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町田 康(2)西 加奈子,村田 沙耶香,金原 ひとみ,島本 理生,藤野 可織,鈴木 涼美,千早 茜,朝吹 真理子,エリイ,能町 みね子,李 琴峰,山下 紘加,鳥飼 茜,柴崎 友香,宇佐見 りん,藤原 麻里菜,児玉 雨子(1)吉田 いらこ(1)井田 千秋(1)たもさん(1)武田砂鉄(1)三宅 香帆(1)齋藤 真行(1)中原 一歩(1)川上未映子(1)18%町田 康9%西 加奈子,村田 沙…9%吉田 いらこ9%井田 千秋9%たもさん9%武田砂鉄9%三宅 香帆9%齋藤 真行9%中原 一歩9%川上未映子著者グラフ上位10名
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Mayumi Hoshino
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上野のシャンシャンが話題になるたびに「和歌山にもパンダいっぱいいるよ!」と取り上げられたアドベンチャーワールドだが、実はパンダの繁殖以外にもすごいことを成し遂げているのだ。それが皇帝ペンギンの飼育と人工孵化。これはその皇帝ペンギンをはじめとする、数々のペンギンの飼育に奮闘する様を記録した一冊。本来南極にいる生き物を日本で育てるのはさぞかし大変だろうと思っていたけど、想像以上。数々の奮闘を経て私たちにあの愛らしい姿を見せてくれているのだと思うと、ただただ頭が下がる。
Mayumi Hoshino

皇帝ペンギンには足の間にポケット状のものがあり、そこに卵を入れて温める。自然下ではずっと直立不動で抱卵しているのだが、園で卵を産んだカップルが一組だけ…というとき、親ペンギンが卵を入れたままプールで泳ぎ始めたのだそう。当然卵はプールの中に放たれ、ダメになってしまう。なぜ親ペンギンはそんなことをしたかというと、他のペンギンが泳いでいるのにつられて。自然下では他のカップルも同じように抱卵しているし、何より海から遠く離れた場所で子育てするから、そんなことは起きない。それが人工孵化に踏み切ったきっかけなんだそう。

02/07 16:48
Mayumi Hoshino

孵化してしばらくはそのまま人間が育てる。氷点下に近い部屋で餌やるのは非常に大変そうなんだけど、手がかじかんだらヒナの脇に手を入れて温めるんですって。なにそれ羨ましい。私もヒナの脇に手を挟みたいよ。…と、皇帝ペンギンのヒナ好きが高じて読んだのですが、満足でした。

02/07 16:51
0255文字
Mayumi Hoshino
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桜木紫乃「砂上」を読んで以来、気がつくと「人の不思議」について考えている。殺人における「何故?」って、究極の「人の不思議」なのではないかと本書を読んで思ったのだ。犯人が明らかなものもそうでないものも、犯人が何故かを語っているものもそうでないものも。例えば根底に怒りがあったとして、殺意には及ばない怒りと、一線を越えてしまった怒りとの間には、どんな差があるんだろう。とても計り知れないものを感じる。銀行行員が顧客を殺めた事件に特に悲しさを覚えた。
0255文字
Mayumi Hoshino
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太平洋戦争、南国。戦線での日々と、野戦病院での日々。野戦病院の情景が(死に向かう人も当然多いとはいえ)和やかに、そして生き生きと描写されるので、戦線での日々が余計に痛ましく感じられる。子どもが生まれたばかりの学校の先生や、とても絵が上手くて画学校に行きたかった人や、お蕎麦屋さんや、こけし職人などが、そんなごく普通の人たちが戦地に集められて、爆撃や飢えや病気によって亡くなっていったのがこの戦争だったのだ。そのことを忘れずにいたいと思う。
0255文字
Mayumi Hoshino
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極悪ではないけど、悪いかどうかでいったら悪い。もしかしたら今までの人生でやっていたかもしれない、小さな違反や身勝手や怠慢。怒られなければいいと軽く思ってるけど、もしそれが人の死に繋がってしまったら。被害者の父が、自分も別のところでアンモラルな振る舞いをしていたと気づいた瞬間、私の心も一緒にもげそうになった。要因の一つ一つは腹ただしいのに、義憤にかられるほど清廉潔白じゃないもの。乱反射というタイトルが見事だ。
Mayumi Hoshino

