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2024年10月の読書メーターまとめ

hon
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感想・レビュー
13
ナイス
1605ナイス

2024年10月に読んだ本
13

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • 華
  • 食って寝る

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

hon
全然SF感なくてびっくり。筒井さんてこんなのも書くのか。読友さん達オススメ本。遊牧民と旅をしているラゴス。彼は南に行きたいらしい。どうも現実世界ではないようだ。集団転移とか出てくるし。物語はそんなラゴスの長い旅を追い、そのうちに何となく世界の形が見えてくる。正直筒井さんが何を書きたいのかはよく分からん。でも人生って旅みたいなもんだよね。自分の旅の終着点はどこなんだろう。なんてことを考えた。ラゴスの人生は波乱万丈。神みたいにも思えるし。でもそんなラゴスの終着点はひとりの少女。ロマンチックで素敵だと思います。
rico
2024/10/19 11:30

honさんとこで話題になってたので、再読候補として積んでます。旅に出たくなったら読もうかしら。

hon
2024/10/19 12:02

皆さん推してくれてたもんね。SFってより哲学書のような趣でした。王道筒井さんも読んでみたいです。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

hon

授乳 (講談社文庫 む 31-1) >>告知つぶ。勝手に課題図書11月号はこちらです。いつかきっとわんだらーん、ゆっめのなかわんだらん。てか今回はBGMムズかった・・・。 https://www.youtube.com/watch?v=gOhCTBdEtR8

えんちゃん
2024/10/26 19:13

おっぱいがいっぱいもミルキーはママの味もどちらも口ずさめます。村田さんのデビュー作品、ざわざわするでしょうか。楽しみです。

hon
2024/10/26 22:43

こんにちは赤ちゃんかなとも思ったけど、沙弥香さん作品とイメージ合わなすぎるので。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
13

hon
狂犬かよwww。いつもながらの小気味良い綿矢節で、全方位にケンカを売りまくる4篇の短篇集。ワードが天才過ぎるのよ。①メンがヘラってるりなの整形を巡る周囲とのバトル。海松子もチラッと。個人的にはこれ好き。②YouTuber神田タを推すぽやんちゃんの暴走。③屁理屈不倫王vs正義の代弁者たる妻の友人達。代表者ハムハム。④老害作家綿矢りさvs老害フリーライターvs若輩編集者。結局ね。綿矢さんは全員にケンカ売ってます。清々しい。そのセリフ言えたら気持ちいいよなー。でも言えないよね。世の中平和に越したことはないしね。
あい
2024/11/04 22:29

ワード天才すぎますよね!!!パッキパキも天才すぎるので是非是非!!!

hon
2024/11/05 01:08

どうすればこんなに日本語を自在に操れるようになるんだろうね。センスなんだろうなー。やっと綿矢さん刊行に追いつきそうだよ。

が「ナイス!」と言っています。
hon
変なタイトル。絵都さんっぽい。そしてちゃんとそれが回収されてるところもさすが。ジョージじゃなかったかー。表題作他9篇。実は汚部屋の藤巻さん。停電とミセス・グハー。プラダの老婦人なGF。クジラ見で知る女性の逞しさ。カミツキ亀の美談の真実。葬儀屋のセーターのぴろり。キューバ行き機内での真実。桂川里香子の武勇伝。北上する母。異国のおじさんに気付かされる人生の機微。テイストばらばらなのが絵都さんの短篇集。しかもこの時期短篇ばっかり。でもどれもしっかり面白い。クジラ見と桂川里香子はオチもばっちりでつい笑ってしまう。
が「ナイス!」と言っています。
hon
再読。5年ぶりに読んだけど、やっぱりぶっ飛んでるわ。ヒロインの亜李亜はJK殺人鬼。そして両親も兄もやっぱり殺人鬼。殺人家族だ。そんな一家の兄が殺され、母が消える。崩れていく世界。これデビュー作だよ?イメージではもっと朦朧とした話だと思ってたけど、伏線回収とかロジックは相当緻密。ただ殺人アカデミーや投資家といった世界線の設定は荒唐無稽。それを煙に巻く文章力はあるけど、そこは京極さんには敵わないかな。でもやっぱりこういう知的な小説は好みです。究さんの直木賞は当時びっくりしたけど。今後の作品にも期待してます。
ちょこ
2024/11/05 08:18

