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2024年5月の読書メーターまとめ

koji
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感想・レビュー
11
ナイス
758ナイス

2024年5月に読んだ本
11

2024年5月のお気に入り登録
4

  • esop
  • ゆたか
  • Mozuku
  • 無題

2024年5月のお気に入られ登録
4

  • esop
  • ゆたか
  • Mozuku
  • 無題

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

koji
BSプレミアムドラマ「舟を編む」は、近年稀にみる現代劇の秀作でした。みどりの母役森口瑤子さんの「またこの子はからかって」や画家役ダチョウ肥後さんの「天然パーマ絵画」に込められた深い意味には思わず涙でした。さて原作を読んで改めて感じた事。それはしをんさんの、お父様(国文学者三浦佑之さん)への愛。原作の辞書編集顧問松本先生はお父様の分身ですね。本書ラストの松本先生の辞書編纂者への感謝の言葉は、逆にしをんさんからお父様へのラブレターに思えました。そして原作の骨太の骨格があったればこそのドラマ。原作も秀逸でした
drago @暑くなってきましたね。
2024/06/03 15:43

こんにちは。ナイスありがとうございます。 原作「も」秀逸なのではなく、原作「が」秀逸だから、ドラマ「も」秀逸なのだと思います。(^^; 映画の馬締さん(松田龍平)も、ドラマの馬締さん(野田洋次郎)も素晴らしかったですね。 加えて、ドラマの岸辺みどり役・池田エライザさんが超絶美しくてビックリ&ウットリしました~。

koji
2024/06/03 21:44

dragoさん、ナイス&コメントありがとうございます。確かに、後先が逆ですね。ご指摘感謝します。私も、このドラマの成功は、主人公をエライザさんにしたことが大きいと思います。

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

koji

4月は、坂の上の雲4冊、時代小説1冊、ミステリー小説1冊、美術1冊の7冊。月目標の10冊を大きく割り込みましたが、2024年の読書目標の一つ「坂の上の雲」完読は早々に達成できました。感慨無量です。これから少し関連本を読み進め、深堀りしていきます。2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2251ページ ナイス数:827ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/44533/summary/monthly/2024/4

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2024年5月の感想・レビュー一覧
11

koji
直木賞は当然。荒木村重×黒田官兵衛でこんな時代物ミステリが書けるとは。穂信さんの奥深さに脱帽です。単行本445頁、言葉のくどさ、読みにくさというマイナスの書評も途中までは頷けますが、それもこれも(ネタバレになるので書けませんが)ラスト40頁の伏線の大回収の前では必然だったと思います。もう一つ、作中、村重は城下の(側近から下々までの)人々の心の揺れに、常に敏感に耳を傾けますが、この機微の描き方が(どんな物語でも)穂信さんの作品の骨格と思います。とりわけ本作は戦国武士の長、そのヒリヒリ感が堪りませんでした
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koji
FP3級を受験しました。シニアのリスキリングを目標に掲げ2年。漸く本気になりました。きっかけは、勤め先の昨年の契約更新。契約書に「1年後は更新しない」とはっきり書かれ、ここ迄と悟った事でした(唯後になり誤解と分かりましたが)。シニアは、1年毎の契約更新の場で市場評価されます。頭で分かってもショック。何が足りないか考えぬき、今の自分には正確な知識と市場で評価される資格がないことに思い至りました。これから上位資格へチャレンジします。さて副次的な産物は勉強法。今や動画、テキスト、問題集の繰り返しが効果的ですね
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koji
読友さんのレビューを読んで、「これはおもしろうそう」と感じ読みましたが大当たりでした。誉田さんに「お仕事小説」もあったのですね。時は東日本大震災前後、落ちこぼれOL梢恵が社命で長野県の農場に赴いた所、何と農家見習いとして働く羽目に。おきまりのOL成長物語にとどまらず、本書がすばらしいのは、著者が確り農業を描いている事(体験も交えた徹底した取材の成果ですね)と、真剣に「働くこと、生きること」を考え抜いた言葉選び。一つあげれば、やっぱり「本当に必要なことは、自分に必要なことを自分自身で見極めること」痺れました
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koji
BSプレミアムドラマ「舟を編む」は、近年稀にみる現代劇の秀作でした。みどりの母役森口瑤子さんの「またこの子はからかって」や画家役ダチョウ肥後さんの「天然パーマ絵画」に込められた深い意味には思わず涙でした。さて原作を読んで改めて感じた事。それはしをんさんの、お父様(国文学者三浦佑之さん)への愛。原作の辞書編集顧問松本先生はお父様の分身ですね。本書ラストの松本先生の辞書編纂者への感謝の言葉は、逆にしをんさんからお父様へのラブレターに思えました。そして原作の骨太の骨格があったればこそのドラマ。原作も秀逸でした
drago @暑くなってきましたね。
2024/06/03 15:43

こんにちは。ナイスありがとうございます。 原作「も」秀逸なのではなく、原作「が」秀逸だから、ドラマ「も」秀逸なのだと思います。(^^; 映画の馬締さん(松田龍平)も、ドラマの馬締さん(野田洋次郎)も素晴らしかったですね。 加えて、ドラマの岸辺みどり役・池田エライザさんが超絶美しくてビックリ&ウットリしました~。

koji
2024/06/03 21:44

dragoさん、ナイス&コメントありがとうございます。確かに、後先が逆ですね。ご指摘感謝します。私も、このドラマの成功は、主人公をエライザさんにしたことが大きいと思います。

