水木しげるが1973年に発表した長編漫画。著者が従軍した南方戦線で下された玉砕命令の顛末を描いた戦記作品。戦闘が主ではなく、一般兵たちの生活がユーモラスに描かれており、より身近に血の通った人間として感じられます。一方で、馬よりも下に見られていた兵士の死の描かれ方も他の作品とは異なると感じました。実体験がなければ、この描き方は出来なかっただろうと思います。玉砕に向けての上官の狂気を感じる命令や行動は恐ろしく、ラストのシーンも含め戦争への虚しさが残ります。「90パーセントは事実です」ということがもっとも怖い。

雑誌「週刊ヤングジャンプ」で連載されていた西沢5ミリ(作画)、赤坂アカ(原作)の「恋愛代行」の第1巻です。私立青芝高校の麻理・マリーアウィンター＝七瀬と関マサヤ、恋愛代行業を請け負った相川琥紺と松田ケンゴを中心にしたラブコメ。さすが赤坂アカという設定に、さすが西沢5ミリというキャラクターデザインという最強のコラボ作品。メイン4人がそれぞれ闇を抱えていそうな描写がちょくちょく見えていて、終わりの方にはしれっと重たい内容が描かれていたけど、どうなっちゃうの?恋愛の結末も気になるし、それぞれの内面も気になる。

水木しげるが1973年に発表した長編漫画。著者が従軍した南方戦線で下された玉砕命令の顛末を描いた戦記作品。戦闘が主ではなく、一般兵たちの生活がユーモラスに描かれており、より身近に血の通った人間として感じられます。一方で、馬よりも下に見られていた兵士の死の描かれ方も他の作品とは異なると感じました。実体験がなければ、この描き方は出来なかっただろうと思います。玉砕に向けての上官の狂気を感じる命令や行動は恐ろしく、ラストのシーンも含め戦争への虚しさが残ります。「90パーセントは事実です」ということがもっとも怖い。

雑誌「COMIC夢幻転生」で掲載されていたハイソンの短編5本を収録。タイトルから想像されるとおり馬が相手になる作品がメインです。豚と犬が相手の作品もあります。こういう作品は根強いですね。

同人誌「ひなちゃんシリーズ」「小悪魔妹シリーズ」、単行本未収録の4つの短編を収録した夜歌の2冊目の単行本。「おしっこ」がキーになっていますが、全体的に可愛らしい感じなので苦手な人でも大丈夫そう。

同人誌、雑誌「コミック阿吽」に掲載されていたしょうさん坊主の「じぇいえす学援」を収録。ロリ巨乳に特化した作品で、全体的には多人数でのプレイが中心。基本的にやってるシーンしかない。

雑誌「コミックLO」で掲載されていたお絵かきおじさんの短編7本を収録。掲載誌から察せられる内容の何十倍も凄いことになっています。これって1種の発明だと思います。色々な意味でデキるロリっ子満載な1冊です。

雑誌「COMIC夢幻転生」で掲載されていた長編「不思議名所」を収録。22歳サラリーマンが、お地蔵さんの力によって子供の頃の体型に戻り、ビッチなギャルや会社の上司、ショタ好きお姉さんから色々とされる体は子供、アソコは大人なお話。ずっとエロい。

ハッチの短編8本を収録した20冊目の単行本。いずれのエピソードもイチャラブではなく、ちょっとダークな雰囲気がある作品ばかりです。終わり方も後味の悪さが残るものがいくつかありました。そういう意味では好き嫌いが分かれそうです。あと表紙の子の作品ってあったか?なかったような…。

雑誌「COMIC LO」で掲載されていた大沢おふだの短編5本を収録。作者の初単行本。こういった作品においては正統派だと思います。いずれのお話もイチャラブです。平和が一番です。掲載雑誌から連想されるとおり王道の妹、妹の友達、教え子がヒロインです。