この物語は、何が起きるか、それは様々な人の身勝手さによって引き起こされたということが、最初に明かされる。身勝手の起こった経緯が前半の内容。初めの章は「-44」で、以降-43、-42…とカウントアップされていくのだけど、何かが絶対に起きる「0」章の訪れがひたすら怖かった。

01/16 11:26
0255文字
Mayumi Hoshino
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「暴力」と「暴く」は同じ漢字が使われている。それは、暴力は色んなものを暴くからなのではないか?暴く力のことを暴力と呼ぶのではないか?と、この作品に描かれた、様々な形をとって表れる暴力を通じてそう思った。人の人の間の暴力だけでなく、自然の猛威という暴力さえも、ひた隠しにしたかったその人の本質を暴いていく。一筋の光も見えないような物語ながら、自分の内側の薄汚さも暴かれるようで、引き込まれるように読了。よかった。
0255文字
Mayumi Hoshino
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短編集。文字通りの奴隷の話と、様々な意味で「とらわれの身」である者の話たち。たとえば、観客に好き勝手言われながらも、努力が実を結ばず、どマイナーな存在から抜けられなくても、アイドルをやることから逃れられない少女は「夢の奴隷」である、というような。閉鎖的な婚姻制度の村を描いた『雀』が特に気に入った。女だからと強いられる運命から、こういう風に逃げられるなんて。カンコ婆さんの正論も胸がすいた。
Mayumi Hoshino

掲載誌がそれぞれ違っていて、舞台も架空の村だったり現代日本だったり鎖国の時代のインドだったりとバラバラなのに、一貫性があるのがすごい。

01/08 11:55
0255文字
Mayumi Hoshino
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新年明けて早々、すてきな本と出会えた。そんなに売れているわけではない芸人と、90歳に手が届く大家さんとの、店子と大家の関係を超えた交流。ユーモアと温かさのバランスが絶妙。各話の終わりを絶対湿っぽくしなちの。それにしても、こういう友情って築けるんだなあ。矢部さんの素直な目線と優しさがそうさせるんだろうなあ。じんわりと温かい気持ちにさせられたのであった。
0255文字
Mayumi Hoshino
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ブログ、好きで読んでました。再度読むものがほとんどだったけど、それでもなお面白い。バミューダトライアングル!珍事やゆかいな人たち(家族含む)を吸い寄せる能力が、改めてすごいなあとしみじみ。おもしろ一辺倒ではなくて、少し切なくさせられるところもあって、きっと深い愛で人と接していて、どの感情も高ぶらずに平静なトーンで描かれているのがいいなあ。お風呂で読んで、確かにちょうどいい(帯文より)。
0255文字

読んだ本
947

積読本
15

読みたい本
404

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/04/02(3915日経過)
記録初日
2013/09/15(4114日経過)
読んだ本
947冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
258199ページ(1日平均62ページ)
感想・レビュー
490件(投稿率51.7%)
本棚
60棚
性別
職業
クリエイター系
現住所
東京都
自己紹介

栃木県宇都宮市出身。現在東京在住です。
読書以外の興味は、映画とTBSラジオとご飯です。

※ただいまスランプ中、読んでも感想を書けていません…

■好きな作家さん■(敬称略)
西加奈子/吉田修一/角田光代/奥田英朗/姫野カオルコ/東野圭吾/能町みね子/酒井順子/山内マリコ/西川美和/益田ミリ/中島らも/山田詠美/阿川佐和子/村田沙耶香

2013年9月からの記録です。

巻数の多いマンガは、完結したときに最終巻を登録します。

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