が「ナイス!」と言っています。
koji
大河「光る君へ」を観ていると、平安中期(1000年を境とする前後五十年)の貴族女性達が、男達の権力の道具の様であり乍ら、それを逆手に取る、逞しくい生命力、卓越した理知力を持ち合わせている事に大いに感心しています。その女性達をじっくり追いかけたのが本書。光の面ばかりでなく、(ここで書けない様な悲惨な)影にもスポットが充てられています。これで私のドラマ観も深まりました。本書にもありますが、平安中期は、ある意味男女対等の終焉期。これから男性優位に傾斜していきます。しかし令和の今は再び転換期。大いに示唆を得ました
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koji
「坂の上の雲」から読み取れることは無数にあります。本書を読むと、①インテリジェンス、②朝鮮半島を巡る日韓関係の視点がよく分かりました。まず①。司馬さんは明石元二郎にかなりの紙数を費やしていますが、佐藤さんによれば明石の記録は少なくよく分からない所が多く、この箇所は、忍者者好きの司馬さんのアートな構成という解釈も一理ありです。次に②。佐藤さんによれば、司馬さんは本書で韓国・朝鮮を自分が思うことを比較的素直に書き、無理に全体的な整合性を取ろうとしない(翻訳しない)と言っています。これは深い洞察で脱帽しました
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koji
昨今喧(かまびす)しい「2024年問題」。単に、建設、物流、医療従事者の労働時間上限規制の「5年の猶予措置」が切れて、労働力不足に追い打ちをかけ、折角立ち直りつつ日本経済を負のスパイラルに陥れる天下の悪政という評価では、的を射た議論ができないのではないか。そこでジュリスト本号の特集記事をもとに、じっくり考え私なりに纏めました。まず2024年法改正の制度、目的の概略を知るには、座談会がうまく纏まっています。唯より本質の議論は、大内伸哉先生の論考にある「労働の両義性」から展開すべきと思いました(コメント欄へ)
koji
2024/05/20 22:19

労働の両義性とは、苦役としての労働と価値創造のための労働。労働時間は、苦役としての労働を規制し健康保持の増進をめざすが、一方価値創造を阻害しやすいという矛盾があります。後者は「没頭すれば時間を忘れる=価値が向上する=労働の喜びを感じる」という考え方ですね。私はずっと、この考えできていました。しかし体を壊し道半ばでリタイアした人も多くいます。私は単に暁光に恵まれただけ。結局国民経済TOTALでは、マイナスも大きいですね。大内先生は、今までの延長線では解決せず、バックキャスティング志向を提唱します。深い洞察

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koji
泉鏡花文学賞受賞の18篇のショートショートミステリ。共通するのは、旅で訪れた土地(ここという場所が選ばれています)で抱いた「人の心に起こる殺意の瞬間」を凄惨な場面なく心理描写で怖がらせる所。例えば、少し知恵遅れの妹の面倒を見ている姉が、ラストの場面、鹿島灘の砂丘に横たわり砂蒸しをせがむ妹に砂をかける、始めは少しずつ、しかしその手がだんだん早くなり・・。流石紀行作家にして名編集者。ゾクッとする作品ばかりです。最後にお気に入りを3篇。①豪雪地帯の巻(松之山温泉)、②古生層の巻(奥大井川)、③廃駅の巻(日和佐)
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koji
この下巻の中で、薩摩の郷中教育を「各人の『一芸』を全員でアシストし、集団としての力を高めようとする教育」として、「司馬さんは、この教育が目指した行動様式が日本の近代化のプロトタイプとなったとみていたのでは」とする研究者の言葉が紹介されています。その元は荻生徂徠の「道徳重視を建前としながら、真に人に必要なのは、人を慈しむ社会的共同性と社会に役立つ技術的能力」とする考え方。私はこの教育的基盤が短時日で日本を近代国家にした要因と考えます。確かにこれは日露戦争を勝利に導いた立役者達の心性と行動と同じ。繋がりました
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koji
「坂の上の雲」を読み終えましたが、レビューを書き足りないので、関連書籍を追いかけることにしました。本書は、1999年産経新聞に「坂の上の雲」が再連載された時、週1回同時連載された小説の舞台を訪ねるエッセイ(挿絵も収録)。上巻は45話。「坂の上の雲」とは司馬さんと共に「明治国家の日本の明と暗」を考える旅であった私には、本書は正に「明と暗」がうまく纏められた格好の書。明は、正岡子規を始めとする伸び伸びとした自由な精神の発露と幕末の生き残りの志士たちの凄まじい胆力。暗は、戦場における夥しい死。纏めの感想は下巻で
が「ナイス!」と言っています。
koji
寝ても覚めても(野球は)ドラゴンズの私にとって、喜瀬雅則さん×中日ドラゴンズは垂涎物の1冊。おまけに、「この人が「番記者」シリーズで書いたチームは全てその年に優勝」というジンクスとあれば堪りません。まあ熱い思いはこれくらいにして、この本の主題はやっぱり名古屋風土論。私は、生まれて10ヵ月から今まで20回近く引っ越しを繰り返した宿なし派ですが、愛知県が1/4近くを占めます。それだけに本書が描く、受け入れられるよそ者(星野、立浪)と受け入れられないよそ者(落合)はよく分かります。野球で名古屋を知れる究極の1冊
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/12/27(5290日経過)
記録初日
2010/01/01(5285日経過)
読んだ本
1866冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
591843ページ(1日平均111ページ)
感想・レビュー
1865件(投稿率99.9%)
本棚
43棚
性別
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