ネタバレ★学生連合チームサイドとテレビ局サイドの2視点で進むシリアス。武士みたいな辛島アナが素敵。エピソードに過去のレースやチームを思い出してしまいストーリーに集中できなかった。悪童の行為が悪辣すぎて胸糞。当日エントリ変更組かと思ったら違った。5/3→7/20

ネタバレ★そろそろ浮世絵の詞書くらいなら、と腕試し。思った以上に読めるようになっていてうれしい。江戸のナンセンスは爆笑とはならないけれど、判じ絵とか当時の人はどういうスタンスで読んでいたんだろうか。国芳「猫のおどり」チェックオンチェックの着こなしと動作がパンク。「猫のすゝ゛み」猫なのに鯔背、猫なのに色っぽいさすがの表現力。

ネタバレ★リュスティックとかお家で焼けたら・・と思うけど買ったほうが間違いないのも分かっているというジレンマ。見る分にはリーンなパンが多くて楽しい。

ネタバレ★3編収録のアンソロ。滝口康彦「青い落日-沖田総司」剣に生き夭折した典型的昭和の沖田像。京都であんだけ暴れ回って童貞ってことはないと思うけれど、女の口から語られるのでより哀れで良かった。7/18→7/20

ネタバレ★子供向け。幕末からは西郷隆盛と沖田総司という人選が攻めてる。西郷さんの回では山岡鉄舟がスルーされて気の毒だし、沖田の文章はソースが司馬遼太郎の池田屋事件でモヤッとする。

ネタバレ★井上雅雄「井上源三郎の来歴と新選組での活動」目当て。ご子孫による評伝。創作による風評被害を払拭のための執筆活動応援します。源さんが松五郎さんに送った手紙の内容を公開してほしい。7/20→7/25

ネタバレ★確執のあった相手と和解しながら布石を回収して大団円へ。ドラマの定石「ヒールにもヒールの言い分がある」設定だけど、褒められた態度ではない。ピンチには辛島アナ。エンタテインメントとして楽しく読了。5/3→7/20

ネタバレ★学生連合チームサイドとテレビ局サイドの2視点で進むシリアス。武士みたいな辛島アナが素敵。エピソードに過去のレースやチームを思い出してしまいストーリーに集中できなかった。悪童の行為が悪辣すぎて胸糞。当日エントリ変更組かと思ったら違った。5/3→7/20

ネタバレ★鳥羽伏見の戦いから最期まで。宮古湾海戦がメイン。土方がとにかくかっこよく、作者さんが投影されていると思しき隊員たちは全員土方の信奉者。仙之助までは面白かったのに、千影になってトーンダウン。欲張りすぎたと思う。架空の人物がメインキャラだけど、かなり細かく調べられていたので参考文献が見たかった。矢作平三郎が素敵。6/19→7/14

ネタバレ★歴史の近い明治時代や江戸末期の史料から行草、変体仮名に慣れていきましょうというコンセプト。確かにスラスラ読めて自信になった。『英語往来』の「日ハデー楚゛」に吹いた。明治19年の小学校の教材が難しすぎる。油断すると間違う「盤」「春」「希/介」「遠」「起」。西郷隆盛から木戸孝允への書状、引札、離縁状など教材も面白い。

ネタバレ★1978年刊。のちに土方が山南の故郷・仙台に至った事実が創作動機と思われる長編「秘仏」がメイン。「鬼念仏」は土方の良心が己の演じる鬼のゆえに拒絶される不憫さを描いた女性作家らしいセンチメンタルな話。沖田を江戸から追いかけてくる「周というおんな」の容赦ない斎藤一が好き。名もなき遊女の土方の思い出語り「月夜舟」が暗くて印象的。6/19→7/14

ネタバレ★一部完。よくある芹沢がすべての人にとって乗り越えるべき存在だった説。本作は現代人の価値観を持つ主人公で新選組を描くチャレンジとはいえ、におが隊に残る理由付けがかなり苦しい。片や失態や脱走エピに事欠かず粛清、片や鳥羽伏見の戦いを経て水戸まで闘い続けることになる二人に近藤・土方体制の方針を語らせるシーンは良かった。

ネタバレ★幕末編、沖田総司・土方歳三の巻。慶応4年4月25日の時点でもう土方が「陸軍奉行並」。黒猫は救助説。剣士として最強の相手と戦って死んだという最高のはなむけが嬉しい。土方編は一本木関門で陸奥との死闘。あとがきの土方評「生き様がそっくり死に様」や「土方は憧憬、沖田は偶像」は蓋し至言。

ネタバレ★幕末編、坂本龍馬の巻。うーん、あとがきでツッコミ無用とあるけど、武市が北辰一刀流説。前半でもう試衛館が出て嬉しい。後半は第二次寺田屋事件から。坂本暗殺は中村半次郎と伊東甲子太郎の別働2派がいたため防げなかった説。キャラの見分けが難しい。

ネタバレ★牛乳を豆乳に置き換えて作るアイスクリーム。アイスクリームメーカー必須。

ネタバレ★1975年刊。9編収録の短編集。虚実取り混ぜた人物伝でどの話も引き込まれて一気読み。親藩桑名藩でも郷士は動乱期に乗じて立身や功名を志向したはず、という着想で明治期の任官人事から坂本龍馬暗殺の黒幕を推理した「渡辺吉之助」、時代に埋もれた撃剣館の剣士「秋山要助」も面白かった。「榊原鍵吉」明治になっての輪王寺宮との交流にホロリ。新選組からは時代的に沖田総司。近藤勇への心酔エピソードが欲しい。

