西澤保彦 七回死んだ男
バルザック ラブイユーズ、ゴリオ爺さん
R.A.ハインライン 夏への扉
ハン・ガン 別れを告げない
ローラン・ビネ 文明交錯
広瀬正 マイナス・ゼロ
R.ブラッドベリ 火星年代記
F.ブラウン 発狂した宇宙
レオ・ペルッツ スウェーデンの騎士 ボリバル侯爵 夜毎に石の橋の下で
蒲松齢 聊斎志異
アンソニー・ホロヴィッツ 探偵ホーソーンシリーズ
J.P.ホーガン 星を継ぐもの
ジョージ・R・マーティン 氷と炎の歌
馬 伯庸 両京十五日
三浦しをん 風が強く吹いている
道尾秀介 カラスの親指
光瀬龍 百億の昼と千億の夜
皆川博子 開かせていただき光栄です 死の泉
宮部みゆき 蒲生邸事件 三島屋変調百物語シリーズ
向山邦彦 童話物語
ケイト・モートン 秘密 湖畔荘
ジュンパ・ラヒリ 低地
S.ラーソン ミレニアム3部作
ミン・ジン・リー パチンコ
劉慈欣 三体
S.レム ソラリス、インヴィンシブル
ロダーリ 空にうかんだ大きなケーキ

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