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2024年2月の読書メーターまとめ

へい
読んだ本
9
読んだページ
2625ページ
感想・レビュー
9
ナイス
146ナイス

2024年2月に読んだ本
9

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

へい
万城目さんが直木賞を取ったというのは喜ばしいことなので、文庫化した暁には必ず読もう、3年待とうと思っていたら、新聞の広告欄で、高村薫先生、三浦しをん先生の選評が掲載されており、かつサイン本入手可能ということで購入。個人的な印象としては「花まんま」あたりに近い感じはした。万城目さんにしてはワールドが抑え気味で、もっと振り切ってほしいなと思った。しかし直木賞を取るとなるとこの程度に抑えた方がいいのだろう。ただ抑えてくれたおかげで物語の余韻がすごくよかった。とりあえず選考員の全選評を読むのが楽しみである。
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2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

へい

2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3057ページ ナイス数:157ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/427866/summary/monthly/2024/1 紙の月とイノセントデイズが良くて、いいスタートを切れた

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2024年2月の感想・レビュー一覧
9

へい
今年もこの季節がやってきた。音楽がメインテーマとなる作品をノベライズするというのが果たしてうまくいくのか?と思っていたけれどうまいことやってくれたなと思った。テーマがテーマだからかもしれないけれど、ドラえもんよりもしんちゃんたちの春日部防衛隊の方がやりそうだなと思ったけれど、今までになかったドラえもん観という意味ですごくよかったと思う。悪役が出てきてのび太君たちが戦うみたいな構図よりもこういう作品の方が今の世の中にはフィットするのかもしれない。今年の映画はサントラとかオーケストラCDとか出してほしいな。
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へい
一度読んでいてまだ記憶にあったため、最後に起きた奇跡のような展開を分かっていたため一度目に比べれば興ざめな感じはあった。とはいえうまいこと書いているなという印象が強い。多聞はきっとこの作品に描き切れていない人との関わりがあったのだろうと想像するのは面白い。もっとヒットして色々な作家さんに多聞と関わった人の営みを描いてほしいなと思った。能登の震災でも多聞のような犬はいたのかもしれないし、飛行機事故で亡くなった犬の中には多聞のような犬もいただろう。そう考えると人間もそんなものかなと思った。
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へい
角田さんの生活が他の人と比べて特異なのかどうかは実際に見ていないから分からないけれど、その卓越した文章力によって普通のことでも特異にしてしまえるというのが本当にすごいと思う。と思いながら本章を読み終えてから解説を読み始めたら三浦しをんさんという角田さんに引けを取らない文章力を持つ人が解説を書けばそれはもう面白い一冊になることは間違いなく、とても面白かった。三浦さんと角田さんのエッセイの違いは角田さんは結構外出や旅行をされて、その中で起きた出来事への考察で、三浦さんほどインドアではないことなのかなと思った。
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へい
ネタバレ魔王の帰還という大傑作でだいぶ意識を持っていかれてしまった。全編水準が高く直木賞ノミネートも十分頷ける。むしろなぜ受賞しなかった?と思って選評を読んだら、浅田次郎さんと三浦しをんという私の中のツートップがちゃんと推していたようなので、実質受賞作ということでいいのだろう。講談社ということで辻村深月さんを解説に起用したのはとてもよかったし、確かに作風は近いからこそいい解説だなと思った。単純に泣ける話の方が求められがちだからこそ、こういう一筋縄にはいかない小説が出ることは多様性という意味でいいことだと思う。
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へい
髙村先生のような中立的な目で評論を書くということが、現代においてどれだけ重要なことか。ウクライナの問題からこのタイトルにしたのだろうけれど、イスラエル-パレスチナの問題がこの評論集の後に起きてしまったことでもし続編が出た場合にさらに強い静止を呼びかけるものになるか、もしくは全ての戦争が収まっているのか。後者を希望するが、恐らく前者になりそうな国際情勢で我々はどのようにふるまうことができるのだろうか。普通の国になることが目的だったのか、それともさらに歪な国になってしまったのか。先の見えない世界となっている。
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へい
大前提としてとても良い作品で直木賞作品に相応しい作品である。が、IWGPシリーズで受賞させなかったのは令和から見ると出版社界には結果として、大損失だったと言わざるをえない。という愚痴はここまてにして、現代日本版のスタンドバイミーのように爽やかさを感じた。死体を見つけに行くか、歌舞伎町に行くかなんていうのなんて、通過儀礼として何を選ぶかの差であり、些末である。そして最後の秘密を告白しあうシーンのために、ここまでの短編を積み重ねた、緻密さはご都合主義とも取れるかもしれないが、私は大正解だと思った。
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へい
万城目さんが直木賞を取ったというのは喜ばしいことなので、文庫化した暁には必ず読もう、3年待とうと思っていたら、新聞の広告欄で、高村薫先生、三浦しをん先生の選評が掲載されており、かつサイン本入手可能ということで購入。個人的な印象としては「花まんま」あたりに近い感じはした。万城目さんにしてはワールドが抑え気味で、もっと振り切ってほしいなと思った。しかし直木賞を取るとなるとこの程度に抑えた方がいいのだろう。ただ抑えてくれたおかげで物語の余韻がすごくよかった。とりあえず選考員の全選評を読むのが楽しみである。
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へい
GLAYのTERUさんが装画を書かれていたため購入したけれど、すっかり柚木さんのファンになってしまった。エッセイからするに、柚木さんが楽曲の作詞をしたらきっとTAKUROさんみたいな楽曲になるだろうなと思った。三浦しをんさんのエッセイをよく読んでいて、三浦さんは面白可笑しく書いているのと、多趣味のおかげで隠しているけれど、作家の人にとってのエッセイというのは生活の切り売りだなと思った。三浦さんなんて一冊の中で複数回書くことがないということを言っているのだから本当に切り売りだよなと思う。とても良いエッセイ集
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へい
ネタバレ上巻の勢いのままぐいぐい読んでいき、ずっとなんでこの作品が賞レースにと思ったが、このラストじゃ無理だなと思った。エッセイで砂の器のような作品をということで書かれたということもあり、社会派と言ってよいのだろう。桂介君にとっての悲劇は東明と出会ったことだと下巻の中盤まで思ったが、読み進めるうちにもしかすると唐沢先生と出会ってしまったことこそが悲劇だったのかもしれないなと思った。どうしてこうも周囲の人間がクズばかり引いてしまうのだろうと思った。唐沢先生がもう少し生きていられればと思ってしまった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/23(3762日経過)
記録初日
2013/10/10(3867日経過)
読んだ本
1722冊(1日平均0.45冊)
読んだページ
530775ページ(1日平均137ページ)
感想・レビュー
1190件(投稿率69.1%)
本棚
10棚
性別
年齢
37歳
血液型
A型
職業
事務系
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

文芸、ミステリ、ラノベのようなジャンルや男性・女性など性別を問わず読んでいます。

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