ネタバレ★6編収録のアンソロ。山田風太郎「笊ノ目万兵衛門外へ」目当て。梯子を外されたようなラストが楽語みたい。圧倒的読後感。天才か。主命といっても様々。滝口康彦「拝領妻始末」に泣く。史実を基にしたと知り妙に納得、男も女もさすが会津人。藤沢周平「小川の辺」がわずかでも救いがある。武家社会に生きる人々のやるせなさを堪能。

ネタバレ★第二次長州征伐、特に小倉口、芸州口の戦い目当て。実証歴史作家なる森本繁「遊撃隊、広島藩領進撃」(119頁)に「竹中丹後守が新撰組を率いた」とあるけれど、典拠を知りたい。小倉口の戦いは自ら城を焼いた後も粘り強くゲリラ戦を展開し、後世のイメージほど一方的ではなかった模様。

ネタバレ天使もの。ミカエル×ルシファー。初出時、小JUNE紙上で既読。蔦峰麻利子さんの美麗なイラストを思い出す。改稿してもなお残る「ゆうるりと」「なぜ。どうして。」中二感満載で懐かしくも恥ずかしい。

ネタバレ★河合耆三郎ならぬ河井伊三郎という勘定役並小荷駄方の隊士が日誌を残していたという体の京都新選組史。タイトルに「異聞」と銘打ってツッコミ無用のスタイル。キャラ付けは栗塚旭Ver.「燃えよ剣」を踏襲。蛤御門の由来が蛤を商っていたから説。対立構造が分かりやすい考察もあるけれど、日付や事実関係の誤謬にひたすらに異聞と念じて読了。重複記載が多く全体的にもたついて感じる。

ネタバレ★いよいよ蝦夷でアイヌとの邂逅。元旧幕府軍の生き残りが郡長として開拓使勤めしていて隔世の感有之。バードさんからしたら日本人という土人がアイヌという土人を嘲るように見えるんでしょうね。和人との間で進んだ混血を考えると150年は長いのか。イトの一目惚れ。3/1→7/6

ネタバレ★完結巻。うーん、ロミジュリ。戦闘集団の次期頭領たる朧が原作執筆時の女性の美徳「非戦・貞淑・挺身」を体現しており、甘い考えに読んでいて甲賀衆が気の毒。むしろ天膳に感情移入してしまった。陽炎の設定がエンタメポイントを押さえていて上手い。大変楽しく読了。

ネタバレ★天膳に手籠めにされそうなところに壁に同化男・刑部が襲ってきて貞操は守られた朧。天膳がしぶとくて良い。小四郎vs．豹馬の視覚障害対決の研ぎ澄まされた緊張感たるや。竹千代の乳母阿福登場。

ネタバレ★蛍火と鼻毛の人・蓑念鬼が甲賀に潜入して弦之介の瞳術を封じることに成功。東海道をゆく甲賀衆を追って伊賀の4人も海路を使ってショートカット。ナメクジ男・陣五郎、キャラが立って面白かったのに残念。

ネタバレ★情報が遅れて後手に回った甲賀方による弦之介奪還。恋に生きる朧は自ら七日間の戦線離脱。原作未読ながらコミカライズによる可視化に圧倒される。適度にエロくエンタメとして各方面に抜かりなし。

ネタバレ★未読の「甲賀忍法帖」のコミカライズ。世継ぎ同士が恋仲で両派融和ムードが一転、家康の命により戦うことになった伊賀衆vs.甲賀衆の話。戦乱が終わり不要になった哀しき忍者の定め。さすが天海和尚、腹黒い。キャラの属性、繰り出す技の発想が素晴らしい。

ネタバレ★山南登場。山南と土方の入門が同じという落としどころ。まさかの15歳時の子供疑惑に落とし込んだところで第一部完。

ネタバレ★この巻から絵も話もすっきりしてきて読みやすい。土方25歳。オリジナル展開でハーフの女の子と知遇を得て、水戸天狗党と絡めて清河八郎、芹沢鴨、藤田小四郎まで登場。着流しで大刀を落とし差しにした土方かっこいい。もう和泉守兼定を差してるのはご愛敬。終わってしまったけど4巻は番外編？

ネタバレ★光さんの救助に歳三と沖田が向かうエピソード。沖田8歳でもう人を斬ってしまった。横倉甚五郎が出てきて驚いた。

ネタバレ★2000年刊。少年向け。土方歳三15歳。宮川勝太と沖田少年登場。沖田家は父の死後光が婿取りしてないけど大丈夫なんだろうか。

ネタバレ★【辛口です】2024年刊のマンガ伝記。失礼ながらフィクションが過ぎる。試衛館入門が土方20歳なら沖田は説によって11～13歳だけどへべれけに酔ってたり、4つ下の永倉はまだ撃剣館にいたんでは？家茂の上洛に殿内一派と共にダンダラ羽織を着て警護説や、源さんが伏見で被弾説に驚いていたら、トドメは土方が会津から援軍を求めに行ったとき「庄内藩が既に恭順」。東北線戦で最後まで戦ったのに鶴岡市民は怒っていい。6/19→6/25

ネタバレ★1974年刊。5編収録のアンソロジー。森満喜子「おみつ」幕末の沖田家を俯瞰で眺めた作品。みつと総司は井上藤蔵の子説。赤間倭子「おつね」女の業の描き方が上手い。近藤が罪な男。新選組目当てだったけれど、清河八郎を骨抜きにした小山松勝一郎「お蓮」や本妻を向こうに回して妾の意地を通した古川薫「おうの」もいい。お蓮毒殺説。「おりょう」は時代的に坂本竜馬がかっこよすぎる。6/18→6/25