節トキによる「悪役腐令嬢様とお呼び!」。第1回ファミ通文庫大賞ゲームノベル特別賞を受賞。乙女ゲームの世界に、必ず死ぬ運命にある悪役令嬢クラティラスとして転生したBL大好き大神那央が、BLの素晴らしさを布教し、悲惨な運命を変えようとする物語です。悪役令嬢ものですが、ヒロインがBL沼に引きずり込む悪魔と化しているところが特徴。文章もノーマル部分と暴走部分で言葉使いが異なり、好みが分かれそうです。BLは妄想だけで百合要素の方が強いかも。聖アリス女学院初等部編は完結。Webでアステリア学園中等部一年編が読めます。

雑誌「コミックバベル」で掲載されていた大嘘の「オナホ教室～女子全員妊娠計画～」の続編。いつもどおりの大嘘先生の絵柄なので安心。裏設定で前作とのつながりもあったらしい。今回オナホを手にするのは担任教師なので、前回よりも復讐の度合いがちょっと弱い気がしました。やっていることは同じではあるのですが。今回も妊娠エンド。でも、全員の回数とかが文字表示されるのはありですね。

雑誌「コミックバベル」で掲載されていた大嘘の「オナホ教室～女子全員妊娠計画～」。いつもどおりの大嘘先生の絵柄ですが、かなりえげつない復讐譚になっています。エロゲのシチュエーションにありそうですが、最後は全員妊娠というのが、また何とも…。

雑誌「Girls forM」で掲載れていた大嘘の短編7本を収録。タイトルにもなっている「Pet or Slave!!」は連作です。掲載されていた雑誌がちょっとマニアックなので内容も察していただけるとは思いますが、タイトル通り、足コキに特化した作品です。まぁ、他にも匂いフェチやらおしっこマニアやら盛り沢山な内容です。基本的にかなりエロさを感じる絵/描写になっているので、とても素晴らしいと思います。主人公は、Sっ気のある女の子たちに色々といじられて楽しそうです。

雑誌「コミックバベル」で掲載されていた大嘘の短編9本を収録。タイトル通り、足コキに特化した作品です。まぁ、他にも匂いフェチやらおしっこマニアやら盛り沢山な内容です。万人向けはしないですが、基本的にかなりエロさを感じる絵/描写になっているので、とても素晴らしいと思います。どの話もイチャラブです。

大嘘の中編2本を収録したデジタル限定単行本。タイトル通り、女の子の脚というか匂いをクローズアップした作品群です。OLとJKがヒロインです。基本的に男1名、女2名の組み合わせです。いずれもイチャラブなので読みやすい。

デジタルコミック誌「COMICオルガ」等で掲載されていた朝比奈まことの中編3本＋短編2本を収録した単行本。この作者はいつまでもぶれないです。これでもかと可愛い女の子たちが登場します。

別冊エースファイブコミックスから2002年に発売された雨蘭名義の初単行本。短編8本を収録しています。基本はロリですが、1本違うのも収録されていて作風を変えている頃だったことが分かります。最後に収録されている「幻触」はちょっとブラックな感じでエロ抜きで面白い。

雑誌「週刊少年マガジン」に連載されている五十嵐正邦の「真夜中ハートチューン」の第4巻です。ラジオ配信者「アポロ」を探す高校生 山吹有栖は放送部にアポロの手がかりを見つける。手掛かりは声だけ。正体を掴むため、放送部に所属する4人の女の子の夢を叶えることに。本巻ではVTuber志望のイコと歌手志望の六花がお当番回でした。ヒロインのお当番回＋4人での放送部エピソードという形式でお話を展開して形式に固まったようです。ヒロインの頑張りも凄いけど、全ヒロインに対して山吹が全力で応援している姿もかっこよくて良い。