殺人鬼が殺されるっておもしろそうなお話ですね。

hon
2024/11/05 09:42

まあぶっ飛んでますよ。万人向けではないので、読むならあまりハードル上げずにどうぞ(笑)。

が「ナイス!」と言っています。
hon
うむむ?何の話なんだ?なんかとっ散らかっちゃってる印象。ブランチ由来、前川さん初読。DIなる試み?いまいち分かってないのだが、要は病院での医療行為に犬を介在させることで、アニマルセラピーとは違うらしい。謎。その犬がスピカで、主役はハンドラーの遥なのかな?謎。コンビが色んな患者さんと接します。短篇風。んで合間にコンビの成り立ちまでの過去が語られます。話が寸断されてよく分からん。時系列の方が良かったんじゃ?病気はたくさん。でも糞親の話もたくさん。謎。何よりこの手の犬へのコマンドはなぜ英語なのか。謎だらけ。
かもねぎ
2024/10/24 22:52

あっ!犬へのコマンドの件は知ってる!日本語だと「止まって」とか「止まれ」とか語尾や言い方が複数存在しがちだけど、英語だと毎回「ストップ」に統一できるから。。。みたいな説明を前に漫画で読みましたよ〜。漫画は介助犬の話だったけど、この本もそんな感じのやつかな??うろ覚え知識なんで違ってたらすみません。

hon
2024/10/24 23:37

ふむふむ。介助犬とはちょっと違うらしく、ハンドラーとして教習を受けるらしいのよ。ならばそこで統一すりゃいい気もするね。

が「ナイス!」と言っています。
hon
再読。やはりしをんさんの文楽愛が炸裂しすぎている。主人公の健は文楽に魅せられ、義太夫の真髄を極める道を邁進する芸の鬼。三味線の変人兎一郎と組むことで、健の才能が開花していく。物語は文楽の名作になぞらえられながら進むが、筋やキャラはいつもながらのしをんさん。この話の読みどころはやっぱりしをんさんの文楽愛でしょう。文楽7割、小説3割といった感じ。愛が暴走しすぎているので、正直文楽の知識が多少はないと読みづらいと思う。そういう意味でこれを読む前に「あやつられ文楽鑑賞」を読むのがオススメ。結構内容かぶるけれども。
マホカンタ
2024/10/22 22:03

私もこれかなり前に読んだきりだから、honさんルートでいきますわ

hon
2024/10/22 23:13

それがいいと思うよー。文楽にちょっと詳しくなれる。気がする。

が「ナイス!」と言っています。
hon
しをんさんすげえとしか言いようがない。文学の化物だなこの人。31歳ぐらいで書いた文楽大好きエッセイ。生まれ育った環境はあるだろう。とことん突き詰めていくオタク気質も幸いしてると思う。でもこの人文楽に関しては普通にファンから入ってるよね?その彼女がたかだか30歳ぐらいでここまで行く?そんな彼女にだからこそ名人達も心を開いて喋ってくれるんだろう。偏愛爆発ってだけじゃすまないレベルだよ。豊竹咲大夫さんとの話とか深くて面白い!いわゆる名作の解説(ツッコミ)もしをんさんだけに分かりやすいし面白い。エレキを感じるわ。
マホカンタ
2024/10/21 07:53

これ、積んでる。読みます、近いうちに。これ読んだら文楽観に行きたくなるかな?

