この物語は、何が起きるか、それは様々な人の身勝手さによって引き起こされたということが、最初に明かされる。身勝手の起こった経緯が前半の内容。初めの章は「-44」で、以降-43、-42…とカウントアップされていくのだけど、何かが絶対に起きる「0」章の訪れがひたすら怖かった。
栃木県宇都宮市出身。現在東京在住です。
読書以外の興味は、映画とTBSラジオとご飯です。
※ただいまスランプ中、読んでも感想を書けていません…
■好きな作家さん■(敬称略)
西加奈子/吉田修一/角田光代/奥田英朗/姫野カオルコ/東野圭吾/能町みね子/酒井順子/山内マリコ/西川美和/益田ミリ/中島らも/山田詠美/阿川佐和子/村田沙耶香
2013年9月からの記録です。
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皇帝ペンギンには足の間にポケット状のものがあり、そこに卵を入れて温める。自然下ではずっと直立不動で抱卵しているのだが、園で卵を産んだカップルが一組だけ…というとき、親ペンギンが卵を入れたままプールで泳ぎ始めたのだそう。当然卵はプールの中に放たれ、ダメになってしまう。なぜ親ペンギンはそんなことをしたかというと、他のペンギンが泳いでいるのにつられて。自然下では他のカップルも同じように抱卵しているし、何より海から遠く離れた場所で子育てするから、そんなことは起きない。それが人工孵化に踏み切ったきっかけなんだそう。
孵化してしばらくはそのまま人間が育てる。氷点下に近い部屋で餌やるのは非常に大変そうなんだけど、手がかじかんだらヒナの脇に手を入れて温めるんですって。なにそれ羨ましい。私もヒナの脇に手を挟みたいよ。…と、皇帝ペンギンのヒナ好きが高じて読んだのですが、満足でした。