Webサイト「コロナEX」で連載中の宛(漫画)、稲井田そう(原作)、八美☆わん(キャラクター原案)による「悪役令嬢ですが攻略対象の様子が異常すぎる」の第6巻。乙女ゲーム「きゅんきゅんらぶすくーる」の悪役令嬢ミスティアに転生した主人公がデッドエンドフラグ回避に奔走するお話。今回はキャラクターたちのサイコスリラー感は影を潜め、ミスティアの過去話に向けての地ならしという印象を受けました。ミスティアもゲームストーリーとの乖離を気にしなくなり、この後、色々と明らかになっていくと思うのですが、バランスが難しそうです。

コミックサイト「パチクリ!」と雑誌「ね～ね～」に連載されているコンドウアキの「リラックマ4クママンガ」の第15巻です。生誕20周年&15巻おめでとうございます。リラックマ、キイロイトリ、コリラックマといつもの面々の4コマとみんながゆるりと過ごした1年間の記録です。欄外のぱらぱらマンガではコリラックマのちょっとしたいたずらでリラックマは目を回しています。すべてが癒しです。また来年。

雑誌「週刊ヤングジャンプ」等で連載されていた横槍メンゴ(作画)、岡本倫(原作)による「君は淫らな僕の女王」の第1巻です。名門私立高校に通う家柄も容姿も成績も完璧なお嬢様 昴を追いかけて同じ学校に進学した幼馴染 アキラだけど、昴から冷たくあしらわれてしまう。しかし、ある「おまじない」をきっかけに急接近することに成功したが…。とにかく昴が可愛くて最高。可愛いだけでなく、とてつもなく変態で、エッチ。素晴らしい。アキラは自制心全開で真面目に昴に接していて、ストーリー自体は、まっとうな純愛ストーリーだったりする。

株式会社スタイルキューブ社長たかみゆきひさによる声優/声優事務所の現在と未来に対する考えを綴った本。現在の声優が置かれてる状況、アイドル声優について、声優事務所、声優の将来の姿を分かりやすく説明しています。芸能界と声優業界の比較は、どちらも知り尽くしている著者ならではの視点だなと思い、興味深く読みました。また、同様の内容の本を読んだことがありますが、スタイルキューブの新人研修のやり方は特徴的な気がしました。声優/声優のマネジメントになりたい人だけではなく、人気声優の裏話も読めるので声優ファンにもおすすめ。

高島雄哉による「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の小説版の第3巻。TVアニメは2022年にSeason1、2023年にSeason2が放送されました。本巻はアニメ第8話～第12話と小説版のみのエピソードを収録。これにてSeason1が終了。小説版は全6巻ということか。本編はアニメに忠実すぎるくらい忠実なので、昔のガンダムの小説みたいに遊びが欲しいなと感じます。前巻、本巻は、キャストインタビューが興味深く読めたので良しとしよう。いっそのこと、小説版オリジナルエピソードを膨らませて、1冊でまとめて読みたい。

Webサイト「マガジンポケット」で連載中のおしおしおによる「しかのこのこのここしたんたん」の第1巻。2024年7月からTVアニメが放送中です。東京都日野市にある都立日野南高校を舞台に、元ヤンの女子高生・虎視虎子と、頭にツノが生えている謎の少女・鹿乃子のこの日常を描くガール・ミーツ・シカ物語。何を読まされたか分からない。鹿?それとも人?誰もツッコまないの?色々と真面目に考え始めたら負けな気もする。とにかくカオスだけど、物凄い勢いがあって持っていかれる作品。アニメ版もOP/ED含めカオス。中毒成分が含まれる。

高島雄哉による「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の小説版の第2巻。TVアニメは2022年にSeason1、2023年にSeason2が放送されました。本巻はアニメ第4話～第7話と小説版のみのエピソードを収録。本編はアニメに忠実なので、もう少しノベライズオリジナル要素が入ると嬉しいのにと感じました。SF考証した際にアニメでは描かれなかった裏設定とかありそうだけど。とはいえ設定的に難しいのかな。一番の楽しみは小説版オリジナルエピソード。そのまま決闘に進むと思いきや、予想していなかった展開に。どうなっちゃうの!?