hon
2024/10/21 10:21

うん。なると思う。しをんさんすげえよ。そしてこれ読んだ上での仏果がこれまた面白い。でも文楽って高いんだよねー。そこがネックだな。

が「ナイス!」と言っています。
hon
だーかーらー。金田一は最初から登場したらダメなんだって。ヘボがばれるから。いったい何人殺させてんのよ。戦後の昭和22年。没落した斜陽貴族の椿家。当主の英輔子爵があの天銀堂事件(モデルあり)の容疑者となった挙句に失踪し、山中で死体となって発見される。だがその後現れる子爵の影。脅える家族が金田一のもとを訪れる。椿家に住む親類を含む3家族。濃い。悪魔の紋章、黄金のフルート、風神と雷神。お決まりの血の愛憎劇。まさに横溝ワールド。金田一は真相を求め、今回は淡路にまで行く。でも悪いけど俺の方が先に真相に気付いたよ。
rico
2024/10/19 11:26

名探偵honさん!金田一、確かに孫の方がデキがいいかも(笑)1500冊、おめでとうございます。

hon
2024/10/19 12:09

いや俺が名探偵なんじゃなく、金田一がヘボなだけ…。でも孫も「じっちゃんの名にかけて」とか言ってるし、頓珍漢なのかもね。あ。ありがとうございます!

が「ナイス!」と言っています。
hon
全然SF感なくてびっくり。筒井さんてこんなのも書くのか。読友さん達オススメ本。遊牧民と旅をしているラゴス。彼は南に行きたいらしい。どうも現実世界ではないようだ。集団転移とか出てくるし。物語はそんなラゴスの長い旅を追い、そのうちに何となく世界の形が見えてくる。正直筒井さんが何を書きたいのかはよく分からん。でも人生って旅みたいなもんだよね。自分の旅の終着点はどこなんだろう。なんてことを考えた。ラゴスの人生は波乱万丈。神みたいにも思えるし。でもそんなラゴスの終着点はひとりの少女。ロマンチックで素敵だと思います。
rico
2024/10/19 11:30

honさんとこで話題になってたので、再読候補として積んでます。旅に出たくなったら読もうかしら。

hon
2024/10/19 12:02

皆さん推してくれてたもんね。SFってより哲学書のような趣でした。王道筒井さんも読んでみたいです。

が「ナイス!」と言っています。
hon
面白かった!最初こそ苦戦の予感したけども。勝手に課題図書10月号。古内さん初読。ヒロインの明日花の目を通して、文林館という出版社の百年史が描かれる。きっとみんなが知ってる「学年誌」。この題材がとても良い。令和の明日花が主に戦中戦後の昭和を知っていく構成で、最近この形よく読む気がする。かたばみとか。この話が面白いのはお仕事小説風味が強いからかな。戦後の掌返しとか、働いてた人は堪らんかっただろうなー。人類の歴史は百万年、子どもの歴史はたった百年。題材が学年誌だけに、女性まで広げない方がスッキリだった気はする。
りんご
2024/10/29 01:21

昨日まで鬼畜だったのに今日からトモダチとはこれいかに。出版社は戦意高揚プロパガンダしてた側だ、と言い切られてしまうのは辛いですね。個人の意見はさまざまなのに、「出版社の人間だから」とまとめて悪く言われちゃうのはね、辛い。

hon
2024/10/29 10:07

いやー、戦没者遺族とかに対したら言い訳できないんじゃないかね。俺は無理だな。戦争や出版社に限らずだけどね。なので普段から同調圧とは距離置いておきたい。

が「ナイス!」と言っています。
hon
財前五郎が駆け抜ける。再読。控訴審も選挙も決着する最終巻。全5巻という長さを全く感じない人間ドラマ。取材というより最早研究だね。癌医療と法廷と。豊子さんだって素人なのに、専門的な話をしっかり小説として組み立てて、しかも面白いんだから脱帽です。50年前の癌治療の難しさがきっちり伝わってくるし。全体を通しての読みどころは2人の男の生きざまでしょう。財前と里見。いわゆる善悪という観点で真逆のような2人。でも実はどちらも自分の信念のためだけに生きている。是非は置いておいてもやはり胸熱。でも最後は人間性だよなー。
のんxxx
2024/10/12 07:46

原作読みたくなってきました。文庫5冊ってことは模倣犯くらいですかね?50年前の癌治療も気になります。

hon
2024/10/12 09:49

模倣犯もこれも面白くて長さを感じないんだよなー。1冊の厚さは模倣犯の方があったような。豊子さんの調べる深さハンパないよ。気が向いたらぜひ。

が「ナイス!」と言っています。
hon
財前五郎に影が差す。再読。ここからは「続白い巨塔」として刊行された様子。前巻ラストから1年半。裁判で敗れた原告側は皆不遇をかこちながらも、新たな論点を懸命に探し控訴審に向けて奮闘する。だが帝王は退かぬ媚びぬ省みぬ。さすがサウザん五郎である。控訴審を退けるだけでなく、学術会議の会員選当選も目指すのだ。学術会議ってあれよね?安部さんの時に問題になってたやつ。これ読むと要らねえじゃんと思ってしまうが。ほんと仕事しなさいよ。群像劇的に色んな人の立場から物語が描かれるが、信念のために自己犠牲ができるか考えちゃうよ。
rico
2024/10/08 23:39

はい、少々たしなんでおりました(笑)雲のジュウザもいいですね♥仲間内では、レイが1番人気でした。

hon
2024/10/09 09:59

淑女のたしなみ♡レイは人気ですねー。マミヤへの一途な愛が良いんでしょうね。てか仲間内って(笑)。

が「ナイス!」と言っています。
hon
財前五郎が平静を装っている。再読。ドイツの学会に出かけた財前五郎。チヤホヤされて絶頂期だ。だが前巻で仕掛けられた爆弾が絶頂の陰で炸裂する。驕れるものは久しからずなのだよ。ナチスの遺物を見て、ドイツ人は公開するが日本人は隠蔽すると感慨に耽る彼が実にもの哀しい。自信満々に帰国した彼を待つのは苛酷な法廷劇。流石に彼も内心では平静でいられない。大学ぐるみで保身を図る財前。片や医師の良心の権化のような里見医師。人の数だけ真実はあると言いたいけど、このケースは明らかに歪曲だからなー。やっぱり里見を支持しちゃうな。
Emi
2024/10/05 12:35

田宮二郎じゃないんだ・・・ 唐沢版は観てもいません

hon
2024/10/05 21:53

俺はどれも結局まともには観てないけどね(笑)。田宮二郎カッコよかったって噂は時々聞きました。

が「ナイス!」と言っています。
hon
財前五郎がドヤっている。再読。前半は浪速大学医学部第1外科の教授選。教授への野心を隠さない財前。vs財前を阻止せんとする現教授の東。熾烈な多数派工作。金が飛ぶ。欲が飛ぶ。人間だ。スマートさは欠片もない。そんなに教授になりたいか?なりたいんだね。後半。驕り高ぶる財前。次のターゲットはドイツでの学会出席。野望に上限はない。だがそんな驕りの陰で静かに爆弾が震え始める。静かといえば、東教授の令嬢佐枝子。気品の裏で燃える情熱。でもあなた、その男は親友の夫ですよー。もう至るところで昭和。その昭和が堪らない。続巻へ。
くまヨン
2024/11/15 09:04

佐枝子とのことは、里見先生の立場が悪くなって失脚させられるんじゃないかとドキドキしながら読んじゃったよー。なんでも起こるのが医局。そして止まらないのが恋よねー。

hon
2024/11/15 11:23

お。なんか名言っぽいこと言ってる(笑)。佐枝子なかなかに積極的だしね。そっちの展開どうなるんだろってのも一つの読みどころだよね。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/03/07(3918日経過)
記録初日
2014/01/07(3977日経過)
読んだ本
1514冊(1日平均0.38冊)
読んだページ
563512ページ(1日平均141ページ)
感想・レビュー
1514件(投稿率100.0%)
本棚
13棚
性別
現住所
東京都
自己紹介

主に小説が読みたい。
共読者が何を思ったのか知りたい。
周辺の話が楽しくできればなお良し。

自動的なお返し登録は致しません。
随時お気に入りの見直しも行います。
ご理解のほどお願いいたします。

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